熊本県・阿蘇の北、大分県との県境にある黒川温泉。かつては山々に囲まれたこぢんまりとした温泉でしたが、里山の風景が残る街並みや入湯手形で楽しむ湯めぐりなどが人気を集め、今や別府や湯布院とともに九州を代表する温泉地の一つとなりました。
さて黒川温泉を訪れるなら何日間あればよいのでしょうか。温泉までのアクセスは?湯めぐりの楽しみ方は?黒川温泉旅行でおすすめ宿泊数と過ごし方をご紹介します。
駅や空港からかなり離れた山あいにある黒川温泉。代表的な行き方をご紹介します。
<高速バス>
熊本駅〜黒川温泉間を結ぶ高速バス「九州横断バス」が最も便利。途中で熊本空港(阿蘇くまもと空港)経由する便もあります。直接黒川温泉まで行ける便利さの反面、運行本数が少ない点にご注意を。事前に時刻表を調べておきましょう。熊本駅からは約3時間で黒川温泉に到着します。
なお熊本駅からJR豊肥本線で肥後大津駅まで行き、高速バス、路線バスを乗り継いで黒川温泉に行く方法もありますが、九州横断バスを利用した方が移動時間を短縮できます。
<自動車>
大分自動車道、日田I.C、九重I.Cなどが最寄り。後述しますが車で観光したい場合は、熊本空港や熊本駅などからレンタカーを利用してもよいでしょう。
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https://stock.adobe.com/jp/黒川温泉の温泉街は徒歩でほぼ移動できるほどの広さ。湯めぐりや温泉街散策を楽しむだけなら徒歩だけで充分見て回れます。鍋ヶ滝や平野台高原展望台など温泉街から離れたスポットを訪れるならレンタカーが必要です。車の運転に自信がない方は観光タクシーを利用してもよいでしょう。
30軒の宿泊施設がある黒川温泉。美しい里山とその中に点在するお宿が一体化した風景がまるでひとつの旅館のように見えるため、「黒川温泉一旅館」と表現されています。
黒川温泉を楽しむために欠かせないのが入湯手形。手形1枚につき温泉内の27ヶ所の露天風呂の中から3つを選んで露天めぐり、または露天風呂を2つ・飲食またはお土産に1つという使い方ができます。入湯手形は黒川温泉旅館組合「風の舎」、または各旅館で販売しています。
※入湯手形は一人につき1枚の利用。有効期限は半年です。
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https://www.photo-ac.com/黒川温泉の露天風呂はいずれも個性的なところばかり。特におすすめの露天風呂をご紹介します。
<山みず木>
黒川温泉の中でも奥まった場所にある温泉旅館。森の中に広がる露天風呂のそばには奥黒川が流れ、新緑や紅葉、雪景色を眺めながら黒川の湯を楽しむことができます。
<こうの湯>
自家源泉の湯量が豊富で源泉かけ流しのお湯が楽しめるお宿。そのお湯は美肌効果があると言われています。男女別露天風呂には深さ最大162メートルの“日本一深い立ち湯”があります。
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https://www.photo-ac.com/さて黒川温泉を楽しむには何日間あればよいのでしょうか。過ごし方別におすすめの宿泊数をご紹介します。
■温泉街のメイン・・・1泊2日
温泉街散策や湯めぐりを中心に過ごすなら1泊2日でOK。ただし初日の到着が午後になるなど、まとまった滞在時間を確保できない場合は、2泊以上滞在するのもおすすめです。
なお冬季には日暮れ後川端通り沿いに竹細工のランタンが灯る「湯あかり」が行われます。温泉街散策の際は、ぜひチェックして下さいね。
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https://stock.adobe.com/jp/■黒川温泉&周辺観光・・・2泊3日
テレビCMのロケ地となった鍋ヶ滝や阿蘇五岳が一望できる平野台高原展望台など、黒川温泉周辺には観光スポットがたくさん。湯めぐりと一緒に観光するなら2泊以上滞在して、観光する時間をしっかり確保しましょう。
せっかく九州を訪れたなら、黒川温泉だけでなく他の都市や温泉にも足を延ばしたい方が多いはず。レンタカーや九州横断バスを利用すれば熊本市内だけでなく、黒川温泉から阿蘇や湯布院、別府まで直接アクセスできます。この場合は「黒川温泉1泊、他の都市1泊」で予定を立てるのがおすすめ。ここではレンタカーを利用して黒川温泉と湯布院を訪れるコースをご紹介します。
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https://stock.adobe.com/jp/<1日目>
黒川温泉に到着後、湯めぐりや温泉街散策へ出かけましょう。夕食時間に間に合うようにお宿へ。
<2日目>
朝食後お宿をチェックアウトしたらやまなみハイウェイに乗って大分・湯布院方面へ。途中には絶景の九重“夢”大吊橋やソフトクリームがおいしいやまなみ牧場がありますよ。お昼過ぎには湯布院に到着。金鱗湖や湯の坪街道など湯布院の観光名所を回りましょう。夜は湯布院のお宿で一泊します。
<3日目>
この日は湯布院散策のあと別府駅、または大分空港へ移動します。新幹線や飛行機の出発時間まで時間があれば、別府温泉に立ち寄るのもおすすめ。
個性豊かな温泉宿が集まる黒川温泉。おすすめの宿泊施設をご紹介します。
<黒川荘>
温泉街から少し離れた自然の中にある上質のお宿。独立した浴室棟があり、天然の奇岩「びょうぶ岩」を望む露天風呂を始め、内風呂や家族風呂、露天めぐり専用のお風呂があります。純和風のお部屋はゆったり寛ぐのにぴったり。季節の食材を使ったお料理も人気です。
<旅館わかば>
こぢんまりとしたアットホームな純和風の温泉旅館。女性専用露天風呂「化粧の湯」は、油分を含んだ独特の泉質から化粧水がいらないほどお肌がしっとりすると評判で、女性同士の温泉旅に人気のお宿です。別館・離れに宿泊すれば囲炉裏料理をいただけますよ(夏季を除く)。
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https://www.travel.co.jp/stay/hotel/831418<瀬の本高原ホテル>
標高920メートルの高原に位置する眺望自慢のホテル。特に開放感いっぱいの露天風呂は昼間は阿蘇の大草原、夜は満天の星を眺めながらゆったり温泉に浸かれます。熊本産の食材を使ったこだわりのバイキングも好評。
黒川温泉に行くなら1泊以上滞在するのがおすすめ。旅行のスケジュールや同行者の年齢、どんな過ごし方をしたいかにあわせて、自分好みの旅行日数にアレンジしてくださいね。
2024年2月現在の情報です。また各観光スポットの営業時間や展示内容については変更となる場合もあります。旅行前に必ず最新の情報をご確認ください。
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(2024/11/10更新)
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