非日常を味わえるホテルや新旧交わる美しい街並みで人々を魅了するシンガポール。世界の銀行が集まる金融都市でもあり両替場所の選択肢が多そうですが、どこで両替するのがベストなのでしょうか?
今回は日本円をシンガポール・ドルへ両替する時におすすめの場所、3泊4日で必要な現金、よく使われる金種などについてご紹介。アジアの中でも物価が高めのシンガポール、上手に両替をして少しでもお得な旅にしましょう!
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https://www.photo-ac.comまずはシンガポールの通貨であるシンガポール・ドルの基本について確認しましょう。
・単位の表記
「S$」または「SGD」
・レート
2019年7月現在のレートでS$1=約79円。
・紙幣
S$2、S$5、S$10、S$50、S$100
・硬貨
5¢、10¢、20¢、50¢、S$1
S$1までは硬貨でS$2から紙幣になります。実際にはS$1,000やS$1万という紙幣も存在するのですが、滅多に見られません。1枚で約7万9千円、79万円の価値がある紙幣なんて驚きですね!
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https://www.photo-ac.com続いてシンガポール旅行時に、日本円からシンガポール・ドルへ外貨両替できる場所をざっとご紹介。
・日本/シンガポールの銀行
・日本/シンガポールの空港
・外貨宅配サービス
・シンガポールの街の両替所
・カジノ内の両替所
・ホテル
手数料はレートに含まれていることがほとんどです。日本での両替ならS$1をより安い日本円で買えるところ、シンガポールでの両替なら1円でよりたくさんのシンガポールドルが買えるところが「レートがいい」ということになります。
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https://www.photo-ac.comでは本題です。この中で最もお得に両替できるところはというと…
「シンガポールの街の両替所」です!
シンガポールのショッピングセンターなどには実にたくさんの両替所があります。その中には空港や銀行よりもお得なレートを出しているところも。代表的な両替所がある施設名とその最寄駅は以下の通り。
・アーケード(ラッフルズプレイス駅)
・ピープルズ・パーク・コンプレックス(チャイナタウン駅)
・ムスタファセンター(リトルインディア駅)
・ブギス・ジャンクション(ブギス駅)
・ラッキープラザ(オーチャード駅)
・ビボシティ(ハーバーフロント駅)
マリーナベイサンズに近いアーケードやピープルズパーク・パーク・コンプレックスなどにはかなりの数の両替店が入っており、店舗によってレートはさまざま。数軒比較してその中で1番換金率がいいところを選ぶと、銀行などで両替するよりもお得です。
ただし、空港から現金なしで街中の両替所まで来るというのはかなり厳しいのが現実ですね。
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https://unsplash.comシンガポール到着後、ホテルまでの移動で早速現金が必要になると考えると、空港を出るまでに両替しなければなりません。レートと利便性のバランスで考えるとシンガポールの玄関口「チャンギ国際空港」での両替がおすすめ。その時のレートにもよりますが、日本の銀行や空港などで両替するよりもだいたい3〜5%お得です。
もし英語でのやりとりが不安などと言った理由でどうしても日本で両替していきたいというのなら、意外にもお得なのが外貨宅配サービス。送料無料のための最低金額の設定などはあるものの、条件をクリアしてネット上で得られるクーポンを利用するとシンガポールで両替するのと大差はありません。
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https://www.photo-ac.com両替の場所が決まったら、次に考えるのは両替する金額。まずは両替の目安としてだいたいのシンガポールの物価を確認してみましょう。計算方法はS$1=約79円です。
・シンガポール動物園入場料 S$37(約2,923円)
・ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ入場料 S$28(約2,212円)
・空港から市街へのタクシー代 S$20〜35(約1,580〜2,370円)
・地下鉄(MRT) オーチャードからラッフルズ・プレイスまで4駅 S$1.70(約134円)
・チキンライス S$5(約395円)
・ラクサ S$5(約395円)
シンガポールは東南アジアの中でも物価が高め。ローカルグルメなどは安さを感じますが、施設の入場料が結構な額です。観光施設を1〜2カ所、移動、3回の食事やアルコール、ショッピングを楽しむとシンガポールでの1日の費用はだいたいS$100(約7,900円)くらいが平均的。3泊4日でトータルS$400(約31,600円)くらいの滞在費があれば、安心して滞在できるでしょう。
