日本を代表する観光地、古都・奈良。奈良には3つもの世界遺産があり、見逃せないスポットが目白押し!修学旅行でもおなじみ観光の定番「東大寺」「法隆寺」。仏像巡りも外せません。桜の名所「吉野山」など、奈良には四季折々のお花が楽しめる名所、寺社もたくさん。南に行けば名山「大台ヶ原」や「みたらい渓谷」など、豊かな自然も楽しめます。
旅の専門家が、落ち着いたら行きたい奈良の観光スポットを厳選しました!
旅行するのが難しい時期が続いている今、アイデア次第で自宅にいながら旅行気分を味わえます! 奈良旅行を味わうなら、奈良土産の定番『奈良漬け』をご自宅でいただきませんか?ふんわり香るお酒の匂いと、カリカリとした食感を味わえば、奈良に行った気分になれるかも!
奈良の大仏&東大寺で再発見!大人が楽しむ奈良観光コースby 沢木 慎太郎
地図を見る「東大寺」と「奈良の大仏」は、奈良で最も人気の高い観光スポット。「東大寺」は、仏教の宗派のひとつ、華厳宗(けごんしゅう)大本山の寺院。1998年に、古都奈良の文化財の一部として、ユネスコの世界遺産に登録されています。
奈良時代の758年に建てられましたが、戦火で2度にわたって消失。現在の建物は、江戸時代の1709年に建てられたもの。棟までの高さ約49メートル、奥行きが約50メートルは創建当時とほぼ同じ。しかし、幅は約58メートルで、当初と比べて約3分の2の大きさ。
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奈良の大仏&東大寺で再発見!大人が楽しむ奈良観光コースby 沢木 慎太郎
地図を見る金堂には、「東大寺」の本尊、「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)座像が安置されています。像高(座高)15メートルという大きさ。聖武天皇の発願で奈良時代の745年に制作が始まり、7年後の752年に完成。大仏に魂を入れる儀式「眼供養会(かいげんくようえ)」が行われました。
奈良の大仏さま。よく見ると、不思議なものが見えてきます。手にあるのは、水かき。これは大海原を泳ぎきるなど、苦行を乗り越えた証でもあり、一滴の水も漏らさないように人々を救い上げるという意味があります。子供の頃に修学旅行や家族旅行で訪れた方も多いと思いますが、大人になってから訪れるとまた違った発見があります。
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東大寺観光の主役である大仏は、度重なる修復を経て今日に至っています。それでは造立当初の部分はどこなのでしょうか?研究者によって見解は多少変わるものの、本体右腋から下腹にかけて、左右両腕にかかる衣部分、両足、台座の大部分といわれています。
大仏の台座、蓮弁には「蓮華蔵世界図」が線刻されています。写真は精巧に作られたレプリカですが、観光の際にはこういった細部に注目してみると楽しいですよ。
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奈良のスカイツリーは24時間無料!東大寺二月堂の見どころby 沢木 慎太郎
地図を見る奈良に観光で来られたなら、ぜひ訪ねていただきたいのが東大寺・二月堂。世界文化遺産に登録されている東大寺のお堂のうちの一つです。観光地から離れてぽつんと建つ二月堂の姿は独立した美しさを秘め、静かな威厳に満ちています。
二月堂は山の斜面に、西を正面として建てられています。建物が前にせり出すように建てられていることが特徴。このような建て方を“懸(か)け造る”といって、床を水平に保つため、床下の柱の長さを調整し、建物を支えています。
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古都に春を呼ぶ!奈良東大寺、二月堂のお水取り(修二会)by 沢木 慎太郎
地図を見る関西には春を告げる炎のお祭りが奈良にあることをご存知ですか? それは東大寺二月堂で早春に行われる「お水取り」。お水取りとは、正式には「修二会(しゅにえ)」といい、世界文化遺産に登録されている奈良・東大寺修二会の行法の中の一つです。
11本の巨大な籠松明が、二月堂の回廊から外に向かって振り回され、炎が滝のように流れ落ちる光景は実に壮観ですよ。
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「奈良の観光地と言えば?」と聞くと、必ず名前があがる東大寺。休日だけでなく平日も観光客でいっぱいのエリアで、広大な敷地は見どころだらけ。
日が暮れてしまえばもう終わり、そう思っていませんか?大仏殿だけ見て帰ってしまうのはもったいない!たっぷりと贅沢な風景を観賞して帰る前に、ぜひ二月堂を振り返ってください。周囲にめぐる灯篭が、暗くなりかけの空とお堂を照らして揺らぐ姿は、幻想的です。
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広大な敷地面積を持つ「奈良公園」には1000頭以上もの鹿がいて、すべて野生です。決して飼われているわけではなく、神の使いとして手厚く保護されています。
観光の際には、売店で鹿せんべいをぜひ購入してみてください。たちまち鹿が「我先に」と集まってきます。なかなか普通では出来ない体験ですし、ちょっとした人気者気分も味わえますよ。人馴れしているからか、とてもフレンドリーな鹿ですが、あくまでも野生動物です。彼らを怖がらせたり、テリトリーに自ら立ち入ったりするようなことは避けましょう。
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紅葉の季節は、どこに観光に行きますか?関西であれば迷わず「京都に行く」と言う方も多いと思いますが、実は奈良公園が穴場でおすすめです。
奈良公園は、敷地が広い事もあり混雑せず、紅葉を楽しむことが出来ます。東大寺の南大門から大仏殿付近は、観光客も多く混雑しますが、紅葉を見たいのであれば、奈良公園の奥を観光してみましょう。一面に銀杏が広がり黄色に染まる景色の中、鹿が歩く姿は幻想的です。
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奈良公園の南端にある鷺池の中央には、「浮見堂」と呼ばれる建物が設けられています。創建は大正時代。春は桜、秋は紅葉が水面に映え、奈良公園のなかにあって、もっとも風光明媚な観光スポットです。
そのたたずまいは格好の被写体であり、カメラ好きの方には、ぜひ撮影していただきたい建物。浮見堂の背後、はるか彼方に見えるのは、毎年8月15日におこなわれる「大文字」で知られる高円山です。
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奈良を散策すると奈良公園の東に樹木の生えていない山があることに気づくでしょう。この山こそ奈良の代名詞というべき「若草山」です。樹木にさえぎられていないため、山頂からの眺めは絶景そのもの!
