日本を代表する観光地のひとつ、古都・奈良。複数の世界遺産があり、見逃せないスポットが目白押し!修学旅行でもおなじみの「東大寺」や「法隆寺」、桜の名所「吉野山」など、四季折々のお花が楽しめる名所、寺社もたくさん。南に行けば名山「大台ヶ原」や「みたらい渓谷」など、豊かな自然も楽しめます。
今回は、元旅行会社スタッフのYoko Andersが厳選した、奈良観光で訪れたいおすすめ観光スポットをたっぷり30選ご紹介します。
「東大寺」は、奈良で最も人気の高い観光スポット。仏教の宗派のひとつ、華厳宗(けごんしゅう)大本山の寺院で、1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコの世界遺産に登録されています。奈良時代の758年に建てられましたが、戦火で2度にわたって消失。現在の建物は、江戸時代の1709年に建てられたものです。
金堂には、東大寺の本尊「奈良の大仏」として有名な盧舎那仏(るしゃなぶつ)座像が安置されています。そのほかにも法華堂や転害門、南大門など、各時代を代表する国宝建造物が多数あり、見応え満点です。
<基本情報>
住所:奈良市雑司町406-1
電話番号:0742-22-5511
営業時間(大仏殿):(4〜10月)7:30〜17:30、(11〜3月)8:00〜17:00
アクセス:JR・近鉄「奈良駅」から市内循環バスで約7分「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩5分
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東大寺でぜひ訪ねていただきたいのが「二月堂」。世界文化遺産に登録されている東大寺のお堂のうちのひとつです。観光地から離れてぽつんと建つ二月堂は、独立した美しさを秘めています。二月堂は山の斜面に、建物が前にせり出すように建てられていることが特徴。このような建て方を“懸(か)け造る”といって、床を水平に保つため、床下の柱の長さを調整し、建物を支えています。夕暮れ時には、周囲にめぐる灯篭が揺らぐ幻想的な風景が楽しめます。
<基本情報>
住所:奈良市雑司町406-1
電話番号:0742-22-5511
営業時間:24時間参拝可能
アクセス:東大寺大仏殿から徒歩5分(約400m)
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約660ヘクタールもの広大な敷地面積を持つ「奈良公園」。1000頭以上もの鹿がいて、神の使いとして手厚く保護されています。鹿のほかにも、風光明媚なフォトスポット「浮見堂」や国の重要文化財「円窓亭」、「御料園(春日山)古墳群」といった名所旧跡にも触れることができます。また、実は紅葉に関しては意外と混雑が少なく楽しむことができる穴場スポット!大仏殿の裏手にある大仏池周辺では、黄色く輝く銀杏と鹿のコラボレーションが楽しめます。
<基本情報>
住所:奈良市春日野町周辺
電話番号:0742-22-0375(奈良公園事務所)
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩8分、JR奈良駅から徒歩20分。もしくは奈良交通バスで約7分「県庁前」下車(または目的の社寺や施設名のバス停で下車)
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奈良を散策すると奈良公園の東に樹木の生えていない山があることに気づくでしょう。この山こそ奈良の代名詞というべき「若草山」です。樹木にさえぎられていないため、山頂からの眺めは絶景そのもの!若草山は標高342メートル。3つの笠を積み重ねたような形状をしていることから、「三笠山」とも呼ばれています。山全体がノシバと呼ばれる日本固有の芝でおおわれているのも、特徴のひとつ。毎年1月、山全体を燃やす恒例行事「山焼き」の舞台として、その名を知る方も多いでしょう。
また、若草山からの夜景は、福岡県北九州市「皿倉山」、山梨県山梨市「笛吹川フルーツ公園」とともに新日本三大夜景のひとつに選定されています。夕暮れ時に訪れれば、生駒山に沈む夕日もきらめく夜景も楽しめますよ。
<基本情報>
住所:奈良市雑司町469
電話番号:0742-22-0375(奈良公園事務所)
営業時間:9:00〜17:00
開山期間:3月第3土曜日〜12月第2日曜日
アクセス:
【山麓】JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス(市内循環外回り)で「東大寺大仏殿・春日大社前」 もしくは「春日大社表参道」下車、徒歩15分
【山頂】奈良奥山ドライブウェイ「新若草山コース」若草山頂駐車場(駐車料金無料)から徒歩5分
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鮮やかな朱塗りの社殿が緑に映える人気観光スポット「春日大社」。春日大社の歴史は大変古く、平城京遷都の際に藤原不比等(ふじわらのふひと)が常陸国鹿島から武甕槌命(たけみかづちのみこと)を春日の御蓋山に招いて祀ったのが始まりとされます。春日大社でのメインスポットと言えるのが見事な「中門」。門の奥に建つ4棟の本殿(国宝)を守っています。中門自体も、重要文化財に指定されている由緒ある建物です。春日山(御蓋山)の西麓の森に建つ壮麗な朱塗りの門は、古の都奈良を象徴する風景です。
