海外でWi-Fiを使う「4つの方法」徹底解説!

海外でWi-Fiを使う「4つの方法」徹底解説!

更新日:2022/07/20 13:35

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部

海外旅行中にスマホで目的地までの行き方を調べたり、ノートPCを持参して仕事をしたり……。インターネットを使うには当然Wi-Fiが必要ですが、海外でWi-Fiに接続するには、どのような方法があるでしょうか?

レンタルWi-Fiや携帯電話会社の国際ローミングなど、海外でインターネットを使う方法、それぞれのメリット・デメリットなどを分かりやすく解説します。

方法1:海外用Wi-Fiルーターをレンタル

インターネットを気兼ねなく使うなら、海外で使えるWi-Fiルーターをレンタルするのがおすすめ。使い方はとても簡単です。

1.Wi-Fiルーターのレンタルを申し込む
Wi-Fiルーターのレンタル会社の公式サイトや電話などで申し込みます。滞在国や利用期間、容量によって料金プランは異なり、受け取り方法は空港、郵送、コンビニなどから選べます。

2.ルーターを受け取る
空港で受け取る場合は所定のカウンターを指示されるので、フライトに間に合うよう余裕をもって受け取りに行きましょう。ロッカーで簡単に受け取りができる会社もあります。

3.Wi-Fiに繋ぐ
同封されている説明書に従ってネットワーク設定をすれば完了。バッテリーも充電済みなので到着したらすぐに使えます。

4.帰国したら返却する
返却方法も空港カウンター、郵送などから選べます。

方法1:海外用Wi-Fiルーターをレンタル

提供元:写真AC

https://www.photo-ac.com/

■メリット
・料金が定額
決まった容量までしか使えないので、帰国後に高額請求の心配なし! 容量が足りなくなったら追加できるプランもあります。
・グループでシェアできる
Wi-Fiルーターに複数人で繋ぐことができるので、人数で割ればレンタル料金が割安に。
・現地に到着してすぐに使える
説明書に沿って簡単な設定をするだけですぐに使えます。
・サポートが万全
空港で受け取り時に説明を受けられ、現地からの連絡用電話番号も用意されているので安心です。

■デメリット
・受取、返却する必要がある
空港カウンターを利用する場合は、混雑状況によって少し時間がかかることも。
・ルーターを持ち歩く必要がある
ルーターはコンパクトとはいえ、バッグの中で少し場所を取ります。グループでルーターをシェアする場合は、常に一緒に行動する必要があります。
・バッテリー切れに注意
ルーターのバッテリーが切れたらWi-Fiは使えなくなってしまうので、毎日忘れずに充電しなくてはいけません。
・破損、紛失に注意
各社で補償プランが用意されていますが、もし加入していない場合は実費を請求されます。

※写真はイメージです

方法2:携帯電話会社の国際サービス

スマホの設定で「データローミング」をONにすれば、日本の携帯電話会社と提携している現地の通信業者のネットワークが使えるので、特に設定しなくてもそのままインターネットに繋がります。しかし、海外でのデータ通信は日本の料金プランの対象外で通信料金が高額になるため、海外パケット定額サービスなどを申し込む必要があります。

契約プラン、機種、渡航先などによって条件や申し込み方法が異なるため、各社公式サイトをご確認ください。

方法2:携帯電話会社の国際サービス

提供元:写真AC

https://www.photo-ac.com/

■メリット
・申し込みが簡単
日本で手続きをしておけば、現地到着時に簡単な設定をするだけで使い始められます。
・携帯料金とあわせて請求
定額サービスの料金は毎月の利用料と一緒に請求がくるので、支払いが楽々。会社によってはポイント加算の対象になります。

■デメリット
・料金が高め
今回ご紹介している方法の中では一番高めで、長期旅行になると高額になる傾向があります。(各社のプランによる)
・設定を間違えると高額請求
機種によってはネットワーク先を手動で切り替える必要があり、間違えてしまうと定額サービスの対象外になることも。

方法3:フリーWi-Fi

一切お金をかけずにWi-Fiを使いたい!という方の味方になるのがフリーWi-Fi。ホテルやカフェ、空港、公共交通機関などにフリーWi-Fiスポットがあれば利用できます。

1.ネットワーク名を確認
フリーWi-Fiスポットには接続用のネットワーク名(SSID)が掲示されています。カフェやホテルなど掲示のない場所ではスタッフに確認を。

2.端末でネットワーク設定
ネットワーク設定を開くとフリーWi-FiのSSIDが表示されるので、クリックして接続します。カフェやホテルなどでは利用者以外の接続を避けるため、パスワード入力が必要なことも。

利用し終わったらネットワークを切断するのを忘れずに!

