竜宮城の入り口?福岡県にある伊勢神宮と夫婦岩の謎!

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竜宮城の入り口?福岡県にある伊勢神宮と夫婦岩の謎!

竜宮城の入り口?福岡県にある伊勢神宮と夫婦岩の謎!

更新日:2015/04/09 16:58

葉山 花のプロフィール写真 葉山 花 フリーライター

最近、観光地として話題になっている福岡県の糸島。海の近くで牡蠣小屋など旅のスポットは多くありますが、実はパワースポットの宝庫でもあることをご存知ですか?しかも、パワースポットとして人気の三重県の伊勢神宮とのつながりが深い場所なのに、まだ未開の地として静かに存在する神社もあるのです。そして、そんな神社にはあの「竜宮城」の伝説も!今回は、そんな神秘に包まれた神社と糸島の海の魅力をご紹介します。

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伊勢にも同じ光景が!福岡にもある夫婦岩

伊勢にも同じ光景が!福岡にもある夫婦岩

写真:葉山 花

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糸島は海に近く、海産物が豊富だというのも観光スポットして人気がある要因の一つです。海には、冬でも多くのマリンスポーツを楽しむ人が集まり、牡蠣をはじめとする海産物を楽しむ場所。しかし、そんな場所で見逃すわけにいかないのが、糸島の海に立つしめ縄で結ばれた大きな二つの岩。そして、その前に置かれた白い鳥居。この岩は「夫婦岩」と呼ばれています。

夫婦岩といえば、三重県伊勢市にある「二見ヶ浦」の夫婦岩が有名ですが、なんとここも福岡県の「二見ヶ浦」にある夫婦岩なのです。伊勢は朝日が綺麗に見えますが、ここは夕日と一緒に楽しむ夫婦岩と言われ、恋人たちのデートスポットにもなっています。そして、伊弉諾命(いざなぎのみこと)と、伊弉冉命(いざなみのみこと)をお祀りする「海の神様へと繋がる道」とも言われています。

夫婦岩は「竜宮城の入り口」という伝説あり!

夫婦岩は「竜宮城の入り口」という伝説あり!

写真:葉山 花

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昔話で語られる、カメを助けて竜宮城に行った浦島太郎の伝説がありますが、なんとこの夫婦岩は、その竜宮城の入り口だという伝説があるそうです。それは、古事記にも描かれている「山幸彦・海幸彦」の伝説です。兄の海幸彦の釣り針を無くした山幸彦が困っていると、塩椎神(潮流の神様)が来て、船に乗り綿津見の神の所へ行くように進言します。そして、山幸彦は船に乗り、綿津見の神に会いにいきます。そこが竜宮城で、綿津見の神の娘である豊玉姫が乙姫として昔話になったのではないかと言われています。

人間が本当に海の底にあった竜宮城に行くとは考えられませんが、神話に残されたその伝説の入り口がこの夫婦岩であったなら、その先に竜宮城があるのかもしれません。糸島の桜井神社には、豊玉姫だとも言い伝えられる「与止妃大明神」を祀っていると言われる岩戸宮があります。

黒田官兵衛の子孫も重んじた、筑前国の守護神

黒田官兵衛の子孫も重んじた、筑前国の守護神

写真:葉山 花

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糸島にある桜井神社は、筑前2代藩主黒田忠之公によって創建された神社です。その奥宮に岩戸宮があるので、うっかりしていると見過ごしてしまいます。桜井神社には、神直日神(かむなおひのかみ)・大直日神(おおなおひのかみ)・八十枉津日神(やそまがつひのかみ)が祀られており、それらの神を総称して与止妃大明神と呼ばれています。

また、与止妃大明神は、古事記などに登場する豊玉姫であるとも言われています。さらに、島岡大明神(忠之公のご神霊)、八所産土大神(やところうぶすなおおかみ)もご祭神として祀られていますが、忠之公が創建した時には既に夫婦岩も存在し、この土地で信仰されていたはずです。忠之公は、自分が神社を創建するという時に、この土地に語り継がれる与止妃大明神を何よりも重んじたのではないかということが想像できます。

ちなみに桜井神社の境内には、全国の名立たる神様を祀る神社の社が存在します。猿田彦神社・須賀神社・春日神社・八幡宮・金比羅神社・そして縁結びのご利益があるという二見が浦遥拝所。はっきり言って、ここを参拝すれば…無敵ではないでしょうか?そういえば、伊勢の二見ヶ浦の夫婦岩を祀っている神社のご祭神は猿田彦命です。桜井神社にも、しっかり祀られていますね。

伊勢神宮から贈られたばかりの鳥居

伊勢神宮から贈られたばかりの鳥居

写真:葉山 花

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この桜井神社が伊勢神宮に縁のある場所だと示すものがありました。それは、境内にある桜井大神宮の鳥居です。

三重県の伊勢神宮では、20年に一度行なわれる遷宮で古い社殿となった社殿や鳥居を、全国でゆかりのある神社に贈るのだそうですが、桜井大神宮の現在の鳥居は、伊勢神宮の外宮東板垣御門の鳥居だったもので、2015年3月に伊勢神宮鳥居移築竣工式が執り行われ、この場所に移動してきたものです。
鳥居はとても美しい状態で、自然豊かな場所に建てられています。春は境内の桜が満開になり、その美しさを見に来る人も多いのだとか。

伊勢神宮の神様がご鎮座されている静かな場所

伊勢神宮の神様がご鎮座されている静かな場所

写真:葉山 花

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鳥居をくぐって桜井大神宮の階段を上がっていくと、そこには静かでちょっと違う空気を感じる場所があります。3つの社殿が建ち、拝殿・中殿・本殿となっており、そこには天照大御神(あまてらすおおみかみ)豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています。どちらも伊勢神宮の内宮・外宮に祀られている神様ですので、ご存じの方も多いでしょう。

なんとこの桜井大神宮は、1625年に伊勢神宮の神職さんが直接に両宮の御分神をお祀りしたのが始まりなんだそうです。やはり、伊勢神宮にゆかりの深い場所であったことがわかります。ここも伊勢神宮にならって20年に一度遷宮をしていたそうですが、13回目を機にその流れは止まったそうで、現在の社殿は150年近くもそこに残っているものということになるのです。

糸島は、まだまだ謎の多い土地!

糸島は最近では観光スポットとして紹介されていますが、福岡の藩主であった黒田家が創建した桜井神社や、伊勢神宮の神職が両宮の神様を御分神としてお祀りして桜井大神宮、さらに古くから伝わる夫婦岩の信仰とその地に残る竜宮城伝説など、まだまだその歴史や魅力が隠れている未開の地だと思います。
その中でも、特にこの桜井神社はまだ参拝者が少なく、自然が豊かで静かな境内は、きっと人々の心を癒してくれるでしょう。

桜井神社をただのパワースポットだと思わずに、「自分を見つめ直したい」と考える参拝者には、きっとこの地の神様が心身を清め、力を貸してくれるのではないかと期待してしまうでしょう。それくらい神聖な空気を感じられる場所です。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/04 訪問

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