旅行費用の中でも金額の大きい航空券の運賃を安く抑えて、ホテルのグレードを上げたり、旅先でもっと楽しみたいと思う人は多いはず。航空券を安く予約する方法として、「早割(早期購入割引)」の航空券の購入がおすすめです。今回は、早割とは何か、早割で安い航空券を購入するための方法をご紹介します!
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https://pixta.jp/JALやANAなどの一般航空会社では、早く予約すればするほど、航空券の運賃が安くなる早割「早期購入割引」を利用できます。
早割の種類は航空会社によって異なりますが、75日前や80日前といったものがあり、早く予約するほど割引率が高くなります。早割の航空券は、正規航空券(ノーマルチケット)と比べて安くなる分、日程や座席の変更ができないという制約や、マイルの還元率が低いといったデメリットがあります。
早割の運賃を利用できる航空会社、早割の種類は次の通りです。(2018年4月現在)
【JAL】
・ウルトラ先得(75日前)、スーパー先得(55日前)、先得割引タイプB(45日前)、先得割引タイプA(28日前)
・特便割引21(21日前)、特便割引7(7日前)、特便割引3(3日前)、特便割引1(1日前)
・乗継割引28(28日前)、乗継割引7(7日前)
※特便割引は特定区間の路線のみ
【ANA】
・旅割75(75日前)、旅割55(55日前)、旅割45(45日前)、旅割28(28日前)、旅割21(21日前)、特割(3日前、一部路線は1日前)
・乗継旅割(28日前)、乗継特割(7日前)
・プレミアム特割28(28日前)、プレミアム特割(3日前)
※乗継特割は指定の便を乗り継いだ場合で利用できる割引
※プレミアム特割はプレミアムクラス専用の割引
【スターフライヤー】
・そら旅80(80日前)、そら旅60(60日前)、そら旅45(45日前)、そら旅28(28日前)、そら旅21(21日前)
・STAR7(7日前)、STAR 3(3日前)、STAR 1A/B(1日前)
【スカイマーク】
・前割3(3日前)、前割1(1日前)
・いま得(3日前)、たす得(1日前)
※いま得、たす得は空席状況に応じて、運賃が変動する割引
【エアドゥ】
・AIRDOスペシャル75(75日前)、AIRDOスペシャル55(55日前)、AIRDOスペシャル45(45日前)、AIRDOスペシャル28(28日前)、AIRDOスペシャル21(21日前)
・DOバリュー3(3日前)、DOバリュー(1日前)
【ソラシドエア】
・バーゲン75(75日前)、バーゲン60(60日前)、バーゲン35(35日前)、バーゲン28(28日前)、バーゲン14(14日前)
・特売り7日前(7日前)、特売り3日前(3日前)、特売り1日前(1日前)
【フジドリームエアライン】
・45割(45日前)、ひょいとe割(7日前)、ドリーム割(1日前)
・フレックスドリーム(1日前)
※フレックスドリームは空席状況に応じて運賃が変動する割引
【IBEX】
・IBEX 45(45日前)、IBEX 28(28日前)、IBEX3(3日前)
・IBEX WEB7(7日前)、IBEX WEB 1(1日前)
※IBEX WEBは公式ホームページでの予約のみの割引
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https://pixta.jp/早割は早く予約すればするほどお得。JAL・ANAの場合、75日前が最も安く航空券を予約できるでしょう。旅行をなるべく早く計画し、割引率の高い早割の航空券を予約することが、航空券を安く手に入れるためのポイント。
例えば、ANAの羽田空港‐福岡空港間の普通運賃と旅割75の運賃は次のように3万円の差があります。
【普通運賃】
ANA:41,390円
【旅割75】
ANA:10,090〜15,790円
※2018年4月調査時点での運賃
※搭乗日を2018年7月1日で調査
※運賃は公式ホームページの運賃を参考
早めに旅行計画を立てて最も割引率の高い早割の航空券を購入できれば良いですが、3ヶ月も前から計画できないという人も少なくないのではないでしょうか。早割は、割引率が大きく変わるタイミングがあります。早割の運賃は、21日前、28日前で大きく変わります。航空券の早割を利用するときは、1ヶ月前を目安に予約するのがおすすめです。
例えば、ANAの場合、羽田空港‐福岡空港間の旅割75、旅割28、旅割21を比較してみると、旅割75と旅割28の差は、4,200〜5,300円ですが、旅割28と旅割21では約7,000円の差があります。2人の旅行であれば、予約が1週間遅れるだけで、14,000円も損することになってしまいます。
