写真:ザーカー 久美子
地図を見る1997年にオープンした「ブルーハウスホテル」は、爽やかなパステルブルーと白の装飾が愛らしいホテルです。イスタンブールの旧市街地にあり、トプカプ宮殿やイスタンブール地下宮殿、グランドバザールへ歩いて散策することができます。
ホテルのある坂を下っていくと、ボスポラス海峡の入口にたどり着きます。ボスポラス海峡とは、トルコをヨーロッパ側とアジア側に隔てる海峡で、マルマラ海から黒海へ注いでいます。
海峡に繋る「第2ボスポラス橋(ファーティフ・スルタン・メフメト橋)」は、なんと日本の国際協力機構により建てられた吊り橋なんですよ。全長1510mの橋を眺めると、ちょっと誇らしげな気持ちになります。ボスポラス海峡クルーズに参加して、ぜひ橋を眺めてください。ホテルのフロントで、ツアーの予約ができます。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る青を基調とした部屋は、落ち着いた雰囲気。ラブリーな調度品が、旅人を歓迎してくれます。部屋の窓を開け東側を見ると、マルマラ海を望むことができます。そして、西側を見ると……。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る西側には、荘厳なたたずまいのブルーモスクが見えます。
1609年から7年の歳月をかけて建てられたモスク(イスラム教の礼拝堂)は、来年の2016年で竣工400周年を迎える歴史ある建物です。
このモスクの最大の特徴は、6基のミナレット。ミナレットとは、つくしに似た細長い塔のことで、かつては、そのバルコニーから礼拝の呼びかけ(アザーン)を行いました。現在は、1日5回ある呼びかけはスピーカーを使用しています。アザーンが流れると「イスラム圏にいるのだな」と実感します。
写真:ザーカー 久美子
地図を見るホテルの屋上には「テラスレストラン(Terrace Restaurant)」があり、新鮮なシーフードやケバブがいただけます。ランチもいいのですが、おススメはディナー。
夕陽をうけて桃色に染まるブルーモスクもさることながら、闇の中で光り輝く姿は、とても幻想的。ブルーモスクの向かいにある「アヤソフィア博物館」もライトアップされ、2つの美しい建造物をひとり占め!レストランは、例年5月〜10月までオープンしています。
ブルーモスクの下にある光の帯は「アラスタバザール(オールドバザール)」。バザール内のレストランでは、トルコの旋回舞踏「セマー」を見ながら、食事がいただけます。もちろん、お土産探しも◎
写真:ザーカー 久美子
地図を見るブルーモスクの外観をたっぷり満喫したら、ドーム型の建物内を見学。
モスクの内部は、当時、陶器の名産地であったイズニック産のタイルで彩られており、その数はおよそ20000枚。タイルには、50種類以上のチューリップが描かれています。ドームの上部には、200枚を超えるステンドグラスがあり、そこから柔らかな自然光が差しこみ、室内をパステルブルーに染めます。まさしく、青の芸術。一度見たら忘れられない美しさです。
イスタンブールのナンバー1観光名所・ブルーモスクのすぐそばにある「ブルーハウスホテル」で、空からも『青の芸術』を鑑賞してくださいね。
〈一旅一首〉
146000日を咲き誇るブルーモスクのタイル画の花
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この記事を書いたナビゲーター
ザーカー 久美子
アメリカ南部・テキサス州ヒューストン滞在6年目、オーストラリア人の夫&金魚の大家族と暮らすザーカー久美子です。友人に勧められた本島幸久の競馬マンガ『風のシルフィード』にどハマリし、短大在学中に富士山麓…
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