海外旅行「SIMカード」の使い方 現地で購入する?メリット・デメリットは? | トラベルjp 旅行ガイド

海外旅行「SIMカード」の使い方 現地で購入する?メリット・デメリットは?

海外旅行「SIMカード」の使い方 現地で購入する?メリット・デメリットは?

更新日:2025/10/23 15:32

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部

海外旅行でスマホを使う方法として、Wi-Fiルーターのレンタルや通信会社のパケット定額サービス利用が考えられます。しかしそれ以外に、海外用SIMカードに差し替えて使うという方法も!

設定が難しそう、言葉が分からないのに現地の通信会社で手続きなんて無理、と少しハードルが高く感じますが、実は意外と手軽に利用できるんです。

海外旅行初心者向けに海外用SIMカードの購入方法、使い方などをご説明します。

海外旅行でSIMカードを使うために必要な物は?

海外旅行でSIMカードを使うためには、SIMフリーのスマートフォンが必要です。

2021年10月1日以降に発売されたスマホは、原則としてSIMロックがかかっていませんが、条件によってはロックされている場合もあります。詳しくは各キャリアの公式サイトで確認してください。

端末によってはSIMカードを差し替えるためにピンが必要です。こちらも忘れずに持って行きましょう。

海外旅行でSIMカードを使うために必要な物は?

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そして一番重要なのは、海外で使えるSIMカードを用意すること。どこで入手すればよいのでしょうか?海外と日本、それぞれの入手方法と手続きを次項からご説明していきます。

SIMカードを現地で購入

SIMカードを渡航先で購入するには、現地通信会社のショップへ行く必要があります。都市部であれば街中に通信会社のショップがありますが、慣れない場所でお店を探すのも大変ですし、見つかるまではインターネットが使えない状態が続いてしまいます。

多くの空港では、到着ロビーに通信会社のカウンターがあります。国によっては複数の会社のカウンターが並んでいることも。街中のショップより割高、選べるSIMのプランが少ないという場合もありますが、スタッフが旅行者の対応に慣れているので安心感があり、すぐにネット環境を手に入れることができるのでおすすめです。

国によってはコンビニやショッピングモールでプリペイドSIMカードが販売されているので、自分で開通手続き(アクティベート)をすることも可能です。しかしアプリ上のビデオチャットで身元確認が必要となる場合もあるので、慣れない方はカウンターで手続きするのがよいでしょう。

SIMカードを現地で購入

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通信会社のカウンターではデータ容量や使用できる日数によって、いくつかプランが用意されています。プランのリストを見せてもらって希望のプランを選び(指差しでOK!)、スタッフにスマホを渡します。スタッフは慣れているので手早くSIMカードを差し替えて設定、すぐに使える状態にして返してもらえます。返してもらったらブラウザを表示し、ネットが繋がることを確認しましょう。日本で使っていたSIMカードも返却されるので、失くさないように気を付けます。

クレジットカード払いに対応していない通信会社もあるので、事前に確認しておきましょう。また手続きには身分証明書の提示が必要となる場合もあるので、パスポートも持参するのを忘れずに。

SIMカードを日本で購入

海外用のSIMカードを日本で購入することもできます。家電量販店や通信会社、ネットショップなどで取り扱いがあるのでチェックしてみましょう。ただしそれぞれのSIMカードでサービス対応エリアが決まっているので、渡航先が含まれているか必ず確認してから購入を。

SIMカードの規格にも注意が必要です。多くのスマホでnanoSIMが主流ですが、古い機種は標準SIMしか対応していないこともあります。海外用SIMカードはどの規格にも対応していることが多いですが、購入時に確認するのを忘れずに。

SIMカードを日本で購入

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日本で購入したら設定は自分で行います。設定の手順は付属の説明書を読みながら進めていけば大丈夫。ただし、出発日前に差し替えてしまわないように注意しましょう。もし購入したSIMカードの対象エリアに日本が入っていると繋がってしまい、その日から使用日数がカウントされる恐れがあります。出国前の待ち時間や機内、または到着後すぐに差し替えるようにしましょう。

SIMカードはなかなか差し替える機会がないので、旅行前に出し入れの練習しておくといいでしょう。

SIMカードを日本で購入

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SIMカードを差し替えたら、端末のAPN設定を行わないとネットに繋がりません。端末や通信会社によっては、設定画面でAPNや認証方式を入力する必要があります。説明書に記載されている情報を登録しましょう。

日本で使っていたSIMカードは失くさないように、保管場所を決めておきます。SIMカード保管用のケースを用意していく、テープでどこかに貼る、海外SIMカードが入っていた台紙にはめておくのもいいですね。

海外で購入した場合も同じですが、日本に帰国したらSIMカードを戻す必要があります。

海外SIMのメリット・デメリット

<メリット>
・長期滞在の場合は安く済む
1週間以上など長期で滞在する場合は、レンタルWi-Fi、通信会社のパケットサービスより安く済む場合があります。データ容量によってSIMカードの価格も変わるので、フリーWi-Fiと併用することで節約もできます。

・高額請求の心配がない
データ容量の分だけしか使用できないため、使いすぎる心配はありません。通信会社によっては足りなくなったら買い足すこともでき、使い勝手が良いのが特徴。

・繋がりやすい
国や通信会社によりますが、サービスエリアの広い通信会社を選べば秘境で繋がりやすいことも。

海外SIMのメリット・デメリット

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<デメリット>
・SIMカードの紛失が心配
SIMカードは本当に小さいので、紛失の心配がネックです。特に機内で差し替えようとしてうっかり落とすと大騒動になります。取り扱いに十分気を付けましょう。

・手続きが面倒
現地で購入する場合は、カウンターで設定する時間がかかります。スムーズに手続きできれば数分で終わりますが、混雑しているともう少し時間がかかることも。

なお、「eSIM」対応端末を利用している方なら、SIMカードを入れ替える必要がありません!eSIMについて詳しくは、下のリンク先の記事をチェックしてくださいね。

こんな方にはSIMカードがおすすめ

自分で設定することに抵抗がない、一人旅や長期滞在、という方には、海外SIMカードが使い勝手がよく節約できるのでおすすめです。

スマホの設定方法がよくわからない、到着したらすぐ使いたい、という方にはWi-Fiルーターのレンタル、パケット定額サービスが良いでしょう。Wi-Fiルーターのレンタルについては以下のリンクをチェックしてみてくださいね!

本記事は概要を説明したもので、2025年10月現在の情報です。設定方法や手順は通信会社、商品によって異なります。利用前に必ず公式サイト等を確認してください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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