京都には空港がなく、最寄の空港は伊丹空港こと大阪国際空港になります。伊丹空港から京都までの行き方、移動方法はシャトルバスなどいくつかの方法があります。伊丹空港と京都を何十回も往復した筆者が初めて利用する人も分かりやすく、目的や速さ、予算別に伊丹空港から京都市内への行き方を徹底的に解説致します。
写真:bow
地図を見る伊丹空港と呼ばれることが多い、大阪国際空港は国内26都市とのネットワーク(2017年3月現在)を持つ、関西の玄関口といってもいい重要な空港。そんな伊丹空港は、空港のない京都にとっては一番近い空港なのです。
京都は新幹線も通っていて鉄道アクセスが良好ですが、やはり空路の方が早い地域の方が多いのも事実。ここでは伊丹空港から京都市内へ向けてのアクセスをご紹介します。
写真:bow
地図を見る伊丹空港から京都市内へと向かう手段として一番スタンダードなのはシャトルバス。伊丹空港では「空港リムジンバス」という名称で運行しています。筆者としては、一番のおすすめがこの「空港リムジンバス」での移動です。
おすすめできる理由はいくつかあります。まずは本数の多さ。1日じゅうほぼ20分間隔で運行しているので、たとえ1本乗り遅れたとしても次のバスはすぐにやってきます。乗り場が到着口を出てすぐというのも魅力。また、一番早く着くという点も見逃せません。京都まで約55分!伊丹空港は高速道路に隣接しており、鉄道利用より早くついてしまうのです。途中休憩も無しのノンストップで走ります。
なお伊丹空港から京都までの運賃は1,310円。時間の早さを考えるとコストパフォーマンスは非常に高し。また、交通系ICカードも使えますので、乗車券を買う時間も省けて便利。
デメリットとしては、京都駅までしか行けないという点くらいです。ただし、19時から20時台にかけての6便に限っては特別なルートとなり、京都駅から四条大宮経由二条駅行きの便と京都駅から四条河原町・京都市役所前経由の出町柳駅前行きが存在しています。運賃も同じで、うまく使えばかなり便利ですので要チェックです。
以上の理由を鑑みて、トータル的に「空港リムジンバス」がベスト。迷ったらコレ!
写真:bow
地図を見る伊丹空港からは定額料金の乗合タクシーもあります。運行しているのは京都が誇るMKタクシーで、その名も「スカイゲイトシャトル」です。通常はハイエースを用いたジャンボタクシーでの運行となります。
友人の家や宿泊先のホテルという明確な目的地がある場合に、目の前まで送り届けてくれるという点が大きなメリット!とにかく楽チンです。また、荷物が多くて移動が辛い時にもおすすめ。
デメリットとしては予約が必要という点で、空港で思い立っても乗れないこと。また、伊丹空港から京都市内まで2,900円という、少し割高な点。ネットから予約すれば100円割引となり、往復で予約すれば復路が更に100円割引となりますので、ネット予約は必須です。
また、意外と時間がかかるという点も考慮に入れて下さい。予約の人が揃うまでタクシーは出発しませんのでかなり待ち時間を要する場合も。また、順番に送り届けていくため、市内中心部から外れた目的地だと必然的に順番が最後の方になってしまい、気づけば結構な時間になっている時があります。
逆に、早さを重視せず楽に移動したいという人にはもってこいの手段だと言えます。
写真:bow
地図を見る伊丹空港にはモノレールが乗り入れています。モノレールから私鉄を乗り継ぎ、京都へ行くという方法もあります。
ルートは大阪モノレールの始発駅、大阪空港駅から南茨木駅まで乗り、そこで阪急電鉄京都線に乗り換えます。阪急電鉄の南茨木駅から終点河原町駅まで乗ると京都市の中心部まで辿りつけます。なお、阪急電鉄では各駅停車に乗ってしまった場合、南茨木の次の駅である茨木市で特急などに乗り換えた方が早く終点に着きます。
運賃はモノレールが大阪空港→南茨木 430円、阪急電鉄が南茨木→河原町 320円と、トータル750円。そし上手く乗り継ぎが出来れば1時間強で京都市中心部までたどり着けます。
また、時間帯によってはモノレールを大阪空港駅の次の駅、蛍池駅で阪急電鉄宝塚線に乗り換えるというパターンもアリ。蛍池駅からは十三駅まで乗り、京都線に乗り換えて後は同じ流れです。上手く急行・特急を乗り継げれば、こちらの方が少し到着が早い場合があります。そして運賃もモノレールが大阪空港→蛍池 200円、阪急電鉄が蛍池→河原町 470円となり、トータルが670円。実はこちらの方が安くなるのです。
乗り換え情報のアプリ等の操作に慣れている方であれば、現地で調べて早い方を使うというチョイスでもいいかと思います。ちなみにモノレールを南茨木まで乗るルートでは万博記念公園も通ります。太陽の塔をド正面から見てみたい方はこのルートを。高い位置から見る太陽の塔は見応えがあります。
「現地でお金を使いたい!移動に使う金はないッ!」という方には先ほど紹介したルートのモノレール大阪空港駅から蛍池駅の区間を歩いてしまうという裏ワザもあり!徒歩約15分は覚悟しなければいけませんが、モノレールの運賃200円をカットすることができ、阪急電鉄の蛍池→河原町の運賃470円のみで京都までたどり着けます。これが最安値!ケチ専用ルートとしておすすめしておきましょう(笑)。
これらの鉄道利用ルートは、鉄道の乗り継ぎが苦ではない方、荷物が軽い方、安く済ませたい方、阪急電鉄沿線上に目的地のある方におすすめしておきます。また、京阪電鉄沿線上に目的地がある方はモノレールを終点の門真市まで乗り、そこから京阪電車に乗り換えるというパターンも。
提供元:チビグレイ /photolibrary
https://www.photolibrary.jp/img414/268922_4019737.…「実は自分、JR派なんです」「どうしてもJRに乗りたい!」などという方も少しはいらっしゃることでしょう。そんな方には先ほど紹介したルートをアレンジする形をおすすめ。大阪モノレールを大阪空港から蛍池まで。蛍池で阪急電車に乗り換え、そのまま終点の梅田まで行きましょう。梅田でJR京都線に乗り換え、京都駅を目指しましょう。
JRでおすすめなのはやはり「新快速」です。初めて乗る人がそのスピードに恐れをなすという新快速電車。最高時速は130kmを誇る、日本一早い普通電車です。特急電車をも抜き去るというそのスピードは大阪と京都の間をわずか29分で結ぶという異常な速さ。接続さえ上手く行けば、阪急電鉄を利用した際と遜色ない時間で京都駅までたどり着けることも。
ちなみに運賃は大阪モノレールが大阪空港→蛍池 200円、阪急電鉄が蛍池→梅田 220円、JRが大阪→京都 560円となり、合計980円となります。
あくまでJRに乗りたい、という方だけにおすすめしておきましょう。
空港に着いた瞬間から、早く京都に行きたいという気持ちはあるかと思います。伊丹空港から京都市内へと向かうアクセス方法はここでご紹介したように、いくつかの選択肢がありますので予算や目的に合わせてチョイスしてみてください。
※運賃は2017年3月現在
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/11/13更新)
- 広告 -