新型コロナウイルス感染拡大の影響により、世界中の人たちが外出の自粛を余儀なくされています。
そこでトラベルjp 編集部では、世界各国に住むナビゲーターに現在の状況をインタビュー。今回はドイツ在住の藤華酉さんに、現在のドイツの様子、“おうち時間”の過ごし方、落ち着いたらぜひ訪れてほしいスポットを伺いました。
※インタビューは2020年4月28日〜5月5日に行われたものです
提供元:pixabay
https://pixabay.com/ja/――お住まいの国、都市はどこですか?
藤さん:ドイツのデュッセルドルフです。
――5月5日現在、お住まいの国・都市の状況はいかがでしょうか?
藤さん:これまではロックダウンしていましたが、4月20日より順次規制を解除しており、5月4日以降日常生活においてはほぼ正常化しました。マスクの着用や店内では1.5mの距離を置いて買い物をすることが義務付けられていますが、デパートなどの大型店、美容室、美術館なども営業を再開しています。残すところは大勢の人が集まるコンサートやお祭りなどのイベントや大規模集会のみですが、こちらは8月末までは様子を見るようです。
――“ステイホーム”について、国や自治体からはどのようなアナウンスがありますか?
藤さん:メルケル首相の全国民に向けたテレビ中継をはじめ、ラジオ等でも家に居る事の意義、金銭的に困った際の連絡先などが毎日報道されています。また4月頭に全世帯に向けて市役所から在宅を推奨する手紙が届きました。
――困っていること、苦労していることを教えてください。
藤さん:実は特にありません。マスクやトイレットペーパーは少々品薄なものの、スーパーの品揃え等に変わりはなく、4月頭頃からは国としての雰囲気も落ち着いているように見えます。
提供元:トラベルjp ナビゲーター 藤 華酉
https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/789/――お住まいの国や都市ならではの“おうち時間”の過ごし方を教えてください。
藤さん:ドイツ人は日光が大好きなので、中庭の芝生の上で水着姿になって甲羅干しをしている人々を見かけます。4月はまだちょっと肌寒いのですが……。
――ご自身はどのような“おうち時間”を過ごされていますか?
藤さん:配達は許可されているため、お酒を買い込んだり、「Lieferando」というレストランの食事を配達してくれるサービスで中食を楽しんだりしています。
提供元:pixabay
https://pixabay.com/ja/――日本の読者にむけて「落ち着いたらぜひ訪れてほしいスポット」をご紹介ください。
藤さん:ドイツ人が何より楽しみにしていたオクトーバーフェストが2020年は開催中止となり、このニュースに多くのドイツ人が衝撃を受けました。
しかし一年中ビールを楽しめるミュンヘンの名物ビアホールは、続々と営業を再開しています!オクトーバーフェストに出店されるビールは、元々ミュンヘンにある醸造所のものばかり。だからお祭りが中止になっても、ビールはいつも通りの味を楽しめるという訳です。朝もビール、昼もビール、夜ももちろんビールという、いつものミュンヘン生活が戻ってきたのは嬉しいニュースですね。
美味しいビールは家で飲んでも最高ですが、やっぱり醸造所直送の本物の生ビールの味は格別です。海外旅行が解禁された暁には、ぜひ新鮮な生ビールで乾杯をしに来てくださいね!
現在、世界中の人たちがコロナウイルス感染拡大を防ぐために「ステイホーム」をしています。外に出られず退屈だったり、ストレスが溜まったりする日々が続きますが、大掃除や料理など、自宅にいる時間が増えたからこそじっくり取り組めることもあります。さまざまな工夫でおうち時間を楽しく過ごしましょう。
1日でも早く旅行ができる日常に戻りますように。
※2020年5月現在の情報です。一部写真はイメージです。
この記事を書いたナビゲーター
トラベルjp 編集部
こちらのアカウントではトラベルjp 編集部スタッフや旅の専門家「トラベルjp ナビゲーター」がセレクトした、気になる旅行情報を厳選してお届け!エリアごとにチェックしておきたい観光スポットまとめや、宿選…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
旅行ガイドを検索!
- 広告 -