善光寺のご本尊「一光三尊(いっこうさんぞん)阿弥陀如来(あみだにょらい)」は、阿弥陀如来を中央に、観音菩薩、勢至菩薩が並んだ、現代では秘仏とされている貴重なものです。
そのご本尊のお身代わりとして、鎌倉時代に造られたのが重要文化財でもある「前立本尊(まえだちほんぞん)」。数え年で七年に一度の御開帳の時にだけ、本堂にて拝むことが叶います。その姿は神々しく、一目見ようと集まった人たちから感嘆の声があがるほど!厳粛な中にも華やかさが漂っています。
そして御開帳にかかせないのが回向柱(えこうばしら)です。本堂の前に建立される高さ約10m大迫力の回向柱は、”前立本尊”中央の阿弥陀如来右手に結んだ金の糸から5色の紐へとなり、本堂の外に出る時に白い布に結ばれ、回向柱まで”善の綱”となってつながっています。
この”善の綱“でつながった回向柱に触れることは、前立本尊に触れたのと同じと言われ、はかりしれない功徳が得られると言われています。ぜひ御開帳に訪れたら、無料で誰もが分け隔てなく御利益を授かることができる回向柱に触れて、ありがたい御縁を結びましょう。
はとバスの「北向観音と善光寺御開帳両参り」ツアーでは、善光寺でのフリータイムもたっぷりの約120分間!回向柱や国宝でもある本堂、前立本尊を拝んだ後に、時間内で訪れたい行事やポイントをご紹介しましょう。
善光寺の宝印を額に押された者は極楽往生が約束されると信じ伝えられている「御印文頂戴(ごいもんちょうだい)」。御開帳期間には、毎日本堂の中で御印文を念仏を唱えていただきながら頭に被せて貰える行事が行われています。日帰りのバスツアーでも日中行われているので頂戴することが可能な特別行事です!
写真の山門(三門)も、重要文化財に指定されている見ておきたいポイントの1つです。御開帳期間も入って拝観できますから、参道が眺められる2階へと登楼して、山門本尊の文殊菩薩像や色鮮やかに修復された仏間の障壁画などを参拝されるのがおすすめです。
参拝者が多くて登楼できない時は、山門の近くから楼上の「善光寺」と書かれた額をよく見てみましょう。これは通称”鳩字の額”と呼ばれ、3文字の中に願いを込めて描かれた鳩が5羽隠されているそうです。また「善」の一字は、牛の顔に見えるとも言われ”牛に引かれて善光寺参り”を物語っている貴重なものだそうです。
道路状況や参拝者数が多くて時間が無い時は、境内西側にある歴代の回向柱や、親鸞聖人の爪彫如来のお堂を参拝してみてはいかがでしょう。(※当日の道路状況によっては、フリータイム時間が変動されます)
御開帳に合わせて授与される、七年お祀りする”回向柱”のお守りや、ろうそく、線香などは本堂や境内にある授与品所で頂戴できますが、日本一の門前町とよばれる表参道でも、御開帳記念の限定切手や絵葉書などが販売されています。
この表参道には石畳が敷き詰められ、昔ながらの伝統や技術が作り出す味や品の名店や、古民家カフェなどが立ち並んでいます。
山門からもほど近い「八幡屋磯五郎」は江戸時代から続く名店で、日本三大唐辛子の1つにもなる、善光寺名物七味唐辛子を扱っています。
御開帳期間中はレジには長蛇の列が出来るほどの人気店ですが、目の前で香辛料を調合して作ってくれるオリジナルスパイスは、見ているだけでもその美しい彩に驚くほど!七味マカロンなどの珍しいスイーツも販売されています。
写真は御開帳記念のデザイン缶に入った人気の七味唐辛子で、420円とおみやげには嬉しいお手頃価格!善光寺の御開帳参拝記念にぴったりの並んででも手に入れたい人気みやげです。
善光寺からバスで1時間ほどの別所温泉にある「北向観音」。日本では珍しい本堂が北を向いた寺院で、善光寺とあわせて訪れると、御利益がいただけると言われています。はとバスツアーでは、まず最初にこの北向観音の名刹を訪れます。
境内には、樹齢1200年の大木で縁結びの霊木として有名な”愛染桂”や、北原白秋の歌碑、精緻(せいち・極めて綿密なこと)をこらした名堂や見どころが点在し、神聖な雰囲気に包まれています。
驚いたのは参拝前に体を清める洗水!なんと全国でも珍しい天然温泉が湧き出している洗水だそう。別所温泉ならではの洗水で、心まで温かく穏やかな気持ちになったら、今の時代の幸せを願いにお詣りしましょう。
善光寺の御開帳で120分、北向観音で60分とたっぷり参道散策もできるはとバスツアーですが、どちらも見どころがたくさんで、おみやげを買う時間が無い・・・なんていう時も大丈夫!ツアーの最後には、出来立ての峠の釜めしや自家製おやきなど、信州のおいしいものが勢揃いする「おぎのや長野店」に立ち寄ります。
上信越自動車道長野IC近くにある「おぎのや長野店」は、はとバスツアーの中でも人気のドライブイン!入口では採れたての野菜や果物が売られ、広い店内いっぱいに、戸隠そばや野沢菜など信州定番のおみやげがずらりと並んでいます。
御開帳記念に合わせたパッケージの限定みやげも数多く揃い、どれも買って帰りたくなるほど!はとバスで帰れると思うと、重たいおみやげの持ち歩きを気にする必要がないので、ついつい買いすぎてしまいます(笑)
ご紹介したのは、日帰りで北向観音と善光寺御開帳を両参りするツアーですが、日帰りで温泉と御開帳を楽しむツアーや、1泊2日で信州のリゾートと御開帳をゆっくりと堪能する宿泊ツアーなど、たくさんのコースが用意されています。
数え年で七年に一度の善光寺御開帳は5月31日までです。気持ちいい気候の中、今の時期にしか味わえない旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
【※この記事は 株式会社はとバス とのタイアップです。】
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