函館を1泊2日で楽しむモデルコース 海の幸・街歩き・夜景を大満喫!

函館を1泊2日で楽しむモデルコース 海の幸・街歩き・夜景を大満喫!

更新日:2022/07/21 12:21

瀬田 エリーのプロフィール写真 瀬田 エリー 親子旅&女子旅ライター、ホテルライター

北海道を代表する国際的な観光都市・函館。美しい夜景、エキゾチックな街並みから新鮮な海の幸やラーメンなどのグルメまで、魅力たっぷりの街です。

そんな函館は、市電(路面電車)を利用すればたくさんのスポットをまわることができ、ショートトリップにもぴったり!

利用する交通手段によってアレンジも可能、1泊2日で楽しめるおすすめルートを地図付きでご紹介します。

函館のモデルコースはこちら

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提供元:写真AC

https://www.photo-ac.com/

1日目は五稜郭公園・五稜郭タワーへ行き、名店「あじさい」で函館ラーメンをいただきます。そして異国情緒溢れる元町エリアを散策し、函館の夜景を楽しんだ後は大門横丁でご当地グルメを楽しみましょう。

2日目は金森赤レンガ倉庫を見学します。飛行機の場合は、湯の川温泉を楽しみ、JR函館駅・JR新函館北斗駅利用の場合は、摩周丸を見学するのがおすすめです。

このルートなら1泊2日でも十分に楽しめますよ!

【1日目・午前】五稜郭公園・五稜郭タワーへ行こう!

【1日目・午前】五稜郭公園・五稜郭タワーへ行こう!
いなもと かおり

日本に2つしかない星形の城!「函館五稜郭」にタイムトラベルしようby いなもと かおり

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激動の幕末期に函館が開港され、その防衛のため1864(元治元)年に築城された五稜郭。近世ヨーロッパ式城郭に特徴的な構造である"稜堡"が、5ヶ所設置されている星形の平面形状から五稜郭と呼ばれ、特別史跡に指定されています。

「五稜郭公園」は地元民にとっても憩いの場であり、散策にもぴったり。「五稜郭タワー」の展望台からは、函館山や津軽海峡、五稜郭の星形がきれいに見られます。

<基本情報>
住所:函館市五稜郭町43-9
電話番号:0138-51-4785
JR函館駅のアクセス:市電「函館駅前」〜「五稜郭公園前」下車、徒歩約15分
函館空港からのアクセス:函館バス"五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス"「五稜郭タワー前」下車、徒歩30秒 この写真の記事を見る ≫

【1日目・昼食】函館ラーメンを味わおう!

【1日目・昼食】函館ラーメンを味わおう!
安藤 美紀

函館こそラーメン天国!299円から!安くてうまい人気店5選by 安藤 美紀

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函館といえば塩ラーメン!絶対にはずせないのが、名店「あじさい」です。五稜郭タワー向かいのビル2階にあり、いつも観光客が行列をつくっている人気店です。

一番人気"味彩塩拉麺"の透き通ったスープは、道南産の昆布がベース。あっさりとしながらもうまみと深みたっぷりの味わいです。

本店でしか食べられない限定メニューもあるので、ぜひチェックしてみてください。

<基本情報>
「麺厨房あじさい 本店」
住所:函館市五稜郭町29-22
電話番号:0138-51-8373
アクセス:市電「五稜郭公園前」駅より徒歩7分 この写真の記事を見る ≫

【1日目・午後】異国情緒あふれる元町エリアを散策

【1日目・午後】異国情緒あふれる元町エリアを散策
結月 ここあ

函館元町の旧イギリス領事館「ヴィクトリアンローズ」で優雅なティータイムを!by 結月 ここあ

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ランチの後は、函館港を望む坂の上にある元町エリアをまわってみましょう。

●「旧イギリス領事館(開港ミュージアム)」
1913(大正2)年築、1934年まで領事館として使用。アンティークな家具や調度品の展示、歴史を学べるミュージアムなど、見応えたっぷり。アフタヌーンティールームも人気です。
<基本情報>
住所:函館市元町33-14
電話番号:0138-27-8159
アクセス:市電 「末広町」駅より徒歩5分

●「旧函館区公会堂」・「元町公園」
「元町公園」は、函館港を一望できる絶好のポジションでもある公園。
その前に建つブルーグレーとイエローの色が爽やかな左右対称のコロニアルスタイルの建物「旧函館区公会堂」は、建築意匠や技法の素晴らしさから国の重要文化財にも指定されています。外国製の壁紙やシャンデリアなど、美しい内装に目を奪われます。
<基本情報>
住所:函館市元町11-13
電話番号:0138-22-1001
アクセス:市電 「末広町」駅より徒歩7分 この写真の記事を見る ≫

