スマホで操作するだけで車やタクシーを呼ぶことができ、自由に旅ができると評判の配車アプリGrab(グラブ)。比較的安い値段で、言葉の壁を感じずに利用でき、ドライバーへの支払いは現金またはクレジットカードで簡単! 東南アジアを旅行するなら欠かせないアプリです。
Grabの仕組みや使える国・地域、使えない国・地域、評判、実際に使ってみた感想など、安心してGrabを使うためのコツや注意点をお伝えします。
提供元:Grab
https://www.grab.com/Grab(グラブ)とは、元々はマレーシアを拠点にサービスを開始し、東南アジア各国に拡大した自動車配車アプリです。アプリで車を手配して、タクシーのように利用することができます。2018年3月にはUber(ウーバー)が東南アジア事業をGrabに売却し、Grabが東南アジア最大の配車サービスとなっています。2019年4月現在、東南アジアの8ヵ国・336都市で展開しています(英語と現地語のみ。日本語は非対応)。
海外旅行でタクシーを利用する場合、言葉の壁が原因で行きたいところに連れて行ってもらえないことや、料金面でトラブルになることもありますが、Grabを使うと、行き先を伝えたり料金を支払ったりするコミュニケーションがアプリ内で完結するため、トラブルが起こりにくくストレスフリー。また、料金体系も明確で、ぼったくりの心配がないのも嬉しいポイントです。
現金による支払いに加え、クレジットカードに紐付けしたGrab Payで支払うこともできるので、旅行中に細かい現金を持ち歩かなくてすむというメリットもあります。
Grabはスマホの位置情報をもとに車を手配するため、利用者はインターネットに接続し、アプリのGPSをオンにした状態で使う必要があります。
ホテルやカフェなどのWi-Fiを使ってもいいのですが、おすすめはSIMフリースマホや海外レンタルWi-Fiを利用した常時接続です。
今や、海外旅行もスマホなしでは成り立たなくなってきました。いつでもインターネットに繋がっていれば、日本にいるときのように、道に迷ったら地図アプリを立ち上げたり、通話アプリで連絡を取り合ったりすることができ、疲れたらGrabで好きなときに好きな場所へ車を呼べます。
旅行者用のツーリストSIMは、例えばタイの場合は1週間で1000円程度。Grabの新規会員用割引クーポンなども付いてくるので、一緒に使うとさらにお得です。
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https://www.grab.com/Grabのサービス対象エリアは公式ウェブサイトから最新情報を確認できます(記事末尾の関連MEMOのリンクからご覧ください)。Grabは東南アジア8ヵ国でサービス展開を行っています。
・シンガポール
・カンボジア(プノンペン、シェムリアップ)
・ミャンマー(ヤンゴン、マンダレー)
・インドネシア(ジャカルタなど主要都市)
・タイ(バンコク、チェンマイ、プーケットなど主要都市)
・フィリピン(マニラ、セブなど主要都市)
・ベトナム(ホーチミン、ハノイなど主要都市)
・マレーシア(クアラルンプールなど主要都市)
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https://www.grab.com/利用できる車種やサービスは国により異なります。基本的にどの国でも使えるのがGrab TaxiとGrab Car。また、タイ、インドネシア、ベトナム、カンボジアではバイクタクシーのGrab Bikeも利用できます。カンボジアではGrab TukTuk、トゥクトゥク(三輪タクシー)を呼ぶこともできます。
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https://www.grab.com/まずはApp StoreまたはGoogle PlayからGrabアプリをダウンロードして、アカウントを作ります。日本語版はなく、現地語と英語のみです。
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https://www.grab.com/アカウントはFacebook、Google、または電話番号(携帯)で登録できます。電話番号に認証コードが届くので、現地で携帯が使えない人は日本で登録しておく必要があります。アプリの「位置情報を利用を許可」はオンにしてください。
ツーリストSIM特典のGrab新規ユーザー用割引クーポンは、現地で初めて登録した人を対象としているので、日本ですでに登録があると適用されません。現地で携帯電話を使う予定の人は、ツーリストSIMを購入して現地で登録するのがおすすめです。
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https://www.grab.com/車を手配するには、アプリでピックアップ地点と行き先を入力して検索します(インターネット環境が必要)。どちらも文字入力または地図から選ぶことができます。現在地は自動で表示されますが、少し位置がずれることもあるので正しいものが入力されているか確認しましょう。
ピックアップ地点の近くにいる手配可能な車が表示されるので、車種とドライバーを選びます。このときに、ドライバーのレビューも確認しておきましょう。
