街ごと世界遺産に登録されているルアンパバーンや、自然の中でのアクティビティが人気なバンビエンなど魅力的な都市があるラオス。過去にはニューヨークタイムズで「世界で一番行きたい国」にも選ばれており、現在も注目を集め続けています。
そんなラオスに行くなら、やはりベストシーズンに行きたいもの。やっぱり暑いの?雨は多い?そのような疑問にお答えしながら、ラオスの気候、適した服装などご紹介します。
ラオスは熱帯モンスーン気候に属しており、日本のような四季があるのではなく、「雨季」、「乾季」、「暑季」の3つのシーズンに分かれています。
■乾季…11月〜2月ごろ
比較的気温が低く、雨も少ないため過ごしやすい時期です。乾季の前半は30度を下回るような日もあり、朝晩は涼しいと感じるくらいにまでなります。
■暑季…3月〜5月上旬ごろ
年間の中で気温が最も高くなる季節です。40度近くになる日もあり、何もしていなくても汗ばむような気候です。後半、雨季が近づくにつれて天気が崩れやすく雨も増えます。
■雨季…5月中旬〜10月ごろ
雨季は年間の中で最も降水量が多くなる季節です。1日中雨が続くというよりも、短時間に集中的に大雨が降ります。毎日のように雨が降り、雷雨となる場合もあります。
日中の気温は30度を超え、雨と高温でじめじめとした空気になります。
また、地域によっても若干の違いがあり、北部の山岳地帯だと乾季は気温が低くなり、逆に南部の暑季は北部よりも暑くなるので、注意しましょう。
ラオスのベストシーズンは、やはり過ごしやすい乾季の11月〜2月と言えます。気温がそれほど高くならないため、観光がしやすく、雨が少ないことで美しい夕日を見られる確率も高くなります。
外を歩き回るような観光が多い場合、気温が高いというだけで体力を奪われてしまうので、乾季は快適な旅行をすることができるでしょう。
ラオスでは有名な滝がいくつかありますが、乾季は水が澄んでおり、美しい景色を見ることができます。
バンビエンにある人気の観光スポット、ブルーラグーンは乾季に訪れると美しいエメラルドグリーンの水を見ることができおすすめです。
一方雨季でも観光ができないわけではありません。スコールの間はなかなか外に出るのは難しいですが、止んでしまえばきれいに晴れることもあります。
また、雨が降ることで緑がより一層きれいになり、美しい自然を見ることができます。迫力のある滝やメコン川が見られるのもこの時期。
街ごと世界遺産に登録されている古都ルアンパバーンであれば、お洒落な雑貨屋さんがたくさんあるので、雨の日はショッピングをしたり、伝統工芸体験をしたりするのもおすすめです。
雨季に南部のメコン川流域を訪れる場合は、注意をしてください。大雨が続くと川が氾濫することがあり、交通機関に支障が出る場合もあります。
暑季は気温がかなり高くなるので、観光に体力が必要になるでしょう。訪れる場合は、水分をしっかりとり、こまめに休憩をするなどして無理せず観光してください。
ラオスの気候とベストシーズンをご紹介してきましたが、日本の大型連休中のラオスの気候はどうなのでしょうか?年末年始、GW、お盆に分けてみていきましょう。
■年末年始
年末年始は乾季にあたるため、ラオスを訪れるにはベストシーズンです。雨がほとんど降らず、気温も落ち着いており、過ごしやすいためです。また、日本の冬の寒さから逃れることもできるため、おすすめのタイミング。
ラオスの正月は4月にあたりますが、一般的な年末年始もイベントが行われるなどして盛り上がるようになりました。カウントダウンはいつもと違うラオスの街が見られるかもしれません。
■ゴールデンウィーク
GWはラオスでは1年で一番気温の高い季節の暑季にあたります。立っているだけでも汗ばむような気温ですので、水分補給をしっかりし、帽子を被るなどして熱中症に注意しましょう。
暑い時期なので、滝を訪れて水浴びをするのが良いでしょう。
■お盆
お盆はラオスの雨季にあたります。降水量が多い季節ですが、日本の梅雨とは違い、スコールの後は晴れることもあるので、観光を楽しむこともできます。
ルアンパバーンでは雨の間はショッピングを楽しんだり、お洒落なカフェで時間を過ごすのがおすすめ。
雨が多いので、自然がより一段と美しくなるのもこの時期。緑豊かなラオスを楽しむのも良いでしょう。
年間を通して気温が高いラオスなので、日本の夏の服装で問題ありません。
ただし、乾季は朝晩冷え込むこともありますので、羽織れるものがあると良いでしょう。特にルアンパバーン観光で有名な托鉢が行われるのは早朝で、気温が15度ほどと少しひんやりしています。
ラオス旅行では寺院に訪れることもあるかと思います。その場合、肌の露出が多いと入ることができませんので、注意してください。男性の場合でも短パンでは入れないこともあります。
ラオスには民族衣装のシンという巻きスカートがあります。現地の人々も日常的に身に付けているもので、マーケットで購入したり、好きな生地を選んで仕立ててもらうこともできます。お土産にもなりますし、女性は現地でシンを身に付けるのもおすすめです。
現地の人から素敵だね、などと声をかけてもらえたりしますよ。
ご紹介したようにラオスのベストシーズンは11月〜2月の乾季です。暑すぎず過ごしやすい気候で、快適に観光を満喫することができます。
雨が少ないため、きれいな夕日や、水の色が美しい滝が見られますよ。
その他の雨季や暑季であっても、雨ならではの楽しみ方や暑い時期の過ごし方があるので、どのシーズンでも楽しむことができます。ラオスの気候を知り、楽しい時間を過ごしてくださいね。
※2019年10月現在の情報です。
- 広告 -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -