マッターホルンやユングフラウといったアルプスの山々をはじめ、美しい自然に囲まれたスイス。自然だけでなく、歴史的な街並みも楽しめる人気の観光国です。そんなスイスを楽しむために気になるのは、やっぱり旅行にかかる費用。
今回はチューリッヒなどの都市部に滞在する場合、山岳リゾートに滞在する場合の2パターンに分けて、滞在費用の目安やツアー料金の相場を調査してみました。物価についても併せてご紹介します。
スイス旅行の計画を立てる前に、まずは旅行に必要な費用を把握しましょう。旅行にかかる費用は多岐にわたりますが、中でも大きな割合を占めるのが「航空券代」と「宿泊費」です。まずはこの2つの目安となる金額をご紹介します。
<航空券代>
日本からスイスへは、東京・成田国際空港からチューリッヒ空港へ直行便が毎日就航しています。直行便を利用すると、大人1名当たり往復で120,000円台〜が相場です(諸税含む)。東京以外からアクセスする場合は、東京で国内線から国際線に乗り継ぐか、他のヨーロッパの都市や中東での乗り継ぎが必要です。
時期や航空会社にもよるものの、乗り継ぎ便を利用することで費用が安くなることもあります。タイミングが合えば、往復80,000円前後で手配することも可能。ただし、乗り継ぎ便は直行便に比べ2倍以上の時間がかかることもあるので注意が必要です。
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https://pixabay.com/ja/続いて、宿泊費について。スイスは世界でもトップクラスに物価の高い国。宿泊費も割高に感じますが、宿泊エリアを郊外にするなど、ちょっとした工夫で宿泊費を抑えることができます。
<1泊あたりの宿泊代>
■スタンダードクラス:10,000〜20,000円
■スーペリアクラス:20,000〜40,000円
■デラックスクラス:40,000円〜
ホテルのランクや部屋タイプにもよりますが、おおよその相場は以上です。エリアによって、またシーズンによっても宿泊費が大きく変わってきますので、旅行の目的・時期に合わせてぴったりのホテルを探してくださいね。人気観光スポットや駅から近いホテルは、ランク・時期を問わず値段が高くなる傾向があります。
個人手配に不安があるという方にはパッケージツアーの利用がおすすめです。内容によっては、航空券とホテルを個別に手配するよりもお得になる場合があります。
ここではチューリッヒに滞在するフリープランのパッケージツアーと、添乗員同行の山岳リゾートツアーの2つのパターンでツアー代金の相場を調べてみました。
航空券とホテルのみのフリープラン(チューリッヒ滞在)の場合、大人1名あたり180,000円〜で手配することが可能。滞在中の予定を自分で好きに組めるので自由度が高く、ツアーと個人旅行の良いとこ取りができます。チューリッヒは交通の便も良いので、日帰りで周辺の街へ訪れるのもよいですね。
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https://pixabay.com/ja/添乗員同行の山岳リゾートツアーなら言葉の心配なく、出発から帰国まで安心して旅行を楽しむことができます。航空券・宿泊代はもちろん、食事や観光スポットの入場料も含まれているのでスムーズに観光できるのが嬉しいですね。山岳鉄道やケーブルカーなど、チケット手配の心配もいりません。フリープランに比べて割高にはなりますが、250,000円〜で手配できます。
時期やプラン内容によって値段は変わってきますが、思いがけずお得な値段で売り出されることも。旅行比較サイト「LINEトラベルjp」をこまめにチェックしておきましょう。
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https://pixabay.com/ja/スイスの物価は世界屈指の高さ。日本とくらべると全体的に割高で、ものによっては日本の2倍以上の価格になるものもあります。特に外食費が高いので、旅行者にとっては悩ましいところ。スーパーや市場を活用し、可能であれば簡単な自炊をするのがよいかもしれません。
スイスの通貨はスイスフラン(CHF)で、1スイスフランあたり約113円(2020年6月現在)です。おおよその物価の目安はこちら。
・ミネラルウォーター1.5L:0.55CHF(約62円)
・お酒(ビール500ml):2CHF(約225円)
・コーヒー1杯:3.5CHF〜(約395円〜)
・ファストフード(セットメニュー):8CHF〜(約903円〜)
