意外と知らないホテルの種類！シティホテル、ビジネスホテルの違いは？

旅行中の宿泊先として、真っ先に思い浮かぶのはホテル。ホテルの中にもシティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテルなどの種類があり、それぞれどんなタイプのホテルなのかは意外と知らない方も多いのでは？

他にもホテルのグレードや、シングル、ツインのような客室タイプも、旅行初心者には少し分かりづらいところ。

今回は日本国内のホテルに絞り、種類やグレードなどについてご説明します！

そもそもホテルの定義とは？ホテルの種類を理解する前に

宿泊施設として「ホテル」を名乗るには、何か決まりのようなものはあるのでしょうか？ホテルの定義を知る前に、まずは「旅館業法」についてチェックしておきましょう。

旅館業法とは、宿泊業の営業許可を取る際の指針となる法律で、その中に「旅館・ホテル営業」「簡易宿所営業」「下宿営業」の種別があります。ホテルは「旅館・ホテル営業」として営業許可を得ていて、一般的に洋式スタイルの宿泊施設です。

以前は「旅館営業」「ホテル営業」と分かれていましたが、法律の改正に伴い統合されました。

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法律の改正前は、ホテルは洋式で10室以上、旅館は和式で5室以上、さらに客室の広さなどそれぞれ取り決めがありましたが、統合により定義の違いはなくなりました。

しかし、改正以前に営業許可を得ている施設が多いため、今後も新規オープンする宿泊施設は、洋風であればホテル、和風であれば旅館、と前例に倣って施設名をつけていくことが予想されます。

なお、多くの旅館の宿泊プランが1泊2食付きであるのに対し、ホテルは1泊朝食付き、または素泊まりが基本となります。

シティホテルとビジネスホテル、何が違うの？徹底比較！

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ホテルの種類としてよく見かけるシティホテルとビジネスホテル。この2つに違いはあるのでしょうか？

シティホテルとは？
シティホテルは、都市部に多く立地し、ファミリーやカップル、一人旅、出張など、多様なニーズに応えられる総合的なサービスを提供するホテルです。

立地：主要都市の中心部やターミナル駅周辺に多い。
価格帯：格安から高級まで幅広いが、一般的にビジネスホテルより高め。
設備：複数のレストラン、バー、カフェ、フィットネスジム、スパ、プール、宴会場、会議室など、充実した付帯施設を持つことが多い。
客室：シングル、ツイン、ダブル、ファミリールームに加え、スイートルームなど多様な客室タイプがあり、広々とした空間が特徴。
サービス：コンシェルジュサービス、ルームサービス、ランドリーサービスなど、きめ細やかなサービスが提供される。

観光やレジャーはもちろん、ビジネスでの接待や会議、記念日など、幅広いシーンで快適な滞在を求める方におすすめです。

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ビジネスホテルとは？
その名の通り、元々は出張で訪れるビジネスマンの宿泊を想定した施設として発展してきたのがビジネスホテルです。

立地：駅前やオフィス街、主要幹線道路沿いなど、交通の便が良い場所に多い。
価格帯：比較的リーズナブル。
設備：食事処（朝食のみ提供が多い）、コインランドリー、自動販売機など、必要最低限の機能に特化。最近では大浴場やラウンジを併設するホテルも増えている。
客室：シングルルームがメインで、コンパクトながら機能的なつくり。作業しやすいデスク、Wi-Fi、ズボンプレッサーなどを完備していることが多い。
サービス：必要十分なサービスを提供し、効率的な滞在をサポート。

最近ではシングル以外の客室タイプや、無料朝食、女性向けアメニティプランなどサービスが充実しており、観光客や女子旅、ファミリーでの利用にも人気が広がっています。

知っておきたいその他のホテルの種類

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シティホテルやビジネスホテル以外にも、旅の目的に応じて様々な種類のホテルが存在します。

リゾートホテル
沖縄などのリゾート地に多く、広い敷地内にレストランやバー、プール、カラオケラウンジなどが揃っています。館内にいるだけで充分楽しめるのが特徴で、体験アクティビティやイベントが開催されることも。価格は比較的高めですが、非日常感を満喫したい方におすすめです。

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カプセルホテル
日本発祥の宿泊施設。かつては終電を逃したビジネスマンの宿泊先というイメージが強かったですが、最近はスタイリッシュで清潔感のある施設が増え、女性や観光客にも人気です。コンパクトなカプセル内にテレビ、空調、ライト調節機能などが備わり、快適に過ごせます。低価格で宿泊したい場合に最適です。

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旅館
ホテルとは異なりますが、日本固有の宿泊施設として触れておきましょう。和室が中心で、お風呂や食事（特に夕食）が部屋で提供されるなど、日本の伝統的なおもてなしを体験できます。温泉地にあることが多く、温泉旅館として親しまれています。

ホテルのグレードと格付け：デラックス、スタンダード、5つ星？

ツアーのパンフレットなどでよく見かける「デラックス」「スタンダード」などの言葉は、ホテルをランクで分けたものです。

旅行会社や予約サイトによって名称やランク分けの基準は異なりますが、デラックス＝最上級、スタンダード＝標準などイメージしやすい名称で分けられており、そのホテルの豪華さ、快適さなどを知るための指標となります。

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5つ星ホテル、などの“星”は「ホテルの格付け」です。特に世界的な基準はなく、各国で認定する機関によって決められているもの。特に有名なのは、アメリカの「フォーブス・トラベルガイド」とフランスの「ミシュランガイドブック」などの雑誌が行う格付けです。

以下の記事に詳しくまとめましたので、ぜひお読みください。

ホテルごとの客室タイプ、グレードとは？

ホテルの客室タイプも、宿泊の快適さを左右する重要な要素です。

シングル：1人部屋。
ツイン：2人部屋で、ベッドが2台。
ダブル：2人部屋で、2名で一緒に利用するベッドが1台。
トリプル：3人部屋。
ファミリールーム: 4名以上で利用できる、広めの部屋。

基本的には洋室ですが、ホテルによっては和室、和室と洋室をミックスした和洋室もあります。

詳しくはこちらの記事も参考にしてくださいね。

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同じホテルの中でも、客室のグレードが分かれていることがあります。クラブルーム、スイートルームなどが最上級のグレードとしてよく知られ、眺望の良い高層階、広々とした客室と大きなベッド、専属のバトラーやルームサービスなど、至れり尽くせりのお部屋です。

クラブフロアなどの宿泊者だけが利用できるラウンジを設けているホテルもあり、ラウンジ内でゆったりチェックインの手続きが行えたり、ドリンクや軽食のサービスが受けられたり、特別感を満喫できます。

ただし宿泊料金もなかなか高額！特別なときに泊まりたい客室ですね。

あなたにぴったりのホテルの種類を見つけよう！

ホテルの予約方法は、宿泊先に直接電話するほかに、公式サイトからWeb予約することもできます。旅行会社の店頭で予約、または旅行予約サイト、ホテル専門の予約サイトなどでも申し込みが可能。

旅行のパンフレットや予約サイトのホテル一覧ページでは「シティホテル」「ビジネスホテル」というように区別されていることは少ないですが、ご紹介した特徴を知っていることで、どちらの種類なのかという見当をつけることは可能です。覚えておくと便利ですよ！

※本記事はホテルについての概要を説明したもので、施設によって客室タイプやグレード、設備等は異なります。各ホテルの公式サイトを必ずご確認ください。