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https://www.grab.com/車種と一緒に料金が表示されます。使えるクーポンがあるか確認するには、料金の上に表示されている「Promo」をクリックしてください(上の写真はすでにクーポンを適用しているため、4WGPと表示されています。クーポンについては次の段落で詳しくご説明します)。
料金や車種、ドライバーを確認して配車する車を決めたら「Book」ボタンから予約を行います。アプリに表示された時間(5〜7分など)が経つと、予約したドライバーがピックアップ地点に到着します。
乗車したら、行き先はすでにアプリ上で伝わっているため、改めて言葉で伝える必要はありません。カード払いを選択していれば、アプリ上で決済が行われるため、車内で料金を支払う必要はありません。
目的地に到着したら、あとは降りるだけ。チップは不要ですが、アプリ上からチップを渡すこともできます。
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https://www.grab.com/英語を喋らない現地のドライバーと、現地語を喋らない旅行者にとって、Grabの翻訳機能はとても便利です。
「もうすぐ着きます」「少し遅れそうです」などドライバーから現地語でメッセージが届くと、英語に自動的に翻訳されて表示されます。また、乗客側から英語でメッセージを送ると、現地語に翻訳されるため、アプリを通じてお互いに意思疎通を図るのがとても簡単です。
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https://www.grab.com/友だちからの紹介キャンペーンクーポンや、クレジットカード新規登録キャンペーンなど、クーポンやプロモーションが使える場合があるので、登録前に何か利用できるものはないか調べてみましょう。クーポンを使って登録する際は、登録時にプロモーションコード(Promo code)を入力しないと適用されませんのでご注意ください。
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https://www.grab.com/利用開始後に、今使えるクーポンがあるか確認する場合は、メニュー画面の通知(Notifications)を確認しましょう。または、配車画面で「Promo」をクリックして確認することもできます。
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https://www.grab.com/提供元:Grab
https://www.grab.com/インターネット環境があり、最低限の英語の読み書きができれば、好きなときに好きな場所に車を呼べるのが、なんといっても一番のメリット。アプリを入れておけば、東南アジア8ヵ国で同じサービスが使えるのも魅力です。
料金が明確で、タクシーより安いことも。クレジットカード決済を選べば、現金が不要なこと、チップの心配がいらないのも嬉しい点ですね。
また、利用する度に貯まるポイントの数に応じて割引を受けることもできます。
空港から市内、市内から空港への移動にも便利です。10人乗りのバンもあり、バンコクではエアポートリムジンと比べて半額近く安かったです。早朝でも市内だと5〜10分で車がつかまりますが、確実に手配したい場合は時間指定をして予約もできます(一部車種のみ)。
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https://www.grab.com/とても便利なGrabですが、トラブルなく利用するにはいくつか注意すべき点があります。
ドライバーを見つけてから5分以内のキャンセルは無料でできますが、5分後以降のキャンセルにはキャンセル料が発生します。規定回数を超えるとGrabの利用ができなくなる場合があるので、不必要なキャンセルは避けたほうがよいでしょう。
10分以上ドライバーを待たせてしまうと、キャンセルされてキャンセル料が発生するので、乗車場所に着いて、乗る準備ができてから車を呼ぶようにしましょう。
また、到着地点を間違えないよう、出発前に十分確認しておきましょう。当たり前ですが、間違った住所を入力したら、間違った場所へ連れて行かれてしまいます。
車に乗り込む前には、ドライバーのナンバープレートと写真を確認し、アプリで手配した車やドライバー情報と同じかをチェックしましょう。
Grabのサービスは安心して使える便利なものですが、トラブルが絶対にないとは言い切れません。シートベルトを締める、ドライバーに丁寧に応対する、ひとり旅の場合は助手席ではなく後部座席に乗るなど、通常のタクシー利用の際と同様の注意事項を念頭に置いて利用することをおすすめします。
Grabで通るルートは、自分のアプリだけでなく、ドライバーが使うドライバー用アプリ(カーナビとして利用)でも表示されるので、変なところに連れて行かれないかな、高額請求されたらどうしよう……という不安もありません。乗客からの評価システムでドライバーの質が保たれているため、知らない人の車に乗るという不安も解消できます。
英語を話さないドライバーともGrabを使えばアプリでコミュニケーションができ、素早く、お得に車を手配できるので、特に英語が通じにくい国では、特にそのありがたみを実感できると思います。Grabを活用して時間を効率的に使うことで、さらに楽しい旅行になることでしょう!
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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