1962年に設立された韓国を代表する航空会社です。161機の航空機を保有し、世界43か国112都市への国際線と韓国13都市の国内線に就航します。日本の発着路線では、成田発ハワイ・ホノルル直行便を含むソウル仁川国際空港を中心に、羽田と関西空港からは、ソウル金浦空港への路線もあります。全国13の空港から、ソウル、釜山、済州、大邱への直行便を就航させています。
韓国国旗を思わせる二色のカラーは力強さを表現し、中心には飛行機のプロペラが描かれています。このデザインは何と1980年代半ばから30年以上もの長期間使用されています。今でも色褪せない先取りのものだったのですね。加盟するアライアンスはスカイチーム。マイレージは「スカイパスクラブ」を展開します。日本発着のソウル便は、成田から一日3往復。羽田からは金浦空港へ一日3往復。関西と福岡空港は一日4往復。セントレアと新千歳空港は一日2往復など豊富です。その他7空港にも就航しています。他に韓国国内3空港へ。充実の路線網は日本と韓国間で最大です。
ビジネスクラスは、プレステージクラスと呼び、ワンランク上のサービスを目指しています。近距離から長距離まで4種類のプレステージシートが用意されます。長距離国際線で用意される最上級のプレステージスイートはファーストクラスのサービスを目指したビジネスクラス。フルフラットでシートピッチ188cmとシート幅55cmでゆったりとした旅ができます。
仁川国際空港は乗り継ぎ空港としての機能が高く、英国の航空サービスリサーチ会社であるSKYTRAX社の五つ星空港にも選定されています。乗り継ぎ時間が3時間以上の乗客には6種類のトランジットツアーが利用可能。搭乗券はエクセレント・ボーディングパス(EBP)として、韓国内だけでなく、世界中で優待が受けられるチケットとして使えます。平昌オリンピック開催に合わせて第二ターミナルビルが2018年初頭に開業し、大韓航空はこちらをベースにしています。
エコノミークラスでもビビンバ・ビビン麺などの韓国料理に加え、多国籍料理でお客様を迎えます。機内食では珍しい豆腐があったり、コチュジャンの味付けや梅ゼリーがあるのは韓国風。フランス、オーストラリアやチリ産のワインサービスも充実。機内食が楽しみになる工夫が凝らされています。
スカイチームは日系エアラインの所属はありませんが、JALとのマイル相互利用はできませんがコードシェア便となる特定フライトのマイルは貯まります。中国では大手ニ社の中国東方航空・中国南方航空と台湾の代表的エアラインのチャイナ エアラインが加盟しており、日中韓で近距離国際線の利用が多い人には使いやすいマイレージです。
日本と韓国間の最大便数を運航しており、日本人の韓国旅行での最初の選択肢の一つになります。大韓航空は路線拡大によって韓国経由で世界へ行くことのできる路線網を作ったエアラインです。国際線112都市への乗り入れは、日系エアラインよりも多く、日本のエアラインが就航していない都市へ行くことができます。特に西日本や北日本など首都圏から離れた地区の旅行者にとっては、羽田や成田よりもソウル経由のほうが便利だったりするでしょう。現在、日本と韓国間に就航している航空会社は全部で11社。韓国のフルサービスキャリア(従来型の運賃にサービスが含まれるエアライン)はアシアナ航空とともに2社。LCCは6社。日本のエアラインはANA、JALとピーチの3社。他には例の無い大競合路線です。その中で大韓航空は、他社に比べて路線も豊富でサービスも良く、東アジアのエアラインの中心的な存在とも言えるでしょう。
この記事の関連MEMO
- 広告 -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -