異国情緒あふれる坂の町、長崎市。世界遺産に登録された旧グラバー住宅や端島(軍艦島)を始め、長崎新地中華街や稲佐山展望台の夜景など見どころが満載です。
さて長崎観光を満喫するには、何日間必要なのでしょうか。ハウステンボス観光にはどのくらい時間を割いたほうがいい?長崎市内から雲仙や島原、五島列島へ足を延ばすなら何日間?おすすめの日数や過ごし方、旅行日数の決め方のコツをご紹介します。
長崎への主なアクセスは飛行機。東京、大阪、名古屋など主要都市から長崎行きのフライトが運行しています。長崎空港は県内中央にある大村湾に浮かぶ海上空港。空港リムジンバスを利用すれば長崎市内までは約35〜45分、ハウステンボスまでは約1時間、佐世保までは約1時間半で到着します。
なお長崎空港からはハウステンボス方面、県南の時津方面に向けて連絡船も運航。空港から船に乗って直接ハウステンボスに行くことができますよ。
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https://stock.adobe.com/jp/長崎市内の観光には路面電車が便利。市内には4つの路線があり、それぞれ約5〜9分おきに運行しています(4号系統は朝・夕のみ運行)。どの駅まで乗っても乗車賃は一律140円、乗り降り自由となる1日乗車券は600円と気軽に利用できます。市内にはバスも運行していて、こちらも1日乗車券は500円です。
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https://www.photo-ac.com/見どころの多い長崎旅行の基本は2泊3日。3日間あれば長崎市内観光をじっくり楽しむだけでなく、佐世保や雲仙方面へ足を延ばすこともできますよ。まずは一般的な3日間で市内観光を楽しむコースをご紹介します。
<1日目>
午前中のフライトで長崎へ出発し、お昼前には長崎市内に到着。まずは路面電車に乗って眼鏡橋へ向かいます。長崎新地中華街に移動し、散策のあとにランチタイム。長崎名物のちゃんぽんや皿うどんをいただきましょう。ランチのあとは孔子廟や唐人屋敷跡などを散策しながら、大浦天主堂を経てグラバー園へ。世界遺産に登録された旧グラバー住宅や美しい庭園をゆったり見て回ります。丘の上からは長崎市内の眺望が見渡せますよ。夜は長崎出島ワーフのレストランで夕食を取り、市内のホテルで1泊。
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https://stock.adobe.com/jp/<2日目>
午前中は軍艦島・周遊ツアーに参加。港に戻ってランチを済ませたら、午後は出島や長崎県美術館、長崎水辺の森公園などを散策しましょう。夕食に長崎名物の卓袱料理をいただいた後は、長崎ロープウェイに乗って稲佐山へ。展望台からは世界新三大夜景に選ばれたきらびやかな長崎の夜景が広がります。
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https://www.photo-ac.com/<3日目>
ホテルをチェックアウトしたらJR浦上駅周辺へ。平和公園や長崎原爆資料館、浦上教会(浦上天主堂)を訪れ、原爆被害やキリシタン弾圧の歴史を学びましょう。長崎駅に戻ってきたら駅周辺でランチ&おみやげ探し。その後フライト時間にあわせて長崎空港に向かいましょう。
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https://stock.adobe.com/jp/長崎市内を中心に見て回るコースをご紹介しましたが、ハウステンボスや雲仙・島原、五島列島など長崎市外のスポットを訪れる場合、どのようにスケジュールを組むとよいでしょうか。2泊3日で観光する場合の旅行計画のコツをご紹介します。
・ハウステンボス
おすすめは1日目〜2日目午前中ハウステンボスを観光し、2日目午後から長崎市内に移動して観光を楽しむパターン。ハウステンボス内の直営ホテルや周辺のホテルに泊まれば滞在時間をフルに使って遊べます。イルミネーション「光の王国」もゆったり鑑賞できますよ。
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https://stock.adobe.com/jp/・雲仙、島原
地獄めぐりができる雲仙、水の都と呼ばれる島原も長崎観光で人気のスポット。1日目〜2日目午前中までに長崎市内観光を済ませ、午後から雲仙・島原方面に向かいます。2泊目は雲仙や島原の温泉宿に泊まりましょう。なお長距離の移動となるのでレンタカーを利用するのが便利。公共交通機関を利用する場合は、運行時間をしっかり調べておくと安心です。
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https://stock.adobe.com/jp/・五島列島
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録されたことで注目を集める五島列島。長崎空港からは五島列島観光の拠点となる福江島までジェットフォイルが運航しています。五島列島の島々を訪れる場合は福江島に2泊、長崎市内観光も楽しむなら2日目には長崎市内に移動しましょう。
なお島内の観光はレンタカーが便利。五島列島では自然環境を考慮した電気自動車のレンタカーが主流です。島内の各スポットには充電ポイントが設置されているので安心です。
ここでは長崎旅行のスケジュールを組む上で、いくつか気をつけたいことをご紹介します。
・軍艦島見学はツアー参加がおすすめ
船で訪れることになる軍艦島。さまざまな会社が軍艦島クルーズを取り扱っていますが、ガイドが同行して当時の歴史などを解説してくれる現地ツアーに参加するのがおすすめです。
なお天候不良や強風、高波などが発生した場合、安全を優先するためにやむを得ず上陸を断念して周遊ツアーに切り替えたり、出航自体を中止したりすることがあります。万一中止になった時に備えて、別の過ごし方を考えておいてもよいでしょう。
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https://stock.adobe.com/jp/・教会見学はマナーを守ろう
五島列島などの世界文化遺産エリア内にある教会は、見学にあたって一部事前予約が必要となります。またミサなどの教会行事を行っている場合、見学できないこともあります。教会を訪れた際も、お祈りの場所であることを踏まえて静かに見学しましょう。
※事前予約が必要な教会については関連MEMOをご覧ください
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https://stock.adobe.com/jp/・長崎ランタンフェスティバル見学は余裕を持って
毎年旧正月に行われる長崎ランタンフェスティバルは、長崎の冬の風物詩。県内外から多くの観光客が訪れるため街中が大変混み合います。この時期に旅行する場合は移動時間などに余裕を持ったスケジュールを組みましょう。またフライトやホテルも空きが少なくなるため、早めの旅行計画・予約手配が肝心です。
長崎を訪れるなら最短で2泊3日、余裕があれば3泊以上滞在してゆっくり各地を観光しましょう。長崎市内を離れると列車やバスの本数も少なくなるため、事前に時刻表を見て運行時間や観光できる時間などを調べておくと、余裕を持って旅行を楽しめますよ。
旅行のスケジュールや同行者の年齢、どんな過ごし方をしたいかにあわせて、自分好みの旅行日数にアレンジしてくださいね。
※2024年3月現在の情報です。交通機関の運行スケジュールの変更や施設の改修工事が発生する場合もありますので、旅行前にご自身で最新の情報をご確認ください。
この記事の関連MEMO
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(2024/12/5更新)
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