東京から近く、日帰りや週末1泊2日で行くことが多い箱根。定番の大涌谷観光や芦ノ湖遊覧、彫刻の森美術館などのミュージアム巡り、日帰り温泉でのんびりするのも楽しいですね。縁結びなら九頭龍神社、アウトドア好きな方には金時山ハイキングなど魅力的なスポットもたくさん!
LINEトラベルjp ナビゲーターが、定番から知られざる観光スポットまで、主要エリアごとに箱根を丸ごとご案内します!
箱根を旅行するなら「箱根フリーパス」をゲットしましょう!箱根エリアの登山電車やロープウェイ、バスや海賊船まで、多くの乗り物が乗り放題になるほか、温泉や美術館などの観光施設が割引になるお得なきっぷです。
箱根フリーパスには2日間有効券と3日間有効券がありますが、2日間有効券を日帰り旅行に使用しても十分元が取れちゃうんですよ!
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“天下の嶮”箱根に登る「箱根登山鉄道」は、神奈川県の小田原駅と強羅駅を結ぶ本格的な登山鉄道です。大きな特徴とされているのが、急な勾配があることと、3ヶ所のスイッチバックがあること。スイッチバックとは列車が急な勾配を登る時、所々で進行方向を変えて、斜面をジグザグに登ってゆくというものです。
箱根登山鉄道のもっとも急な勾配は80パーミル。これは1000メートル走る間に、高低差80メートルを登るというものです。観光に来たらぜひ体感してみてください。
沿線であじさいが見頃を迎える頃の箱根登山鉄道は、「あじさい電車」と呼ばれます。6月中旬から7月下旬まで車窓からあじさいを楽しむことができるとあって、観光客に大人気。昼の風景も美しいですが、ライトアップされた夜のあじさいも絶景です。
梅雨の季節の観光では、公式サイトで運行スケジュールをチェックするのを忘れずに。
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箱根を観光するならぜひ宿泊して温泉を堪能したいところですが、日帰りでも温泉を楽しめる施設がいくつかあります。
日帰り温泉「箱根湯寮」は、小田急ロマンスカーも発着する箱根湯本駅から無料シャトルバスでたったの3分。古民家風の建物は雰囲気満点で、露天風呂は森の中のよう。貸切り個室露天風呂が全部で19室あり、食事処のクオリティも高い!子連れ箱根旅行はもちろん、女子旅や一人旅にもおすすめです。
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「絶景日帰り温泉 龍宮殿本館」があるのは芦ノ湖と富士山を望む高台。箱根 駒ヶ岳ロープウェーや水族館、プチ動物園などが点在する一大リゾートの中にあります。目玉は女湯の露天風呂。まるで芦ノ湖に浮かんでいるようなインフィニティな造りで、箱根外輪山や富士山の姿もお湯に浸かりながら一望できます。
写真提供:絶景日帰り温泉 龍宮殿本館
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「箱根てのゆ」はお湯良し景色良しのお気軽日帰り温泉by 泉 よしか
地図を見る「箱根てのゆ」は宮ノ下からも近い底倉の温泉。お風呂は内湯にジャグジー、低温サウナ、露天風呂に岩風呂、樽風呂、寝湯などバラエティー豊か。
中でも特筆すべきは露天風呂の三つの源泉掛け流し。メインとなる円形のお風呂と岩風呂、そして少し離れたところにあるおひとり様サイズの石風呂が、非加熱非加水の贅沢な掛け流しなのです。
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塔ノ沢駅のホームにある「深沢銭洗弁財天」に祀られているのは、瀬織津姫(せおりつひめ)の大神。悪しきことを大海原に持ちだしてくださる位の高い神様で、白蛇の化身でもあります。白蛇は、弁財天の使いで富をもたらすものとして信仰の対象となっているので、金運や財運アップが望めると言われています。
お社と中宮、洞窟の中には奥宮があり参拝をしたら、ざるにお金を入れて湧水で洗いましょう。洗ったお金は、世の中に回さないと自分のところにも回ってこないので、使ってしまうのがいいそうですよ。
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阿弥陀寺の紋所は、三つ葉葵。第十四代将軍の徳川家茂の正室であった皇女和宮のお位牌を祀る浄土宗の寺です。6月下旬〜7月中旬にかけて3000株ほどのあじさいが咲き誇るため、あじさい寺とも呼ばれます。
本堂の玄関には天井から百万遍念仏の数珠車が掛けられています。車輪の周りには長い数珠が巻きつけられていて、それを一周回すと般若心経を千回唱えたのと同じ功徳があると言われています。
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クラシカルホテル建物探訪 箱根・宮ノ下「富士屋ホテル」by 鮎川 キオラ
地図を見る箱根においてひときわ異彩を放つ「富士屋ホテル」は、各国の皇室をはじめ、ヘレンケラーやチャップリン、ジョンレノンなどの著名人も宿泊した、由緒あるクラシカルホテルです。
観光の醍醐味は、非日常を感じること。クラシカルホテルが持つ独特の雰囲気は、時計の針を巻き戻してくれます。旅行・観光という娯楽がまだ庶民に許されていなかった時代の上流階級の香りが漂う上質な空間は、日々の喧騒を忘れてしまう非日常を演出してくれます。
※改装工事のため休館、リニューアルオープンは2020年を予定しています。一部営業している施設の詳細は、公式サイトをご確認ください。
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1969年の開館以来、「箱根 彫刻の森美術館」は箱根の人気観光名所ですが、特に近年はその評判が海外にも拡散。さらに広大な庭園に点在する屋外アートを撮影して楽しむことができることから、SNS映え抜群と国内からも観光客が訪れています。
中でも一番人気のフォトスポットが「幸せをよぶシンフォニー彫刻」。一歩中に足を踏み入れると、まるで万華鏡の中に入り込んだようなめくるめく光の乱舞。色とりどりのステンドグラスが神々しい空間を創りだしています。
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彫刻の森美術館には、子どもたちが中に入って遊べる遊戯彫刻と呼ばれる作品があります。子どもたちが大好きなシャボン玉を幾重にも重ねたような形の「シャボン玉のお城」は、中が空洞になっていて上まで登ることができます。
たくさん遊んで疲れたら、敷地の一番奥にある「足湯」に浸かってのんびりしましょう。温泉の宝庫ならでは、敷地内から湧き出す源泉掛け流しの正真正銘の温泉なんですよ。
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2018年1月に「箱根ホテル小涌園」が惜しまれながらも閉館。しかしご安心ください、温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」は営業中です!
大きく分けると「ユネッサン屋内エリア」「ユネッサン屋外エリア」「森の湯」の3エリア。このうちユネッサン屋内と屋外は水着着用で、森の湯は裸で入るお風呂です(ユネッサンのみの利用、森の湯のみの利用も可)。
ユネッサン屋内エリアの中央は大型スパの「神々のエーゲ海」。ワイン風呂や酒風呂が楽しめ、水着のまま利用できるフードコードもあります。
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「森の湯」には岩風呂や寝湯のほか、サウナや女湯限定で白濁したコラーゲン風呂なども。遊べるはしゃげる「ユネッサン」と、髪と体を洗ってゆったりくつろげる「森の湯」。ぜひセットで楽しんでくださいね。
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岡田美術館は、箱根の小涌谷に、温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」の隣に2013年にオープン。
コレクションの中心は、琳派や伊藤若冲などの近世・近代の日本の絵画と、数千年の歴史を辿れる中国陶磁をはじめとした陶磁器です。さらに古民家を改築した飲食施設や広大な庭園、100%源泉かけ流しの足湯カフェなど、展示鑑賞以外の楽しみも満載。その規模は箱根最大級です!
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「箱根強羅公園」は、大正3年に開園されたフランス式整型庭園で、気持ち良く時間を過ごせる所です。30〜40分程で観光することができますが、熱帯植物館・白雲洞茶苑・クラフトハウスなどの各施設をじっくり見て製作体験をすれば、1日楽しめる観光スポット。また花の名所としても知られ、桜・ツツジ・シャクナゲ・バラ・あじさい・紅葉と、季節に応じてさまざまな花を観賞することができます。
大人は入園料が必要ですが、「箱根フリーパス」利用だと無料になるのでお得ですよ!