【1日目・午後】異国情緒あふれる元町エリアを散策
結月 ここあ

坂も教会もレトロで美しい!「函館元町」のオススメ観光5選!by 結月 ここあ

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●「八幡坂」
坂の上にあるのは、函館出身の演歌歌手・北島三郎の母校。そしてそこから海が見渡せる真っすぐの美しい道は、まさに清々しさが漂う光景。CMにも起用された日本一有名な坂です。
<基本情報>
住所:函館市末広町
電話番号:0138-27-3333(函館市元町観光案内所)
アクセス:市電 「末広町」駅より徒歩1分 この写真の記事を見る ≫

【1日目・午後】異国情緒あふれる元町エリアを散策
結月 ここあ

坂も教会もレトロで美しい!「函館元町」のオススメ観光5選!by 結月 ここあ

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●「函館ハリストス正教会」
国の重要文化財に指定されている、ロシア風ビザンチン様式の優美な建物。江戸末期、ロシアの領事館および礼拝堂として建てられました。教会の裏手にまわると、海をバックにSNS映えする写真を撮ることもできます。
<基本情報>
住所:函館市元町3-13
電話番号:0138-23-7387
アクセス:市電 「末広町」駅より徒歩10分
拝観献金料:200円

●「カトリック元町教会」
ハリストス正教会のすぐ下、赤い屋根と風見鶏が目印の荘厳なゴシック建築の教会。内部にあるローマ法王ベネディクト15世から贈られた豪華な祭壇は必見です。
<基本情報>
住所:函館市元町15-30
電話番号:0138-22-6877
アクセス:市電 「末広町」駅より徒歩10分
入館料:無料 この写真の記事を見る ≫

【1日目・夜】ロープウェイに乗って函館山から夜景鑑賞

【1日目・夜】ロープウェイに乗って函館山から夜景鑑賞
モノホシ ダン

北海道「函館山夜景」と歴史的建造物のナイトウォッチングの楽しみ方by モノホシ ダン

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元町の教会群から徒歩3分ほどで、函館山ロープウェイ・山麓駅に到着します。山頂展望台まではわずか3分ですが、ゴンドラ内から間近に見下ろす教会群、両側に広がる函館の海と街並みは格別。

この独特の地形が演出する海沿いの道路による光のアーチと、温かみのあるオレンジ色の街灯、海とのコントラストこそ函館ならではの景色。夜の凛とした空気に輝く夜景は"ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン"にも3つ星として掲載されています。ゴールデンタイムといわれる日没後の約30分が、特におすすめです。

山頂までは車でも行けますが、季節によって登山道が閉鎖されるので、事前にご確認ください。

<基本情報>
住所:函館市函館山
電話番号:0138-23-6288
ロープウェイ運賃(往復):大人(中学生以上)1500円/小人700円
展望台入場料:無料 この写真の記事を見る ≫

【1日目・夕食】大門横丁に繰り出そう!

【1日目・夕食】大門横丁に繰り出そう!

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夕食には、函館の新鮮な食材がそろう「函館ひかりの屋台 大門横丁」がおすすめ。

函館名物のイカが食べられる海鮮居酒屋をはじめ、ラーメン屋、寿司処、ジンギスカンなど、活気あふれる店舗が並んでいます。カウンターメインのお店も多く、人情味あふれる店員の人たちとのコミュニケーションも楽しむことができます。

観光客はもちろん、地元民も数多く訪れる、気さくでノスタルジックな雰囲気が味わえるスポットです。

<基本情報>
住所:函館市松風町7-5
アクセス:函館駅より徒歩5分
営業時間:店舗により異なる

【宿泊ホテル】ラビスタ函館ベイ

【宿泊ホテル】ラビスタ函館ベイ
藤田 聡

ラビスタ函館ベイは眺望と立地が最高!朝食も有名で観光に最適by 藤田 聡

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「ラビスタ函館ベイ」は、函館港に面して建つ眺望抜群のホテル。最上階には源泉かけ流しの露天風呂があり、函館山と函館の街並みの絶景を望むことができます。

そして最大の魅力は、朝食バイキング!有名サイトによるランキングで朝食日本一のホテルに2年連続選ばれたこともあるほど。イクラ、甘えび、イカなどの具材を好きなだけのせて食べる海鮮丼、花畑牧場とコラボした乳製品の数々など、函館の新鮮な食材たちがすべて食べ放題とあって、早朝からにぎわっています。

夜は大正ロマンをイメージした優雅で広々とした客室でゆっくり休み、朝はぜひ早起きしてこの日本一の朝食を満喫してください! この写真の記事を見る ≫

【2日目・午前】金森赤レンガ倉庫を歩こう

【2日目・午前】金森赤レンガ倉庫を歩こう
ミセス 和子

故・高倉健さん『居酒屋兆治』ロケ地!函館「金森赤レンガ倉庫群」の魅力by ミセス 和子

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明治期の営業用貿易倉庫がショッピングモールやレストランの商業施設へ生まれ変わった「金森赤レンガ倉庫」。函館港にレンガ造りの倉庫が建ち並ぶ景観は、撮影スポットとしても人気です。

食品から雑貨まで様々なショップが揃い、有名な人気のおみやげ"チーズオムレット"から、自分だけのオリジナルオルゴールを作ることのできるお店まであるので、おみやげ探しにもおすすめのスポットです。

