犬、猫、うさぎ、ハムスター、フェレット、小鳥などのペットは、飛行機に乗せることができます。ただし受け付けている航空会社、利用条件などがあるので注意が必要。そこで今回は国内線でペットを乗せることができる航空会社、料金や利用条件などをご説明します。ペットと一緒に機内に搭乗できるスターフライヤーの「FLY WITH PET!」にも注目!
JAL、ANA、スカイマークなどの国内線では、ペットを飛行機に乗せることができます。飛行機に乗れるペットは犬、猫、うさぎ、ハムスター、フェレット、小鳥などですが、フレンチ・ブルドッグやブルドッグなど、一部の犬種は乗れないこともありますので、事前に航空会社に確認しましょう。
ペットは基本的に、プラスチックや金属のクレート(ケージ、キャリー、ハウスなど)に入れて貨物室預かりとなります。ソフトキャリーなどの柔らかいバッグに入れた状態では預けられませんので、レンタルクレートを利用しましょう。金魚、カメ、昆虫などは条件を満たせば機内持ち込みができます。
ペット料金は航空会社と路線によりますが、ペットクレート1個1区間あたり4,400〜6,600円程度、クレートレンタルは無料〜1,000円程度です。乗り継ぎ便の場合はその都度ペット料金がかかりますので注意が必要です。
一部のLCCではペットの預かりサービス自体を行っていないところもありますので、予約前に航空会社に確認してください。
ペットの予約は基本的には不要で、搭乗手続き時に申し込めばOK。ただし大型ペットの場合、レンタルクレートの数が足りなくなることがあるため、事前に予約をしておいたほうが安全です。JAL、ANAなどは事前予約・支払いもできます。
ペットを連れている場合は、搭乗手続きに時間がかかる場合がありますので、通常よりも余裕をもって手続きを済ませるようにしましょう(JALは出発時刻の40分前、ANAは30分前まで)。手続き時には同意書の記入が必要になります。
ペットが乗る貨物室は、客室と同じように温度、気圧の管理がされていますので、極端な高温、低温になることはありません。また、空港内でも出発直前まで空調の効いた部屋で保管されますが、空港から飛行機の貨物室に運ばれるときなど、外気温の影響を受ける場合もあります。夏場は保冷剤や凍らせたペットボトルを入れたり、クールマットを敷いたり、事前にサマーカットにしておいたり、といった暑さ対策を。冬場は毛布やカイロなどで寒さ対策をしっかりしておきましょう。
また、クレートには給水ボトルを設置することができますので、事前に準備しておくと良いです。お皿は水漏れのおそれがあるので輸送中はお水を入れておけません。給水ボトルが初めてだとうまく使えない子もいますので、お出かけ前にうまく水が飲めるように練習させてあげてください。
貨物室内では他のペットのにおいや、飛行機の騒音で不安になってしまう子もいます。できるだけ不安を和らげてあげられるように、使い慣れた毛布やおもちゃをクレート内にいれてあげると良いでしょう。飛行機から降りたら、クレートの中で良い子にしていたことを、たくさん褒めてあげましょう。
各航空会社のペットサービスの特徴をまとめてみました。
航空会社を選ぶ際に、運賃や時刻だけでなく、ペットサービスの充実度も考慮してみてはいかがでしょうか。
<JAL>
・ペット料金は1路線4,400円〜6,600円
・ペット料金の事前クレジットカード決済可能
・クレート込み32kg以上の場合は貨物扱いとなり、別に申し込みが必要
<ANA>
・ペット料金は1路線4,500円〜6,400円
・夏季はクレートへの保冷剤取付サービスあり
・事前予約が可能
・LLサイズのクレート(65x95x70cm)に入らない大型ペットは貨物扱いとなる可能性があるため要確認
<スカイマーク>
・ペット料金は1路線5,000円
・ペットとケージの重さの合計32kgまで、ケージのサイズは51cm×69cm×48cmまで
ソラシドエア、スターフライヤー、AIRDOでもペット預かりサービスを行っています。詳しくは各航空会社のサイトでご確認ください。
ジェットスターとPeachは、ペットを乗せることができません。
提供元:写真AC
https://www.photo-ac.com/スターフライヤーは、 ペットと一緒に機内に搭乗できる「FLY WITH PET!」というサービスを展開。原則として最後列の窓側の席にケージを固定をして、ケージ越しにペットの様子を見ながら一緒に移動することができます。利用できるのは指定のサイズのケージに入る小型の犬・猫で、料金は1匹50,000円。搭乗に際しての条件や手続き方法など、詳細はスターフライヤーの公式サイトをご確認ください。
普段からクレートトレーニングができている子や、飼い主さんとしっかりコミュニケーションがとれている子は、飛行機に乗せてもストレスが少なくて済むようです。ただし安全管理、体調管理を万全に。利用する前に航空会社の公式サイトを確認して、準備を整えてフライトに臨みましょう。
※本記事は概要を説明したもので、ペットとの飛行機利用の是非を問うものではありません。利用条件などは変更される場合があるため、各航空会社の公式サイトを必ずご確認ください。
- 広告 -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/16更新)
- 広告 -