・レストランでの食事:30CHF〜(約3387円〜)
・高級レストランでの食事:60CHF〜(約6775円〜)
・タクシー(初乗り):6CHF〜(約677円〜)
・市電/バス料金:3CHF〜(約338円〜)
エリアやお店、滞在時のレートによっても値段が変わってきますのでご注意ください。
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https://pixabay.com/ja/物価の相場を踏まえて、滞在費はどれくらいかかるのかを見てみましょう。
現地での観光には、交通費と食事代、観光スポットへの入場料やお土産代が必要です。ショッピングやアクティビティなどを楽しむ場合には更に費用がかかります。
ここで、都市部(チューリッヒ)に滞在する場合と、アルプス観光をメインにする場合の費用の目安をご紹介します。
〈都市滞在プラン〉
旧市街散策を中心に、フラウミュンスターや聖ペーター教会、グロスミュンスター大聖堂をなど巡り、チューリッヒの歴史と文化に触れるプラン。チューリッヒ美術館で入場観光。時間に余裕があればリンデンホフの丘に上ったり、チューリッヒ湖周辺を散策してもよいでしょう。
【食事代金】
朝食:0円 ホテルの朝食バイキング
昼食:8.5CHF(約960円) ベーカリーでサンドイッチなどの軽食
休憩:4CHF(約450円) ローカルカフェでコーヒー
夕食:40CHF(約4520円) レストランでスイス料理のコース
【観光費用】
チューリッヒ美術館:16CHF(約1800円)
このプランでチューリッヒを観光した場合、滞在費用は1日で68.5CHF(約7740円)ほどかかります。
スイストラベルパスやチューリッヒカードなどを利用することで各種施設の入場料が割引になったり、公共交通機関が乗り放題になったりします。旅程に合わせたパスを上手に活用し、費用を抑えましょう。
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https://pixabay.com/ja/〈アルプス観光プラン〉
ユングフラウ観光の拠点として人気のグリンデルワルトに滞在する場合の観光プランをご紹介します。
グリンデルワルトからフィルストの展望台へ。フィルストからバッハアルプゼー湖へ片道約1時間のハイキングをし、美しいパノラマを堪能するプランです。お昼はサンドイッチなどを用意してピクニックを楽しむのはいかがでしょうか。
【食事代金】
朝食:0円 ホテルの朝食バイキング
昼食:7CHF(約790円) スーパーで食材を調達し、軽食を用意
夕食:20CHF(約2260円) カジュアルレストランでピザなど
【観光費用】
フィルスト行ゴンドラ:往復64CHF(約7233円)
このプランでグリンデルワルトを観光した場合、滞在費用は1日で91CHF(約10285円)ほどかかります。
ゴンドラや山岳鉄道を利用する場合、スイストラベルパスやハーフフェアカードで最大半額の割引が適用されます。アルプス観光は費用がかさみがちなので、ぜひこうしたパスを活用しましょう。
写真:かもた のぞみ
地図を見る先ほどの滞在費モデルを参考にすると、1週間の旅行費用のトータル代金は以下のようになります。
<都市滞在>
航空券とホテルを価格重視で選び、滞在費をプラスすると約20万円台から。
<アルプス観光>
航空券は価格重視で選びますが、アルプスエリアのホテルは全体的に割高なので、1泊2万円ほどで考えます。滞在費と併せて29万円前後〜みておくと良いでしょう。
各種パスを利用したり、自炊をするなどの工夫でもう少し滞在費用は抑えられるかと思います。こちらは目安ということで、予算を立てる際の参考にしてくださいね。
物価が高いスイスの場合、ツアーの方がぐっと値段を抑えられる可能性があります。特にアルプス観光の場合、ゴンドラなどのチケット手配もおまかせでき、スムーズかつ確実に観光できるのは安心ですね。
夏のハイシーズンは特に混み合い値段も上がりますので、しっかり比較・検討をし、ご自身にぴったりの計画を立てましょう。
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2020年6月現在の情報です。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
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(2025/1/18更新)
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