今や「醤油」は私達の生活にはかかせないものとなっていますが、実際にどうやって作られているのかご存じですか?
銚子駅からほど近い場所にあるヒゲタ醤油は創業1616年、今から約400年前の江戸時代からある関東最古の醤油蔵です。市内にはヤマサ醤油の工場もありますが、今回は「予約なし」で工場見学ができるヒゲタ醤油に行ってきました!!
工場見学は通常だと『醤油製造についての映画』&『工場の案内』で1時間程かかります。私が訪れた日は土曜日だったので工場はお休みで映画上映のみ行っていました。土日祝日は醤油工場がお休みなので、見学希望の方はご注意下さい。
工場入口で受付を済ませ、誘導に従って車を停めます。工場内には多くの建物が並び、中には煉瓦作りの歴史を感じる建物もありました。また、季節の木々も植えられていて小さな町のようでした。
ヒゲタ醤油では醤油だけではなくめんつゆやドレッシングなど数種類の製品を製造しおり、映画を観る建物内の待合室にはこちらの写真のようにずらーっとヒゲタブランドが並んでいます。見たことのあるパッケージもたくさんありました!
およそ15分の映画の中ではヒゲタ醤油の歴史や、醤油の製造過程がわかりやすく解説されています。映画終了後は隣接する史料館へ移動。
史料館には創業当時から醤油づくりに使っていた大きな桶や醤油を保存する容器、明治時代のヒゲタ醤油の広告など珍しいものがたくさん展示されています。ヒゲタ醤油のロゴの書き順などユニークな展示もありとても楽しめました♪
史料館で工場見学は終了となりますが、嬉しいことにヒゲタ醤油の超特選醤油である「本膳」の小瓶をお土産に頂くことができました!!
無料で学べる上に、このようにオリジナルのお土産を頂けるのはお得ですよね(^^)
お土産売場では、「本膳」醤油の中瓶セット(1,000円)や5種類の醤油、めんつゆの入った小瓶パック(1,000円)、醤油あめなど、醤油を使って作られた色々な種類の商品が販売されていましたよ〜!
銚子ポートタワーは全高57.7mの銚子市内を一望できるツインタワーです。
1階にインフォメーションやガイドコーナー、売店、2階に展示ロビー、3階に展望フロア、最上階の4階が展望ホールとなっています。
エレベーターであっという間に4階の展望ホールに到着し、ホールからはすぐ目の前に広大な景色が広がります。360度ガラス貼りなので、太平洋側の真下には銚子漁港が見え、視線をあげるとどこまでも続く大海原が見えます。
こちらの写真は利根川の河口ですが、海からの強い風が吹き、川と海が交わる場所では荒々しい白波の立つ様子が見えます。
その昔、利根川河口周辺は海が荒れる難所として有名で、当時の船頭歌で「阿波の鳴門か銚子の河口、伊良子渡合が恐ろしや」と歌われていたそうです。強い海風に吹かれ千人以上の漁民が遭難するなど危険が多かったため、当時ヒゲタ醤油の社長であった濱口吉兵衛が国会議員になり改修工事を推し進め、現在のような安全な港に修築されたという歴史があります。
この日は残念なことに曇り空でしたが、晴れた日には遠くは富士山まで見ることができます。
窓際には小さなカフェコーナーもあるのでゆっくり景色を楽しめますよ♪
犬吠埼から車で10分程の「千葉県銚子市犬若」という地名の場所に「犬岩」があります。
犬岩は源頼朝に追われた義経一行が奥州に落ち延びていく折、海岸に残された愛犬の若丸が主人の義経を慕い7日7晩鳴き続け、8日目には犬の形をした大岩になったと云われています。また犬吠埼の地名「犬吠」は、若丸が吠え続けた声がこの地まで届いたことに由来するそう。
二つの飛び出た岩が耳になるんですね〜。主人を慕って鳴き続けるなんてとってもせつないお話ですよね。
こちらの写真、実は犬岩以外の銚子名物が写っているのですがおわかりになりますか??
犬岩の左側に少し小さいですが風力発電用の風車が建っていますね。銚子は風力発電も盛んに行われていて、この風車は国内初の洋上風力発電施設なんですよ〜!ちょっと前にニュースなどで取り上げられていましたが、古く義経伝説の残る奇岩から最新の技術が投入された風車まで新旧の名所が混在していて面白いですよね。
銚子にはご紹介した以外にも、東洋のドーバーと称賛される「屏風ヶ浦(びょうぶがうら)」などの自然が作り出した景勝地があったり、銚子漁港周辺では美味しい海産物を頂けたりと楽しめる場所がたくさんありますよ。
新緑の時期を迎えるこれからの季節、銚子にお出かけしてみてはいかがでしょう(^^)
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