海外旅行ビギナーから根強いリピーターまでたくさんの人が訪れるハワイのオアフ島。ワイキキ内での日常的な移動、カイルアやノースショアへの1日観光など滞在中に交通機関を利用する機会が多々ありますが、どの移動方法がベストなのでしょう?物価が高めなハワイでは交通費も気になりますね。
今回は現地で主に利用されるバス、トロリー、タクシー、レンタカーの基本的な乗り方、メリット、使い分けの目安などをご紹介します。
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https://www.photo-ac.comまずはハワイ(オアフ島)の各交通機関について大まかなポイントをご紹介。
・バス
「ザ・バス」の愛称で現地の人々にも親しまれる路線バス。ホノルル市内の主要スポットはもちろん、ローカルなエリアまで広くカバーしているので、使い慣れると安い料金で行動範囲をかなり広げられます。
・トロリー
6ラインあるワイキキトロリーは主に観光客向けのもの。人気スポットを繋いだ路線で、乗車方法もわかりやすい。ツアー参加の場合、旅行会社が運行している独自のトロリーを利用できることも。
・タクシー
トロリーやバスでは行きにく場所や、ホノルル空港やゴルフ場などへの往復に使われます。
・レンタカー
1日だけ借りて郊外のノースショアやカイルアなどへ行くプランが人気。
以上の概要を踏まえた上で、各利用方法などの詳細を見ていきましょう!
写真:木内 つばめ
地図を見る100以上の路線でオアフ島全体を網羅するバス(The Bus)。さっそく料金の説明からすると、1回乗車が一律$2.75(約296円)、1日券が$5.50(約592円)。つまり往復するなら1日券を買ってしまって良いということです。この1日券、次に説明するトロリーのパスと比べるとかなりの破格。
写真:木内 つばめ
地図を見るバスの停留所は、ワイキキならメインストリート・カラカウア通りの1本裏に入ったクヒオ通りにあります。乗りたい路線番号のバスが来たら手を上げて、前から乗車。片道であれば料金箱にお金を投入、1日券が欲しい場合はドライバーから購入します。片道でも1日券でもおつりは出ないのでぴったりの金額のご用意を。またスーツケースのような大きな荷物は持ち込めません。
電光掲示板で次の停車場所の案内があるので、降りたいところでブザーか窓側にあるロープを引いて合図しましょう。前後どちらのドアからも降りられます。
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https://www.photo-ac.comバスの時刻表は現地で配布されていますが、ほぼ時間通りに来ません。そこでおすすめなのがスマホアプリ「Da Bus2」。現在地に近いバス停を検索できたり、次に何番のバスが何時頃到着するかなどをリアルタイムで知ることができるので、バスの使いやすさが格段にアップします。バスを利用する際はSIMカードやWi-Fiルーターを用意して、ぜひアプリが使えるようにご準備を。
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https://www.photo-ac.comワイキキ圏内の移動、また中心部から少し離れた人気スポットを結ぶワイキキトロリー。まずは6路線の運行間隔、主な行き先を見てみましょう。
・ピンクライン(約10分毎)⇒アラモアナ・ショッピングセンター
・イエローライン (約60分毎)⇒レナーズベーカリー、レインボー・ドライブイン
・パープルライン(約70分毎)⇒パールハーバー、ビショップ博物館
・レッドライン (約60分毎)⇒カカアコ、パンチボウル
・グリーンライン(約35分毎)⇒ダイヤモンドヘッド、カハラモール
・ブルーライン(1日3便)⇒ハナウマ湾
本数が少ないラインは復路のことも考えて利用する必要がありますね。
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https://www.photo-ac.comトロリーのパスはDFS1階のサービスカウンターで購入可能。全てのラインが乗り放題になるものだと1日券$45(約4,842円)、4日券$65(約6,994円)、7日券$75(約8,070円)です。その他、2ラインだけに乗る1日券など券種はさまざま。ピンクラインとイエローラインについては片道$2(約215円)の現金で乗車することも可能。またJCBカードを提示すればピンクラインは無料で乗れるというサービスはあまりにも有名ですね。
乗り方は、停留所にトロリーが到着したらまず降りる人を待ってから乗り込みます。ドライバーにパスやカードを提示して(現金ならぴったりの金額を渡して)乗車。全ての停車場所で止まるので、目的地に着いたら降車しましょう。
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https://www.photo-ac.comワイキキトロリー以外に各旅行会社が運行するトロリーもあります。基本的にその会社のツアー参加者が乗車できるもので、各社考え抜いた路線や豊富な本数でトロリーを走らせており、ツアー比較の決め手となるくらいです。
旅行会社によってはパスだけの購入が可能なところもありますが、ワイキキトロリー同様にバスの1日券に比べると高額。しかしトロリーの停留所はカラカウア通りにもあるので、宿泊先のロケーションによっては効率よく移動できるベストな方法になる場合も。滞在先や行動範囲に合わせて検討してみるとよいでしょう。
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https://pixabay.com/ja/荷物が多い時、ダイレクトに目的地へ行きたい時、正装をしてディナーに行く時などに活用したいのがタクシー。
ハワイのタクシー料金は会社によって違いますが、初乗りが$3(約323円)程度。その後メーター制で1キロ毎に約$2(約215円)かかり、さらにチップを15%ほどプラス。基本的に支払いは現金です。
ハワイでは流しのタクシーを捕まえるという習慣はありません。自分で電話をかけて呼ぶ、ホテルスタッフに呼んでもらう、商業施設などではタクシー乗り場から乗るというのが一般的。
時々道端で声をかけてくるドライバーがいますが、高額な料金を請求されることもあるので気をつけましょう。
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https://www.photo-ac.comメーター制以外に行き先ごとに決まった料金を支払う定額制のタクシーもあります。基本的に距離がある区間で使われるもので、代表例が空港〜ホテル間。会社により異なりますが、ワイキキのホテルまでの片道で相場は$30(約3,228円)くらい。料金を確認した上で事前に日本からWEB予約が可能です。シャトルバスのように他のホテルを巡回するロスタイムがないので、小さなお子様連れの家族などにも利用者が多いです。
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https://unsplash.comネットが常時使えるようであれば、配車アプリUberでタクシーを呼ぶことも。ピックアップの場所と行き先を入力し、チップを含んだ料金を予め確認した上で配車できるので明確で安心。アプリを通してクレジット払いもできます。電話でタクシーを呼んだり、支払い時のやりとりがないので英語での会話が苦手な方にもおすすめ。クーポンなどを使うとメーター制や定額制のタクシーよりお得になることも。
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https://www.photo-ac.com1日レンタカーでカイルアやノースショアへ行くというのも人気のプラン。プライベート感があり、復路の足も気にせず動け、お土産などを大量買いしたい時にも打ってつけ。会社や車種によってレンタル料は異なりますが、目安として1日$100(約10,760円)くらい。これに保険料などが上乗せされます。
レンタル会社を選ぶ際のポイントは価格の他に、店舗が宿泊ホテルから近いか、そして1日たっぷり使うためにも朝早くから夜遅くまで営業しているかなども重要になります。
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https://www.photo-ac.comハワイでは日本の運転免許証でも運転できますが、何かあった時のためにも国際免許証を用意することをお勧めします。また運転時はパスポートの携帯も必要。
現地のカーナビよりも使い慣れたアプリのナビを利用した方が操作しやすいということもあるので、できればネット接続できるようWi-FiルーターやSIMを準備した方がよいでしょう。
オアフ島には4つの高速道路がありますが、どれも無料。コインパーキングに停めることもあるので25セント硬貨を多めに用意して出発を。
レンタカーは到着後に手配しようとしても予約でいっぱいということもあるので、ハワイ旅行の予約とほぼ同時に行うくらいの気持ちで準備しましょう。
初めてのハワイ旅行ならツアーに参加して主にトロリーで移動し、行きにくい場所や時間通りに着きたいところにはタクシーを使うという交通手段がおすすめ。渡航を重ねてハワイの土地勘がついてきたら安価なバスで節約しながらハワイを楽しみつつ、1日だけレンタカーで贅沢するというプランもいいですね。いくつかの交通機関を上手に組み合わせて、自分にあった移動方法で貴重なハワイ時間を満喫しましょう!
2020年6月現在の情報です。$1=約107.6円で計算しています。料金、路線、運行時間等は変更となる場合があるため、旅行前には公式サイトなどで最新情報を必ず確認してください。
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(2024/10/4更新)
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