台湾の空港「桃園」と「松山」を使い分けよう!どちらがおすすめ?

台湾の空港「桃園」と「松山」を使い分けよう!どちらがおすすめ?

更新日:2024/03/07 10:36

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部

海外旅行初心者にイチオシの行き先は台湾。その中でも、日本から行きやすい台湾最大の都市「台北」を目指してみましょう。

しかし、台北には台北桃園国際空港と松山空港があって、一体どちらが便利なのか分かりづらいところ。

ここでは、日本からの飛行時間、免税店、バスを含めたアクセスの違いなどから、両空港を解説していきます。

「桃園」と「松山」どちらの空港がおすすめ?

日本各地からの航空便は、ほぼ台北桃園国際空港(空港コードはTPE)に着きます。

成田空港の開港の翌年、1979年にそれまで使われていた松山空港から国際線を分離させる形で、台北桃園国際空港が誕生しました。

首都圏の利用者は、羽田空港から1日8便、週に56便運航する松山空港(空港コードはTSA)へのフライトが便利。2009年、羽田空港の発着枠が増えた時に開設合意した比較的新しいルートです。松山空港の国際線は、中国と韓国、日本の羽田空港のみと近隣諸国への足として使われます。

日本で例えるならば、桃園空港が成田空港で松山空港は羽田空港の位置づけです。首都圏に住むのなら、松山空港利用を第一候補に考えるのがおすすめ。アクセスがとても便利な事を痛感するでしょう。

「桃園」と「松山」どちらの空港がおすすめ?

写真:トラベルjp 編集部

飛行時間に関しては、桃園と松山両空港に就航する羽田空港からの所要時間で比べてみます。桃園空港は4時間5分、松山空港は3時間55分が標準です。航空会社や機材によっても若干の差がありますので、参考程度に考えてください。

この両空港をもう少し詳しくご紹介します。

台北の表玄関としておなじみ「台北桃園国際空港」

街の中心部の台北駅を起点に、南西方向へ50kmの場所にあるのが台北桃園国際空港。アクセスは、台北捷運(呼称:台北メトロ)と呼ばれるMRTがまず第一選択に考えられます。

2017年に開通した新線を使えば、桃園空港から約35分160元(約762円)で、街の中心部まで乗り換えなしに行くことが可能。運行時間は朝の6時過ぎから夜の10時半過ぎまでとなります。ホテルなどへ直行するなら、バス(客運)が便利です。

台北の表玄関としておなじみ「台北桃園国際空港」

写真:トラベルjp 編集部

桃園空港は英国の航空リサーチ会社スカイトラックスにより、四つ星エアポートに選定されています。日本から他国への国際線の乗継ぎで利用するハブ空港としての機能もあり、まさに台湾の顔となる空港で、施設が充実しています。

免税店は第1ターミナルと第2ターミナルにエバーリッチ、第2ターミナルにタサメン免税店があります。

ラウンジはチャイナエアライン、エバー航空、シンガポール航空、オリエンタル クラブ ラウンジなどがあり、JALの利用者はチャイナエアライン ラウンジ(梅苑)が利用できます。

第2ターミナル南北の出国通路には「真心サービスカー」が運行していて、広いターミナル間の移動に便利。

なお、首都圏から桃園空港までは、成田空港より週に100便以上。羽田空港からは週に14便が運航しているので、手軽に利用できます。

市街地の中にある「松山空港」はアクセス抜群!

市街地の中にある「松山空港」はアクセス抜群!

写真:トラベルjp 編集部

桃園空港に比べて松山空港は台北駅から東北方向へ5kmと、かなり近さを感じます。

松山空港は市街地に近いものの、MRTで台北駅までは乗り替えが必要。松山機場駅から3駅目の忠孝復興駅で乗り換え、所要時間はトータルで約16分、25元(約120円)です。バスを使うなら、市街各地へ6社のバス会社が朝の5時から深夜0時半まで運行します。

台北の中心に近い松山空港は、地下を走って街の様子がわかりにくいMRTではなく、格安で利用できるタクシーを使ってみるのもおすすめ。台北駅から渋滞が無ければ10分程度で到着する利便性を感じるはずです。

松山空港はこぢんまりとした空港なので、ラウンジは共用のVIPラウンジ1か所。桃園空港と同じく免税店のエバーリッチが第1ターミナルの2階で営業しています。

松山空港のおすすめポイントはアクセスだけじゃない!

松山空港のおすすめポイントはアクセスだけじゃない!

写真:トラベルjp 編集部

松山空港には桃園空港にはない展望デッキ「観景台*」があり、台北のランドマーク的ホテルの圓山大飯店とともに、飛行機が飛び立つ風景を見ることができます。デッキにはカフェ「Mr.Brown Coffee」があるので、飛行機を眺めながらゆっくり過ごせることでしょう。

また、飛行機グッズショップ「Air Shop/飛機館」に行くという楽しみも!松山空港は小さな子ども連れや、飛行機ファンに特におすすめです。

*…2024年2月現在、工事のため閉鎖中です。

桃園空港と松山空港の違いをチェックして、快適な台湾旅行を!

桃園空港は乗り継ぎができて、施設が充実しているので買い物に不自由しない今どきの便利な空港。それに対して松山空港は、買い物などに飽き足らない、好奇心を刺激して飛行機好きにも楽しめる個性のある空港と言えるでしょう。

世界的に保安強化の傾向があり、早めに空港に行くケースも増えてきました。せっかく空き時間ができたなら、空港の知識を仕入れていくと旅の楽しさが広がります。

初めての海外目的地として選ぶなら、街中に漢字があふれ、日本人に親しみのある人が多く、フライトの多い台湾がおすすめです。

※本記事は概要を説明したものです。運行状況や施設の営業情報など最新情報は、各空港や交通機関の公式サイトを必ずご確認ください。記事内の料金は2024年2月のレートで、1台湾ドル=約4.76円で計算しています。

掲載内容は執筆時点のものです。

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