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石造りの音楽堂を取り囲むように、一面バラが植えられるローズガーデン。「強羅公園」は西門側が標高約611メートル、正門側が標高約574メートルと高低差がある不思議な造りの公園なので、高い西門側の音楽堂から低い正門方向にローズガーデンを見て下さい。眼下に赤・ピンク・黄・白といった彩鮮やかなバラが広がる風景は圧巻です。
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「箱根美術館」は静岡県熱海市にあるMOA美術館の姉妹館で、主にやきものなどを展示しています。
美術館としては小さい規模なのですが、何といってもお庭の景色が格別!美しい庭園は、小田急ロマンスカーのポスターにも採用されました。鮮やな緑色の苔がびっしり生えた「苔庭」は、日本の美の素晴らしさを伝えてくれます。
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「箱根美術館」は、丁寧な剪定と枝振りも加味して秋ならではのグラデーションを彩ります。また、対照的な美しい苔の緑がアクセントになって、観る者を魅了してやみません。庭園に広がる紅葉は、まるで絵画のようなエレガントさ。あたり一面、計算しつくされたレイアウトの美しい紅葉が広がっています。
混雑時は入場制限が行われますが、それでも一度は観光したい紅葉の名所です。
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大涌谷を望む箱根・仙石原にたたずむ「箱根ガラスの森美術館」。“炎の芸術”と呼ばれた中世のヴェネチアン・グラスを中心に、ガラスの織りなす美しい世界に浸れる美術館です。敷地内に点在する貴族の館を模した洋館や、キラキラのガラスの回廊も印象的。
メインであるヴェネチアン・グラス美術館には中世ヨーロッパ貴族も魅力された優美な作品が約100点展示されており、まるで貴族の館のような館内の意匠も見どころ。現代作家の作品を収める現代ガラス美術館は、ガラスの持つ無限の可能性を感じさせてくれる場所です。
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季節によって様々な展示、イベントが行われますが、中でもおすすめは秋の風物詩「クリスタルガラスのススキ」のオブジェ。約1.5メートルのススキの穂は、100粒のクリスタルガラスでできています。およそ250本のガラスのススキが庭園を彩る姿は圧巻!太陽光と風を受けて七色の光を放ち、ため息が出るほどの美しさです。例年8月下旬〜11月中旬まで展示されます。
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撮影できちゃうインスタ映えな箱根の美術館おすすめ3選by 泉 よしか
地図を見るフランスの作家サン=テグジュペリの代表作『星の王子さま』の世界にたっぷり浸れるのが仙石原の「星の王子さまミュージアム」。
屋外のフランス風の街並みがお洒落で可愛いと、SNSでも人気に!一番人気は「クリスマスローズの花園」を抜けたところにある「王さま通り」。よく見ると、建物一つ一つにサン=テグジュペリゆかりの名前が付けられているのです。
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子どもだった大人へ贈る 「星の王子さまミュージアム」の休日by 鮎川 キオラ
地図を見るフランスの街角の内部は、作家の生涯から旅立ちまでを辿る展示スペースとなっています。展示ホールエントランスには、飛行士でもある作家が操縦した赤い飛行機のレプリカが展示。他にも貴重な写真や直筆のスケッチ、手紙などが展示され、幼少時代を過ごした子供部屋や亡命先のニューヨークの部屋などが再現されています。
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「箱根ラリック美術館」はジュエリーとガラスの工芸家ルネ・ラリックの作品を集めた仙石原にあるミュージアム。オリジナリティ溢れる大胆な装飾が施された豪華なジュエリーや、透明感のある繊細な香水瓶などのガラス工芸品といった、ため息の出るほど美しい作品が数多く展示されています。
中でも注目は、ブローチ「シルフィード」。ポスターなどでこの作品を見たことのある方なら、思ったよりずっと小さいと驚かれるのでは。しかし小さいからこそ、その細工の細やかさ、あまりにも美しいバランスにきっと魅入られるはず。