方法3:フリーWi-Fi

提供元:Unsplash

https://unsplash.com/

■メリット
・お金がかからない
とにかく一番のメリットで、スポットさえ見つかればすぐに使えます。

■デメリット
・セキュリティ面に不安がある
暗号化されていないSSIDで情報を盗み取られるトラブルも起きています。SNSにログインするなど、個人情報を盗まれる危険のあるアクセスは控えましょう。
・繋がりづらい、速度が遅い
大人数で同時に使っていたり、ルーターの場所が遠かったりすると安定しないことがあります。
・フリーWi-Fiがない地域も
どこにあるわけでもないため、フリーWi-Fiを探し回って時間を無駄にしてしまう可能性も……。

方法3:フリーWi-Fi

提供元:Pixabay

https://pixabay.com/

台湾の「iTaiwan」やタイの「Free Public Wi-Fi」など、政府や自治体が提供するフリーWi-Fiもあります。申し込めば現地の対象Wi-Fiスポット(ホットスポット)で接続できるので、訪れるエリアに多数設置されている場合は検討するといいですね。

また、公共交通機関やショッピングモールのフリーWi-Fiを利用する場合は、「広告を見たあとに繋がる」「30分だけ」といった制限のあるものもあります。

方法4:海外用SIMカードを購入

スマホ内のSIMカードを入れ替えるという方法です。海外用SIMカードは日本でも現地でも購入することができます。

<国内で申し込む>
1.SIMカードを購入
家電量販店やネット通販で購入することができます。渡航先によって対応しているSIMカードは異なり、通話付き、容量や日数などで料金が変わります。
2.SIMカードを入れ替えて設定
出発直前、または到着後にSIMカードを入れ替え、説明書に従ってネットワーク設定します。

<現地で申し込む>
1.現地のショップで申し込む
主要空港の到着ロビーには携帯電話会社が入っているので、到着したらそのまま申し込むことができます。市中のショップで申し込むとプランが選べるなどメリットもありますが、初心者は旅行客の対応に慣れている空港ショップで申し込んだ方が安心。
2.設定までおまかせ
スマホを渡せば設定まで行ってくれます。

方法4:海外用SIMカードを購入

提供元:Unsplash

https://unsplash.com/

■メリット
・安い
渡航先や期間、容量など条件によりますが、比較的安価に利用できます。
・音声通話付きプランがある
現地で配車アプリなどを使う場合に電話番号が必要なことも。音声通話付きプランだと安心です。

■デメリット
・SIMフリー端末が必要
SIMフリーの端末でないと入れ替えできないので、対象外の端末ユーザーはSIM解除の手続きをする必要があります。(2021年10月1日からSIMロックは廃止されました。お使いの端末が対象かどうかは各社にお尋ねください)
・SIMカードを紛失する恐れあり
取り外したSIMカードは帰国まで大事に保管しておく必要がありますが、SIMカードは本当に小さいので紛失に注意しましょう。

ちなみに、近年普及しつつある「クラウドSIM」が一般化すれば、SIMカードを差し替えることなく現地で簡単な設定で繋ぐことができます。

自分にぴったりなWi-Fiはどれ?

自分にぴったりなWi-Fiはどれ?

提供元:写真AC

https://www.photo-ac.com/

最後に、それぞれの方法がどんな方に向いているかを簡単にまとめました。

■海外旅行初心者
・海外用Wi-Fiルーターをレンタル
・携帯電話会社の国際サービス
→日本で出発前に設定できるので、上記のサービスが安心。

■インターネットを少しだけ使いたい
・フリーWi-Fi
・携帯電話会社の国際サービス
→多くのホテルにフリーWi-Fiがあるので、ホテルにいる間に調べものやSNS投稿をすればフリーWi-FiでもOK!携帯電話会社のサービスでも一定の容量までは使った分だけ請求されるものもあるので、最大容量まで使わないならこちらを利用する手もあり。

■グループ・家族旅行
・海外用Wi-Fiルーターをレンタル
→別々で行動する機会が少なければ、ルーターをシェアできるレンタルWi-Fiがおすすめです。

■秘境や辺鄙な場所へ行く
・海外用Wi-Fiルーターをレンタル
・海外用SIMカード
→対象エリアが広いサービスを選びましょう。

■長期滞在
・海外用SIMカード
→料金を安く済ませられるのでおすすめ。現地の通信会社で申し込んだ方が豊富なプランから選べます。

安心度が高いのは「海外用Wi-Fiルーターのレンタル」!

海外でのWi-Fi利用は不安が大きいもの。それぞれメリット、デメリットはありますが、総合的に考えるとWi-Fiルーターのレンタルは広くおすすめできるサービスです。いろんな会社でレンタルできますが、対象地域、取り扱い空港の数の多さでおすすめは「グローバルWi-Fi」!プランが豊富でオプションとして翻訳機やタブレット端末なども借りられます!リンクからチェックしてくださいね。

※2022年7月現在の情報です。渡航先や機種などにより異なります。

掲載内容は執筆時点のものです。

- 広告 -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

エリア・カテゴリ別 記事リスト

このナビゲーターの記事一覧(国内)

このナビゲーターの記事一覧(海外)

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -