別府でリーズナブルに湯治旅を満喫できる「貸間(かしま)旅館」。NHK『ドキュメント72時間』で2024年1月に特集され、一躍注目を集めました。貸間ってどんな宿?どこで予約できる?そんな方のために、本記事では貸間旅館についてわかりやすくご説明します。おすすめの宿、予約方法などもまとめたので、次の旅行計画の参考にしてくださいね!
貸間旅館は別府市の鉄輪(かんなわ)温泉に多く集まる、昔ながらの湯治宿。病気療養などで長期間滞在することを念頭に置いているため、客室には冷蔵庫やテレビ、物干しなど、滞在に必要な基本的なものはそろっています。洗面所やトイレなどは共用という宿が多いのも特徴。接客サービスも含めて必要最低限となっているので、その分リーズナブルに泊まれるのが魅力です。
和室で施錠できる個室が基本ですが、宿によって異なるので、気になる方は事前に必ず確認しましょう。温泉の蒸気で食材を蒸して調理する「地獄蒸し」のための地獄釜がある宿も多いので、自炊しながら節約湯治旅を楽しめます。
また、Wi-Fiを完備していたり、コワーキングスペースを設置していたりする貸間旅館もあるので、ワーケーションの拠点としても注目を集めているんですよ!
貸間旅館はホームページを持たない宿が多いので、予約は宿に直接電話かFAXで、というケースがほとんど。ただし、一部の宿は旅行会社やオンライン旅行サイト(OTA)などから予約することも可能です。
貸間旅館を探す場合には、鉄輪旅館組合のサイトなどで確認しましょう。
ここからは、おすすめの貸間旅館を厳選してご紹介します。
「入湯貸間 陽光荘」は数多くのメディアで紹介されている人気の貸間。本館と別館に分かれていて、客室はすべて和室。源泉かけ流しのお風呂は本館と別館それぞれにあり、もちろん地獄釜も完備されています。
素泊まりが基本で、2泊〜6泊の場合は大人1名1泊3,800円。1室1名での利用は1泊につき500円割増です。楽天トラベルなどで予約可能なので、リンクからチェックしてみてくださいね。
「旅館 みゆき屋」は館内のいたるところに骨董品が飾られ、レトロな雰囲気が人気の宿。本館と旧館があり、リーズナブルに泊まるなら旧館がおすすめです。貸切露天風呂が2つあり、もちろん源泉かけ流し!テレビ番組で紹介された、入り口が狭いむし湯にも注目です。女将手作りのおいしい朝食や、晩酌にぴったりなチョイ飲みセット付きなど、宿泊プランが選べるのも魅力。
貸間旅館の雰囲気を味わってみたいけれどちょっとハードルが高いかも、と感じる方におすすめしたいのが「かんなわ ゆの香」。新館とレトロ館に分かれていて、貸間の雰囲気を楽しめるのはレトロ館です。客室にバストイレはありませんが、共用トイレはリニューアルされているので清潔感ばっちり。フリースペースなど新館の施設を利用できるのもうれしいポイントです。
提供元:トラベルjp ナビゲーター 権丈 俊宏
https://www.travel.co.jp/guide/article/25621/「双葉荘」は大小20の客室があり、自家泉源が魅力の湯治宿。薬師如来が祀られた薬師湯やむし湯など、温泉好きにはたまらない設備がそろっています。リピーターが多くアットホームな雰囲気が魅力!宿泊料金は税別で1泊3,800円、繁忙期などは割増料金がかかります。予約は電話かFAXで宿に直接ご確認を。
物価高に伴ってホテルの宿泊料金は軒並み上昇する中で、貸間旅館のようにリーズナブルに宿泊できる施設は貴重!宿やほかの宿泊客の迷惑にならなければ客室を我が家のように使い、布団を敷きっぱなしにしておいてもOK。至れり尽くせりのサービスはありませんが、出かけるときに宿の方に「今日はどこに行くの?」などと声をかけてもらったり、炊事場で常連客と会話を楽しんだりと、アットホームな雰囲気で過ごせるのも貸間旅館ならではの魅力です。
ちょっと違う温泉旅を楽しみたい、別府で湯治旅を体験してみたい!そんな方にぴったりな貸間旅館ステイ、ぜひ挑戦してみてくださいね。
※本記事は概要を説明したもので、記載の料金は2024年1月現在のものです。設備や料金など最新情報は公式サイトなどをご確認いただくか、宿にお問い合わせください。
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(2024/10/7更新)
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