若草山は標高342メートルで面積は33ヘクタール。3つの笠を積み重ねたような形状をしていることから、「三笠山」とも呼ばれています。山全体がノシバと呼ばれる日本固有の芝でおおわれているのも、特徴のひとつ。毎年1月、山全体を燃やす恒例行事「山焼き」の舞台として、その名を知る方も多いでしょう。
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新日本三大夜景も!奈良「若草山」で抜群のロケーションを満喫by モノホシ ダン
地図を見る若草山からの夜景は、福岡県北九州市「皿倉山」、山梨県山梨市「笛吹川フルーツ公園」とともに新日本三大夜景のひとつに選定されています。山頂からの夜景は、まるでダイヤモンドを散りばめたような美しさと言えるでしょう。夜景鑑賞には、完全に空が暮れきらない時間帯がおすすめです。 この写真の記事を見る ≫
春日大社の歴史は大変に古く、平城京遷都の際、藤原不比等(ふじわらのふひと)が常陸国鹿島から藤原氏の氏神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)を春日の御蓋山(みかさやま)に招いて祀ったのが始まりとされます。
春日大社でのメインスポットと言えるのが、緑の森に朱塗りが映える見事な「中門」。門の奥に建つ4棟の本殿(国宝)を守っています。中門自体も、重要文化財に指定されている由緒ある建物。春日山(御蓋山)の西麓の森に建つ壮麗な朱塗りの門は、古の都奈良を象徴する風景です。観光の際にはゆっくり見学してくださいね。
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春日大社は、悠久の歴史の中に建つ鮮やかな朱色の社殿と格調高い灯籠の数々が人々を魅了し続ける、奈良観光で外せないおすすめスポットです。
社殿の「赤」と並んで春日大社のシンボルと言えば、社殿のそこかしこにぶら下がった無数の「釣灯籠」。約1000基とも言われる釣灯籠、その中には黄金に輝く釣灯籠や、直江兼続の奉納と伝えられる釣灯籠なども!春日大社の象徴、美しすぎる釣灯籠は観光で外せません。
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「采女祭(うねめまつり)」は奈良市・春日大社の末社である采女神社の例祭。毎年、中秋の日に執り行われます。
祭りの夜には春日大社の神官によって神事が執り行われ、その後2隻の管絃船が猿沢池を巡ります。管弦船に乗せられた花扇は、巡回後、池中に投じられ、亡き采女の霊をなぐさめます。管弦船の巡回中は南都楽所による雅楽も奏じられ、雰囲気は満点。中秋の名月を愛でながら、雅な王朝文化を堪能できますよ。
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世界遺産・春日大社から近く、聖なる土地に通ずる奈良・高畑(たかばたけ)。
春日大社の神官が住む由緒正しき地であり、時代が下ると様々な文豪に愛される閑静な土地になりました。志賀直哉が「暗夜行路」のラストシーンを執筆した場所としても知られる観光スポットです。
うまく光を利用した書斎、窓から春日山を望める客間、武者小路実篤や小林幸雄など様々な文豪たちが集まった広い洋風のダイニングやロビー。自然をうまく取り込んだ作りである「志賀直哉旧居」は、文豪ファンならずとも観光したいスポットですね。
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奈良にはピラミッドの形をした、怖い伝説もある「頭塔(ずとう)」なるものがあることをご存じですか?
一辺32m、高さ10m。7段の階段状石積からなり、その奇数段の四面に浮彫(一部線彫り)の石仏を配置。石仏の上の屋根瓦は、石仏を直射日光や風雨から保護するために置かれたもの。発掘された屋根瓦の使われ方については諸説あり、資料も少なく、復元された現在の屋根瓦の葺き方が正しいのかも定かになっていません。
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あの女優も愛した!? 優雅な奈良ホテルで至福の時間をby 沢木 慎太郎
地図を見る奈良市高畑町にある「奈良ホテル」は1909年(明治42年)に開業。興福寺や春日大社、奈良公園などの観光地に近い人気のホテルです。
桃山御殿風檜造りの2階建て瓦葺きの本館と、1984年に営業を開始した鉄筋コンクリート造4階建ての新館から成り、東京駅駅舎を手がけた辰野金吾らが設計。落ちついた風格を持つクラシカルな老舗ホテルは“西の迎賓館”と呼ばれ、皇族関係者や世界的な著名人を数多く魅了してきました。せっかく奈良観光に来たなら、歴史ある老舗で上質ステイを満喫してみませんか?
