更新日:2015/04/26 15:54
東京駅丸の内南口徒歩約1分。抜群のアクセスの良さのショッピングモール「KITTE」に足を踏み入れてみましょう。地上6階までが吹き抜けになったガラス張りの開放的でスタイリッシュな建築が迎えてくれます。
KITTEは、日本郵便が初めて手がけた大型商業施設。施設の名前も、「来て」と「切手」をかけあわせた言葉遊びなんだとか。
新築されたJPタワーの地下1階から地上6階までがKITTEのフロアです。「わが街のぬくもり」「つなぐ、つながる」といったユニークなフロアごとのコンセプトに添って、全国各地から集められた銘品やセレクトショップが軒を連ねています。
お目当ての「旧東京中央郵便局長室」は、こちらのショッピングモールの4階に位置しています!
魅力的なショップに目移りしながら、4階まで上がってみましょう。
このフロアのテーマは、「古(いにしえ)と新しい感性の融合」。
今の時代に息づく新しい伝統のありかたを取り入れたステーショナリーや生活雑貨のショップの間に、ひっそりと...。
掲げられたプレートのくすみにも歴史が漂う、「旧東京中央郵便局長室」です。
KITTEは、ここに建てられていた東京中央郵便局の建物の一部を保存・改築して活かしています。この部屋はそんなこだわりの一部が色濃く現れている場所。
かつて、郵便局の局長さんが働いていた時の状態そのままに復元したという室内。温かみのある木の床と柱、ゆるやかにカーブを描く壁。小さなベンチも設けられていますので、ゆっくり腰を落ち着けて、歴史の趣を楽しみましょう。
内部では昭和4年から行われた、現KITTE、旧東京中央郵便局の建設工事の様子を写した貴重な写真のパネル展示が行われており、この建物と東京の歩んできた長い道のりの重みを感じることができます。
大きな窓からは、美しい東京駅丸の内駅舎が見渡せます。
普段地上からは標識や信号機、建物に遮られて見渡すことのできない全景をたっぷりと眺めることのできるこの場所は、まさに絶景スポット!
この駅舎も、2007〜2012年の改築工事を経て、創建当時の姿を取り戻しました。郵便局長室も、ここで人々が立ち働いていた当時の様子のままに復元されています。人の手に削られて丸みをおび、滑らかになった木の窓枠に触れて赤レンガの駅舎を見渡したとき、あなたは100年前の東京に立っているのです。
KITTEの1階は今でも大きな郵便局として機能しています。
都内有数の複合商業施設でありながら「郵便局」としての姿も忘れない、ちょっとユニークなショッピングモールなのです。郵便局長室からの絶景を楽しんだ帰りには、KITTEの限定ポストカードやレターセットを手に入れて、大切な誰かにお手紙を書いてみてはいかがでしょう?
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(2025/1/20更新)
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