【旅割75】
ANA:10,090〜15,790円
【旅割28】
ANA:14,290〜21,090円
【旅割21】
ANA:21,590〜28,190円
※2018年4月調査時点での運賃
※搭乗日を2018年7月1日で調査
※運賃は公式ホームページの運賃を参考
航空券を安く予約するには、早割を活用するのは前提として、飛行機の時間帯にも注目しましょう。運賃が高くなる時間帯の便は、旅先での時間を有効活用できる朝や夜間の便です。朝6時台の便や最終便の運賃は、比較的安いです。ただし、早朝の便は6時台が多く、空港まで利用する公共交通機関によっては間に合わない場合もあります。最終便は、時間帯によっては利用できる公共交通機関がなくなり、タクシーなどで移動が必要になることがあります。
朝や夜の便と比べて昼の時間帯の便は安くなっています。格安の航空券を購入したい場合は、早割の活用と同時に、昼の便を選ぶと良いでしょう。
例えば、ANAの場合、羽田空港‐福岡空港間での旅割28の時間帯別の運賃を比較すると、昼の便は、朝や夜の便と比べて3,000円程度異なります。
朝の便:14,290円
ANA:2018年7月1日 羽田空港9:00発‐福岡空港10:45着
昼の便:17,490円
ANA:2018年7月1日 羽田空港14:15発‐福岡空港16:00着
夜の便:20,090円
ANA:2018年7月1日 羽田空港19:00発‐福岡空港20:50着
※2018年4月調査時点での運賃
※搭乗日を2018年7月1日で調査
※運賃は公式ホームページの運賃を参考
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https://pixta.jp/航空券を格安に予約する方法の1つとして、航空券と宿泊先を同時に予約できるダイナミックパッケージ(ホテルパック)があります。航空券とホテルを同時に予約することで、合計の割引率が高くなります。ダイナミックパッケージでも航空券の早割のように、早く予約することで運賃が安くなります。ダイナミックパッケージは、7日前までに予約をすることでより安く利用できます。
羽田空港-福岡空港間でのANAの旅割21とホテル、前日でのANAの「旅作」(ダイナミックパッケージ)の運賃を比較すると3万円程度異なります。旅割21とホテル代、7日前の旅作を比較すると27,000円程度旅作の方が安いです。
旅作の当日と7日前では、50,000円程度、7日前の方がお得です。ダイナミックパッケージを利用するときは7日前を目安に予約すると良いでしょう。
旅割21とホテル代の運賃:55,480円
行き:25,090円
2018年5月8日 羽田空港13:35発-福岡空港15:25着
帰り:24,590円
2018年5月9日 福岡空港20:50発-羽田空港22:30着
ホテル代:5,800円
福岡東映ホテル シングル 宿泊人数1人
※運賃は公式ホームページを参考
前日に予約した旅作:86,300円
行き:2018年4月19日 羽田空港13:35発-福岡空港15:25着
帰り:2018年4月20日 福岡空港20:50発-羽田空港22:30着
福岡東映ホテル シングル 宿泊人数1人
※運賃は公式ホームページを参考
7日前に予約した旅作:28,800円
行き:2018年4月25日 羽田空港13:35発-福岡空港15:25着
帰り:2018年4月26日 福岡空港20:50発-羽田空港22:30着
福岡東映ホテル シングル 宿泊人数1人
※運賃は公式ホームページを参考
航空券の運賃の1つ、早割(早期購入割引)は、早く予約すれば予約するほど安くなる割引です。早割は、21日前と28日前で割引率が大きく変わるため、1ヶ月前を目安に予約すると良いでしょう。また、早割の運賃は、飛行機の時間帯によっても変わります。より安い航空券を予約したい場合は、昼の便を選ぶことをおすすめします。
往復の航空券と宿泊先を同時に予約できるダイナミックパッケージ(ホテルパック)も同様に7日前までに予約することで安くなります。
航空券の割引運賃の1つ、早割を上手に利用して、リッチな旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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(2023/12/4更新)
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