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奈良ホテルは「せめてランチだけでも」「見学だけでも」とひっきりなしに観光客が訪れる、一度は泊まってみたい憧れのホテル。日本を代表するクラシックホテルで、建造から100年以上たった今も迎賓館時代の優美な姿をとどめています。
館内の内装は、桃山風の豪奢・華麗な意匠と、ドイツ風の重厚な意匠が見事に調和した和洋折衷。日本の美意識の高さを感じさせる造り・調度品をじっくりご覧ください。
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世界のVIPも訪れる!歴史ある『奈良ホテル』で寛ぐ上質な旅by 堀内 京子
客室は本館と新館があり、スイートルーム・デラックスルーム・スタンダードルーム・和室の4タイプが揃っています。往時の趣はそのままに快適に過ごせる本館、吉野地方の建築様式「吉野建て」にて1984年に建てられた新館、どちらも趣のある造りになっています。
クラシカルな雰囲気を味わいたいなら、やはり本館の客室がお勧めです。高い格天井や創業当時のマントルピース(暖炉)、歴史を感じる調度品が備えられています。
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「興福寺」は仏像ファンでなくても見てみたい、有名な阿修羅像があるお寺。他にも国宝や重要文化財が100以上もあり、まさに仏像を始めとした仏教文化の宝庫として知られる観光名所です。
興福寺の歴史は古く、藤原鎌足が645年頃釈迦三尊像を造ったのが始まりとされています。710年に都が平城京に移されると飛鳥から現在地へと移り、興福寺の名称もこの時から。興福寺は藤原氏の氏寺で、当時大変な勢力を誇っていました。
興福寺といえば奈良の象徴ともいえる「五重塔」は必見!観光の際には記念撮影もお忘れなく。
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観光の目玉である「阿修羅像」を始めとした八部衆は、宝物館に安置されています。
以前はガラス越しにしか見学できませんでしたが、現在では隔てるガラスはありません。薄暗い堂内の中で柔らかい光に照らされた仏像は、ますます美しく見えます。
阿修羅像は三面六臂で顔が3つありますが、それぞれが異なる表情。ぜひその表情の意味を感じ取ってください。
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「猿沢池」は池越しに興福寺の五重塔という絶景を楽しむことが出来る、奈良でも有数のビューポイント。観光客はもちろん、市民の憩いの場としても愛されています。
仏教には「放生会(ほうじょうえ)」という、捕えた魚や獣を池や野に放つことで殺生を戒め、万物の生命を慈しむ儀式があります。この猿沢池は天平時代に、興福寺での放生会を行うために造られた一周約350mの人工池なんです。
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「奈良国立博物館」といえば、秋の正倉院展をはじめとして数々の展覧会が催される、奈良を代表する博物館。「奈良博」の愛称で語られる博物館の館内には素晴らしい美術品が数多く展示されており、じっくり見学したい観光スポットですが、館内の展示品だけでは「奈良博」の魅力は語れません。
明治期を代表する建築家・片山東熊によって設計された本館は、日本を代表する近代建築の傑作の一つとして国の重要文化財に指定。コリント式の4本の柱によって支えられた切妻屋根のペディメントなど、東熊ならではの意匠が各所に見られます。
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本館の南側に東西に並ぶ形で2か所残された土壇の上には、いずれも礎石の一群が点在。これらは「春日東西塔跡」と呼ばれる、春日大社に属する仏塔の遺跡なのです。
西塔は永久4年(1116)、関白・藤原忠実によって建立され、東塔は保延6年(1140)、鳥羽上皇によって建立されています。
館内に入らなくてもこんな貴重な遺跡が観光で見られるなんて、さすが奈良ですね!
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世界遺産に登録されている奈良市の観光スポットといえば、東大寺や興福寺を思い浮かべる方が多いと思いますが、そんな有名寺院のすぐ近くに、もう一つ世界遺産が存在します。奈良町(ならまち)の「元興寺(がんごうじ)」です。
創建は飛鳥時代。蘇我馬子によって建立された日本ではじめての寺院・法興寺(飛鳥寺)がその前身にあたります。
おしゃれスポットとして人気のならまち観光の際には、東大寺や興福寺よりも古い歴史を持つ元興寺もぜひ観光してみてくださいね。
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禅室南面と極楽堂西面の屋根には、元興寺の源流に当たる法興寺創建当初の軒平瓦がいまなお使われています。つまり、蘇我馬子や聖徳太子が活躍した飛鳥時代の瓦が現役で禅室や極楽堂の屋根を飾っているのです!その独特の並べ方は一般に「行基葺(ぎょうきぶき)」と呼ばれていますが、1400年前の瓦が破損もせずにいまも使われていること、驚きませんか?元興寺観光で、ぜひご覧いただきたい箇所です。 この写真の記事を見る ≫
光の道が境内を彩る!奈良市の世界遺産「元興寺 地蔵会」by 乾口 達司
地図を見る関西地方で特に盛んな夏の宗教行事といえば、地蔵盆があげられます。元興寺でも毎年8月23・24日の両日、境内で地蔵盆がとりおこなわれますが、夕闇迫る頃、境内に点在する無数の石仏や石塔に灯明がそなえられると光の道が生まれ、訪れるものを幽玄の世界へといざないます。地蔵盆は庶民主体の宗教行事であるため、決して堅苦しさはありません。奈良観光の際は気軽に足を運び、過ぎ去る奈良の夏を体感してみてください。 この写真の記事を見る ≫
奈良の世界遺産「元興寺」と人気の「ならまち」を歩いてみよう!by 結月 ここあ
「ならまち(奈良町)」は奈良公園の南あたりに位置する、世界遺産「元興寺(がんごうじ)」の旧境内を中心とした地域一体のことを指します。
この元興寺をはじめ、身代り申(さる)「庚申さん」「奈良町の町家(ならまち格子の家)」など、風情ある町並みの散策が観光の定番ですが、雑貨屋さんやお洒落な古民家カフェなど、今新しいお店が続々登場し、若い人たちも集まる場所となってきているんです。
ぶらぶら歩きながら気ままにお店に立ち寄るのも良いですね。
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和銅三年(710年)に飛鳥から平城京に都が移って以来、今日に至るまでその歴史を伝える奈良町は何と1300年の歴史。小さな町の中に観光の見どころがたくさん詰まっています。
格子にくくり猿、さらに土蔵、お地蔵様が見える、まさに典型的な奈良町の風景です。決して派手ではありませんが、どこか落ち着くほっこりとした風景だと思いませんか?
