アライバルビザとは?現地で取得できるビザの条件・国・注意点を徹底解説 | トラベルjp 旅行ガイド

アライバルビザとは?現地で取得できるビザの条件・国・注意点を徹底解説

アライバルビザとは?現地で取得できるビザの条件・国・注意点を徹底解説

更新日:2025/08/22 08:29

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アライバルビザ(Visa on Arrival, VOA)とは、渡航先の空港や国境で入国時に取得できるビザのことを指します。

日本のパスポート所持者は多くの国と地域でビザが免除されていますが、一部の国ではこのアライバルビザの取得が必要です。本記事では、アライバルビザの基本的な情報から、取得できる国や具体的な手続き方法、さらには注意点まで、海外旅行初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。

アライバルビザとは?

アライバルビザとは?

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「アライバルビザ(Visa on Arrival, VOA)とは、渡航先の空港や国境に到着した際、その場で申請・取得できるビザのことを指します。

通常、ビザは渡航前に大使館や領事館で取得するのが一般的ですが、アライバルビザは到着国での手続きが認められているため、事前にビザを申請する手間を省けるのが特徴です。

日本のパスポート所持者は2025年8月現在190以上の国と地域でビザが免除されていますが、ブータンやガーナなど、一部の国では渡航目的に関わらずビザ取得が必須となります。その中でも、事前にビザを取得する代わりに、現地到着時にビザの申請・取得が可能な国があり、これがアライバルビザです。

日本のパスポートでアライバルビザが取得できる国

日本のパスポートでアライバルビザが取得できる国

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日本のパスポート所持者がアライバルビザを取得できる国はどこでしょうか?以下、一部の国を抜粋してご紹介します*。

・インド
・インドネシア
・カンボジア
・ネパール
・ジンバブエ

本記事では、日本人観光客に人気の「インド」「カンボジア」のアライバルビザ取得方法についてご紹介します。

*2025年8月現在。最新情報を必ずご確認ください。

アライバルビザの取得方法:インド

インドでは2017年から“日本人向け到着時ビザプログラム”が始まり、観光目的で滞在期間が60日以内の渡航であれば、到着空港でビザの取得が可能です。

ただし、運用空港がバンガロール、チェンナイ、デリー、ハイデラバード、コルカタ、ムンバイに限られていること、パスポートの有効期間が6か月以上であることなどの条件があるので、インド大使館のHPを必ず確認してください。

またアライバルビザでは滞在期間の延長、他の種類のビザへ変更ができない点も注意しましょう。

アライバルビザの取得方法:インド

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アライバルビザの申請書は、インド大使館のHPからダウンロード、もしくは機内や現地の空港でも入手可能です。航空会社によっては機内で配布されます。用紙はもちろん英語表記なので、事前にプリントアウトして記入した方が安心でしょう。

現地空港に到着したらビザカウンターへ行き、記入済みの申請書と入国カード、パスポートを提示。ここでビザ発給担当官による審査があります。

問題なければカウンターを移動し、ビザ申請料を支払います。申請料は1人2,000ルピー(約3,393円)で、子供も同額です。アメリカドル、日本円、クレジットカードの支払いも可能。支払いが終わればパスポートにスタンプが押され、晴れてインド入国です!

アライバルビザの取得方法:カンボジア

アンコールワットをはじめとする遺跡観光が人気のカンボジアも、ビザの取得が必要な国のひとつ。現地の空港で申請すると、30日間滞在可能なツーリストビザを取得することができます。

運用空港はプノンペン、シェムリアップなどで、有効期間が6か月以上のパスポートが必要です。

アライバルビザの取得方法:カンボジア

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現地空港に到着したら、アライバルビザの申請カウンターへ。申請はご自身のスマートフォン(主要な国際空港には備え付けのタブレット端末あり)から行います。

登録が終わったらビザ取得料金30ドル(約4,428円)を支払い、カウンターでパスポートを提示してビザを受け取ります。支払いはクレジットカードか現金となりますが、申請方法によって異なるので現地係員にご確認ください。

アライバルビザで注意すること

ビザの要件は情勢によって予告なしに変わることが多いため、常に最新情報を得るようにしましょう。SNSの書き込みやブログの体験記ではなく、大使館や総領事館のHPなどで、正確な情報をチェックするのが重要です。

また、到着便が集中したときなど、ビザ取得カウンターが大混雑する場合もあります。書類の記入に手間取ってしまうと、貴重な滞在時間をロスしてもったいないですね。現地ガイド同行ツアーを利用する場合は、同じツアーの参加者と現地ガイドを待たせてしまうことにもなります。

アライバルビザで注意すること

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言語に不安のある方や旅行初心者の方は、少々割高でも日本であらかじめビザを取得しておく方が安心です。インドやカンボジアのビザはインターネットを使ったe-VISAで申請すれば、わざわざ大使館へ足を運ぶ必要はありません。

旅行会社のツアーで参加する場合は、どのような方法でビザを取得するのがいいか事前に相談してもよいでしょう。手数料がかかりますが旅行会社でも代行取得してもらえるので、とにかく手続きが不安という方はあわせて確認を。

アライバルビザに関するよくある質問(FAQ)

Q:最新のアライバルビザ情報はどこで確認できますか?
A:渡航先の大使館や外務省などのサイトなどを参照してください。例えばインドのアライバルビザであればGovernment of Indiaの公式サイトから最新情報を確認することができます。各国の日本大使館や領事館の公式サイトに記載されていることもあります。

Q:アライバルビザが取得できないことはありますか?
A:過去にその国で不法滞在など問題を起こしたことがある、アライバルビザ取得の要件を満たしていない、など特段の理由がなければ概ね問題なく取得できますが、急に発給要件が変更になり許可されないことも考えられます。なお、万が一取得できなかった場合は、そのまま帰国することとなります。

Q:アライバルビザの取得にかかる時間はどのくらいですか?
A:混雑状況によりますが、通常は数十分程度とされています。しかし、到着便が集中した場合など、予想以上に時間がかかることもあるため、時間に余裕を持つことが重要です。

Q:アライバルビザとe-VISA(電子ビザ)は同じものですか?
A:いいえ、アライバルビザとe-VISAは異なります。アライバルビザは現地到着後に申請・取得するのに対し、e-VISAは渡航前にインターネットを通じてオンラインで申請し、取得する電子ビザです。どちらも大使館へ行く手間を省ける点では共通していますが、手続きのタイミングが異なります。

最新のビザ情報を必ず確認!

要件に当てはまる人がアライバルビザの取得に失敗、ということはあまりないようですが、取得条件は急に変わることがあります。パスポートの査証欄の残りページが足りない、過去の渡航歴が原因で却下される、ということも考えられます。

ビザの情報は目まぐるしく変わるため、渡航前に必ず最新かつ正確な情報を確認するようにしましょう。

また、ビザは不要でも電子渡航認証(アメリカのESTA、カナダのeTAなど)の申請が必要な国・地域があります。アライバルビザとは異なるため、注意してください。

本記事は2025年8月時点の情報に基づいています。ビザ情報は予告なく変更される場合がありますので、必ず渡航前に各国大使館や外務省の最新情報をご確認ください。
※写真はイメージです。

掲載内容は執筆時点のものです。

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