東京から約5時間で行くことのできるフィリピン、マニラ。スペイン統治時代の面影が残る旧市街地から近代的な街並み、自然豊かな避暑地、カジノなどのエンターテインメントまで見どころ満載です。
そんなフィリピン・マニラへの旅行費用は、一体どのくらいかかるのでしょうか。日本からの交通費・宿泊費の相場から現地での滞在費の目安まで、モデルケースに沿って詳しくご紹介していきます。
旅行にかかる費用のうち大半を占めるのが「交通費」と「宿泊費」。まずはこの費用について、個人手配の場合の相場を見ていきましょう。
【交通費/航空券代】
東京(成田・羽田)、大阪、名古屋、福岡、札幌からフィリピン・マニラのニノイ・アキノ国際空港へ、様々な航空会社によって直行便が運航されています。東京発着の場合、大人1人あたり往復で50,000円前後が相場。LCCを利用すれば、時期によっては往復30,000円以下で購入することも可能です。
なお、直行便の所要時間は、往路5時間程度、復路4時間程度。何と言ってもこの近さがフィリピンの魅力です。深夜発・早朝着のフライトを利用すれば、週末トリップも十分楽しめます。
提供元:写真AC
https://www.photo-ac.com/【宿泊費】
フィリピンの中心部、マニラ首都圏の中でも、カジュアルなホテルから高級ホテルまで様々なタイプのホテルがあります。時期や部屋タイプによっても価格は大きく変わりますが、ここではグレード別に、1泊あたりのホテルの室料をざっくりとご紹介します。
・スタンダードクラス:5,000円〜
・スーペリアクラス:8,000円〜
・デラックスクラス:15,000円〜
宿泊費を抑えたい方は、もっとリーズナブルな価格のホテルもあります。一方で、手頃な値段でラグジュアリーホテルを利用できるのも東南アジアの魅力のひとつ。ホテル予約サイトの利用や航空券とのセット購入などで、更にお得な価格で宿泊することも可能です。
海外旅行で気になるのが現地の物価。まずは目安となるフィリピン・マニラのおおよその物価を確認してみましょう。ここでは1ペソ=2円として計算します。
・一般タクシー初乗り料金:40ペソ(約80円)
・ペットボトル入りの水(500ml):15ペソ(約30円) ※スーパーで購入した場合
・現地の瓶ビール:85ペソ(約170円) ※飲食店で注文した場合
・ハロハロ(フィリピンのかき氷、Mサイズ):75ペソ(約150円)
・シニガン(フィリピンの酸味があるスープ):250ペソ(約500円)
・高級ホテルのアフタヌーンティ(2人分):1,500ペソ(約3,000円)
・スパで全身マッサージ(90分):1,500ペソ(約3,000円)
・ドライマンゴー(100g):120ペソ(約240円)
基本的には物価の安いフィリピンですが、物によっては日本と同等、もしくは日本より高いものもあります。マカティなど観光地で安全・安心に食事を楽しみたい場合、日本のレストランと同じくらいの費用がかかると思った方が良いでしょう。
では、現地での滞在費はどのくらいかかるのでしょうか。3泊4日のモデルプランを参考に見ていきましょう。
【1日目】 3,050ペソ(約6,100円)
<プラン>
ニノイ・アキノ国際空港→ホテルチェックイン→ショッピングモールで買い物→カジノリゾートでエンターテインメントを満喫
<滞在費>
・空港からホテル(マカティ):0(ホテルの送迎サービス利用)
・夕食:カジノリゾートの人気ブッフェ 2,700ペソ(約5,400円)
・マカティーカジノリゾートの往復タクシー代:350ペソ(約700円) ※同乗者と折半
※別途カジノでのプレー代(実費)がかかります。
【2日目】 10,000ペソ(約20,000円)
<プラン>
イントラムロスを散策→モダンフィリピンレストランでランチ→高級ホテルのスパ→老舗スパニッシュでディナー
<滞在費>
・オプショナルツアー(イントラムロス観光):2,800ペソ(約5,600円)
・昼食:モダンフィリピン料理 700ペソ(約1,400円)
・高級ホテルのスパ(全身マッサージ90分):4,500ペソ(約9,000円)
・夕食:老舗スパニッシュ 2,000ペソ(約4,000円)
提供元:Pixabay
https://pixabay.com/ja/【3日目】 8,800ペソ(約17,600円)
<プラン>
高原の避暑地タガイタイで半日観光→ボニファシオグローバルシティ(BGC)を散策→高級ホテルのルーフトップバーで夜景を満喫
<滞在費>
・オプショナルツアー(タガイタイ観光、昼食込):6,500ペソ(約13,000円)
・夕食:ルーフトップバー 2,000ペソ(約4,000円)
・ホテルーBGCの往復タクシー代:300ペソ(約600円) ※同乗者と折半
【4日目】 825ペソ(約1,650円)
<プラン>
ホテルチェックアウト→人気カフェでランチ→ニノイ・アキノ国際空港
<滞在費>
・昼食:人気カフェ 650ペソ(約1,300円)
・マカティから空港へのタクシー代:175ペソ(約350円) ※同乗者と折半
※1日目昼食、4日目夕食は機内食のため、滞在費には含みません。
※2〜4日目朝食はホテルの朝食ブッフェを想定しています。
このモデルプランの場合、合計で22,675ペソ(約45,350円)となります。この他、カジノでのプレー代やお土産代などを考えながら予算を立てると良いでしょう。
先ほどご紹介したモデルプランの滞在費を踏まえ、3泊4日のフィリピン旅行の合計費用を見てみましょう。
・往復航空券代(日系航空会社利用、直行便):50,000円
・スーペリアクラス3泊(朝食付):15,000円 ※同室者と折半
・4日間の観光・食事代など:50,000円
合計で115,000円程度です。航空券とホテルをパッケージツアーで予約した場合、同水準の内容で55,000円程度〜。滞在先やフライトの選択肢は限られますが、手軽でお得なツアーをうまく活用するのもおススメです。添乗員が同行する観光付きツアーは少ないため、必要に応じてオプショナルツアーをご検討ください。
提供元:Pixabay
https://pixabay.com/ja/フィリピンに限ったことではありませんが、日本発着の飛行機代が高騰するGW、夏休みシーズン、年末年始などの大型連休は、総じて旅行代が高くなります。
一方で、年末年始の盛り上がりが落ち着く1月中旬〜2月は、比較的旅行代を安く抑えることができます。この時期は乾季にあたり、雨が少なく晴れる日が多いこと、1年の中で最も気温が低く過ごしやすいことから、観光にもぴったりです。
フィリピンなどの東南アジアでは、費用を抑えながら充実した旅行を楽しむことができます。ただ、飛行機やホテルを一つ一つ予約したり、ローカルな乗り物やタクシーを使って移動するのは、海外旅行に慣れていない方にとってハードルが高いもの。各旅行代理店が催行しているパッケージツアーをうまく活用して、賢く旅行の計画を立てましょう。特にマニラ郊外を訪れる場合は、オプショナルツアーやドライバー付きレンタカーの利用がおススメです。自分好みにアレンジして、想い出に残るフィリピンの旅をお楽しみください。
2019年12月現在の情報です。航空券、ホテル料金、ツアー料金、ツアー特典などは時期によって異なります。また、滞在費用などは一例となりますので、あくまでも目安としてご覧ください。
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(2024/3/18更新)
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