<基本情報>
住所:函館市末広町14-12
電話番号:0138-27-5530
アクセス:市電「十字街」駅より徒歩約5分 この写真の記事を見る ≫

【2日目・昼食】ご当地バーガーを食す!ラッキーピエロ

【2日目・昼食】ご当地バーガーを食す!ラッキーピエロ

愛され続けるには訳がある!絶対に食べるべき函館グルメ5選

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函館のローカルグルメといえば、「ラッキーピエロ」!函館出身ロックバンド・GLAYも著書で紹介しており、全国的にも有名なご当地バーガーのレストランが金森赤レンガ倉庫群そばにあります。

一番人気の"チャイニーズチキンバーガー"は、北海道伊達産の鶏のから揚げに、函館市のお隣・北斗市大野で獲れたシャキシャキのレタスがたっぷり。

他にもイカのフライをはさんだ"イカ踊りバーガー"、"土方歳三ホタテバーガー"、オリジナルカレーや特大のオムライスなど、ユニークで魅力的なメニューがそろっています。

<基本情報>
「ラッキーピエロ ベイエリア本店」
住所:函館市末広町23-18
電話番号:0138-26-2099
アクセス:市電「十字街」駅より徒歩3分
営業時間:10:00〜22:00 この写真の記事を見る ≫

〜飛行機の場合〜【2日目・午後】湯の川温泉で旅のしめくくりを

〜飛行機の場合〜【2日目・午後】湯の川温泉で旅のしめくくりを
結月 ここあ

函館の街並みを眼下に望む!湯の川温泉「啄木亭」で至福のひとときをby 結月 ここあ

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帰路で函館空港を利用するなら、立ち寄ってほしいのが、函館の奥座敷・湯の川温泉。函館空港まで車で5分ほどなので、しめくくりにぴったりです。

日帰り温泉入浴を楽しめる旅館、ホテルは数多くありますが、おすすめは「湯元 啄木亭」。最上階の空中露天風呂からは、津軽海峡や函館山、函館の街並みを一望することができます。

<基本情報>
アクセス:市電「湯の川温泉」駅より徒歩3分
日帰り入浴利用時間:13:00〜21:00
利用料金:大人900円/小学生450円 この写真の記事を見る ≫

〜JR函館駅・JR新函館北斗駅利用の場合〜【2日目・午後】摩周丸を見学

〜JR函館駅・JR新函館北斗駅利用の場合〜【2日目・午後】摩周丸を見学
肥後 球磨門

最後の青函連絡船「函館市青函連絡船記念館摩周丸」〜歴史と旅情にふれる〜by 肥後 球磨門

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JR函館駅近く、旅の最後に訪れるなら「函館市青函連絡船記念館 摩周丸」がおすすめです。

かつて北海道と本州を結ぶ大動脈として旅客や貨物を運んだ船・青函連絡船。その中の一隻・摩周丸がJR函館駅のすぐ近くに残され、記念館として公開されています。

歴史や連絡船の仕組みを学べるほか、実際にハンドルやギアに触れることのできる操舵室や客室も見学することができ、船員気分を味わえる人気のスポット。

デッキからの眺望と、青と白の船体全体の外観はフォトジェニックなのでぜひ記念撮影してみてください。

<基本情報>
住所:函館市若松町12番地先
電話番号:0138-27-2500
アクセス:JR函館駅より徒歩5分 この写真の記事を見る ≫

【おまけ】函館朝市情報

【おまけ】函館朝市情報
猫田 しげる

ガイドブックに載らない函館朝市攻略法!地元人が行くのはココだ!by 猫田 しげる

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函館朝市といえば、定番の観光スポットですよね!

今回ご紹介したホテル「ラビスタ函館ベイ」は朝食バイキングがおすすめなので、1日目、函館駅に到着後遅めの朝食で訪れるか、他のホテルに宿泊し、あえて2日目の朝食を食べに朝市に訪れるという方法もあります。

新鮮な海鮮丼が食べられるお店が並ぶ"どんぶり横丁市場"、イカ釣り堀が有名な物産街"えきに市場"など、エリアによってそれぞれの魅力満載。おみやげ探しや食べ歩きなど、たっぷり楽しんでください!

<基本情報>
アクセス:JR函館駅より徒歩1分
営業時間:1月〜4月/6:00〜14:00頃、5月〜12月/5:00〜14:00頃(店舗毎に異なります) この写真の記事を見る ≫

函館1泊2日はこれでキマリ!

今回は、メインに市電を利用してまわるルートをご紹介しました。

市電の運行間隔ですが、日中は、湯の川⇔十字街は6〜8分間隔、十字街⇔谷地頭・函館どつくは12分間隔となっています。

便利な市電専用1日乗車券(大人600円/小児300円)は、市電の車内のほか、ホテルのフロントや観光案内所、コンビニエンスストアなどでも購入できます。

日数に余裕があるなら、大自然に囲まれた大沼国定公園や、クッキーやスイーツのお土産でも有名なトラピスチヌ修道院などもおすすめですよ!

※2022年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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