ホテルや旅館で過ごす時間が多い子連れ旅行において、宿選ぶかは妥協ができない大切なポイント。子連れのための設備やサービスが充実していて、コスパにも優れた宿やプランを選ぶにはどうしたらいいのか。子どもが0歳5カ月の頃から国内外のホテルや旅館を旅している筆者が、そのコツを紹介! 0〜1歳、1〜6歳、小学生と年齢ごとに宿選びのポイントをお教えします。
ミルクや離乳食が必要だったりオムツが手放せなかったりと、まだまだ手のかかる赤ちゃん時期には「子連れにやさしい」を売りにしたホテル・旅館がおすすめです。気をつけたい3つのポイントをまとめました。
1. 食事は「部屋食」または「ビュッフェ」を選択しよう
周囲を気にせず食事を楽しむなら、料理を部屋に運んでくれる部屋食がベスト。子どもがグズったときも、大人が交代で面倒を見ながら余裕を持って過ごせます。最近は離乳食メニューが充実したホテルや旅館も増えているので、そうした宿を選ぶのもいいでしょう。
みんなでワイワイ食事を楽しむなら、ビュッフェもおすすめ。おかゆやパン、フルーツなど、小さな子どもが食べやすい料理の選択肢が豊富。ママやパパも、好きな料理を好きなタイミングで楽しめます。
2. お風呂は「部屋付き」または「貸し切り」が◎
温泉や大きなお風呂は、旅の楽しみのひとつ。でも大浴場への入浴は「おしっこをしちゃうかも」「泣いて騒いでしまうかも」と心配がつきません。
そのため、子どもが小さいうちは部屋にお風呂が付いているか、または貸切風呂を利用できる宿がおすすめ。大人は交代で、大浴場を楽しむといいでしょう。
3. 赤ちゃん歓迎プランがある宿がおすすめ!
「赤ちゃん温泉デビュープラン」「ファミリー応援プラン」など、子連れのためのプランがある宿なら安心。実際にそのプランを使わなくても、こうした宿は子連れを歓迎してくれるので、安心して過ごせます。
各旅行サイトには「子連れ旅行におすすめの宿」「赤ちゃんに優しい宿」といった特集ページがあるので、そうした中から選ぶのもいいですね。
写真:渡辺 裕希子
地図を見る宿泊プランを選ぶ際は、「添い寝」「食事なし」を選ぶと、無料〜3000円前後の格安料金で宿泊できます。ここで「布団あり」「食事あり」のプランを選ぶと、大人の半額〜同額の料金がかかるので要注意です。子どもの食事は大人の分を取り分けるか、単品でうどんやフルーツなど子どもが好きなものを注文するといいでしょう
子どもが3歳くらいまでなら上記の方法でOKですが、迷うのは3〜6歳くらいの場合。体が大きく、よく食べる子どもなら「布団あり」「食事あり」プランを選ぶのもアリですが、旅館のいわゆる「お子さまランチ」は子どもの口に合わないことも多く、残してしまうリスクも。
そこでおすすめは、ブッフェレストランを利用できるプランを選ぶこと。好きなものを好きなだけ選べるブッフェなら、子どもの好みにあった料理が見つかるはず。ホテルによっては子どもが自分で取りやすい高さに料理を並べた「キッズコーナー」も。自分でソフトクリームを作ったり、パンケーキに絵を描いたりと、楽しみながら食事ができます。
写真:渡辺 裕希子
地図を見る遊びたい盛りの小学生連れには、設備が整った大型ホテルがおすすめ。なかにはふわふわの遊具が揃うキッズルームや巨大なプール、ゲームコーナーなどを備えたホテルもあり、外出先から戻った後や天気が悪く外出できない日でも退屈知らずです。
家族向けのイベントが豊富なのも大型ホテルの特徴。ビンゴ大会やスタンプラリー、ワークショップなど、各ホテルで趣向を凝らしたイベントが開催され、1日ホテルにいても十分満足できるほどの充実ぶりです。
子連れ旅行では「周囲に迷惑をかけてしまうかも」とハラハラすることも多いのですが、ファミリー客が多くにぎやかな大型ホテルならリラックスしてのびのびと過ごせそう。また、小学生ともなると宿泊費は高くなってしまいますが、客室数が多い大型ホテルなら比較的安め。コスパに優れているのも、大型ホテルならではのメリットといえます。
小さな子連れの旅行は大変なことも多いのですが、今しかできないプライスレスな経験。日頃育児に追われているママやパパにとっては、気分転換にもなります。快適に過ごせるホテルや旅館を選んで、家族旅行を楽しみましょう!
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(2024/3/29更新)
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