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ラリックの作品を展示しているだけでなく、敷地内にはラリックが内装を手がけたという豪華列車オリエント急行のサロンカーを、当日予約の時間制カフェ「ル・トラン」として展示。ジュエリーとガラスの巨匠ルネ・ラリックの作品に囲まれながら優雅なティータイムを漫喫できます。
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箱根の仙石原に建つ「ポーラ美術館」は、ポーラ・オルビスグループの前会長が集めた1万点にも及ぶコレクションを収蔵するミュージアム。ここを訪れた人の中には、その充実度から観光地ではなく、まるで都市部の美術館のようだと評する人も。
緑の森や水辺で印象派の画家たちが、光溢れる明るい色彩の絵画を描き上げた、その環境の中で作品を楽しんでほしい。そういう理由から、自然豊かな箱根の地に「ポーラ美術館」は建てられました。
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「箱根湿生花園」は、日本で最初にできた湿生植物園。日本の湿原・湿地の植物を中心に約1,700種の植物が集められ、四季折々に花を咲かせます。もとは湿原だった水田の跡地3ヘクタールを利用して、湿地を中心に植物が生育する環境を復元。天然に近い状態で草花を観察できるのが魅力です。
例年12月1日から冬期休園に入るので、観光の際は公式サイトをご確認下さい。
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日本有数の温泉地、箱根。温泉旅館はもちろん、芦ノ湖を中心に数々の観光名所が点在する超人気スポットです。中でも特に美しく賑わいをみせるのが、山々が紅葉に染まる秋。しかし、秋の箱根の魅力は紅葉だけではありません。
大地一面、約18万平方メートルにわたり黄金色のすすきが広がる、仙石原の「すすき草原」では、群生するすすきの大草原が観光客を圧倒します。アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の舞台としても知られる、人気の観光名所です。
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箱根外輪山の最高峰「金時山」は、神奈川県の富士山絶景ポイントとしても有名!中でも金太郎ハイキングコースは、大自然を身近に体感でき観光客に人気があります。
地蔵堂から始まる金太郎ハイキングコースは、樹林帯や沢沿いを行く彩りある風情です。途中で驚きの樹林帯と苔むした景観も!沢沿いの涼やかな風と、しっとりたたずむ苔の印象は神奈川県でも有数のスポットです。
早雲山駅から桃源台駅間4.0kmを結ぶ「箱根ロープウェイ」。人気の高い観光名所、大涌谷までのアクセスにおすすめです。全面ガラス張りのゴンドラからは、芦ノ湖や富士山、相模湾などが一望でき、絶景ですよ!
※箱根山の火山活動の影響により、営業時間が変更されています。また、火山ガスの影響で健康状態によっては乗車できない場合もあります。詳しくは公式サイトにてご確認下さい。
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「大涌谷」は谷の底からモクモクと硫黄の噴煙が立ち上がるため、かつては地獄谷とも呼ばれていました。ゴツゴツとした岩肌や辺りに漂う噴煙は、地獄を彷彿とさせますが、大涌谷は標高が高いので、真夏でも気温は20℃ぐらいと、意外と快適なんですよ。
※箱根山の火山活動の影響により、立ち入りできないエリアがあります。状況が変わる場合がありますので、観光の際には公式サイトなどを確認し、最新情報を得るようにしてください。
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立ち寄りたいのは「大涌谷くろたまご館」。2階にはバイキングレストラン「涌わくキッチン」や土産物屋「くろたまショップ」が入っています。また、1階には箱根火山について詳しく知ることができる「箱根ジオミュージアム」もありますので、さらに大涌谷を深堀りして知りたい!という方は、ぜひ足を運んでみましょう。 この写真の記事を見る ≫
大涌谷で食べたいものといえば、名物の黒たまご。この色は大涌谷の地熱と火山ガスが化学反応を起こしてできるものだそう。ひとつ食べると七年寿命が延びる名物と言われていますので、ぜひお試しを。
※営業情報など詳細は、公式サイトにてご確認ください。
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「駒ケ岳」観光は「箱根 駒ヶ岳ロープウェー」に乗れば、標高1,327mの山頂へと一気に上昇。全長約1,800m、約7分間の空中散歩を楽しみましょう。