奈良観光でぜひ訪れてみてくださいね。
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「ならまち」の伝統的な町屋を再現した「ならまち格子の家」は、腰掛けベンチなども有り、観光の合間に無料で休憩することができます。
町家部分では、江戸時代中ごろから明治の中ごろまでによく作られた「厨子(つし)二階(中二階)」(本格的な二階ではなく、屋根の低い二階)にもあがることができ、畳の間や離れなどとあわせて町家の風情を充分感じることができます。
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奈良時代の壮麗さを堪能!奈良市の世界遺産「平城宮跡」by 乾口 達司
奈良時代、日本の首都は平城京でした。平城宮はその中枢にあり、天皇の暮らす内裏や役所が置かれていました。現在は「平城宮跡」は緑地公園として整備されており、1998年には「古都奈良の文化財」の一つとして、世界遺産にも登録されている観光名所です。
当時、天皇や貴族がどのような暮らしを送っていたのかを学ぶのに、最適の歴史空間であるといえるでしょう。広大な平城宮跡を観光しながら、古代の都人の暮らしに思いを馳せてみませんか?
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平城宮跡といえば、奈良時代の内裏や政庁が存在した平城京の心臓部。当時の遺構の大半は地下に眠っていますが、平城宮跡の一角にある「遺構展示館」では、発掘調査によって発見された当時の遺構が発掘当時のまま保存・公開されています。
平城宮跡の規模を知るのに恰好の学習スポット。ぜひ観光の際に足を運んでみてください。
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毎年、春・夏・秋と年3回、世界遺産・平城宮跡でとりおこなわれるビッグイベント「天平祭」。なかでも、夏の天平祭は真夏の夜を幻想的に演出しており、さまざまな光と影がかつての都の中枢部を彩ります。
前庭にロウソクのあかりを並べた燈花会や、ウォータースクリーンに映像を映し出したォーターアートプロジェクションなどさまざまなイベントが、過ぎゆく奈良の夏を観光客に強く印象付けてくれる人気イベントです。
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日本に正しい仏の教えを授けるために、鑑真和上(がんじんわじょう)が唐から来日したのは753年12月のこと。東大寺大仏殿にて聖武上皇・孝謙天皇らに正式な受戒を行い、日本の仏教の基礎を作り上げました。
その鑑真和上によって創建された唐招提寺は、建築物も仏像も天平時代からの一級品を数多く揃えているだけでなく、その清く正しい不屈の精神をも今の時代に伝え続けているお寺。日本最古の肖像彫刻と言われる鑑真和上坐像は、毎年6月5日〜7日の3日間のみ一般公開されるので、日にちを合わせて観光してみてはいかがでしょうか。
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平城京右京五条二坊の新田部(にいたべ)親王邸の跡地に寺領を譲り受け、厳しい戒律伝導の拠点として現在の唐招提寺が建立されました。
講堂は平城京に建っていた東朝集殿という建物を移築・改造しており、平城宮の遺構として現存する唯一の建造物で非常に価値が高いものです。観光の際には時間を取って、細部までじっくり眺めてみてくださいね。
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金堂・講堂をはじめとする諸堂を観光して、境内の一番奥に歩いていくと現れるのが「鑑真和上御廟」。入り口を一歩入ると、一面ふかふかの苔と背の高い木立に包まれた空間が広がり、参道となる白砂の道の突当りに宝筐院塔が立っています。
横に植えられているめずらしい花は「瓊花(けいか)」は、鑑真和上の故郷・江蘇省揚州市から贈られたもの。売店では珍しい瓊花の香りのお線香が売られているので、観光のお土産にぜひどうぞ。
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桜の雲のむこうに五重塔!「薬師寺」で春の奈良を満喫by 万葉 りえ
地図を見る「薬師寺」は7世紀後半に天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を願い、飛鳥の地に創建した寺です。その後、都が平城京へと遷都(710年)されたのにともない、現在の地へと移ってきました。
美術史の上でも世界で最高の写実美を持っているといわれる薬師三尊像。教科書などに載っていたのを記憶されている方も多いのではないでしょうか?
