泊まるならどっち?ホテルかAirbnbで迷った時の選ぶポイント

泊まるならどっち?ホテルかAirbnbで迷った時の選ぶポイント

更新日:2017/08/23 19:58

三谷 めぐみのプロフィール写真 三谷 めぐみ フルタイムトラベラー

ここ2,3年で旅のスタイルが多様化し滞在先の選択肢も広がっています。ホテル、旅館、民宿、ホステル以外で最近増えているのが「民泊」。民泊とは、宿泊施設でなく一般の民家に宿泊すること。世界で最も知名度があり日本人にも人気の民泊サービスといえばAirbnb(エアビーアンドビー)です。今回はこれまで世界9ヶ国17都市でAirbnbを利用した筆者が、ホテルとAirbnbの違いや選ぶポイントをお伝えします。

民泊?Airbnbってなに?

民泊?Airbnbってなに?

写真:三谷 めぐみ

民泊サービスの先駆けであるAirbnbは2008年にアメリカのサンフランシスコで立ち上げられたバケーション・レンタル・サービス。2017年8月現在、191ヶ国以上で累計2億人に利用されており、日本国内でもインバウンドでの利用は昨年だけで300万人を越えています。

Airbnbでは、使っていない家や空いている部屋を貸したい「ホスト(家主)」から、空いている家や部屋を「ゲスト(旅行者)」として借りることができます。「部屋を借りる」と聞くと申し込みをしたり何かと手続きが大変そうだと思われがちですが、部屋を借りるのはホテルを予約するのと同じくらい簡単です。

これまでホテルや旅館にしか泊まった事がない人にとって、馴染みの薄い民泊やAirbnbを利用するのは少し抵抗があるかもしれません。「ホテルがあるのにあえて民泊を利用する理由が分からない」という人もいるかもしれません。

今回は、9ヶ国17都市でAirbnbを利用したからこそ分かった、ホテルと比較した場合のメリットとデメリットをお伝えします。

Airbnbを利用するメリットとは?

Airbnbを利用するメリットとは?

写真:三谷 めぐみ

1. 豊富な選択肢
まず、ホテルに比べると圧倒的に部屋数が多いです。場所にもよりますが、日本人の旅行先として人気のあるニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、ロンドン、バンコク、バリなどは選ぶのが大変なほど。また、どんなタイプの部屋を借りたいかも選ぶ事ができます。家一軒まるごと借りることもできますし、個室やシェアルーム(他の人と共有で使う部屋)を借りる事もできます。

2. 価格が安い
空港の近くや人気の観光地周辺はホテルの価格も高めですが、Airbnbなら直前でも同じエリアで予算に合った部屋を借りる事ができます。2014年の夏にメキシコのカンクンへ行った時、「人気のリゾート地」「ハイシーズン」「直前予約」という条件が重なったこともあり、ホテルの相場は1泊3万円〜4万円でした。予算は1泊2万円だったので、Airbnbでホテルと同じエリアで検索してみたところ、条件にぴったりの部屋を借りることができました。プール付きの大きな一軒家、ビーチまで徒歩5分、朝食付、プライベート・バスルームがあるキングサイズベッドの部屋が1泊1万円以下でした。予約した時点では本当に写真通りなのか不安もありましたが、実際のお部屋も清潔感のある広い部屋で、説明通りロケーションも最高な上、毎朝出来立ての朝食までご馳走になりました。

3. 部屋が広い
ホテルではスイートルームでもない限り広いと感じることは少ないと思います。一般的なホテルの部屋はベッド、デスク、ソファ、シャワールーム、クローゼットといった最低限の設備が詰まった空間しかありません。Airbnbで借りる部屋は現地の方が生活する一軒家やアパートメントなので、ベッドルームとシャワールームの他に、広いキッチン、ダイニング・ルーム、リビング・ルーム、ランドリー・ルームと自由に使えるスペースが多く、部屋自体も広いのが特徴です。

4. ユニークな体験
旅行先でガイドブックには載っていない、地元の人が行くレストランや地元の人しかしらないお店に行ってみたいと思ったことはありませんか?ホテルの場合、コンシェルジュに聞けば情報を教えてくれますが一緒に楽しむことはできません。Airbnbは部屋を貸してくれるホストと気が合えば、喜んで観光案内をしてくれたり、地元の人が集まるバーに連れて行ってくれたり、まる1日一緒に遊ぶこともあります。

Airbnbのデメリット

Airbnbのデメリット

写真:三谷 めぐみ

一方、Airbnbを利用する際のデメリットや気をつけなければならないこともあります。

1. 言語の壁
ホテルの場合、予約が完了したら当日ホテルのフロントでチェックインするだけですが、Airbnbで部屋を借りる場合はホストとメッセージでチェックインの時間や鍵の受け渡し方法を確認する必要があります。海外の場合その国の言語か英語でのコミュニケーションになるので、外国語が苦手な人には難しいかもしれません。カタコトでも意思疎通が出来れば問題ありません。

2. ホストとの相性
ごく稀にですがあまり親切でないホストや部屋が写真や説明と違う場合があります。こればかりは現地に行ってみないと分からないことなので、予約をする前に他の人が残したレビューをチェックすることが大切です。

3. 掃除は自分でする
ホテルの場合、ホテルのスタッフが毎日ベッドメイキングや部屋の掃除をしてくれますが、Airbnbは基本的に滞在中は自分達でベッドメイキングと掃除をします。物件によっては追加料金を払って清掃をお願いすることもできるので、1週間以上滞在する場合は利用すると良いでしょう。

4. チェックイン前後の荷物預かりがない
Airbnbでは、ほとんどの場合チェックイン前、チェックイン後に荷物を預けることはできません。コインロッカーや手荷物を預かってくれるサービスを利用しましょう。

ホテル?Airbnb?迷った時の判断基準

次の旅行はホテルとAirbnbどちらがいいだろう?と迷った時は、1〜2泊の場合はホテル、3泊以上する場合はAirbnbで滞在することをオススメします。その理由は大きく分けて2つ。部屋の快適さと料金です。

まず、部屋の快適さですが、1〜2泊であればホテルの部屋が多少狭くてもそこまで不便は感じませんが、3泊以上になると標準的なホテルの部屋では物足りなさを感じたり、自分で軽食を作りたくてもキッチンが無いため不便だと感じることもあるかもしれません。

次に、料金に関してですが、Airbnbは部屋の料金に加え、サービス利用料5〜15%と清掃料金(部屋によって異なる)が加算されるため、1〜2泊だと割高になることがあります。例えば1泊10,000円の部屋の場合でサービス利用料が15%の場合、サービス利用料1,500円と清掃料金3,000円が加算されると1泊14,500円になります。これが3泊の場合は1泊あたり12,500円、5泊の場合は1泊12,100円、1週間の場合は1泊11,928円となり、長期になればなるほど割安になります。さらにAirbnbでは1週間、1ヶ月単位で宿泊するゲストに対して長期割引料金を設定している部屋もあるので、宿泊料金の合計が5〜50%OFFになることがあります。実際に筆者もブラジルのサンパウロで月26万円の部屋を13万円で借りることができました。

Airbnbなら万が一の時も安心

Airbnbはホテルのように企業ではなく家主である個人へ予約を入れるため「本当に予約した通りの部屋だろうか?」「ホストは良い人だろうか?」など不安な部分もあると思います。Airbnbでは365日24時間体制のカスタマーサポートがあるので、万が一問題が発生したら連絡をすればきちんと対応をしてくれます。

現地で暮らすように滞在できるAirbnbでこれまでと違う旅をしてみてはいかがでしょうか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。

- 広告 -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -