インド旅行のベストシーズンはいつ?エリア別に徹底解説! | インド | トラベルjp 旅行ガイド

インド旅行のベストシーズンはいつ?エリア別に徹底解説!

インド旅行のベストシーズンはいつ?エリア別に徹底解説!

更新日:2025/09/12 12:50

Yamaneco Mのプロフィール写真 Yamaneco M 旅ブロガー

美しきタージマハル、マハラジャの宮殿ホテル、聖なるガンジス河やリシケシで本場のヨガ体験など、エキゾチックな魅力に溢れる国・インド。日本とは全く異なる文化を持つインドは、一度訪れたら人生観が変わるという人も多いほどインパクトのある旅先として人気です。

広大で見所満載のインド。ベストシーズンはいつ?年中暑そうなイメージだけど、気候や服装は?そんなインド旅行の疑問をエリア別に詳しく解説していきます!

インドの気候について(北部・山岳・西部)

インドの気候について(北部・山岳・西部)

提供元:pixabay

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広大な国インド。山・砂漠・平野・高原・海岸とその地形も実に様々!そのため訪れる都市によって気候は大きく異なります。とは言え、インド全体でとらえると気候はざっくり3つ。大まかに、
・11〜3月の乾季
・4〜5月の暑季
・6〜10月の雨季
となります。エリアごとの気候を詳しくご紹介します!

【北部】(デリー、アグラなど)
4〜5月の暑季は非常に暑く、気温が40℃〜45℃を超える日も珍しくありません。6〜10月の雨季は30℃を超える日が多く、蒸し暑く1日に何度か強い雨(スコール)が降ります。

11月〜3月の乾季は晴天が続き、最高気温が20℃前後と過ごしやすい時期。ただし、特に12〜1月の朝晩は10℃以下まで冷え込むので防寒対策が必要です。

インドの気候について(北部・山岳・西部)

写真:Yamaneco M

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【山岳地方】(ラダックなど)
ヒマラヤ山脈に囲まれた、標高約3500メートルの地に広がるラダック地方。大自然と色濃いチベット文化が魅力的なエリアで、6月から9月頃の夏が観光のシーズンです。夏には気温が30℃くらいまで上がりますが、標高が高く朝晩の冷え込みが激しいため夏の8月でも防寒着が必須。真冬は時には−20℃以下の極寒の世界になるほど厳しい寒さとなります。

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【西部】(ムンバイなど)
西海岸の海に面したムンバイの気候は、1年中高温多湿。年間を通して気温の差が少なく、日中は30℃前後です。11月から5月の乾季は、雨がほとんど降らず安定した気候です。6〜9月の雨季は豪雨に要注意!モンスーンの影響を強く受け、激しい大雨や洪水になることもあるので気象情報をよくチェックするようにしましょう。

またタール砂漠にまたがる西部ラジャスターン州は、乾燥地帯で特に暑季(4〜5月)は45℃を超えることも!この時期の旅行を計画する場合は、強烈な熱波による熱中症など警戒が必要です。

インドの気候について(南部・東部)

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【南部】(チェンナイ、バンガロールなど)
チェンナイは1年を通じて暑く、湿度も高いのが特徴。4〜5月の暑季には最高気温は35℃前後、11〜3月の乾季で最も涼しい1月頃の最低気温は20℃前後ほど。チェンナイの雨季は7〜12月頃で特に10〜11月頃に最も雨が降り、ベンガル湾から度々サイクロンが襲来することもあるのでご注意下さい。

バンガロールなどのデカン高原地帯はインドの避暑地で、年中涼しくインドで最も過ごしやすい地域!雨季でもそこまで大雨が降ることはありません。

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【東部】(コルカタなど)
ガンジス河下流域のコルカタは、4〜5月の暑季は最高気温が35℃前後と暑く湿度が高いのが特徴です。6〜10月の雨季は雨が多く、湿度が90%という日もあって不快指数が高くなりがち。通気性の良い服など湿気対策を心がけましょう。11〜3月の乾季は気温が20℃台と過ごしやすい気候です。

インドのベストシーズンはいつ?エリア別に解説!

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【北部】(デリー、アグラなど)
大都市デリーやタージマハルで有名なアグラ、聖地バラナシなど人気王道観光スポットが集まる北インド。ベストシーズンは11〜3月の乾季です!晴天が続くこの時期は、日中の気温が20℃台前半と過ごしやすい爽やかな気候です。見どころが多い北インド、観光であちこち歩きまわるにはこの時期が最適です。

ただ12〜1月頃は濃霧が発生しやすいので、フライトや列車のスケジュール変更にはご注意下さい。急な変更に備え、余裕を持った日程を組むと良いでしょう。

インドのベストシーズンはいつ?エリア別に解説!

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【山岳地方】(ラダックなど)
ヒマラヤの麓に位置するラダック地方のベストシーズンは6月から9月頃の夏!晴天が続き、雄大な大地と緑のコントラストが美しい光景が見られるのもこの時期ならでは。また冬の間は雪で峠が閉ざされるため、陸路でラダックに入れるのは夏のみとなります。ラダックの中心地レー行きのフライトは、夏のシーズン中は国内外からの旅行者で満席になるので早めのご予約を。

夏のラダックはお祭りのシーズン!各ゴンパ(寺院)で開催されるお祭りにあわせて訪れ、この地域独特のチベット文化を体感してみてはいかがでしょうか。

インドのベストシーズンはいつ?エリア別に解説!

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【西部】(ムンバイなど)
ムンバイのベストシーズンは10〜5月の乾季です。南アジアを代表する大都会ムンバイは、ビルが建つ近代的な都市とイギリス領時代のヨーロッパ的な建築物が魅力的で見どころも豊富。6〜9月の雨季には1年分の雨が集中するほどの豪雨になることもあるので、街歩きには雨が少なく安定した気候の乾季が最適です。

ジャイプール、ジョドプール、ジャイサルメールなどが人気の、色彩豊かでエキゾチックな魅力溢れる西部ラジャスターン州。こちらもベストシーズンは晴天が続く11〜3月の乾季です。12〜1月の砂漠の夜は気温が一桁まで下がり寒いので、ラクダに乗って砂漠ツアーへ参加する際は防寒対策をしっかりとしましょう。

インドのベストシーズンはいつ?南と東エリアはどう?

インドのベストシーズンはいつ?南と東エリアはどう?

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【南部】(チェンナイ、バンガロールなど)
ベンガル湾沿い南インドの港町・チェンナイのベストシーズンは、乾季の1〜3月。雨も少なく気温も高すぎないこの時期は、点在する色鮮やかなヒンドゥー寺院をまわったりのんびりとした港町の雰囲気を味わうのに最適な時期です。北インドとはまるで異なる文化が息づく南インドの魅力をぜひ味わってみてくださいね。

デカン高原は1年中涼しく過ごしやすい地域ですが、その中でも乾季の11〜3月頃がオススメです。

インドのベストシーズンはいつ?南と東エリアはどう?

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【東部】(コルカタなど)
観光のベストシーズンは11〜3月の乾季!この時期は降水量が少なく、平均気温も20℃台と穏やかで過ごしやすく観光に最適なシーズンです。

東の沿岸部にあるコルカタは湿度が高いのが特徴。暑季・雨季は非常に蒸し暑く、観光する気力も下がりがちになるのでやはりコルカタに行くなら乾季をオススメします。混沌としたカオスな雰囲気を持つコルカタはエネルギーに満ち溢れ、インドらしさを体感できる場所です。

服装は何がいい?季節ごとに解説!

服装は何がいい?季節ごとに解説!

写真:Yamaneco M

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地域によって気候が大きく異なるインド。訪れる目的地の気候に合わせた適切な服装で旅行を楽しみましょう。オススメの服装を季節ごとに解説!

【乾季】
多くの地域がベストシーズンで、晴天が続き過ごしやすい気候のこの時期は日本の春や秋の服装が適しています。日中は暖かく半袖でもOKですが、朝晩は気温差があるので羽織れるものをご用意ください。特に12月と1月は寒い日もあるのでジャケットがあると安心です。

【暑季】
気温が高く、一部の地域では40℃を超えるほどの酷暑に!基本的には真夏の装いでOKですが、日差し対策は必須です。過酷な暑さから身を守るために、強い日差しを遮る帽子やサングラス、日焼け止めを持参しましょう。

服装は何がいい?季節ごとに解説!

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【雨季】
降水量が多く、湿度が高いこの時期は通気性の良い服を心がけましょう!汗をかきやすく、また雨で濡れた服はなかなか乾きにくいので多めの着替えあるといいですね。突然のスコールに備えて折り畳み傘があると便利です。靴は濡れても大丈夫なサンダルがオススメです。

どの時期でもインドでは店内や電車などかなりクーラーが効いているので、羽織れる上着があると便利です。大判のストールは防寒にも日差し対策にもオススメ!女性の方はサリーやパンジャビドレスなどインドらしい服を現地調達するのも良いですね。

またインドでは宗教的な背景から短パンやにTシャツでは入れない寺院などもあるので、上下ともに長袖のものを1着は持って行くようにしましょう。

何度も行きたくなる国・インド!

いかがでしたでしょうか。ご紹介した以外にも、シク教徒の聖地アムリトサルや、美しいビーチリゾートで人気のゴア、南国の楽園・ケララ州の本場のアーユルヴェーダにスパイスの効いたインドカレーに…と、数々の見所と独自の文化の魅力に溢れた国・インド!非日常な別世界を感じられるインドは多くの旅人を魅了して止みません。

訪れる街の気候をしっかり把握して、ご自身の旅の目的に合った有意義なインド旅をお楽しみ下さい。一度ではとても周りきれないインド、ぜひ何度でも訪れてあなたのお好みのインドを見つけて下さいね!

2025年9月現在の情報で、概要を説明したものです。最新情報は公式サイトなどをご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/15−2015/08/06 訪問

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