お店は「堀江商場」という商店街の前にあります。塩埕区にある「堀江商場」は日本統治時代に始まったショッピングエリアで、当時は南台湾で舶来品が集まる場所として大変な賑わいをみせていた所です。現在は、昔のように商品が多くはありませんが、個人輸入の雑貨や骨董品、お菓子などを扱っているレトロなエリアです。
この「塩埕第一公有市場」の目の前にお店はあります。軒下で暗く、看板もないため見つけにくいですが、テーブルといすが出ていて、座って何かを食べている人を見つけてください。
店頭に掲げられているメニューは4種類しかありません。台湾スイーツである「八寶冰」「花生湯」「紅豆湯」「圓仔湯」で全て一律35元(約123円)です。
まずは写真の「八寶冰」。「八寶冰」とは、多くの具が入ったかき氷のことです。「八宝菜」の「八」と同じなのですが、「八」は「八種類」という意味ではなくて「たくさん」、「多い」という意味です。つまり、たくさんの具が入っているかき氷なんですが…写真ではどこに具があるの?!と思ってしまいますよね。
「八寶冰」の中をスプーンですくってみると…具がたくさん入っています!具がのっているわけではなく、中に入っているんです。
「八寶冰」をはじめ、お店のスイーツに使われている芋頭(タロイモ)、紅豆(あずき)、酷、などは産地を厳選し、お店で煮込んでいます。このこだわりがおいしさの秘訣でもあります。
「花生湯」「紅豆湯」「圓仔湯」は「湯」といってもしょっぱいスープではありません。お汁粉のようなものを想像していただくと分かると思いますが、甘いデザートです。写真は「花生湯」。
このお店で是非味わいたいのが「湯圓」。「湯圓」とはもち米で作った白玉団子のような小さなお団子ですが、中にはピーナッツやゴマなどの具が入っているものもあります。「李家湯圓」の「湯圓」は中に何も入っていないプレーン味。
台湾「西螺」産のもち米を厳選し、お店で手作りしています。もち米の風味が感じられるばかりでなく、食感もよく、もちもちした弾力性があります。
「圓仔湯」にはこの「湯圓」が入っています。「花生湯」にはピーナッツ、「紅豆湯」はあずきが入っていますが、この二種類の温かいスイーツにもお団子をトッピングすることができるので、是非トッピングしてみてください!
看板のない老舗ですが、地元の人々から愛され続けている台湾スイーツ。どれも口に入れるとやさしい甘さが広がります。特におすすめするお店手作りの「湯圓」を是非味わってみてください!
「李家湯圓」
高雄市塩埕区五福四路234号
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索