季節問わず肌寒く感じますので長袖のカーディガン等があると良いでしょう。天候が良ければ富士山が目の前に現れてきます。綺麗に曲線を描く雄大な富士山が見られれば、感動も特別なものに。
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駒ヶ岳の山頂にあるのが「箱根元宮」。駒ヶ岳山頂は今からおよそ2400年も昔からの山岳信仰の地。駒ヶ岳の北に位置する神山のご神威を崇めたのが始まりでした。その後、神仏習合となり奈良時代に里宮として芦ノ湖畔に造られたのが「箱根神社」。現在では「箱根元宮」が「箱根神社」の奥宮となっています。 この写真の記事を見る ≫
神奈川県箱根町の「湯坂路(ゆさかみち)」には様々なルートが用意されています。中でも畑宿から箱根登山鉄道小涌谷駅までのルートは、2つの山頂、2つの滝などを楽しみながらトレッキングが行えます。
畑宿から湯坂路に向かうルート途中にある「飛龍の滝」は、箱根のイメージポスターにもなった名瀑ですが、徒歩でしか辿り着けないので知らない方が多いところです。豪快な水しぶきを龍が飛ぶように見立て「飛龍の滝」の名がついたんだとか。この付近は滑りやすいので十分な注意が必要ですが、しっかり整備されているので誰でも観光に訪れることができます。
蛇骨川上流にある「千条(ちすじ)の滝」は横長に広がる滝で、水が簾のように分かれて落ちることからこの名が付きました。とても繊細な印象で、細くしたたる滝の姿は日常や観光の疲れを癒してくれます。
また、滝周辺は山の北斜面特有の植生が広がり、さまざまな森の景観が楽しめるので観光におすすめです。
「玉簾の瀧」は歌人・与謝野晶子が『山荘へ 玉簾の瀧流れ入り 客房の灯をもてあそぶかな』と歌に詠んだ名所の滝です。玉簾の瀧は幅約11m、高さ約8m。滝の真ん中にはしめ縄を付けた丸い石があり、滝の下の池には金色の鯉が泳いでいます。
玉簾の名は流れ落ちる清水が“たますだれ”のように細かく美しいことから、その名で呼ばれるようになりました。水音の美しさも魅力の観光スポットです。
美しい湖と森に囲まれた「九頭龍神社本宮」は元箱根港から距離にして5km近くあり、月次祭の日なら専用参拝船が出てますが、月次祭以外の日は、近くを通る手頃なバスも無いためどうやって行くか迷うところ。
芦ノ湖遊覧船かバスで箱根園か湖尻まで行くと、そこから徒歩20〜30分で本宮に着きますが、箱根園からの場合、ちょうど遊覧船が接岸する隣の桟橋からモーターボートが出ています。乗船料が必要になりますが、唯一、本来の境内入口である九頭龍桟橋から上陸できるので、お金に余裕があればモーターボートがおすすめです。
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「九頭龍神社」と言えば有名なパワースポットで、悩める女子の聖地。毎月13日に開催される月次祭では、多くの女性参拝客でにぎわいます。
九頭龍神社に祀られているのは九頭龍大神。九頭龍大神はもとは毒龍でしばしば人々を苦しめていましたが、その様子を見た萬巻上人が調伏の祈祷を行い、毒龍は懺悔して龍神となりました。そして今では縁結び、開運隆盛、金運守護、商売繁盛の神として、人々の信仰を集めています。
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本宮を参拝したら、「白龍神社」「弁財神社」も忘れずに参拝しましょう。本宮と少し離れた場所にある「白龍神社」の白龍とは、箱根権現でお祀りされていた「白和龍王(しろわりゅうおう)」を略したもので、こちらも毎月13日には月次祭が行われます。
九頭龍神社本宮のすぐ手前にある「弁財神社」は、音楽に学問、五穀豊穣の神様といわれる弁財天を祀っています。
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箱根駒ヶ岳周辺、山・湖・滝が楽しめる癒やしの穴場スポットby アシュ 飯田
地図を見る芦ノ湖の湖畔にある、西武グループが運営する味のあるレジャー施設、「箱根園」。昭和の香りが残るこの施設は、昔から愛されてきた観光スポットです。西武と小田急が開発にしのぎを削っていた時代の、西武側の開発拠点でもあり、園内には植物園や水族館、グルメ、ショッピングが楽しめるお店が揃っています。 この写真の記事を見る ≫
箱根園内にある「箱根園水族館」は、日本で唯一バイカルアザラシのショーが見られる貴重な観光スポット。ショーに出てくるビリー君は、頭にタオル、手には桶。その姿が「温泉に入ってるみたい」と大好評なんです。都会的な水族館とは違い、のんびりリラックス出来る癒しの観光スポットですよ!
