更新日:2024/03/07 13:53
旅行、ビジネスとあらゆるシーンで活躍する東海道新幹線。便利な交通手段ですが、持ち込める荷物の大きさや個数、置き場所に悩んでしまう方もいるでしょう。当記事で新幹線への荷物の持ち込み方や置き方について詳しく説明!さらに東海道・山陽・九州新幹線の「特大荷物スペースつき座席」、そして座席の手配に便利なネット予約サービスについて解説します。(PR)
旅行にビジネスに、毎日たくさんの人々が利用する東海道新幹線。特に旅行のときには大きな荷物を持って乗車する方もいるでしょう。そもそも新幹線に持ち込める荷物のサイズをご存知でしょうか。
現在、新幹線に持ち込める荷物のサイズはあらかじめ決まっておりタテ・ヨコ・高さ「3辺の合計が250cm以内、重さ30kg、最大2つまで」と規定されています。また手荷物は、原則、座席上部の荷物棚に収納するか、小さな場合は足元などに置いておきます。荷物棚のスペースは近くの人と譲りあって利用しましょう。
なお防犯対策のため、荷物棚が空いていても貴重品は必ずお手元に!
しかし重たいものや棚に乗らない大きなスーツケースなどはどうやって持ち込み、車内に置いておけばよいのでしょうか。
安心して荷物の置き場を確保するなら、東海道・山陽・九州新幹線の「特大荷物スペースつき座席」を利用するのがおすすめです。
これまでスーツケースなどの大きな荷物は、車両最後部席後ろのスペースや客室外のデッキに、乗客それぞれの判断で早いもの勝ちで置いている状況でした。しかしそれでは盗難などの心配があるほか、もしもスペースが空いていなかったら…と考えると安心して荷物を持ち込むことができません。
そこで、2020年5月20日(水)より、東海道・山陽・九州新幹線では一部の指定席車両最後部席を「特大荷物スペースつき座席」として設定。座席とスペースをセットで事前予約をすることで、座席後ろのスペースを荷物置き専用の「特大荷物スペース」として利用できるように新ルールが導入されました。
荷物用のスペースを予約すればこれまでのようにスペース確保に焦る必要がなくなり、途中駅から乗り込む場合も安心して大きな荷物を持ち込めます。また荷物を目の届く座席近くに置いておけること、乗降口に近いのでスムーズに乗り降りできるのも嬉しいですね。
あわせて、荷物棚にのらないような大きな荷物を持ち込む際は、この「特大荷物スペースつき座席」を予約した場合に限る新ルールも、同じく2020年5月20日(水)から導入されました。具体的には、「3辺合計160cm超250cm以内」の荷物は「特大荷物」となり、最後部座席後ろのスペースに収容することが必要となります。
なお楽器や自転車などのスポーツ用具、ベビーカーなどは特大荷物のルールは適用されませんが、事前予約をすれば特大荷物スペースを利用することができます。
※3辺の合計160cm超の大型荷物は、概ね国際線航空機で貨物室に有料預入となるサイズです
特大荷物スペースつき座席は、普通車指定席・グリーン車に設置され、各指定席料金と同額で利用できます(一部設定されない号車もあります)。座席指定が必須となるため自由席車両に特大荷物スペースつき座席はありません。従って「3辺合計160cm超250cm以内」の「特大荷物」を持って自由席に乗車することはできなくなります。指定席を予約するためには以下の3つの方法があります。
1.インターネット予約サービスを利用する
JR東海が提供するスマートEXなどインターネット予約サービスから特大荷物スペースつき座席の予約・購入が可能です。後ほど詳しくご紹介します。
2.駅の窓口で予約する
きっぷうりばで指定席を予約します。係員に特大荷物を持ち込むことを伝えて、特大荷物スペースつき座席を予約しましょう。
3.駅の券売機で予約する
窓口に並ばなくても、JR駅に設置されている指定席券売機で指定席の予約・購入が可能です。座席指定をする際、特大荷物スペースつき座席を選びましょう。
新幹線の指定席は利用日の1ヶ月前の10時に予約を開始するので、確実に予約したい人は発売前に利用する列車を決めて予約の準備をしましょう。特にお盆休みや年末年始、GWなどの繁忙期は旅行や帰省などで大きな荷物を持って東海道新幹線を利用する旅行者が増える季節。早めにスケジュールを立てて利用する列車を決めておくと安心ですね。
特大荷物スペースつき座席はどんなときに便利なのでしょうか。おすすめの利用シーンについてご紹介します。移動時の荷物の悩みがなくなれば、旅行が一層楽しいものになるはずです。
・ベビーカーを持ち込む場合
