国内外から多くの観光客が訪れる京都。桜や紅葉など四季折々の景色や寺社仏閣など見どころが多いので、何度でも行きたい観光スポットですね。
そんな京都への旅行費用は一体いくらかかるのでしょうか?トラベルjp 編集部がツアー料金の相場や滞在費用の目安を徹底調査!安くなる時期、節約方法などもあわせてご紹介いたします。
旅行費用の中で必要になるのは、交通費・宿泊代・食事代・入場料や拝観料・お土産代……などですが、やはり大きな割合を占めるのは、「交通費」と「宿泊代」です。
予算を考える上で、この2つがどれくらいの金額になるのか、まずは目安となる金額を調べてみました。
<交通費>
出発地によって異なりますが、通常期に新幹線のぞみの普通車指定席で京都駅まで乗車すると、大人1名当たり往復で以下の金額となります。
■東京駅から:28,340円
■名古屋駅から:11,820円
■博多駅から:31,540円
また、北海道や沖縄など遠方から飛行機を利用した場合は、時期や利用する航空会社、航空券の種類によりますが、エコノミー往復で大人1名20,000台〜30,000円台といったところ。
<宿泊代>
ホテルのグレードや部屋タイプ、駅からの距離、食事の有無などにもよりますが、
■ビジネスホテルや民宿など:10,000円未満
■スタンダードクラス:10,000〜20,000円台
■スーペリアクラス:20,000〜30,000円台
■デラックスクラス:30,000〜50,000円台
ざっくり分けるとこの辺りが相場です。最近ではカプセルホテルやドミトリーなども増えているので、観光に便利な立地でも1泊1名5,000円を切るような施設も登場。学生や訪日外国人などから支持を集めています。
交通費と宿泊代の目安をご紹介しましたが、別々で手配するよりセットになったパッケージツアーを利用する方がお得です。およそいくらくらいなのか、滞在日数別で大人1名当たりの相場を調べてみました。
■1泊2日:25,000円〜31,000円
■2泊3日:34,000〜60,000円
■3泊4日:38,000〜72,000円
新幹線利用の京都ツアーは1泊2日が基本で、追加宿泊(延泊)をすることで2泊、3泊とアレンジできるプランをよく見かけることでしょう。追加宿泊代金は9,000〜15,000円くらいのものが多いので、1泊ごとに追加される金額の目安としてください。
なお、日帰りの場合はバスツアーが多く、7,000〜10,000円ほど。東京発着だと20,000円ほどかかります。※東京発の日帰りバスツアーは往復いずれか、または両方の移動時間が夜間(車中泊)となります。
おおよそのツアー金額はわかりましたが、現地滞在費はどれくらい見ておけばいいのでしょうか?
滞在中に必要なものは現地での移動費用と食事代、入場料や拝観料、お土産代などが考えられますが、人力車で観光したり着物体験などのアクティビティに参加したりすると、さらにお金が必要になります。
京都をどのように観光するか、食事付きの宿泊プランなのか、など条件によって変わりますが、以下一例をご紹介しますね。
【プラン】
1泊2日で金閣寺、八坂神社、清水寺、伏見稲荷大社を巡る
【食事代金】
・1日目
昼食:1,500円 鴨せいろで軽めに
夕食:5,000円 豪華に京会席
・2日目
朝食:0円 ホテルでビュッフェ
昼食:3,000円 豆腐料理
休憩:1,500円 抹茶スイーツ
【観光費用】
拝観料は金閣寺は500円、清水寺は400円。お賽銭や絵馬、お守りなどをいただく場合を想定して予算2,000円
【交通費】
地下鉄・バス1日乗車券1,100円、京都駅から伏見稲荷大社まではJR利用を想定して往復300円
ここまでの合計で14,000円弱となりますが、もっと広範囲を観光したり、タクシーを利用したりすることも考えると、1泊2日で20,000〜25,000円くらいで予算を立てられると良いのではないでしょうか。
お土産については一番バラつきが出るところですが、京都みやげの定番「あんこ入り生八つ橋」は16個入りで約1,200円〜というのが商品価格の相場のようです。ご参考にどうぞ。
以上を踏まえ、京都旅行にかかる費用の合計をまとめました。
■1泊2日:50,000円〜56,000円
■2泊3日:59,000〜85,000円
■3泊4日:63,000〜97,000円
(お土産代含まず)
ただしホテルグレードを上げたり観光に便利な立地のホテルを利用したり、年末年始や紅葉シーズンなどの繁忙期に旅行する場合などはツアー料金がアップするので、上記の金額より高くなります。
あくまで目安ということで、予算を立てる際の参考にしてください。
京都といえば桜と紅葉の季節、祇園祭など行事・イベント開催時は観光客が殺到するため、旅行代金が高くなります。学生旅行の行き先としても人気なので春休みと夏休み、もちろんお盆や年末年始もお高め。紅葉が終わる12月中旬〜2月、梅雨時の6〜7月前半がお値打ちになります。
京都は盆地なので冬は非常に寒いですが、雪の積もった寺社や庭園などはこの時期だけのお楽しみ。特別拝観を実施する施設もあり、普段は見ることのできない文化財などが見られることも!ただし積雪がある場合は、新幹線が停まることもあるのでご注意を。
天気が悪いと観光しづらいですが、寺社仏閣をメインで回るのであれば屋内を拝観することが多いので、それほど天気に左右されず楽しめます。梅雨時にあじさいがきれいなスポットを散策できるのも、初夏ならではですね。
混雑するシーズンを避ければ安く済むといっても、休みが合わないということがほとんど。何とか旅行費用を安く抑える方法はないでしょうか。
パッケージツアーによっては、新幹線でもこだま利用だと安く設定されているプランがあります。のぞみの場合は京都から東京まで2時間10分ほどですが、こだまは各駅停車のため倍ほどの3時間40分ほどかかります。時間がかかる分お安いというわけですね。
さらに時間がかかりますが、夜行バスで向かうという手もあります。名古屋発なら日にちによっては往復のバス代が4000円という破格の料金設定も!夜中に移動するので朝から観光できるメリットはありますが、東京からだと8時間ほどかかるので、学生さんなど体力に自信のある方に限ります。
もし着物体験などアクティビティに参加するなら、事前予約することで割引が利くことも。また、回りたい観光スポットの近くにホテルを取って移動を少なくしたり、ホテルは寝るだけと割り切ってランクを落とすのも◎。地下鉄やバスのお得な乗車券には施設割引があるので、この辺りも上手に活用しましょう。
旅行費用を安く抑えるにはパッケージツアーの利用がおすすめですが、新幹線の時間変更ができないなど切符に制限があるので、予約の際にしっかり確認しておきましょう。
繁忙期以外には出発日間際にセール商品が出る場合がありますが、人気のホテルや便利な時間帯の新幹線などは早々に埋まってしまうので期待薄。間際になると割高なプランを選ばないといけない場合もあるので、計画は早めに、しっかり調べて選ぶことが重要です。
トラベルjpではたくさんの旅行商品から、自分にピッタリの商品を検索することができます。価格ごとのプラン検索もできるので、上手に活用してお得に京都旅行を楽しみましょう。
※2024年3月現在の情報です。それぞれのプランによって旅行条件、価格、特典などは異なります。また、滞在費用などは一例となりますので、あくまでも目安としてご覧ください。
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(2024/12/12更新)
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