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https://www.photo-ac.comしかしツアーを利用すると滞在費は変わってきます。ツアーには移動費や観光地の入場料などが含まれている場合があるので、現地で支払いをするという場面が個人旅行よりもだいぶ少なくなります。
また現金の他にクレジットカードも併用するというのが今や海外旅行のスタンダード。シンガポールでもカード払いができる施設が多く、カード会社の設定しているレートが両替所よりもよかったり、ポイントが付いたりと使いやすさや利点も豊富。現金しか利用できないホーカーセンター(屋台街)やフードコート、カード手数料が発生するカジノでは現金で、ディナーやブランド品など支払額が大きいところではカードでと支払い方を分けることによって、多額の現金を持ち歩くリスクも軽減できます。
ツアーやカードを利用する予定なら、必要な現金は上記の5〜6割でも大丈夫でしょう。
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https://www.photo-ac.com予定以上に現金を使ってしまい、もう両替するだけの日本円もない…といった場合に利用することが多い海外キャッシング。ATMからクレジットカードで現地通貨をそのまま引き出せる便利なシステムですが、カード会社への手数料・ATM手数料・利息の3つがかかります。ここまで聞くと高くつきそう…と選択肢から外してしまいそうですが、意外にもカード会社が設定しているレートがよかったり、利息の繰り上げ返済ができたりで、現金を両替するよりお得になることも。シンガポール最大手の銀行であるDBS銀行のATMならVISAとMasterCardの両方に対応。利用予定があるなら、自分が利用しているカード会社のHPでキャッシングの手順や暗証番号を確認しておきましょう。
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https://pixabay.com/ja/イギリスの植民地であったシンガポール。その文化の名残で当然チップも必要なはず…と思いきや、意外にも習慣がないのです。というのも、レストランやタクシーなどでは基本的にサービス料の10%が含まれて請求されているからです。
ただチップは心付けなので、旅行を印象づけるようなサービスを受けた場合、そのスタッフやドライバーにどうしても渡したいということも。その時は紙幣の中で1番額の小さいS$2を手渡ししたり、お釣りをもらわないというようなやり方で気持ちを伝えてみてください。ちなみにチャンギ国際空港ではチップの受け渡しが禁止なのでご注意を。
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https://www.photo-ac.comタクシー、フードコート、ホーカーセンターなどでS$100で支払おうとすると「おつりがない」と言われたり、地下鉄の券売機はS$6以上のチケット購入時にしかS$10紙幣が利用できなかったりもします。お財布には常にS$5を中心とした小額紙幣を多めに用意しておくのが理想です。
そのためにも最初の両替で小額紙幣を多めに入れるようリクエストしたり、支払額の大きい入場券売り場などで積極的に額面の大きい紙幣を出してわざとお釣りをもらったりというように、お金を細かくすることを心がけましょう。
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https://unsplash.comシンガポール・ドルが余ってしまった場合、日本円に再両替するとまた手数料が発生するのでオススメはできません。使いきってしまうか、次の旅行のためにとっておくのが1番無駄が少ないでしょう。あるいは身近にシンガポールへ行く予定の方がいれば、純粋なレートで交換し合うのもお互いにとって得策ですね。どうしても日本円に戻したいなら、シンガポールの空港で両替する方がお得ではあります。
気持ちいい両替は気持ちいい旅の始まりです。シンガポールを訪れる際は、シンガポールの街中の両替所かチャンギ国際空港で使い切れる分だけの両替を。そして最初の両替で小額紙幣をたっぷり入れてもらうことも忘れずに。お得で無駄の少ない両替が済んだら、あとはシンガポールを楽しむことに集中できます!
2019年7月現在の情報です。為替レート、手数料等は最新の情報をご参照ください。また物価などはあくまでも一例となりますのでご了承ください。
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(2024/10/15更新)
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