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恋に効く龍神水で縁結び!箱根神社(九頭龍神社 新宮)by 安藤 美紀
地図を見る「箱根神社」のご利益は、縁結び・金運・勝負運・開運など盛りだくさん!ここはかつて、源頼朝や徳川家など、数々の武将たちが戦の前に勝利を祈願した場所でもあります。
箱根神社へ行くには、一の鳥居〜五の鳥居の5つの鳥居をくぐっていきます。順番にくぐっていくと、お参りの効果がアップするんだとか。さらに本殿へは長い急な石段を上りますが、階段の両側には高々と天にそびえる木立が並び、自然のパワーに圧倒されます。
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恋に効く龍神水で縁結び!箱根神社(九頭龍神社 新宮)by 安藤 美紀
地図を見る箱根神社のすぐ隣に「九頭龍神社 新宮」があります。九頭龍神社の本殿は芦ノ湖の湖上に立っているため、今までは船でしか渡ることが出来ませんでした。そこで、平成12年に箱根神社の境内に分社として箱根神社の横に、新宮を建立。格段にお参りしやすくなりました。
また、“龍神水”というご神水が湧き出ていて、恋愛運が良くなる!と若い女性に大人気なんですよ。
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芦ノ湖は、遊覧船に乗って景色を楽しむ観光の鉄板。その遊覧船の乗り場の近くにあるのが、絶景のお洒落カフェレストラン「ベーカリー&テーブル箱根」。3階建てで、1階はベーカリーや足湯テラス、パーラーがあり、2階はカフェ、3階はレストランになっています。
美しい湖や山々の景色を楽しみながら、絶品のパンやランチ、スイーツが味わえます。足湯をしながらのカフェタイムもおすすめ!観光では湖畔のオシャレなカフェでゆったりした時を過ごしてみませんか?
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観光名所の多い箱根の中でも随一の観光スポットとなっているのが芦ノ湖です。観光地らしくボート、遊覧船などが航行していますが、その中でひときわ異彩を放つ姿が「箱根海賊船」。
箱根町港を起点に元箱根港から桃源台港を循環し、所要時間は箱根町港から桃源台港まで片道およそ30分、往復で約1時間程度の行程です。
この間の見所は、芦ノ湖から見える山々。360度のパノラマビューは四季を通じて様々な変化を楽しむことができます。船室にも様々な撮影ポイントがあり、景色だけでなく内部も見て飽きないものとなっています。
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「箱根・芦ノ湖 成川美術館」は現代日本画を中心に約4000点の作品を所蔵する美術館で、山本丘人や平山郁夫など、画壇の巨匠が描いた作品も多数見ることができます。
そしてこの成川美術館では、窓外に広がる景勝もまたアートのひとつ。長さ約50mにもわたる、一面ガラス張りの展望ラウンジは必見です。
ラウンジの椅子に座ると、まるで巨大な窓のフレームが額縁のよう!芦ノ湖の風景をパノラマで切り取った一幅の「絵」は、日々、刻々と変化する自然の美しさを、あらためて感じさせてくれます。
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離宮跡地に広がる箱根の絶景と美しい庭園!「恩賜箱根公園」by M Maririn
地図を見る「恩賜箱根公園」は皇室の離宮跡地に造られた県立公園。皇族の避暑地に選ばれただけあって公園から見る芦ノ湖や箱根外輪山の眺めは素晴らしく、天気のいい日には美しい富士山の姿も!広い園内では四季折々の花々も楽しめる観光スポットです。
2013(平成25)年には箱根離宮当時の地形・施設の痕跡を残した公園整備が評価され、近代造園文化の発展に寄与した名勝地として「国登録記念物」に登録されました。
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離宮跡地に広がる箱根の絶景と美しい庭園!「恩賜箱根公園」by M Maririn
