朝食は海外旅行中の楽しみの一つ。滞在するホテルの朝食が含まれているツアーや宿泊プランもあり、「朝食付き」を条件にホテルを選ぶ方も多いのではないでしょうか。
ところで海外のホテルではどんな朝食が提供されるのでしょうか。日本の朝食との違いはあるのか、滞在エリア毎の特徴はあるのか、など気になる方も多いでしょう。今回は海外ホテルでの朝食の楽しみ方をはじめ、おすすめの朝食の取り方などをご紹介します。
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https://unsplash.com/photos/hHM8nwuqSLY一般的に海外ホテル内のレストランで提供される食事はセットメニュー形式とブッフェ(ビュッフェ)形式とに分類されます。
セットメニューには、パンとコーヒーが中心で温かい料理が含まれない「コンチネンタルブレックファスト」と、卵料理やベーコン、ソーセージなど温かい料理が含まれる「アメリカンブレックファスト」があります。
もともとヨーロッパでは朝から火を使って料理をする習慣がほとんどないため、コンチネンタルブレックファストを提供するホテルが多数。外資系のホテルではアメリカンブレックファストを提供する施設も多いようです。卵の焼き方のオーダーや、フレンチトーストやパンケーキを注文できる施設もありますよ。
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https://unsplash.com/photos/_Zn_7FzoL1wブッフェは日本でいうバイキング形式のこと。好きなものを自由に取れるので、海外の食事に慣れていない方も安心ですね。なおバイキングとは日本独自の名称のためご注意を。
提供されるメニューはホテルによってさまざま。シティホテルではコンチネンタルブレックファストのようにパンとコーヒーをメインに、ハムやチーズ、ヨーグルトなどのシンプルなもの、リゾートホテルでは南国フルーツやその土地ならではのグルメなど、ホテルのタイプや土地柄によってバラエティに富んでいます。
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https://unsplash.com/photos/cVAEJL4rq8Yホテルによっては、セットメニューであればルームサービスに変更してくれる場合もあります。朝ゆっくりしたい時、小さなお子さん連れの場合はお願いしてもよいでしょう。また朝食開始時間より前に出発する場合は、朝食をお弁当ボックスにしてくれるホテルもあります。
いずれも当日だと準備が間に合わない場合もあるので、必ず事前にお願いしましょう。ルームサービスは追加代金がかかる場合もありますのでご注意を。
毎日楽しみなホテルの朝食ですが、より楽しむために知っておくとよいマナーをご紹介します。
・ブッフェでは食べられる分だけ取る
珍しいメニューがあるとあれもこれも!とよくばりがちですが、取った食べものを残すのはマナー違反。余ったからといって持ち帰るのもあまりいいマナーとは言えません。まずは食べられる分だけお皿に取りましょう。
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https://unsplash.com/photos/uhCgfivFP6o・レストラン内の服装にご注意を
日本では浴衣や部屋着で利用できるレストランもありますが、あくまでレストランはパブリックスペース。それなりにきちんとした格好で入店しましょう。
・荷物はなるべくお部屋においておく
ブッフェスタイルの場合、大きめのショルダーバッグやリュックを背負って店内を歩いていると、他の宿泊者とぶつかってトラブルが起こる可能性も。レストランにはなるべく手ぶらで出かけましょう。余裕をもって行動すれば食後に荷物を取りに戻る時間もできますよ。
朝食がツアーやプランに含まれていない場合、どこで朝食を取ればよいでしょうか。いくつかおすすめの朝食場所をご紹介します。
・ホテルのレストラン(滞在先以外のホテルも含む)
まずは滞在先のホテルのレストランがあれば行ってみましょう。空きがあれば別途追加代金を支払うことで、当日でも利用することができます。
またホテルによっては宿泊者以外でも、ビジターとして朝食だけレストランを利用できる場合があります。高級ホテルに泊まって朝食を楽しみたかったけれど予算オーバーだった…という方は近隣の別のホテルに泊まって、希望のホテルに朝食だけを食べに行く手もありますよ。施設によって予約が必要な場合もありますので、まずは一度問い合わせてみましょう。
<一般的なホテルのレストラン>
大人1名あたり2500円前後〜
<高級ホテルのレストラン>
大人1名あたり5000円前後〜
・朝食メニューのあるカフェや屋台
ホテル近くのカフェで朝食をいただくのもよいでしょう。海外のカフェには朝食メニューを設けているところが多く、アメリカやヨーロッパではエッグベネディクトやパンケーキ、アジアではおかゆや麺類、点心など、各国バラエティに富んでいます。朝食を提供している屋台もありますよ。朝はお部屋でゆっくり過ごし、観光に出かける途中でブランチにしてもいいですね。
・地元のパン屋やスーパーマーケット
もっと手軽に済ませるなら地元のパン屋もよいでしょう。駅に併設しているところも多いので、移動の間に手軽に済ませたい方におすすめです。スーパーマーケットなら飲み物やお菓子も調達できますね。
選択肢の多い海外での朝食。それぞれメリットとデメリットをまとめてみました。
■朝食ありプラン
<メリット>
・お店を探す手間が省ける
・ご当地のメニューが含まれている場合もある
・ブッフェであれば好きな量を食べられる
<デメリット>
・同じホテルに連泊する場合、毎日同じメニューになることも
・観光付きツアーで早朝出発の場合はゆっくり食事ができないこともある
・食事代が加算される分、旅行代金がアップする
毎日レストランでしっかり朝食を食べたい方は朝食付きプランを選んだほうがお得になり、毎日朝食を取る場所を探す手間も省けます。
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https://unsplash.com/photos/hrlvr2ZlUNk■朝食なしプラン
<メリット>
・毎日違ったお店で食事ができるので朝食のバラエティが広がる
・好きな時間に食事ができる
・1日の食事の量を調整しやすい
・屋台やパン屋などを利用すればお得に済ませられる
<デメリット>
・ホテル近くに食事できる場所がないと大変
・毎回食事代がかかる(状況によっては朝食付きプランを選んだほうがお得になることも)
ホテルの朝食は量が多いと思う方、自由なタイミングで食事を取りたい方におすすめです。いずれもスケジュールと行き先によって自分にあったプランを選びましょう。
海外ではホテル、そして滞在エリアによってさまざまな朝食が提供されています。ホテルを選ぶ際に迷ったら、朝食条件から選んでもよいでしょう。朝からしっかり食事を取って、1日元気に観光を楽しんでくださいね。
※この記事は一般的な海外ホテルの朝食について概要を説明したものです。最新の情報については、ツアーを企画している旅行会社やホテルにお問い合わせください。
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