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奈良県生駒市の生駒山の山上には、入園料が無料の「生駒山上遊園地」があります。大阪市内が一望出来、絶景スポットとしても知られるこの遊園地は、カップルでゆったり過ごしたり、家族でのんびり楽しんだりするのに最適な観光スポットなんです。
遊園地へは「生駒ケーブル」の利用がおすすめです。「わんにゃんケーブル」「ファンタジーケーブル」など趣向が面白く子供たちは大喜び、車内からの景色も素晴らしいので大人も楽しめます。
山上へ行くなら楽しさ倍増の「生駒ケーブル」、ぜひ観光の際は乗ってみてください。
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標高642メートルの生駒山山頂付近に広がる生駒山上遊園地には、空中散歩を楽しめるアミューズメントマシーンが目白押しです。お天気がよければ、大阪・京都・奈良と2府1県をはるかに見渡すことができますよ。
昭和4年の開園当初に建造された飛行塔は、戦時中の金属類回収令によって多くの遊具が解体されたなかにあっても取り壊されることなく、現在もなお現役で活躍している生駒山上遊園地のシンボルです。
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「十三仏」とは十三回の法要の守護仏で、亡き人はこの十三の仏さまに守られて極楽浄土に導かれ成仏するとされています。また、現世においても生まれ年の干支の守護仏として、身近なありがたい仏さまでもあるのです。そして、これら十三の仏さまにお参りする霊場が「大和十三仏」です。
そのうちのひとつ「おふさ観音」は“バラと風鈴の寺”と言われ季節にはお祭りが行われますが、バラはともかく“風鈴”というのは実にユニーク。観光ガイドに大きく取り上げられることは少ないですが、何だかホッコリできる観光スポットですよ。
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「矢田寺」は、奈良・大和郡山市の矢田丘陵の中腹にあり、関西屈指のあじさい寺として有名な観光名所。正式名称を矢田山金剛山寺といい、高野山真言宗のお寺です。
1万株のあじさい大庭園は素晴らしいですが、裏山の石仏を巡拝する八十八ケ所霊場めぐりも、表の喧騒はどこへやら、静寂に包まれ心が落ち着きます。各僧坊の精進料理もおススメ。初夏、大門坊(僧坊)にひっそり咲く沙羅も花も風情にあふれています。
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金運パワースポット&旧遊郭街!奈良生駒・宝山寺の謎と神秘の旅by 沢木 慎太郎
地図を見る奈良の西側、生駒山の中腹に“生駒の聖天さん”として親しまれている「宝山寺(ほうざんじ)」があります。商売繁盛の神様を祀る宝山寺。明治時代に建てられたコロニアル風の洋館や、「岩谷の滝」と呼ばれる修行地など独特な景観が見られます。
また、宝山寺へと続く参道は風情のある石畳が連なり、春には桜が咲き誇るほか、初夏には新緑が美しい観光スポット。神仏混合の山寺で、神秘的な雰囲気を楽しまれてはいかがでしょうか。
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奈良県斑鳩にある「法隆寺」。世界最古の木造建築というだけでなく、聖徳太子が活躍した飛鳥時代の国宝を数多く所有する唯一無二の存在。ここには建造物と工芸品あわせて40近くの国宝、及び100を越える重要文化財が存在するのですが、中でも飛鳥時代の国宝をこれだけ所有している所は他になく、そのオーラは別格です。
また「金堂」は、わが国に現存する最古の飛鳥建築の建物で、「五重塔」は最古の塔、共に飛鳥時代の国宝です。
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法隆寺東の端にある東院伽藍は、一般に夢殿(八角円堂 国宝)と呼ばれる建築物で、こちらも聖徳太子の没後に供養するための場所。建築物の技巧だけでなく、かつて優雅だった斑鳩宮の悲惨な歴史を知って、鎮魂の場所を感じてみてください。 この写真の記事を見る ≫
大宝蔵院は西宝殿、百済観音堂および東宝殿からなる建物で1998年(平成10年)に完成。収蔵する貴重な宝物を守るために防火・耐震設計となっており、博物館並みの設備が整っています。
悪夢を良い夢に変えるという穏やかな表情の夢違(ゆめちがい)観音像、推古天皇の仏殿と伝わる玉虫厨子、大宝蔵院の主役である百済観音像など、国宝・重要文化財が所せましと並び、まさに仏教美術の宝庫といえる観光スポットです。
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世界遺産「法起寺」は聖徳太子の遺言により、息子の山背大兄王(やましろのおおえのおう)が岡本宮を寺に改めたのが始まりとされ、舒明10年(638)に造営。聖徳太子の建立にかかる七寺の一にして「岡本尼寺」「池後尼寺」とも呼ばれており、金堂と塔の位置が法隆寺と逆になった法起寺式と呼ばれる七堂伽藍の大寺院だったといわれています。
当時の姿そのままに、今も斑鳩の空に高く聳え立っている三重塔(国宝)は慶雲3(706)年の完成で、創建当時の高さ24mの現存するわが国最古の三重塔。奈良の歴史を感じさせる観光スポットです。
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天長元年(824年)、淳和天皇の勅願により、弘法大師・空海が創建したと伝わる「長岳寺(ちょうがくじ)」。
本堂や浄土式庭園など見どころたくさんですが、観光では本堂の手前に建つ日本最古の楼門にもご注目を。上層部は平安時代末期、下層部は室町時代から安土桃山時代のものと考えられています。他にも御本尊・阿弥陀三尊像(国指定重要文化財)の内、中央の阿弥陀如来坐像が、現存する日本最古の玉眼仏といわれています。
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奈良県の五條市は、新町通りを中心に現在でも往時をしのばせる歴史的建造物がたくさん残っており、重要伝統的建造物保存地区として有名な観光スポットです。
中でも必見は「栗山家住宅」。この建物は江戸時代初期の慶長12(1607)年築で、建築年代の判る民家では日本最古のものといわれています。国の重要文化財に指定されていますが、現在も住居として使われているため、中は非公開となっています。
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信ずべし貴ぶべき奈良の「信貴山の寅まつり」で勝縁を結ぼうby SHIZUKO
地図を見る「信貴山の毘沙門さん」と地元の人々から愛されている信貴山「朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)」。境内のあちこちにみられる張子の寅や表情豊かな寅の像が印象的です。
聖徳太子の必勝祈願に対して、寅の年・寅の月・寅の刻に日本で初めて毘沙門天が姿をみせたお寺といわれています。それ以来、信貴山と寅は切っても切れない関係になりました。
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信ずべし貴ぶべき奈良の「信貴山の寅まつり」で勝縁を結ぼうby SHIZUKO
地図を見るとにかく寅・寅・寅。どこを観ても寅がいます!
