海外旅行でよく耳にする言葉「トランジット」。なんとなくの意味は分かるけど、実際にどんな手続きが必要なのかよく知らないという人も多いかと思います。
今回は「トランジット」という言葉の意味をはじめ、荷物はどうしたらいいの?入国は必要なの?などといったさまざまな疑問にお答えします。さらにトランジットを楽しむテクニックも紹介しますので、経由便を利用する際は参考にしてみてくださいね!
写真:長坂 ヒロ
地図を見るまずは「トランジット」という言葉の意味を抑えておきましょう。「トランジット」は海外旅行に関しては飛行機の乗り継ぎのことを意味するのが一般的。
アジアだと韓国・ソウルの仁川国際空港やタイ・バンコクのスワンナプーム国際空港、シンガポール・チャンギ国際空港などでトランジットするケースが多いですね。
写真:長坂 ヒロ
地図を見る「トランジット」の場合、基本的に搭乗している飛行機から降りて、改めて別の飛行機に搭乗することが一般的です。まったく同じ飛行機が使われる場合、飛行機に乗ったまま再度離陸を待つというケースも稀にありますが、「経由便」という表記がない限り基本的には飛行機から降りると思った方が良いでしょう。
写真:長坂 ヒロ
地図を見るトランジットでよくあるのが「荷物はどうなるの?」という質問。こちらはケースバイケースですが、基本的には最終目的地まで運んでくれます。稀に保安検査が全利用客に必須となっている国では、一度ご自身で荷物をピックアップすることが必要となってきます。
もし乗り継ぎ空港でのピックアップが必要な場合は事前に教えてくれることが多いですが、念のためチェックインカウンターで確認しておくようにしましょう。
写真:長坂 ヒロ
地図を見る空港での楽しみの一つがショッピング。乗り継ぎ空港でも免税品を購入することができるので、乗り継ぎの時間も楽しめるし、別の国での買い物も楽しめるし、まさに一石二鳥ですね。
ただしひとつ気をつけなくてはいけないのは、購入した品はすべて機内持ち込みになるということです。荷物検査がまだ先に控えている場合、没収されてしまうというケースもありますので、それだけは頭に入れて買い物するようにしましょう!
提供元:Pixabay
https://pixabay.com/ja/もう一つよくあるのが「トランジットで入国は必要なの?」という質問。こちらもケースバイケースですが、トランジットエリアを移動するだけなら入国する必要はほとんどありません。
空港に到着したら「Transfer」という文字に従って歩いていき、再度荷物検査を経て指定のゲートへと向かいます。空港によってはターミナル間をモノレールやバスなどで移動するケースもありますので、チケットに表記されたターミナル番号をチェックしておきましょう。他の人の流れに付いていって、気づいたら入国していたなんてことのないよう、トランジットの際には注意が必要です。
提供元:Pixabay
https://pixabay.com/ja/トランジットの時間が長い場合、その国に入国して観光することも可能です。先ほどご紹介した「Transfer」のルートではなく、「Passport Control」へと進み通常どおり入国審査を受ければ、そのまま入国して観光を楽しむことができます。
短時間の観光とは言え、国によってはビザが必要なケースもあります。到着空港でビザを申請できる「アライバル・ビザ」なら良いですが、事前に日本でビザを発行しておかなければならない国もありますので、こちらは事前にチェックしておきましょう。
提供元:Pixabay
https://pixabay.com/ja/トランジット時間中の観光におすすめなのが、トランジットツアーに参加すること。有名なのは、韓国の仁川国際空港のトランジットツアーです。1〜5時間までのツアーがそろっていて、ショッピングが楽しめるコースからゴルフがプレイできるコースまで多彩なラインナップ!事前の予約と、入国に際して電子渡航認証のK-ETAを取得する必要がありますが、活用するとお得ですね。
また、エミレーツ航空が提供する「ドバイ・コネクト」サービスや、シンガポール航空が提供する「フリーシンガポールツアー」なども注目です。航空会社のホームページなどにツアーの詳細が記載されていますので、興味のある人はこちらに参加するのが良いでしょう。
提供元:Pixabay
https://pixabay.com/ja/もちろん、自分自身で好きなように観光することも可能です。ただしその場合よく考えなければならないのが、どのくらいの時間が必要かということです。空港から市内へのアクセス方法や時間、道路の混雑状況、観光に要する時間など、さまざまな要素を計算しなければなりません。さらに国際線では出発の2時間前までにチェックインするのが基本ですので、そうなると5時間ほどの待ち時間で入国するのはリスキーかもしれません。入国して観光するのは基本的に自己責任ですので、くれぐれも乗り継ぎ便に乗り遅れるということのないよう、十分に注意してくださいね!
海外旅行が初めてという方はこちらの記事を参考にトランジットを満喫してくださいね。海外には慣れているという方も、ショッピングや観光に夢中になりすぎないよう注意が必要です。
何かと退屈なイメージの強いトランジットですが、思っている以上にさまざまな過ごし方があるのが特徴です。ぜひトランジットでも有意義な時間を過ごしてくださいね!
※2024年3月現在の情報です。詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
- 広告 -