写真:沢木 慎太郎
地図を見るここ最近、梅田駅界隈は急速な変化を遂げています。2011年には大阪駅の上に三越伊勢丹が誕生し、同年には大丸梅田も売り場面積を拡大してグランドオープンしました。そして、今回紹介している阪急うめだ本店も、7年間の工事を終えて、2012年末に誕生したばかりのピカピカな百貨店。いま、梅田のショッピング市場は大きく変わろうとしています。
東の「三越」、西の「阪急」。かつて百貨店業界は、こんなふうに呼ばれていました。しかし、消費意欲の低迷などで百貨店業界は自然と落ち込み、かつての輝きを失い始めている現状です。
そんな重たい空気を吹き消すかのように、JR大阪駅の東側にある阪急うめだ本店がグランドオープン。新しく生まれ変わった本店は売り場面積8万平方メートルと国内有数の規模を持ち、ブランドの品ぞろえも豊富です。
オープン初日は開店を待ちわびたお客さん約20万人が押し寄せ、食品売り場やレストラン街は長い行列ができました。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る阪急うめだ本店の素晴らしいところは、“わくわく感”や“どきどき感”を感じさせてもらえるところ。売場面積の20%に当たる1万6000平方メートルを文化的な空間として使用し、ホールやギャラリーなどを充実。モノを売らない空間を多用し、『劇場型百貨店』として見事に成功しています。
劇場型百貨店としての目玉の一つが、この巨大なショーウインドー。
場所は、JR大阪駅の東側にある阪急うめだ本店と阪急グランドビル(阪急32番街)にはさまれたコンコースで、横8メートル、高さ9メートルという7面の巨大なショーウインドーが連なっている姿はまさに圧巻。
写真でもわかるように天井まで広々と見せており、2階部分には影絵や大型LEDビジョンがあって、なんともメルヘンチックです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るショーウインドーに近づいてみると、色とりどりの可愛らしい花が咲き乱れる春の森に、妖精たちが楽しそうに舞い踊っている姿が見えます。
さまざまな色彩の花々が滝のようにこぼれ落ち、ピンク色のドレスを着た妖精の胸にも花が飾られ、とても可愛らしいです。
ショーウインドーの奥行きは1.5メートルもあるので立体感があり、まるで植物園に紛れ込んだよう。こんなに繊細で手の込んだディズプレイを初めて見ました。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る大阪市内は緑が少なく、春の到来を感じさせてくれる場所が少ないように思います。
そんな中にあって、阪急うめだ本店のショーウインドーは、コンクリートだらけの都会で美しい花園が見られる貴重な空間。ショッピングだけでなく通勤の途中でも、ふと足を止め、ガラスの中の可愛らしい花々を、ついカメラに収めたくなる気分にさせてくれます。
このピンクの妖精は、長い冬をくぐり抜けてきた春の訪れを喜んでいるように感じられます。こんなふうに景気も時代も明るくなっていくと良いですね。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る梅田で食事をするのなら、阪急32番街はいかが?
阪急32番街というのは、阪急グランドビルの27〜31階部分の飲食店街のことで、『阪急32番街 空庭Dining』と呼ばれています。
阪急うめだ本店の向かいに建つビルなので、すぐにわかります。イタリアンや和食、中華、創作ダイニング、カフェ、クレープの店、ビアレストラン、バーなど約40店舗があり、リーズナブルでおいしい料理をいただくことができます。
高層階なので眺めが良く、写真のようにたそがれてゆく大阪の街を一望。ロマンチックな夕陽を見ながらグラスを傾けてみたくなります。
阪急うめだ本店のショーウインドーで春の花々に癒され、ショッピングデートを楽しんだ後に是非とも使っていただきたいスポット。梅田にお立ちよりの時はどうぞ。
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(2024/9/10更新)
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