信貴山観光センターを過ぎて、本堂へ向かうと、信貴山でもっとも有名な寅「世界一福寅」が現れます。とにかく大きい!日本一大きな張り子の寅です。
写真提供:信貴山朝護孫子寺
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境内はとても広く、お参りスポットが点在しています。本堂までのルートは複数あるのでお好みに合わせて散策できるのもこのお寺の楽しみのひとつ。毎年紅葉は11月上旬〜12月上旬が見ごろ。イチョウが綺麗なスポットや、絶景ポイントがあり、お散歩も楽しめますよ!
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NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』のロケ地として知られる「今井町」とは、橿原神宮から電車で2駅ほどの所にある寺内町。寺内町(じないまち、じないちょう)とはお寺やお坊さんが修行する道場等を中心に作られた集落の事を言います。日本各地に寺内町は存在するのですが、この今井町ほど、当時の町並みがそのまま残っている所は他には無いといわれており、重要伝統的建造物保存地区に選定されています。
重要文化財に登録されている建物を観光したり、おしゃれなカフェで寛いだり、今井町観光でタイムスリップ気分を楽しみましょう。
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「石上神宮」は、古事記や日本書紀にも記される、勇壮な神話に彩られた大和でも屈指の古社。武門の棟梁であった古代豪族物部氏の総氏神で、大和朝廷の武器庫だったといわれています。ちなみに武士を「もののふ」と読むのは物部氏からきています。
杉の古木に覆われ、神さびた雰囲気が漂う境内を奥へ進むと左手に大きな楼門が見えてきますが、棟木から文保2年(1318)に建立されたことが判明しており、国の重要文化財に指定されています。楼門をくぐると目の前に現れるのが、永保元年(1081)白河天皇によって寄進された宮中の神嘉殿であった国宝の拝殿で、仏堂風のしなやかな鎌倉建築です。
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「檜原神社」は三輪山の磐座をご神体としている為、本殿を持ちません。いにしえの人が、神を意識し、お祀りするに至ったそのままの信仰体系を、現在まで維持し続けています。
檜原神社の三つの鳥居を一つに組み合わせた「三ツ鳥居」は、近くにある大神神社にも同じものがありますが非公開となっています。実際に拝観できるのは檜原神社のみ。ぜひ観光の際には時間を取って拝観してくださいね。
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その名からもわかる霊験あらたかな「大神(おおみわ)神社」は、奈良県桜井市にあります。ご神体は、拝殿の向こうの「三輪山」。自然そのものの中に神をみる、古代から続く自然崇拝の古神道を守る場所です。日本書紀には大神神社の創建について書かれおり、日本最古の神社として有名な観光スポットです。
三輪山の標高は467m。うっそうとした森に覆われた、太古より神様が鎮まる聖なる山へは登拝することもできますよ。
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奈良県宇陀市室生にある真言宗室生寺派大本山「室生寺」は、女人高野の名で知られる古くから女性に開放された名刹です。
室生寺の五重塔は国内最小として知られていますが、桧皮葺の屋根や丹塗りの組物と石段の調和のとれた造形は、奥深い樹林に包まれ、その前面をシャクナゲが彩りを添え、王朝の佳人にめぐり合ったような格別の風情があります。
日本有数の優雅さと気品に満ちあふれた室生寺は、女子旅におすすめの観光スポットです。
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奈良県桜井市にある「長谷寺」は、一年を通じて様々な花が咲き誇る“花の御寺”として観光客に人気です。
長谷寺と言えば、桜のイメージが強いかも知れませんが、実は牡丹の観光名所でもあるのです。なんでも、すでに約1100年前から御本尊(十一面観世音菩薩立像)への供花と、境内の荘厳花として植えられていたとの事ですから、平安時代の人々もおそらくこの美しい風景を楽しんだのでしょう。
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奈良県・紅葉に彩られた「大化の改新」発祥の地by Ise Shinkurou
地図を見る「談山神社」は中臣鎌足公(のちの藤原鎌足)を祀る、奈良県桜井市多武峰(とうのみね)にある美しい神社。境内には701年に創建され、1850年に造り替えられた本殿を中心に、拝殿・楼門など多くの豪華な建造物が残っています。
観光での注目スポットは世界唯一の木造「十三重塔」。背景の紅葉に良く映える人気の撮影スポットとして、観光客に大人気です。
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奈良県北東部ぬるべの郷「曽爾(そに)村」は、村の大半が室生赤目(むろうあかめ)青山国定公園に指定されている自然豊かな村。
中でも『風の谷のナウシカ』のラストシーンを彷彿する金色の草原が広がる「曽爾高原」は、秋には沢山の観光客が訪れる景勝地です。
新緑の折の緑のじゅうたんも捨て難いですが、やはり本命はススキが穂を実らせ始める秋。日中は秋晴れの青空に銀穂がなびく爽やかな風景、夕暮れには沈む太陽の光に照らされたススキの穂が黄金色変化し、観光に訪れる人々を幻想的な世界へと誘います。
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夕陽に染まる黄金色の絨毯 〜曽爾高原(奈良県曽爾村)by 津田 泰輔
