ピラミッドや神殿といった古代遺跡はもちろん、美しいビーチリゾートや星空の美しい砂漠といった多彩な魅力があるエジプト。せっかく日本から遠く離れたエジプトへ旅行に行くなら、やはりベストシーズンを狙いたいですよね。
そこで今回は、エジプトのベストシーズンを目的別にご紹介。年末年始、GW、お盆の時期の気候や、シーズンごとの服装もご紹介します。
写真:かもた のぞみ
地図を見る灼熱で乾燥しているイメージが強いエジプト。そのイメージに違わず、エジプトはどの地域においても、年間を通してほとんど雨が降りません。5月から9月にかけては30度以上が当たり前の暑い日が続き、昼には40度を超えることも。夏のエジプトを観光するには、かなりの体力が必要になります。
一般的に、秋から春先にあたる10月から3月頃が、最も観光しやすい時期と言われています。しかし、地域によって気候が全く異なるのもエジプトの特徴の一つ。首都カイロ周辺は半乾燥気候と半砂漠気候であるのに対し、エジプト南部にあるルクソールやアスワンは砂漠気候に分類され、同じ時期でも地域によって気候差が見られます。
エジプトへお出かけの際は、どの地域に行くのか、どういった目的で行くのかに応じてベストシーズンを選ぶ必要があると言えるでしょう。
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https://pixabay.com/ja/まずはエジプト観光の目的に応じて、ベストシーズンをご紹介していきます。
【ピラミッドなどの古代遺跡観光:10月〜11月】
ピラミッド観光をはじめ、エジプトの首都カイロ周辺を観光する際には、現地の冬にあたる10月から3月頃がおすすめ。中でも10月から11月にかけては日も長めで天気が一番安定しやすい時期なので、街歩きにもピッタリのシーズンと言えるでしょう。
カイロの冬期(10月〜3月)は温暖で、東京の春先とほぼ同様の気温です。ただし冬期は雨が降りやすい季節ですので、折り畳み傘や雨具を忘れずに持参しましょう。
ルクソールやアスワンといったエジプト南部の都市へお出かけの際も、ベストシーズンはカイロとほぼ同様です。ただし夜になるとグッと気温が下がることもありますので、念入りな防寒対策をお忘れなく。
写真:かもた のぞみ
地図を見る【砂漠ツアー:10月〜2月】
満天の星空が味わえる砂漠ツアーに参加するには、暑さと日差しが比較的和らぐ10月から2月にかけてがベストシーズンです。
ただし、砂漠は夜になると冷え込みが厳しくなります。もちろん万全の防寒対策をすれば問題はないのですが、エジプト旅行の最大の目的が砂漠ツアーの方は、夜の冷え込みがそこまで厳しくない10月〜11月、もしくは暑さが本格的に厳しくなる前の5月あたりを狙うのが良いかもしれません。
3〜4月にかけては砂嵐が起きる可能性があります。エジプトの砂嵐は強烈で危険なこともあるので、この時期の砂漠ツアーは避けた方が無難でしょう。
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https://pixabay.com/ja/【ダイビング:5月〜10月】
世界でも屈指の透明度を誇る紅海の沿岸には、数多くのダイビングスポットやビーチリゾートがあります。エジプトでダイビングをしたいという方には5月から10月にかけてがおすすめです。
この時期は気温が40度を超えることもあり、非常に暑い季節と言えますが、水温も高いため多種多様な魚を見ることができます。透明度も抜群のため、ダイビング好きの方にとっては夢のような時間が過ごせることでしょう。
エジプト旅行のベストシーズンを目的別でご紹介しましたが、日本の海外旅行シーズンにおけるエジプトの気候はどうなっているのでしょうか。ここでは、年末年始、GW、お盆のエジプトの気候をご紹介します。
【年末年始のエジプトの気候】
日本の海外旅行シーズンの中で、最もエジプト旅行に適しているのは年末年始です。日本の春先のような気候のなかで観光できるので、エジプトに行くのが初めてという方や、古代遺跡観光がメインだという方は、年末年始のエジプト旅行がおすすめです。
ただし、アレキサンドリアなど地中海方面は雨が多い時期なので注意が必要です。
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https://pixabay.com/ja/【GWのエジプトの気候】
GW頃のエジプトは日が長くなり、日本の夏のような気候にあたります。気温は高めですが、灼熱とまではいかないので比較的観光しやすいでしょう。ルクソールやアブシンベルなど、南部はより暑くなります。熱中症にならないよう、こまめな水分補給をお忘れなく。また5月の初頭だと砂嵐が起こる可能性もありますので、現地で情報収集や状況確認をしてくださいね。
ダイビングをするには非常に良い季節ですので、エジプトでダイビングしてみたいという方には、GW中のエジプト旅行がおすすめですよ。
【お盆の時期のエジプトの気候】
8月になると、エジプトは酷暑となり、日中は40度を超えることが多くなります。もしこの時期にエジプト観光に出かける際は、熱中症にならないよう十分な対策が必要になってきます。
観光するのもできるだけ早朝か夕方に限定し、暑くなる昼は極力屋内で過ごすようにしましょう。日焼け止めやサングラスなどは、あらかじめ日本から持参することをおすすめします。
行く場所にも寄りますが、エジプトの気候は「日本の気温 ∔ 5〜10度」を想定するのが目安です。カイロのような都市部では朝と夜の寒暖差はそこまで大きくありませんが、砂漠ツアーなど内陸へ出かける際は、夏でも万全の防寒対策が必要となります。
【春(3-5月)】
日本で言うと初夏〜真夏くらいの気温が続きます。Tシャツ1枚でも問題なく観光することができますが、念のため羽織れる長袖を用意しておくと便利です。
夜になるとグッと冷え込むこともありますし、建物によってエアコンがかなり効いている場所もありますので、携帯できる防寒具があると重宝するでしょう。
【夏(6-9月)】
夏は日差しが大変強く、40度を超えるような酷暑となります。肌の出る服装よりも、薄手で風通しのよい長袖・長ズボンなどがおすすめです。サングラス、帽子、日焼け止めなどの日差し対策は、忘れずに日本から持参しましょう。また、脱水症状にならないようこまめな水分補給が大切です。
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https://pixabay.com/ja/【秋(10-11月)】
秋は春と同じく、まだまだ暑い季節が続きます。日中は半袖でも基本的に問題はありませんが、夜は冷え込むこともあるので、長袖の防寒着を忘れずに持参しましょう。
【冬(12月-2月)】
日本の春先の気温に相当するので、半袖以外にも長袖や防寒着が必要不可欠です。冬はエジプトでも雨が降る時期ですので、折り畳み傘や雨具の用意もお忘れなく。
また、どの季節を通じてもストール類は非常に活躍します。一部の宗教施設では肌の露出が多いと入場できないこともあるので、ストールを羽織って対応しましょう。防寒や日差し対策にも1枚持っていると安心です。
年間を通して暖かいエジプトですが、時期や地域によっては想像よりもはるかに寒いと感じる場面が出てくるでしょう。現地に着いてから慌てることのないよう、防寒対策が必要な時期には万全の準備をして出かけてください。
ぜひこの記事を参考に、目的に応じたベストシーズンを選んで、エジプト旅行を楽しいものにして下さいね!
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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