ベトナム料理や雑貨のショッピングといったイメージが強く、これまでリゾートの印象があまりなかったベトナム。2014年に成田とダナン間の直行便が就航して以来、「ダナン」という地名と、「ビーチリゾート」「世界遺産の街ホイアン」といったキーワードの認知度が一気に上がりました。近くて安くて手軽な東南アジアのビーチリゾートとして人気のダナンに行くなら何泊必要でしょうか?目的別のおすすめ滞在日数をご案内します。
写真:中山 杏
地図を見る日本に似た縦長の形をしたベトナムは、北に首都のハノイ、南に商業都市ホーチミン、そしてダナンはそのちょうど中間にあります。
ダナンは基本的に常夏で、9月から12月が雨季にあたり、台風の影響も受けます。ただ、ベトナムの雨季は日本の梅雨とは違って、1日中雨が降り続くということはありません。1日のうちに何度かスコールのような激しい雨が降っては止み、というのが繰り返されます。空が暗くなってきたら近くのカフェなどに避難してのんびりお茶でもしていればすぐに止むので、雨季は旅行に向かない!ということはないのです。スコールの後は気温が下がって涼しくなり、また気持ちよく散策が続けられますよ。
写真:中山 杏
地図を見る日本からのフライトは、成田、関西とダナン間に直行便が運航していて、所要時間はおよそ6時間。中部(名古屋)や福岡からも、ホーチミンまたはハノイ経由で同日乗継が可能です。ホーチミン、ハノイとダナン間は早朝から夜遅くまで30分おきぐらいにフライトがあり、所要時間はどちらの区間も1時間20分程度です。行きは直行便を利用し、帰りはハノイまたはホーチミンに立ち寄って買い物やグルメを楽しんでから深夜便で帰国というパターンもおススメです。
写真:中山 杏
地図を見るハノイやホーチミンはバイクの群れが怖くて道がなかなか渡れない!というのが旅行者の悩みの一つ。でもダナンは2大都市に比べるとリゾートらしくのんびりしていて、交通量も比較的少なめです。
また最近は写真映えするおしゃれなレストランやカフェ、ショップが急増していて、センスの良い雑貨もなどのお土産も充実してきました。そして“世界一おいしい”と言われるベトナム風バゲットサンドイッチのバインミー屋がホイアンにあるなど、ダナンとホイアンはB級グルメも楽しめるところです。
写真:中山 杏
地図を見る航空会社および、直行便、経由便によりフライトスケジュールが異なりますが、ダナン、ホイアンだけなら2泊4日でも十分楽しめます。
<1日目>朝、出発→昼過ぎ、ダナン到着。ホテルチェックイン後、周辺散策。
<2日目>ホイアン旧市街観光→スパ、マッサージ
<3日目>ダナン市内観光、ショッピング&カフェめぐり。深夜、ダナン出発(機中泊)。
<4日目>朝、帰国。
3日目はお昼頃ホテルをチェックアウトした後も荷物を預かってもらえることが多いので、荷物の増える買いものは最終日に。深夜のフライトの場合、シャワーが浴びられるスパでさっぱりしてから空港へ向かうのもおススメです。
写真:中山 杏
地図を見る2泊4日でも十分満喫できますが、もう1泊増やすことができれば、好みに合わせて周辺地域へも足を延ばせます。
<1日目>朝、出発→昼過ぎ、ダナン到着。ホテルチェックイン後、周辺散策。
<2日目>ホイアン旧市街観光→スパ、マッサージ
<3日目>午前ミーソン遺跡観光+午後ショッピング、または終日フエ観光、または終日バーナーヒルズ観光
<4日目>ダナン市内観光、ショッピング&カフェめぐり。深夜、ダナン出発(機中泊)。
<5日目>朝、帰国
かつて栄えたチャンパ王国の聖域、世界遺産に登録されているミーソン遺跡へは、ホイアンから車で約1時間15分。広大な敷地に点在するレンガ造りの遺跡群は迫力満点ですが、徒歩で見て回るため午後は暑くなるので、午前中の観光がおススメです。
写真:中山 杏
地図を見る「ベトナムの京都」とも呼ばれ、かつてベトナムの都が置かれていた世界遺産フエへは、ダナンから車で約3時間。グエン王朝時代の歴代の王様の帝廟や、寺院巡りが観光の定番です。また、米麺のピリ辛ヌードルスープ「ブンボー・フエ」や宮廷料理など、フエならではのグルメも楽しめるところです。
そしてテーマパーク好きにおすすめなのが、ダナン市内から車で約40分のバーナーヒルズ。2018年に完成した「神の手」と呼ばれる巨大な手の平にかけられた山の上の橋「ゴールデンブリッジ」が、世界でも話題になりました。橋のほかにも、パーク内には中世ヨーロッパをイメージした街並みやケーブルカーなどもあって、1日楽しめます。
写真:中山 杏
地図を見るダナン、ホイアンに1週間の滞在が可能なら、それぞれの都市と周辺都市まで、余裕を持ってじっくり見て回ることが可能です。満足のいく滞在になること間違いなし!
<1日目>朝、出発→昼過ぎ、ダナン到着。ホテルチェックイン後、周辺散策(ダナンまたはホイアン泊)
<2日目>終日ホイアン旧市街観光、服のオーダーメイド(ダナンまたはホイアン泊)
<3日目>午前ミーソン遺跡観光、午後ホイアン旧市街でオーダーメイドした服の試着と受け取り&ショッピング
<4日目>終日フエ観光(フエ泊)
<5日目>終日フエ観光、夕方ダナンへ(ダナン泊)
<6日目>ダナン市内観光、ショッピング&カフェめぐり。深夜、ダナン出発(機中泊)。
<7日目>朝、帰国
写真:中山 杏
地図を見るホイアン旧市街には仕立て屋がたくさんあり、安くて速い服のオーダーメイドが人気です。現地到着後できる限り早くお店に行って生地選びや採寸をし、できれば仮縫いの段階で一度試着し、直してほしいところがあればお店の人に伝えましょう。もう少し長く、短くなど、細かい調整にも対応してくれますので、遠慮せずに納得がいくまで希望を伝えましょう。
またホイアンでは毎月満月のころ、旧暦の14日に「ランタン祭り」が開催されます。そしてダナンでは土日の夜9時頃から、市内中心部のロン橋、通称ドラゴンブリッジから火と水を吐くパフォーマンスが実施されます。これらを見たい方は、旅行日程を決める際に参考にしてください。
近くて物価の安いダナンなら、旅行期間が長くても短くてもきっと満足のいく滞在ができるはず。予算とお休みの取れる日数に合わせて、旅のプランを考えてみてくださいね。ぜひダナン旅行を楽しんでください!
2019年11月現在の情報です。発着空港、航空会社により、フライトスケジュールが異なりますので、行程はあくまでも参考としてご覧ください。
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(2024/3/19更新)
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