誰もが憧れる花の都パリ!フランスの歴史をたどる旅、おしゃれ雑貨やスイーツをめぐる女子旅、ルーヴルやオルセーで美術三昧、ベルばら聖地巡礼、ディズニーランド・パリを満喫……。様々な楽しみ方ができるパリですが、何日あれば満足のいく旅になるのでしょう。
初心者向け、市内+ディズニー、ゆったり旅、弾丸旅の順でモデルプランを紹介していきます。
パリの中心部は町を東西に貫くセーヌ川をはさんで大きく2つに分かれます。セーヌは東から西に向かって流れており、右岸(北部)は政治・経済の中心として、左岸(南部)は学問や文化の中心として発展してきました。
「パリのセーヌ河岸」という名称で世界遺産に登録されている通り、観光スポットはセーヌ川のほとりに集中しています。
では初めにパリ発祥の地シテ島、そして右岸、左岸、郊外の見どころを順に紹介していきます。
セーヌ川の中洲シテ島の最大の見どころは「ノートルダム大聖堂」。残念ながら2019年春の火災のため、2020年7月現在入場はできません。しかしヨーロッパを代表するゴシック様式の大聖堂は正面(西側)から見るだけでも一見の価値アリ。
シテ島の教会といえば同じくゴシック様式の「サントシャペル」もおすすめ。視界いっぱいに広がる圧巻のステンドクラスは息をのむ美しさです。サント・シャペルと入場券が共通になっている「コンシェルジュリー」はマリー・アントワネットが処刑される直前まで収監されていたことで知られています。
見どころが多いのは右岸。「ルーヴル美術館」、革命期にギロチンがおかれた「コンコルド広場」、「凱旋門」の3つが一直線上に並び、その直線の一部が「シャンゼリゼ通り」です。近現代アートの美術館「ポンピドゥーセンター」、セーヌから少し離れた「オペラ座」も右岸。そして北よりの小高い丘が、ゴッホやルノワールなどの芸術家たちに愛された「モンマルトル」です。
左岸の見どころは印象派の殿堂「オルセー美術館」、ナポレオンの棺がある軍事博物館「アンヴァリッド」、パリのシンボル「エッフェル塔」など。
郊外の見どころとしてはブルボン王朝ゆかりの「ヴェルサイユ宮殿」、歴代フランス王と王妃らの墓がある「サン・ドニ聖堂」、ステンドグラスが美しい「シャルトル大聖堂」、ルネサンス様式の宮殿「フォンテーヌブロー」、ヨーロッパ初のディズニーランド「ディズニーランド・リゾート・パリ」などがあります。
日本からパリ(シャルル・ド・ゴール空港)までは、午前発の直行便に乗ればその日の夜に到着します。とにかく定番スポットをしっかり回りたいパリ初心者向けモデルプランはこちら。
〈1日目〉午前:日本発 夜:パリ着
〈2日目〉午前:ルーヴル美術館(所要3時間) 午後:カルチェラタン散策→サントシャペル→ノートルダム大聖堂(外観)
〈3日目〉午前:モンマルトル散策 午後:オペラ座→コンコルド広場→シャンゼリゼ通り散策→凱旋門
〈4日目〉午前:ヴェルサイユ宮殿 午後:エッフェル塔→シャイヨー宮(エッフェル塔のフォトポイント)
〈5日目〉午前:オルセー美術館 夕刻:パリ発
〈6日目〉日本着
オペラ座、凱旋門、エッフェル塔は中に入ったり上まで登ったりできますが、興味の度合に応じて外観のみにすることで時間を調節できます。
左岸でオルセー美術館以外ならナポレオンが眠る「アンヴァリッド」、偉人たちの墓所「パンテオン」、ユニコーンのタペストリーで知られる「中世美術館」もおすすめ。右岸なら日本人ファンの多い「ギュスターヴ・モロー美術館」、フランス革命の資料が充実しているマレ地区の「カルナヴァレ博物館」、近現代アート専門の「ポンピドゥーセンター」などもいいですよ。
市内観光に加えヴェルサイユやディズニーなど郊外にも行きたい、という場合のモデルプランです。定番プランでもヴェルサイユ宮殿を半日入れていますが、ヴェルサイユは宮殿だけでなく、庭園・プティトリアノン・グラントリアノン・王妃の村など見どころが多く、じっくり観光すると丸1日かかります。
〈1日目〉日本発、パリ着
〈2日目〉パリ市内観光(午前:ルーヴル美術館 午後:オペラ座→凱旋門→シャンゼリゼ通り散策)
〈3日目〉終日郊外観光(ヴェルサイユ/フォンテーヌブロー/シャルトルのいずれか)
〈4日目〉終日ディズニーランド(パーク・スタジオ・ヴィレッジ)
〈5日目〉午前:エッフェル塔 午後:パリ発
〈6日目〉日本着
定番スポットはもう結構という二度目のパリなら、キッチン付きアパルトマンやヴェリブ(レンタサイクル)を借りて、暮らすようにゆったり過ごしたいですね。カフェめぐりに観劇、マルシェでお買い物、気になったお店や美術館にふらっと入る……。そんな余裕ある旅を1週間で味わうプランはこちら。
〈1日目〉日本発、パリ着
〈2日目〉カフェ「レ・ドゥマゴ」で朝食、「ムフタールの市場」または「ラスパイユのビオマルシェ」で食料の買い出し、カルチェラタン散策
〈3日目〉パサージュ(19世紀のアーケード)めぐり、シャンゼリゼの老舗カフェ「フーケ」でランチ、セーヌ河クルーズ
〈4日目〉クリニャンクール(サン・トゥアン)の蚤の市、モンマルトル散策、ラデュレでティータイム
〈5日目〉マレ地区を散策、「カフェ・ドラペ」で軽食後パレ・ガルニエまたはオペラ・バスティーユでバレエ(オペラ)鑑賞
〈6日目〉午前:気に行った場所を再訪 午後:パリ発
〈7日目〉日本着
中東経由便利用で旅費を節約した弾丸旅行にすると、どれくらい回れるでしょう。実質滞在時間は1日半程度なのでルーヴル美術館とサントシャペル以外は全て外観のみの観光です。
〈1日目〉深夜出発
〈2日目〉午後到着。ホテルの周辺を散策
〈3日目〉午前:ルーヴル美術館 午後:凱旋門とシャンゼリゼ通り散策、エッフェル塔
〈4日目〉午前:サントシャペルとノートルダム(外観)、カルチェラタン散策
午後:パリ発
〈5日目〉日本着
パリは行くたびに新たな魅力を発見できる街です。ご紹介したモデルプランをヒントにあなたの希望に一番マッチする旅を組み立ててくださいね。
2020年7月現在の情報です。発着空港、航空会社によりフライトスケジュールが異なりますので、行程はあくまでも参考としてご覧ください。
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(2024/11/11更新)
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