小さなお子さんと一緒のご旅行の場合、車内でベビーカーの置き場所に困るもの。特大荷物スペースつき座席なら、置き場所探しに悩む必要がありません。乗降口が近いので、乗り降りしやすい点もおすすめです。
・家族で帰省する場合
年末年始やゴールデンウィーク、お盆に家族全員で帰省。荷物の個数を減らそうとして、1つの1つの荷物のサイズが大きくなってしまう方もいるでしょう。特大荷物スペースつき座席なら事前予約ができるので、スペース確保に焦る必要がありません。座席のすぐ後ろにスペースがあるので、すぐに荷物を確認できる点も安心です。
一方でこの座席は数に限りがあるため満席となる可能性も。新幹線の荷物棚は3辺合計160cm以内の荷物であれば概ね収納できるので、コンパクトに荷物をまとめておいた方が、座席予約は断然スムーズでしょう。
・外国からの旅行者が利用する場合
東海道新幹線は海外からの観光客にも大人気。東京〜京都〜博多まで東海道新幹線を乗り継いで旅をする方も多いでしょう。長期間滞在するため大型のスーツケースを持って移動する旅行者も多く、もしあなたが海外の方の代わりに東海道新幹線のきっぷを予約する機会があれば、特大荷物スペースつき座席を選ぶのがおすすめ。車両の出入り口に近い席なので、席を見つけやすい、お手洗いなどに行きやすい、といったメリットもありますよ。
特大荷物スペース座席について、気になる質問をまとめました。
・事前予約をしないと荷物置き場に荷物を置けないの?
事前予約なしでこの特大荷物スペースに荷物を置くことはできません。なお、事前予約なく3辺計160cmの荷物を持ちこんだ場合は、所定の手数料(1,000円・税込み)を支払い、乗務員が指定する箇所に荷物を収納することとなります。
自分の荷物が3辺計160cmを超えていないかどうか、事前に東海道新幹線の各駅に設置されている測定台や、ご自宅のメジャー等で確認しておくと安心ですね。なお、160cm以下の荷物の場合は網棚の上や足元に収納しましょう。
・全ての列車・号車に「特大荷物スペースつき座席」の設定はある?
列車によって設定座席に限りがあり、時間帯や区間によって設定されない場合があります。利用する列車に該当座席があるかどうかは、予約時に確認しましょう。
なお「特大荷物スペースつき座席」は指定席ですので、自由席の号車にこの設定はありません。
・荷物が特大荷物のサイズではない物でも、特大荷物スペースつき座席は予約できる?
女性や年配の方で荷物棚に大きな荷物を持ち上げるのが難しいなど、特別な事情がある方もこのスペースを利用できます。
ただ原則特大荷物を持ち込む乗客用の席となるため、この荷物置き場を利用しない場合は、なるべく他の座席を予約しましょう。
「特大荷物スペースつき座席」は座席数が決まっているため、早めの予約が肝心。自宅や会社から気軽に空席照会や予約、変更ができたら便利ですよね。「特大荷物スペースつき座席」を予約するならJR東海が提供する「スマートEX」がおすすめ。東海道・山陽新幹線のネット予約サービスで、スマートフォンやパソコンでクレジットカード等の情報を登録すればすぐに予約でき、列車の発車時刻前までなら何度でも手数料無料で変更できます。窓口に並ぶ必要がなく、いつでも手軽に操作できてとっても便利。年会費無料なのも嬉しいポイントです。
予約後はスマートEXに登録した交通系ICカードを改札にタッチするだけで東海道新幹線に乗車できます。大きな荷物を運びながら改札を通過する度にきっぷを取り出すのはなかなか大変。スマートEXなら移動時のストレスも軽減できますね(2名以上の予約の場合等、指定席券売機等で事前に「きっぷ」を受け取る必要があります)。
「EX早特21ワイド」など、早めの予約でお得になる『早特商品』もあります(席数・区間限定、設定除外日あり)。東海道新幹線を利用する予定があれば、早めに予約することで旅がもっとお得になりますよ。
東京駅と新大阪駅を結ぶ東海道新幹線。東京、京都、大阪と海外でも人気の観光都市に停車し、静岡を走行する際は車窓から富士山も見えることから、海外でも人気の高い新幹線です。
新幹線に大きな荷物を持ち込む場合は事前に大きさを調べておき、特大サイズに該当する場合は、スペースつき座席を予約しましょう。また、なるべく持ち込む荷物を最小限にする、荷物棚も譲り合いを心がけることで、気持ちよくスムーズに新幹線を利用できますよ。
スマートEXなど便利な予約サービスも登場し、ますます便利になる東海道新幹線。事前によく調べて、快適な東海道新幹線の旅を楽しんでくださいね。
【この記事は JR東海 とのタイアップです】
(2024/3/19更新)