圧倒的な大自然で人々を魅了するハワイ州最大の島・ハワイ島。通称ビッグアイランドとも呼ばれるこの島は、車で1周するのに約6時間かかる大きさで、空港が2つあり、宿泊エリアも分散しています。リゾート地と街中にあるホテルでは宿泊料はもちろん、過ごし方も大きく変わることに。
本記事では、ハワイ島でのホテルの選び方をエリア別でご紹介。各エリアの特徴、どのような方におすすめなのかなどをご案内します。
西側にコナ国際空港、東側にヒロ国際空港の2つの空港があるハワイ島。主にホテルが多く集まっているのが西側ですが、地域ごとにホテルの規模や周辺事情に特色があります。各エリア間、観光名所の1つ1つが離れているハワイ島での主な移動手段はレンタカーかオプショナルツアー。交通の便は良いとは言えないのでホテル選びは慎重に進めたいですね。
今回はホテルが集中する以下のエリアをホテル選びの目線でご紹介します。
・カイルア・コナ&ケアホウ
・マウナラニ&マウナケア
・ワイコロア
・ヒロ
提供元:写真AC
https://www.photo-ac.comハワイ島にはその広大な土地を活用した超大型のリゾートホテルが多いのが特徴。敷地内にゴルフ場や海水のラグーンがあったりとワイキキのホテルとは規模も施設も大分違います。その他には日本で言う民宿のようなB&Bやキッチンが備わったコンドミニアムなども。比較的お手頃で、長期滞在の方には好まれるタイプです。
コナ国際空港から車で約15〜30分にあるエリア。通称コナとも呼ばれるカイルア・コナは、ハワイ島第2の都市。情緒溢れる街並みが500メートルほど続く港町です。ハワイ最古の教会・モクアイカウア教会や、ハワイ王族の夏の避暑地であったフリヘエ宮殿といった歴史的史跡はもちろん、コナコーヒーが堪能できるカフェやレストランなど商業施設もあります。また水〜日曜日には新鮮なフルーツなどが並ぶファーマーズマーケットも開催。
カイルア・コナの中心部から車で15分くらい南下するとケアホウというエリアへ。こちらにはアパレル用品店、スーパー、ドラッグストアなど集まったケアホウ・ショッピングセンターがあります。ケアホウはマンタがよく見られる海があることでも有名。
ツアー会社によってはカイルア・コナとケアホウを結ぶシャトルバスを運行しているところも。ハワイ島西側で唯一ホテル周辺で街を観光できるのがこのカイルア・コナ&ケアホウ地区になります。
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https://unsplash.comこのエリアには高級ホテルから価格重視のホテルまで幅広く揃っています。逆にいうと、高級リゾートの激戦区であるハワイ島西側でお手頃なホテルを探すならこの地区に。
ホテルライフを楽しむよりも街歩きを堪能したい、オプショナルツアーやレンタカーでほとんど外出するからホテルにいる時間が短いという方におすすめエリアです。
<主要スポット>
・モクアイカウア教会
・フリヘエ宮殿
・ファーマーズマーケット
・ケアホウ・ショッピングセンター
・UCCハワイコナ直営農園
<おすすめ>
・学生旅行
・節約旅行
コナ空港から車で約30〜40分にある高級リゾート地、マウナラニ&マウナケア。ハワイ島は地球上の13ある気候のうち11が存在すると言う珍しい場所なのですが、ここは晴天率が高いエリアです。全米で1位を受賞したこともある美しいビーチや名門のゴルフコースがあり、ラグジュアリーな大人の雰囲気が漂う場所。いくつものパワースポットがあり、ハワイ島ならではの景観とスピリチュアルな空気が融合した奇跡のエリアです。
ここの落ち着きに相応しい規模のショップス・アット・マウナラニというショッピングセンターが1軒あり、食品や衣類、お土産を買うことができます。
自然とラグジュアリーな空間を上手に共存させた高級ホテルがあり、「このホテルに泊まりたいからここに滞在する」という理由でこのエリアを選ぶ人も。豊富な品数が揃う朝食、寛ぎのプールタイム、ロマンチックなサンセット…。時間と共に移り変わるハワイ島の景色を堪能しながら、贅沢な滞在ができるでしょう。
宿泊料が高めのホテルが多いので、ハワイ島観光に勤しみすぎるともったいないくらい。ホテルを楽しむ時間もバランスよく設けて過ごすようなリゾートエリアです。
<主要スポット>
・マウナケア・ゴルフコース
・ハプナビーチ
・ショップス・アット・マウナラニ
・ペトログリフ(岩石彫刻)
・カラフイプアア・フィッシュポンド
・シェルターケーブ
<こんな方におすすめ>
・ハネムーン
・ゴルフ旅行
・大人旅
・女子旅
ハワイ島最大のリゾート地区と言えば、コナ空港から車で約20分にあるワイコロア。こちらも大型リゾートホテル、透明度の高い海、ゴルフ場がある観光客のためのようなエリアですが、マウナラニ&マウナケアよりも商業施設が充実しているところが特徴的です。
ブランド品からカジュアルなものまで揃うキングス・ショップス、そこから徒歩約3分の場所にフードコートやスーパーがあるクイーンズ・マーケット・プレイス。この2つの商業施設まで歩いてすぐという立地のホテルもあり、滞在中何度も訪れることが可能。ワイキキ立ち寄りプランなら買い物はワイキキでできますが、ハワイ島に全泊する場合はこういったモールが近くにあると助かります。
マウララニ&マウナケアの落ち着いた雰囲気に対して、ワイコロアは賑やかさがあり、ファミリーにも人気。ホテル内をモノレールで移動するくらいの超巨大リゾートもあり、ホテルにいるだけで旅行でやりたいこと全てが完結できるくらい何でも揃う充実度です。
また近場にモールがあることで、食事の選択の幅が広がるところもポイント。フードコートなどもあり、カジュアルな食事も楽しめます。
プールやアクテビティでホテルライフを満喫しながらも、ホテルから一歩出たところに買い物や食事が気軽にできるスポットが欲しいというゲストにワイコロアは理想的な場所でしょう。
<主要スポット>
・キングス・ショップス
・クイーンズ・マーケット・プレイス
・キングス・トレイル
<こんな方におすすめ>
・ファミリー
・3世代旅行
・初めてのハワイ島旅行
ワイキキに次いでハワイ州を代表する都市がヒロ。ヒロ空港からノスタルジックな街並みが広がる市街地までは車で約7分。ここは日系人が多い場所で、歴史的スポットの他、ハワイ島の定番クッキーを作っているビッグアイランド・キャンディーズの本店工場やロコモコ発祥のお店などがあり、歩いているだけで魅力的な場所に次々とぶつかるような街です。
またヒロ近郊にはレインボー滝やアカカ滝といった自然の名所も。ヒロ周辺を数日に分けてじっくり歩き、1日レンタカーを借りて近郊のスポットへドライブというハワイ島のローカルな部分を掘り下げた旅ができます。
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https://www.photo-ac.comパッケージツアーでの取り扱いが少ないヒロですが、一般的なプール付きのホテルの他、B&Bやキッチン付きのバケーションレンタルなど幅広い種類の宿泊施設があります。全体的にリゾートエリアよりも宿泊料がお手頃。さらにスーパーやレインボーブレッドを販売しているベーカリー、ファーマーズマーケット、ハワイの素朴なグルメをテイクアウトできるお店などがあるので、自炊しながら長期滞在する場合には絶好の環境です。
リゾートで非日常の時間を送るよりも地元の人に紛れてハワイの生活に近付きたいという方、また以前の旅行でマウナケアなどの王道観光は経験済みなのでハワイ島の違う味わい方をしてみたいというリピーターにおすすめの滞在地です。
<主要スポット>
・カメハメハ大王像
・リリウオカラニ・ガーデン
・リーズベイ
・レインボー滝
・ライマン博物館&ミッションハウス
<こんな方におすすめ>
・長期滞在
・一人旅
・学生旅行
・リピーター
ハワイ島で人気の観光と言えば、マウナケア山麓での天体観測やキラウエア火山の見学ですが、どのホテルエリアからも離れています。よってオプショナルツアーに参加して訪れるというのが一般的。しかし宿泊エリアによっては送迎の対象外になっているツアーもあります。オプショナルツアーを利用する場合は、参加したいツアーの送迎が可能な場所かも含めてホテルを検討してみてはいかがでしょう?
「オプショナルは1つだけ参加してあとはホテルでじっくり休息したいからマウララニがいい!」「ホテルの食事だけでは子供が飽きそうだから、ワイコロアにしようかな?」「毎日観光してホテルは寝るだけだからヒロのB&Bを探そう。」など、優先したい条件は人それぞれですね。現地でどのように過ごしたいか上手に整理して、ぜひ自分にぴったりの宿泊先を見つけてください!
※2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/4更新)
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