写真:SHIZUKO
地図を見るクルーズといえば、上流階級のお楽しみ。ドレスコードがあって、豪華なディナーにダンスパーティ…などなど。なかなか庶民には手が出ない旅のスタイルというイメージがあります。おおよその目安は1日5万円と言われています。でも『さんふらわあ』なら5千円(最安値)で楽しめます。なんと、10分の1の金額!移動手段のフェリーですが、その移動時間も楽しむのがフェリー弾丸ツアーの楽しいところなんです。
例えば、金曜日の夜出発だと、通常通りに仕事をして港へ直行。船に乗り込み、目覚めれば目的地。たっぷり10時間遊んで、また船に乗り、到着は日曜日の朝。家に帰ってゆっくりして、月曜からお仕事。土曜出発だと、月曜日は会社に直行と、とっても有意義な時間の使い方が出来ますよ。
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地図を見る船旅といえば、出港時の色とりどりの紙テープが風に揺れ、船が港を離れるにしたがって、切れてしまうテープに涙する…。別れを惜しむ風情に胸がキュンとなるというのが定番。一度は体験してみたいシチュエーションです。
お別れする人もいなければ、紙テープでつながりあう人もいない…という方もご安心を。『さんふらわあ』では、別府出港時に、ちゃんとテープ投げイベントが用意されています。
船内に銅鑼が鳴り響くと出港です。船が港を離れる前にクルーから紙テープを受け取り、陸地で受け取ってくれる方に投げましょう。ちぎれてしまう紙テープに、全然知らない者同士でも、なんだかちょっとホロッと涙が。こんな気分を味わえるのは船旅ならではです。
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地図を見る船旅でのお楽しみは、なんといってもディナーです。
電車やバス、飛行機では、自分の席でじっと座って食事をしなければなりませんが、そこは船ならではのお楽しみ、自分の好きな場所で食事を楽しむことが出来るんです。
お勧めの過ごし方は、往きは『さんふらわあ』のレストラン。帰りは地元の食材を買い込んで、思い出と共に楽しむというパターン。
『さんふらわあ』には、バイキング式のレストランがあります。仕事終わりでバタバタと船に乗ったら、荷物を置いて、レストランに行きましょう。出港前から多くの方がアルコール片手に食事を楽しんでいらっしゃいます。早く行けば窓際の席もゲットできるかも。関西出発だと、1時間ほどで明石海峡大橋を通過するので、リラックスしながら雄大な風景を楽しめます。
帰りは、地元の美味しいものをどっさり買い込んで楽しみましょう。写真は、大分のゴマ鯖。新鮮な鯖の刺し身に、ゴマたっぷり。たまらない美味しさです。
船に乗ってみると、アルコールの準備の万全な強者がたくさんいます。地元の食をゆったり楽しむためには、熾烈な窓際席取り合戦があります。この戦いを制覇して、無事に3階の窓際をゲットするには、出港の1時間半前には手続きを終えて、乗船開始と同時に船内に入りましょう。旅行先で過ごす最後の時間は、意外に持て余したりしますよね。ならば、帰路もとにかく早めに手続です。席をゲットできれば、あとはゆったり、地元の刺し身や食材を楽しんで過ごせます。
写真:SHIZUKO
地図を見るアルコールを楽しまない方にも、素敵な時間は準備されています。一人旅だと食事も済んで、消灯までの時間、どうすべきかなーなんて思いますが、そこはホスピタリティ溢れる船旅。ちゃんとイベントがあります。
曜日によって内容は違いますが、生演奏のジャズを聴く時間は何とも贅沢。定番の演奏以外にも、リクエストを聞いてくれたり、ゆったりとした時間が過ごせます。
フェリーには、大きなお風呂があります。瀬戸内海航路ならではのありがたさは、ほとんど揺れないってこと。船が動いているのかどうか、風がない時は全く分からないくらい安定しています。大浴場のお湯も静かに温かく旅客を迎えてくれます。
夕食の後に風呂に入り、適温の湯船につかりながら窓を見れば、自分の顔が…。外が暗い夜に入ればそうなってしまうのですが、朝5時30分から入れる朝風呂に入れば、大海原に登る朝日が見られるかも。早め早めの行動が、旅の楽しみを変化させますね。
写真:SHIZUKO
地図を見る初めてフェリーで別府に到着して、市内に向かってバスや車で移動していると、モクモクと立ち上がる煙に、えっ! 火事! と驚くことでしょう。
いえいえ、大丈夫です。その風景こそが『別府の湯けむり・温泉地景観』として重要文化的景観に選定された風景です。全国区の店が立ち並ぶ整備された道路わきから噴き出している温泉の蒸気をみると、ここが日本一の温泉地なんだと納得できます。
古くからの一大温泉地・別府の楽しみ方は千差万別。選り取り見取りのコースがありますが、特にお勧めするのは、別府といえばココ!の『鉄輪(かんなわ)温泉』。砂湯が楽しめる日帰り温泉『ひょうたんの湯』をはじめ、会員制の湯治場や、旅館の日帰り温泉など、ゆったりと楽しめます。
朝早い到着なので、健脚の方は由布岳登山も楽しいでしょう。足に自信のない方も『近鉄・別府ロープウエイ』で鶴見岳に登り、1200メートルから別府のみならず、四国まで見晴るかす展望をお楽しみください。山上にはいろんな散策コースがありますから、ゆっくりとお楽しみください。
ちょっと時間はかかるけど、船に乗って出かけると、単なる一日が、まるで一日じゃないくらい長い時間感じられるのが不思議。列車や飛行機で行けばあっという間の九州ですが、あえて船で行くと、とても遠くまで旅をした気分になれます。船を降りてから、再び乗船するまでの時間はおよそ10時間。現地滞在がたった10時間か…と思うかもしれませんが、乗船時間も含め、びっくりするくらいたくさんの思い出ができるでしょう。フェリーならではのお楽しみを、余すことなく堪能できる弾丸ツアー。お勧めです。
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(2024/10/8更新)
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