<基本情報>
住所:奈良市春日野町160
電話番号:0742-22-7788
営業時間(御本社参拝所):(3〜10月)6:30〜17:30、(11〜2月)7:00〜17:00
アクセス:JR・近鉄「奈良駅」から奈良交通バス(春日大社本殿行き)約11〜15分、「春日大社本殿」下車すぐ
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「興福寺」は仏像ファンでなくても一度は見てみたい、有名な阿修羅像があるお寺。他にも国宝や重要文化財が100以上もあり、まさに仏教文化の宝庫として知られる観光名所です。興福寺の歴史は古く、645年頃に藤原鎌足が釈迦三尊像を造ったのが始まりとされています。710年に都が平城京に移されると飛鳥から現在地へと移り、興福寺の名称もこの時から。
興福寺といえば奈良の象徴ともいえる「五重塔」は必見!この五重塔は東に薬師三尊像、南に釈迦三尊像、西に阿弥陀三尊像、北に弥勒三尊像を安置していて、立体的な「曼荼羅」となっています。
<基本情報>
住所:奈良市登大路町48
電話番号:0742-22-7755(本坊寺務所)
拝観時間:9:00〜17:00
アクセス:
JR奈良駅から徒歩15分、近鉄奈良駅から徒歩5分
名阪国道・天理ICから約30分
京奈和自動車道・木津ICから車で約15分
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「奈良国立博物館」といえば、秋の正倉院展をはじめとして数々の展覧会が催される、奈良を代表する博物館。「奈良博」の愛称で語られる博物館の館内には素晴らしい美術品が数多く展示されており、じっくり見学したい観光スポットです。
展示品だけでなく、建物自体も見所満載。明治期を代表する建築家・片山東熊によって設計された本館は、日本を代表する近代建築の傑作の一つとして国の重要文化財に指定されています。コリント式の4本の柱によって支えられた切妻屋根のペディメントなど、東熊ならではの意匠が各所に見られます。
<基本情報>
住所:奈良市登大路町50
電話番号:050-5542-8600
営業時間:9:30〜17:00
休館日:月曜日(休日の場合はその翌日)、12月28日〜1月1日
※4月30日、8月5日、13日および東大寺二月堂修二会(お水取り)期間(3月1日〜14日)の月曜日は開館。その他、臨時に休館日を変更することがあります
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奈良市の世界遺産といえば東大寺や興福寺を思い浮かべる方が多いと思いますが、そんな有名寺院のすぐ近くに、もうひとつ世界遺産が存在します。“ならまち”の「元興寺(がんごうじ)」です。創建は飛鳥時代。蘇我馬子によって建立された日本ではじめての寺院・法興寺(飛鳥寺)がその前身にあたります。
禅室南面と極楽堂西面の屋根には、元興寺の源流に当たる法興寺創建当初の軒平瓦がいまなお使われています。つまり、蘇我馬子や聖徳太子が活躍した飛鳥時代の瓦が現役で禅室や極楽堂の屋根を飾っているのです!その独特の並べ方は一般に“行基葺(ぎょうきぶき)”と呼ばれていますが、1400年前の瓦が破損もせずにいまも使われていること、驚きませんか?元興寺観光で、ぜひご覧いただきたい箇所です。
<基本情報>
住所:奈良市中院町11
電話番号:0742-23-1377
拝観時間:9:00〜17:00
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩15分、または「福智院町」バス停から徒歩5分
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奈良の世界遺産「元興寺」と人気の「ならまち」を歩いてみよう!by 結月 ここあ
「ならまち」は奈良公園の南に位置する、世界遺産「元興寺」の旧境内を中心とした地域一体のことを指します。この元興寺をはじめ、身代り申(さる)「庚申さん」「奈良町の町家(ならまち格子の家)」など、風情ある町並みの散策が観光の定番。今では雑貨屋さんやお洒落な古民家カフェなど、新しいお店が続々登場し若い人たちも集まる場所となってきています。気ままにお店に立ち寄りながら、まち歩きを楽しみましょう。
<基本情報>
住所:奈良市中院町21(奈良町情報館)
電話番号:0742-26-8610
アクセス:近鉄奈良駅より徒歩13分
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奈良時代の壮麗さを堪能!奈良市の世界遺産「平城宮跡」by 乾口 達司
奈良時代、日本の首都は平城京でした。平城宮はその中枢にあり、天皇の暮らす内裏や役所が置かれていました。現在は、平城宮跡は緑地公園「平城宮跡歴史公園」として整備されており、1998年には「古都奈良の文化財」のひとつとして、世界遺産にも登録されている観光名所です。当時、天皇や貴族がどのような暮らしを送っていたのかを学ぶのに、最適の歴史空間であるといえるでしょう。広大な平城宮跡を観光しながら、古代の都人の暮らしに思いを馳せてみませんか?
