北アルプスなどの山々に囲まれた飛騨高山には自然豊かな景色を楽しむ観光スポットはもちろん、古い町並などの有名観光地もたくさんあります。
今回は初めての方にぜひ訪れてほしいJR高山駅周辺の観光と、さらに足を延ばして奥飛騨温泉郷に宿泊するというコースをご案内します。トラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基にした欲張りプランですよ!
10:00頃到着
高山に到着したら、徒歩で観光をスタートしましょう。国分寺通り商店街を歩くと宮川沿いに白いテントがたくさん並ぶ景色が現れます。こちらは「宮川朝市」とよばれ観光客に人気のスポット。日本三大朝市のひとつとも言われています。
午前7時から12時まで毎日開催されていますが、早めに売り切れてしまうお店も。到着したらすでに店じまいという場合もあるので、遠方から訪れる場合は次の観光地・高山陣屋前で開催されている陣屋前朝市で雰囲気だけ楽しんでみてはいかがでしょう。(12月〜3月は8時から開催)
<基本情報>
住所:岐阜県高山市下三之町
アクセス:高山駅から徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
平均滞在時間:40分
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徒歩で約10分
11:00頃到着
宮川朝市から徒歩で「高山陣屋」へ。高山駅から直接行く場合も、徒歩10分ほどで到着します。
高山陣屋は、現在でいう裁判所や役所の役目を果たしていました。幕末には日本全国60か所もの陣屋がありながら、現在その姿を当時のまま残しているのは高山陣屋だけという貴重な建物でもあります。
歴史や見どころの説明を聞きながら、ガイドと一緒に見学するのもおすすめです。無料なのでぜひ申し込みを!
<基本情報>
住所:岐阜県高山市八軒町1-5
電話番号:0577-32-0643
アクセス:高山駅から徒歩10分
公式サイト(外部リンク)
平均滞在時間:1時間
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徒歩すぐ
12:00頃到着
高山陣屋から少し歩くと、高山観光の定番スポット「さんまち通り」に出ます。昔ながらの城下町・商家町の姿が保全された古い町並が続いているので、一瞬タイムスリップしたかのような感覚にとらわれます。
住居として住んでいる家もありますが、お店として営業しているところが多く、雑貨を見たり酒造巡りを楽しんだりしてもいいですね。
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「食べ歩き」も忘れちゃいけない高山観光の楽しみの一つ!
古い町並を散策しているとたくさんのお店が並んでいます。中でもおすすめは“飛騨牛の握り”。数ある飛騨牛グルメの中でも特に人気です。
他にも揚げたてのミンチカツや飛騨牛まん、そしてスイーツと次から次へと魅力的なものに出会えます。みたらしだんごもぜひチェック。なんと高山の団子は甘くないしょうゆ味。香ばしいその味は一度食べたらやみつきに!
平均滞在時間:散策とあわせて1時間30分
※歩きながら食べること(歩き食べ)をせず、所定の場所で飲食するなどマナーを守って楽しみましょう。
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バスで約10分
13:45頃到着
食べ歩きでおなかが満たされたら、市内観光に便利な周遊バス(さるぼぼバス)に乗って、飛騨民俗村「飛騨の里」へ。
飛騨の里には、江戸時代中期から後期に作られた合掌造りの民家が保存されており、飛騨の昔懐かしい雰囲気を味わうことができます。
車いすやベビーカー、さらに雨や雪の日は長靴や傘の無料貸出を行っています。
<基本情報>
住所:岐阜県高山市上岡本町1-590
電話番号:0577-34-4711
アクセス:高山駅よりさるぼぼバスにて約10分
公式サイト(外部リンク)
平均滞在時間:1時間
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タクシーで約15分
15:00頃到着
時間に余裕があれば「高山祭屋台会館」にも足を運んでみてください。飛騨の里からは交通の便が良くないので、タクシーを利用するのが便利です。
飛騨高山というと“高山祭”が有名。高山祭の実物屋台を常設展示している施設が、桜山八幡宮の境内にある高山祭屋台会館です。祭の期間は短くなかなかこのタイミングで訪れることは難しいので、豪華絢爛な祭屋台をいつでも楽しめる施設はうれしいですね。
<基本情報>
住所:岐阜県高山市桜町178
電話番号:0577-32-5100
アクセス:高山駅から徒歩20分
公式サイト(外部リンク)
平均滞在時間:1時間
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バスで約1時間40分〜2時間(経由地によって異なる)