地図を見る恩賜箱根公園の大きな魅力は素晴らしい眺めです。15万9000平米の広大な園内には展望台や広場があり、そこからは芦ノ湖や湖上を進む観光遊覧船、駒ヶ岳や箱根神社の赤い鳥居、そして富士山などこれぞ箱根!といった景色が目の前に広がります。
その見事な眺めは「かながわ景勝50選」「関東の富士見100選」に選ばれるほど。園内は1時間ほどで観光できるので、是非素晴らしい箱根のパノラマを眺めてみてください。
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箱根に関所が設けられたのは、1619(元和5)年のことで、山の多い地形と湖があることを利用して、山の中腹から湖畔まで柵を建て、関所以外を通り抜けることを不可能にしていたといいます。
きっと多くの人が遠足、社会見学などで観光したことがあるであろう「箱根関所跡」は、新たな史料の発見に基づき、2007(平成19)年により精緻な姿に復元された注目の観光スポット。在りし日の関所の姿を学ぶことで、およそ300年続いた徳川幕府の姿、江戸時代の庶民の暮らしぶりが見えてきます。
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急な石段を登った先の小高い丘の上にある「遠見番所」から、芦ノ湖の美しい眺めを楽しむことができます。「遠見番所」は、もちろん警備のための施設でしたが、ここに関所があった時代も、この眺めは今と変わりなかったことでしょう。
場内には資料館や茶屋もあり、タイムスリップ感覚を味わえるおすすめ観光スポットです。
東海道五十三次は東京日本橋から京都三条大橋までの493.8kmに53の宿場町を備えた街道で、1601年に徳川家康が制定しました。それまで神奈川県の箱根を越える街道は、「湯坂道(ゆさかみち)」と呼ばれる山の稜線を辿るものでしたが、これを江戸時代に須雲川(すくもがわ)沿いに整備しなおした箱根旧街道が今でも残っています。
石畳は旧街道の風雨による崩壊を防ぐほか、旅人の安全を考えたもの。でも現代ではいささか歩きにくく苔で滑りやすいので、観光の際には注意しながら江戸時代の石畳を堪能してくださいね。
箱根山の中腹、東海道の難所ともされる場所には、江戸初期創業の茅葺屋根と土間の風情あるつくりで観光客をもてなす「甘酒茶屋」があります。
店名に「甘酒」と詠っているだけに、この甘酒の麹はなんと創業した江戸時代より使われているものを発酵しているとのこと。ノンアルコールなので、子供もドライバーもおいしくいただけますよ。
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箱根は観光地として来訪者が多いのですが、ドライブコース、ツーリングコースとしても高い人気を保っています。その中でも富士山を遠くに見て、芦ノ湖を見下ろせる「芦ノ湖スカイライン」はドライバーにとって実に魅力的なコース。
芦ノ湖スカイラインは、箱根峠から芦ノ湖湖畔の桃源台までの有料道路です。道の途中に休憩所が多く、それぞれ微妙に異なる景色が見えるので、いったん車を停めて風景を楽しむのがおすすめ。
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いかがですか?「こんなところがあったんだ」「ここは行ったけどまた行きたいな」などなど、いろいろな感想を持たれたかもしれません。「観光で回るのもいいけど、箱根は温泉メインで」それもとても良いですね!
最初にご紹介しましたが、箱根を観光するなら「箱根フリーパス」がおすすめ。旅費が節約できるだけでなく、交通機関の乗り降りがこれ1枚でほぼ済ませられるスマートさもいいですね!公式サイトをチェックして、お得に旅行しましょう。
※執筆時現在、気象庁は箱根山(大涌谷周辺)の噴火警戒レベルを「1」(活火山であることに留意)に引き下げていますが、大涌谷周辺では一部立ち入りの規制が行われています。観光の際は関連MEMOから最新の情報をご確認下さい。
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(2024/3/19更新)
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