地図を見る秋の曽爾高原は、美しい風景を一目見ようと数多くの観光客が訪れます。
陽が傾きあたりが暗くなってくると、曽爾高原の草原は幻想的な雰囲気に一変します。
黄色く染まった夕陽によって光と影のコントラストができ、まるでススキのイルミネーションのようです。黄金色に輝く絨毯が見れるのは、夕方から日没までのわずかな時間だけ。しかも天気が良い日限定の特別サービスなんですよ。
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日本遺産にも認定されている奈良県の明日香村は、古墳や謎の巨石遺跡などが点在する観光スポット。山里ののどかな景色や整備された歴史公園はどの季節も美しい姿を見せてくれます。
「高松塚古墳」内には入れませんが、芝生の小山のような形をした外側は見学可能。裏手のちょっとした遊歩道には沢山の花が植えられ、気持ちの良い観光コースになっています。唐風衣装を身にまとった極彩色の壁画「女子群像」は、隣接する高松塚壁画館でレプリカを鑑賞することができますよ。
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奈良・明日香村観光で見逃せない古墳3選!アクセスはレンタサイクルがおすすめ!by 浮き草 ゆきんこ
地図を見る「石舞台古墳」は、日本最大級の横穴式石室を持ち、広さは8坪。墳丘は方墳、もしくは上円下方墳ですが、早くから封土が失われたため、現在のように巨石が露出しています。いくつかの石を組み合わせてできていますが、中でも最大の巨岩は天井に使われている石で、総重量は2300トン!築造には、高い巨石運搬技術が使われたことがうかがえます。
内部を見学することができる貴重な古墳なので、ぜひ石室内を観光してみましょう。
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「飛鳥寺」は、588年、聖徳太子とともに仏教を崇拝し政治に取り入れようと尽力していた有力貴族の蘇我馬子(そがのうまこ)が寺院を作ることを願い、8年後の596年に創建された日本初の本格寺院です。
本堂で静かに坐す飛鳥大仏は、像高275.2cmと見上げるほど。大仏と言えど東大寺の奈良の大仏とは正式名称が違います。飛鳥大仏は釈迦如来(しゃかにょらい)で仏教の開祖であるお釈迦さまです。当時、銅15t、黄金30kgを使って造ったという、日本で最古であり飛鳥時代を代表する仏像です。奈良観光では、東大寺だけでなく、ぜひこちらの大仏にも立ち寄りたいですね。
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全山を覆い尽くほどの桜で知られる奈良県「吉野山」。紀伊山地の北端に位置し、古来より日本一の桜の観光名所として知られてきました。修験道の開祖・役行者が桜の木に蔵王権現の姿を彫ったと伝えられることから、桜は御神木として守られてきたのです。
吉野山には古来桜が多く、ソメイヨシノの原木であるシロヤマザクラと呼ばれる山桜を中心に約200種3万本の桜が密集しています。儚げで可憐な山桜は、おのおの下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれている4ヶ所に密集しています。
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春の桜で有名な吉野は熊野・高野山と共に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。ここは険しい山々が続く大峯連山の北端に位置し、修験道の開祖と言われる役行者によって1300年前に開山された霊場なのです。
桜や紅葉も素晴らしいのですが、観光客でにぎわう時期を避けて静かな吉野を観光するのもお勧めです。桜が散った後の新緑もきれいですよ。
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金峯山寺(きんぷせんじ)は桜の観光名所として名高い吉野山に位置しています。7世紀頃、役小角(役行者)によって開かれたと伝わる金峯山寺は、中世以降、修験道の総本山として絶大な信仰を集めて来ました。
金峯山寺のシンボル、本堂に当たる国宝の蔵王堂は天正19年(1592)に再建されたものですが、奥行・横幅それぞれ36メートル、高さ34メートルと巨大で、木造建造物としては東大寺大仏殿に次ぐ規模を誇ります。
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奈良県「天川村」は、紀伊半島中央部に位置し、吉野熊野国立公園に属する修験道の聖地大峯山の懐に抱かれる村です。
大峯山を源流とする山上川沿いの「みたらい渓谷」の美しさは関西随一の美しさと称えられていて、エメラルドグリーンに輝く神秘的な淵、大小様々な滝と巨石を縫い、底まで透けて見える清流が流れるそのダイナミックな渓谷美は感動的。自然の要害として南朝の皇族方が敵の来襲の際、避難した場所で、南朝のロマンを秘めた伝説も残る観光名所です。
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洞川温泉郷から大峯山の登山口に向かう途中に「名水百選 ごろごろ水」と書かれた石碑があります。この地から湧き出る湧水は五代松鍾乳洞から湧き出て、炭酸カルシウム型のナチュラルな水質、水温は10.4℃と冷たいのが特徴。鍾乳洞の奥より小石が転がるような音を反響させながら流れ出る様子から「ごろごろ水」と名づけられたと言われています。観光の際には、近くの大駐車場にある水くみ場で汲んでみてはいかがでしょうか? この写真の記事を見る ≫
修験道の場として今も全国から修験者が訪れる奈良県の大峯山。山頂には世界遺産の大峯山寺が立ちます。その登山口に湧き、霊場の雰囲気が味わえる「洞川温泉」は、標高が高い為、夏でも最高気温が26℃前後と涼しく、避暑地として関西の軽井沢ともいわれます。
