海外のステイホーム事情〜アメリカ編〜

海外のステイホーム事情〜アメリカ編〜

更新日:2020/05/03 08:04

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、世界中の人たちが外出の自粛を余儀なくされています。

そこでLINEトラベルjp 編集部では、世界各国に住むナビゲーターに現在の状況をインタビュー。今回はアメリカ在住のいしいひいさんに、現在のアメリカの様子、“おうち時間”の過ごし方、落ち着いたらぜひ訪れてほしいスポットを伺いました。

※インタビューは2020年4月28日に行われたものです。

アメリカの現在の状況について

――お住まいの都市はどこですか?

いしいさん: アメリカ、ニュージャージー州ハリソンです。ニューヨークは通勤圏内です。


――4月28日(インタビュー時)現在、お住まいの国・都市の状況はいかがでしょうか?

いしいさん:ロックダウンという表現は使いませんが、3月22日にニュージャージー州、ニューヨーク州ともに自宅待機令が発令されました。他州への移動も制限されているので、事実上のロックダウン状態にあります。

許可されているのはスーパーやドラッグストアへの買い物、通院、レストランのテイクアウト、ジョギング、散歩、犬の散歩のみとなります。

アメリカの現在の状況について

提供元:pixabay

https://pixabay.com/ja/

――どんなお店が、どのような状況で営業していますか?

いしいさん: スーパーやレストランは時間を短縮して営業しています。


――“ステイホーム”について、国や自治体からはどのようなアナウンスがありますか?

いしいさん: TVのコロナ情報ではトランプ大統領の会見をはじめ、ニューヨーク州知事、ニューヨーク市長、ニュージャージー州知事から毎日詳しい情報が入ります。感染者数、死者数、抗体検査の結果など具体的な数字が報告され、連日ステイホームとソーシャルディスタンスを呼び掛けています。在ニューヨーク日本国総領事館からも、同様の情報がほぼ毎日メールで届いています。

困っていること、苦労していること

――困っていること、苦労していることを教えてください。

いしいさん: 3月20日頃からスーパーの入店制限のため行列ができるようになり、買い物に時間がかかります。一時的にトイレットペーパーなどの品不足がありましたが、今では店頭に並んでいます。食品は常に棚にあり、食べ物には不自由しません。

おうち時間の過ごし方

――お住まいの国や都市ならではの“おうち時間”の過ごし方を教えてください。

いしいさん: アメリカならでは、というわけではないですが、教会の礼拝もコンサートやNFLドラフトなどのイベントも、あらゆるものがバーチャルになりました。WEBミーティングツールなどを取り入れて、在宅勤務や授業をしています。

おうち時間の過ごし方

提供元:LINEトラベルjp ナビゲーター いしい ひい

https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/679/

――ご自身はどのような“おうち時間”を過ごされていますか?

いしいさん: テイクアウトとデリバリーはOKですが、レストランでの飲食が禁止されているので、家で3食楽しく食べられるようにメニューを工夫しています。Youtubeに提供されている講座で勉強やヨガをすることもありますよ。

一番の息抜きは趣味の小動物の観察と撮影です。ほとんどの公園が閉鎖されているので観察場所は限定されますが、グラウンドホッグなどに出会えることがあるんですよ。そしてそんな日常をブログに書いています。

落ち着いたらぜひ訪れてほしいスポット

落ち着いたらぜひ訪れてほしいスポット

提供元:LINEトラベルjp ナビゲーター いしい ひい

https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/679/

――日本の読者にむけて「落ち着いたらぜひ訪れてほしいスポット」をご紹介ください。

いしいさん: ぜひニューヨークに来ていただきたいです。世界中の観光客でにぎわっていたマンハッタンは、今は店も閉まり人通りもない寂しい状況です。2001年同時多発テロ以上の死者を出したニューヨークは、現在コロナという敵と戦っているという沈痛な雰囲気があります。

2019年、ベッセルというアトラクションがお目見えし、その周囲にどんどん高層ビルが建設されているハドソンヤーズ地区など、ニューヨークにはどんどん新名所、新店がオープンしているので、ぜひ観光客に戻ってきてほしいです。ブロードウェイのミュージカルやスポーツイベントが再開されることを、みな心待ちにしています。

旅行ができる日常を取り戻すために「ステイホーム」

現在、世界中の人たちがコロナウイルス感染拡大を防ぐために「ステイホーム」をしています。外に出られず退屈だったり、ストレスが溜まったりする日々が続きますが、大掃除や料理など、自宅にいる時間が増えたからこそじっくり取り組めることもあります。さまざまな工夫でおうち時間を楽しく過ごしましょう。

1日でも早く自由に人と会い、どこにでも行ける日常が戻りますように。

※2020年4月現在の情報です。写真は一部イメージです。

掲載内容は執筆時点のものです。

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