18:00頃到着
高山市内観光のあとはお宿へ向かいましょう。このコースでは翌朝の新穂高ロープウェイ乗車に備え、高山駅すぐの高山濃飛バスセンターからバスで約2時間弱の「新穂高温泉」に宿泊するプランをご案内。自然を満喫できる露天風呂のある宿が多い奥飛騨温泉郷の中でも、特におすすめの3軒をご紹介します。
1軒目にご紹介するのは、北欧風の山岳リゾートホテル「山のホテル」。魅力は何といっても、ケーブルカーで行く離れ露天風呂!特に混浴露天風呂からは絶景を楽しめます。360度北アルプスに囲まれた中で入る温泉で旅の疲れも吹き飛びます。
写真提供:山のホテル
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2軒目は、蒲田川にかかる“かじか橋”という吊橋を渡った先にある「深山荘」。川の真横に位置する混浴露天風呂では、自然をたっぷり感じることができます。全国に露天風呂多しと言えど、ここまで川の真横にある露天風呂にはなかなか出会えません。
四季折々に自然はその姿をかえ、一年中すばらしい景色を楽しむことができます。
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3軒目にご紹介する「ホテル穂高」は、新穂高温泉駅に隣接。標高2,000m超えの絶景が楽しめる新穂高ロープウェイに一番近いホテルです。
ヨーロッパの落ち着いた雰囲気の中に和の寛ぎが見事に調和しており、館内では浴衣でくつろげます。食事は和食が中心で、メニューも豊富。地元のさまざまな食材を少しずつ楽しむことができますよ。
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バスで5〜15分(乗車するバス停、経由地による)
9:00頃到着
2日目は奥飛騨エリアのなかでも絶対に行きたいスポット「新穂高ロープウェイ」へ。第1ロープウェイと第2ロープウェイを乗り継ぎます。第2ロープウェイは日本で唯一の2階建てゴンドラなんですよ。
標高2156mの西穂高駅の屋上からは360度の大パノラマ。北アルプスの絶景を望むことができます。
<基本情報>
アクセス:高山駅からバスで約1時間40分〜2時間
電話番号:0578-89-2252
公式サイト(外部リンク)
平均滞在時間:2時間
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バスで約1時間10分
12:00頃到着
ロープウェイで景色を満喫したら高山駅へバスで戻りましょう。高山駅に向かう途中に「飛騨大鍾乳洞」があるので、ぜひ寄り道を。バスの本数が少ないので要注意!
大迫力の岩盤と多彩なライトアップが魅力です。洞窟内の気温は数ある鍾乳洞と比べても気温が低く、薄着だと肌寒く感じられる事もあるのでご注意ください。
<基本情報>
住所:岐阜県高山市丹生川町日面1147
電話番号:0577-79-2211
アクセス:新穂高ロープウェイからバスで約1時間10分(バス停〜鍾乳洞まで無料シャトルバスあり)
公式サイト(外部リンク)
平均滞在時間:1時間
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提供元:トラベルjp ナビゲーター 奥原 ミナミ
https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/753/バスで約30分
13:30頃到着
旅の最後はお土産選びで締めくくり。駅周辺で済ませるのもいいですが、高山グリーンホテル敷地内の「飛騨物産館」を訪れてみてはいかがでしょう。
館内には豊富なお土産がたくさん並んでおり、試食を楽しみながら選ぶことができるのがうれしいですね。さるぼぼグッズやたまりせんべい、朴葉みそや地酒など、買いすぎにご注意を!時間があれば手焼きせんべいの体験もできますよ。
なお、2日目の昼食は飛騨大鍾乳洞へ立ち寄る場合は新穂高ロープウェイ周辺で、立ち寄らない場合は高山駅周辺で食べるといいでしょう。
JR高山駅周辺の観光スポットの多くは徒歩圏内なので、移動時間も少なく効率よく観光できると思います。ただし「飛騨の里」と「高山祭屋台会館」は距離が離れているので、時間によってはどちらかひとつに絞ってもいいかもしれません。新穂高方面へのバスは1時間に1本程度と本数が少ないので、計画を立てる際に時刻をしっかりチェックしておきましょう。
飛騨高山は一年中、春は桜、夏は緑、秋には紅葉、そして冬は雪景色と四季折々の美しい景色を見られる場所でもあります。ぜひ、美しい景色も楽しんでくださいね。
※2024年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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