ナイアガラの滝、ロッキー山脈にオーロラと大自然の魅力がいっぱいのカナダ。バンクーバーやビクトリア、トロントなど都市部とあわせて観光に行かれる方も多いのではないでしょうか。
この記事ではカナダのWi-Fi事情と、現地カナダでインターネットを利用する方法をご紹介します。
カナダのWi-Fi環境は日本と比べるとかなり整っていると言えます。
お隣の国アメリカ同様、都市部や観光地であればWi-Fiが使えないということはほとんどありません。
まずは、誰でも無料で使えるカナダのフリーWi-Fi事情とフリーWi-Fiが使える場所をお伝えします。
カナダにはフリーWi-Fiを使える場所がたくさんあります。
まずはカナダの玄関口であるバンクーバーやトロントの国際空港。どちらもフリーWi-Fiが飛んでおり、メールアドレスや電話番号を入力しなくても接続することができます。
バンクーバーでは「#VanWiFi」というフリーWi-Fiが飛んでいます。こちらも登録等は不要で、市内760箇所以上で利用することができます。
トロントでは地下鉄の全駅でフリーWi-Fiが使えます。「TCONNECT」を選択しブラウザを開くだけでWi-Fiに接続できます。
その他、ショッピングモールやカフェ、レストランでもフリーWi-Fiを提供しているところが多いです。
観光客に便利なのはやはりチェーン系のコーヒーショップ。スターバックスはもちろん、カナダ最大のチェーン店Tim Hortons(ティム・ホートンズ)はどこにでもあるので、ちょっと調べ物をしたい時やドーナツとコーヒーで休憩しながらSNSを利用したい時にも便利ですよ。
カナダで人気のバンフ国立公園やオーロラで有名なイエローナイフは、Wi-Fiどころか携帯電話の電波が届かないところも。大自然の中ではデジタルデトックスを楽しみ、街の中心地やホテルに戻った時にWi-Fiを利用するようにしましょう。
バンクーバーやビクトリア、トロントなどの都市部の観光であれば公共のフリーWi-Fiだけで困ることはないでしょう。
ただ、フリーWi-Fiのセキュリティ面が心配な人、常にインターネット環境が必要な人は、日本からWi-Fiルーターをレンタルしていくと良いかもしれません。
日本を出発する前にレンタルしておけば、カナダに着いてからWi-Fiルーターの電源を入れ、スマートフォンと接続するだけで使えるので簡単で便利です。
レンタルの受取・返却も日本国内で完結するので言葉の壁がないのも安心ですね。
SIMロックがかかっていないスマートフォンを使っている方は、カナダの現地SIMはどうなんだろう?と気になるかもしれませんね。
結論から言うと、カナダの現地SIMはあまり短期旅行者向けとはいえません。プリペイドSIMだとPublic Mobile(パブリック・モバイル)やChatr Mobile(チャター・モバイル)などがありますが、いずれも長期契約がメイン。
空港のセブンイレブンでも現地SIMを購入できますが、プリペイドSIMに慣れていない人は複雑に感じるかもしれません。データ通信を利用するには、SIMカード$10(1,117円)に加え、追加のプランを購入する必要があります。通話付だと1GBで$25(2,793円)、5GBで$40(4,469円)です。どうしても現地SIMが必要な場合は、空港ではなく街中のショップで購入する方が簡単でコストも抑えられます。
なお出発前に日本でSIMカードを用意することも可能。また端末本体に埋め込まれたチップに、契約者の情報をデータとして内蔵するeSIM対応のスマートフォンであれば、データを書き換えることでSIMカードを入れ替える必要なく、料金プランを切り替えることができます。
フリーWi-Fiだけでは心配だけど、Wi-Fiルーターをレンタルしたり、現地SIMを購入したくないという方は、日本で使っている携帯電話会社の海外パケットサービスを利用するという手もあります。
海外パケットサービスの定額プランを利用すれば、データ通信量を気にせずインターネットを使う事ができます。料金はキャリアによって異なるので、事前に確認しておきましょう。また「データローミングをオフにする」など注意点もあるので、あわせて確認しておくと安心です。
カナダ旅行でできるだけ安くインターネットを利用するには、以下の順番となります。
1. フリーWi-Fiのみ
→0円
2.フリーWi-Fiと一時的に海外パケットサービスを利用
→1日あたり980〜2,980円*
3.Wi-Fiルーターをレンタル
→1日あたり670円〜*
4.現地SIM
→1,117円(SIMカード)+プラン料金〜
一番安いのはもちろん無料のフリーWi-Fi。
次に安いのは、海外パケットサービスを数時間〜1日だけ利用する場合。一見Wi-Fiルーターのレンタルの方が安く見えますが、ルーターのレンタルは出国から帰国までの期間となるので、1日しか利用しなくても旅行期間分支払う必要があります。逆に海外パケットサービスを2日以上利用する場合は、Wi-Fiルーターをレンタルした方が安くなります。
また現地SIMはデータ無制限ではないため、容量を超過した場合は追加で買い足す必要があります。
*キャリアやレンタルする会社によって金額は異なります。
普段は現地SIM派の筆者ですが、フリーWi-Fiを使えることが多いカナダでは一度も現地SIMを使ったことがありません。
フリーWi-Fiではセキュリティ面で心配という方は、Wi-Fiルーターのレンタルか携帯電話会社の海外定額パケットサービスを利用することをオススメします。日本で購入できるSIMカードやeSIMなど、近年選択肢も拡大。ぜひご自身にあったインターネット接続方法を探してみてくださいね。
※2024年3月現在の情報となり、本記事は概要を説明したものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/3更新)
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