写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る佐藤養助商店は江戸時代から稲庭うどんを作り続ける老舗。当時は、秋田藩の保存食、そして参勤交代のときに江戸への献上品として持参したところ、全国的に名前が知られるようになりました。
生産量が希少で明治半ばまでは、宮内省以外、一般に食されることがなかった高級な稲庭うどん。そんな貴重なうどんは、今では秋田県を代表するうどんとなり、人々に親しまれています。
湯沢市にある総本店では、茹でたての稲庭うどんを食べられるほか、ここでしか買えないうどん、そして、一本一本丁寧に作られる稲庭うどんの製造工場を真近で見ることができる施設となっています。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る稲庭うどんは、最初に冷か温かを選びます。稲庭うどんを最もおいしくいただくなら冷がおススメ。
独特の歯ごたえとコシを最後の1本まで楽しむことができます。タレはしょうゆとごま味噌がありますが、最初はしょうゆでねぎ、わさび、しょうが、青じそなどを適宜加えて味の変化を楽しみましょう。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る秋田で食べるのであれば秋田で全国シェア9割強を誇る「とんぶり」をトッピングしてみませんか。とんぶりは、小さい緑色の実で、魚の卵のような形から、別名「畑のキャビア」とも言われています。味はほとんどなく、つぶつぶの食感を楽しむ野菜。秋田では、冷奴や、長芋と一緒に食べるのが一般的です。
麺つゆにいれて、稲庭うどんと食べると相性抜群!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る寒い冬の秋田ではもちろん温かい稲庭うどんも食べます。つゆが温かいため、独特の歯ごたえは冷たい麺に比べ少し劣りますが、温かい麺はつるんとしたなめらかなのど越しを楽しむことができます。
あっさりとしたつゆには、揚げたて天ぷらがよくあうので、季節の野菜天ぷらセットがおススメ!山菜が旬の5〜6月には山菜の天ぷらもありますよ。
もちろん、秋田名物干し大根の漬物「がっこ」もお口直しに一役かってます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る本店奥では、職人さんたちが稲庭うどんを1本1本丁寧に手作りしています。工程ごとに部屋が分かれていて、窓越しに製造工程を見学することができます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る練る:熟成させた生地を転がしながら小さな巻きにし、さらに熟成
手綯い:生地を両手で縒りながら、2本の棒にあやがけする
延ばし・乾燥:うどんを手でさすりながら伸ばし、乾燥させる
選別:乾燥し、裁断したあと1本1本、目と手で確認し、手作業で選別する
それぞれの部屋で実際に作業している様子を見ることができます。各工程で作業している職人さんの手さばきは華麗の一言!無料で見学できるので、食事をした後はぜひ立ち寄ってみてください。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るレストランで食べたうどんと同じ長さ、太さの稲庭うどんを入り口横の直売所で購入することができます。本店限定販売のレア感、さらに8人前も入ったお徳用袋。
ここで、稲庭うどんを本店と同じ味にするコツを教えましょう!
1.大き目の鍋でたっぷりのお湯を沸騰。稲庭うどんは平らで薄いうどんのため、たっぷりのお湯が必要。
2.箸でゆっくりと静かにほぐす。
3.うどんが半透明になってきたときが最良のゆであがり時間。強火で約3分で半透明になる。
4.ざるにあげたうどんは冷水で素早くもみ洗う。表面のぬめりをよく取ることでつるりとしたのど越しを味わうことができる。
自宅でおいしい稲庭うどんを食べてくださいね。
その他、秋田県が誇る樺細工や川連漆器、また特産物も販売しているのでお土産を購入するにも便利です。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る直売所と工場の間には、水やお茶などのフリードリンクコーナーがあり、さらに秋田県内の観光案内のパンフレットが置いてあります。秋田の名湯案内、イベントなどをチラシやインターネットで見ることもできます。
レストラン、工場見学、観光案内所とさまざまな機能をもつ「佐藤養助商店本店」。江戸時代から続く老舗で、秋田が誇る歴史ある稲庭うどんを食べてみませんか。
住所:秋田県湯沢市稲庭町字稲庭80
電話番号:0183-43-2911
営業時間:工場見学 9:00〜16:00
売店 9:00〜17:00
レストラン 11:00〜17:00
定休日:年末年始
アクセス:湯沢IC(湯沢横手道路)から車で15分
※2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/6更新)
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