観光の疲れを癒すなら、温泉街の入口にある村営の日帰り温泉「洞川温泉センター」がおすすめ。山をおりてきた行者装束の山伏たちも立ち寄る温泉なんですよ。
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都市の平均降雨量の約4倍、5000mmもの雨が降る近畿の屋根といわれる吉野熊野国立公園「大台ヶ原」。奈良県と三重県の県境に位置し、最高峰を「日出ヶ岳」とする台地状の山地です。
大台ケ原の主峰・日出ヶ岳山頂(1695M)にある、視界を遮るものがない山頂展望台からは、雲が間近に感じられ、雲海ごしの大峯連山や白く波立つ熊野灘を一望できる360度の大パノラマが楽しめます。天気のよい早朝には、遥か彼方に富士山が見えることもあるんですよ。
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昭和34年(1959)の伊勢湾台風の直撃以来、原生林の地面を覆っていた苔が笹に変わってしまいました。その笹を食べるために集まってきた鹿が、笹だけでなく木の皮もはがして食べてしまい、一面トウヒの立ち枯れた樹木や倒木が広がる荒野になった正木峠は、大台ケ原で最も神秘的なムードが漂う観光スポットです。 この写真の記事を見る ≫
大台一の絶景地点「大蛇ー(だいじゃぐら)」。大蛇の背に乗った感じで、鎖で囲われたーの先端に立てば、眼下の谷まで高低差800Mの大絶壁は目もくらむばかりです。大蛇ーはその名の通り、蛇の頭の形をした大岩とそれに連なる蛇の背のような岩場からの眺めが圧巻!観光の際にはぜひ勇気を出して立ってみてください。
大蛇ーから対岸の断崖の中に、日本でも有数の落差を誇る日本の滝百選「中の滝」を望むこともできますよ。
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「谷瀬の吊り橋」は長さ297m高さ54mの鉄製の吊り橋で、生活用としては日本最長の吊り橋です。谷瀬の吊り橋がある、奈良県十津川村は山や集落の間を縫うように川が流れ、美しい渓谷美を織り成しています。
谷瀬の吊り橋は昭和29年、周辺住民達が大金を出し合い村の協力のもと建設された生活用の吊り橋ですが、現在では十津川村のナンバーワン観光スポットとなり、たくさんの観光客に無料で親しまれています。
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名物“野猿”体験も!名湯・奈良県十津川温泉「ホテル昂」by SHIZUKO
地図を見る山が深い十津川では、対岸に渡るための橋をかけるのは至難の業です。そこで考えられたのが「野猿」。人力で動かす簡易ロープウェイです。
ロープウェイのゴンドラにあたるのが「屋形」と呼ばれる木の箱で、乗車できるのはたった一人。もちろん動力エンジンはなく、対岸まで張られているワイヤーを手繰って、移動します。原始的な乗り物ですが、山中の生活の大変さを感じられる貴重な体験。観光の際にはぜひお楽しみください。
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名物“野猿”体験も!名湯・奈良県十津川温泉「ホテル昂」by SHIZUKO
地図を見る十津川は奈良県最南部にある日本最大の村。世界遺産熊野古道の里としても有名です。
十津川村は、全国初「源泉かけ流し宣言」をした村として知られ、2004年6月28日十津川温泉郷の3つの温泉、湯泉地温泉(とうせんじ)・十津川温泉・上湯温泉(かみゆ)にある25の温泉施設すべてにおいて「源泉かけ流し」を宣言しました。何よりも安心安全で、天然の豊かな湯量が自慢の温泉。十津川観光ではぜひ湯浴みを!
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瀞峡(どろきょう)は紀伊半島南部の和歌山、奈良、三重の3つの県をまたぐ、吉野熊野国立公園の中に位置している峡谷です。長い時間をかけて形作られた峡谷は四季折々にそれぞれ異なった美しさを見せ、観光客を楽しませてくれます。
切り立った断崖絶壁や清らかな清流など、自然が作り出した雄大な風景が見られる下瀞は「瀞八丁」という名称で親しまれる観光名所。川船下りやウォータージェット船で観光するのがおすすめです。
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都市部の光が届かないところにあるため、瀞峡の周辺は星の観測に非常に適しています。
近くにはキャンプ場や宿泊施設があるので、1泊以上の滞在をし、瀞峡観光と一緒に満天の星空も楽しむ観光プランがおすすめです。
星空を写真撮影する場合は、一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラ、そして三脚を忘れずに持って行きましょう。あとは星が出るまで待つだけです。
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710年の平城京遷都。これが奈良時代の始まりですが、奈良の歴史はもっと古く、飛鳥時代と白鳳時代がありました。例えば飛鳥時代には聖徳太子が活躍しましたね。そしてこの3つの時代は全く違う文化を持っているのです。そこが奈良観光が多彩である一つの理由なのでしょう。寺社が持つ建物や宝物、奈良県の博物館・美術館を見るとその違いがよくわかりますね。
また、奈良は四季折々の自然豊かなところでもあります。桜やあじさい、紅葉、それぞれに名所があり、落ち着いた趣を感じられます。
京都だけじゃない古都観光、大仏さまだけじゃない奈良観光。落ち着いたらぜひ訪れてみてください!
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(2024/3/19更新)
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