写真:万葉 りえ
地図を見るワインというと、山梨県などを思いおこされる方が多いのではないでしょうか。かつて社会科で学びましたよね。扇状地の水はけが良い土地はブドウの栽培に適していると。神戸の丘陵地も瀬戸内海気候で雨が少なく、いろいろな果物が栽培されているのです。もちろんブドウも栽培されて、一からワインが作られています。
しかも神戸ワイナリーのワインは、神戸の有名ホテルやレストラン、有馬温泉の旅館などで提供されていて、大阪や京都、そして関東圏の飲食店でも取り扱っているというものなのです。
写真:万葉 りえ
地図を見る神戸ワイナリーへは、神戸市の中心部・三宮から市営地下鉄とバスを利用して40分少々(バスの時間を確認しておくと、乗り継ぎがスムーズです)。レンガで作られた古城風ゲートを抜けると、南欧に来たかのようなワイナリーが見えてきます。
ここですぐに建物のほうに行ってしまいそうですが、ぜひ左側のブドウ畑のほうへ足を向けてください。
四季折々の花もあり、ブドウ畑では品種のあれこれを見るだけでなく、ブドウのオーナーの看板も掲げられています。「こんな会社が!」「あんな団体が…」。さて、どんなオーナーの看板があるのかは・・・現地で。
写真:万葉 りえ
地図を見るブドウは、この広い園内だけでなく近郊の農家でも栽培されており、ブドウの収穫期にはブドウを積んだトラックがワイナリーへと続々と並びます。
そんなブドウがワインへと醸造されていく過程は、建物の方で見てみましょう。説明を読みながらガラス越しに見学できるように整備されており、地下にあるワイン熟成館では、並んでいるワイン樽を近くで見ることもできます。
これであなたもちょっとワイン通になるかも。
写真:万葉 りえ
地図を見る広い園内を見学しているうちにお腹がすいてきても、ご心配なく。
神戸ワイナリーでは、手ぶらでもバーベキューを楽しめるようになっています。しかも、なんと1000席!みんなでワイワイというときにはおすすめ。神戸牛もここだとかしこまらずに味わえます。
もう少し簡単にというのであれば、ワイナリーカフェへどうぞ。観光施設にある食事処では量や質の割に価格が高いと感じることがありますが、このワイナリーカフェではワインを使ったおいしいシチューやカレーが街中と変わらない価格で味わえるのです。
それだけでなく神戸北野にあるレストランのキッシュや、元町で人が並ぶほど人気がある精肉店のコロッケやミンチカツもここでは並ぶことなく食べられます。
もちろんバーベキューでもワイナリーカフェでも、神戸ワインを味わいながら食事ができます。
そろそろ帰途につこうかという前には、園内に設けられたワインショップも忘れずに。
神戸市内にある店では神戸ワインが当たり前のように売られているけれど、ショップに足を踏み入れたら「神戸ワインってこんなに種類があるんだ」と、きっと驚かれるはずです。赤、白、ロゼ、スパークリングとそれぞれに何種類も出ているだけでなく、現在ではここで作られているブランデーも並びます。
あまり見ることがないハーフサイズのワインもあるし、指定の場所に送ることもできます。
どんなワインがいいのか迷った時には、店員さんに価格や好みを相談して、ぜひ記念の1本を選んでください。きっと後日、栓を抜かれた時に、香りと共に旅の思い出も立ち上ってくることでしょう。
もちろん、菓子や海産物など港町神戸らしいお土産も取り扱っています。
ここではオリジナルラベルのワインもできるので、記念品にする会社や商店からのオーダーも入ります。それだけでなく、結婚の記念にもお勧め。時をかけて熟成していくワインのように、月日を重ねていく願いも込められた思い出深い一品になることでしょう。
また、高速道路のインターチェンジからでもアクセスしやすい場所にあるので、建物外では広い園内でワンちゃんが散歩する姿も見られます。リードを外さないなどのマナーを守ってリフレッシュしてください。
神戸ワイナリー(農業公園 神戸ワイン城)は、駐車料、入場料ともに無料という、大変うれしい施設です。(車の場合はお酒を飲まない方が運転してきてくださいね)
観光ツアーにも組み込まれたりする人気の場所。自然も近い都市・神戸の魅力を楽しんできてください。
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この記事を書いたナビゲーター
万葉 りえ
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