<基本情報>
住所:奈良市二条大路南3-5-1
電話番号:0742-36-8780
アクセス:ぐるっとバスで近鉄大和西大寺駅南口から約10分「朱雀門ひろば」下車
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日本に正しい仏の教えを授けるために、鑑真和上(がんじんわじょう)が唐から来日したのは753年12月のこと。東大寺大仏殿にて聖武上皇・孝謙天皇らに正式な受戒を行い、日本の仏教の基礎を作り上げました。その鑑真和上によって創建された「唐招提寺」は、建築物も仏像も天平時代からの一級品を数多く揃えているだけでなく、その清く正しい不屈の精神をも今の時代に伝え続けているお寺。
日本最古の肖像彫刻と言われる鑑真和上坐像は、毎年6月5日〜7日の3日間のみ一般公開されるので、日にちを合わせて観光してみてはいかがでしょうか。
<基本情報>
住所:奈良市五条町13-46
電話番号:0742-33-7900
拝観時間:8:30〜17:00
アクセス:
奈良交通バス「唐招提寺」「唐招提寺東口」下車
第二阪奈有料道路「宝来ランプ」から約3km
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「薬師寺」は7世紀後半に天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を願い、飛鳥の地に創建した寺です。その後、都が平城京へと遷都(710年)されたのにともない、現在の地へと移ってきました。美術史の上でも世界で最高の写実美を持っているといわれる国宝・薬師三尊像。毎年3月末に行われる薬師寺の「修二会」の期間中は色鮮やかなたくさんの造花で包まれます。ちょうど関西に桜前線がやって来る時期でもあり、境内の桜も合わせて楽しめますよ。
<基本情報>
住所:奈良市西ノ京町457
電話番号:0742-33-6001
拝観時間:9:00〜17:00
アクセス:近鉄・西ノ京駅より徒歩1分
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空中散歩を楽しみながら絶景を堪能!奈良「生駒山上遊園地」by 乾口 達司
生駒山の山上には、入園料が無料の「生駒山上遊園地」があります。大阪市内が一望出来、絶景スポットとしても知られるこの遊園地は、カップルでゆったり過ごしたり、家族でのんびり楽しんだりするのに最適な観光スポット。空中散歩を楽しめるアミューズメントマシンがたくさんあり、天気がよければ大阪・京都・奈良と2府1県を見渡すことができます。2019年には、ボーネルンド監修・国内最大規模のあそび場も登場し、小さい子供連れでの旅行にもピッタリです。
<基本情報>
住所:生駒市菜畑2312-1
電話番号:0743-74-2173
営業時間:10:00〜17:00(イベント等により変動あり)
定休日:木曜日(時期により変動あり)、冬季休園期間
アクセス:
近鉄・生駒駅からケーブル線鳥居前駅で乗車、宝山寺駅乗換え、生駒山上駅下車(ケーブル所要時間 約16分)
阪奈道路・阪奈山上口ICより信貴生駒スカイラインを入り頂上まで約5km
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「法隆寺」は、世界最古の木造建築というだけでなく、聖徳太子が活躍した飛鳥時代の国宝を数多く所有する唯一無二の存在。ここには建造物と工芸品あわせて40近くの国宝、及び100を越える重要文化財が存在するのですが、中でも飛鳥時代の国宝をこれだけ所有している所は他になく、そのオーラは別格です。「金堂」は、わが国に現存する最古の飛鳥建築の建物、「五重塔」は最古の塔、共に飛鳥時代の国宝です。
悪夢を良い夢に変えるという穏やかな表情の夢違(ゆめちがい)観音像、推古天皇の仏殿と伝わる玉虫厨子、大宝蔵院の主役である百済観音像など、国宝・重要文化財が所せましと並ぶ「大宝蔵院」も必見!まさに仏教美術の宝庫といえる観光スポットです。
<基本情報>
住所:生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話番号:0745-75-2555
拝観時間:(2/22〜11/3)8:00〜17:00、(11/4〜2/21)8:00〜16:30
アクセス:JR法隆寺駅より徒歩20分、または「法隆寺参道」行きのバスに乗り「法隆寺参道」下車
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“信貴山の毘沙門さん”と地元の人々から愛されている信貴山「朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)」。聖徳太子の必勝祈願に対して、寅の年・寅の月・寅の刻に日本で初めて毘沙門天が姿をみせたお寺といわれ、信貴山は毘沙門天の総本山として、多くの人の信仰を集めています。境内のあちこちに見られる張子の寅や表情豊かな寅の像が印象的!日本一の張り子の寅「世界一福寅」は人気のフォトスポットです。
毎年、寅の月=2月の最終土・日曜日には、関西最大級の寅にちなんだ賑やかなお祭り「信貴山寅まつり」が開催され、日本で唯一の“寅行列”を見ることができます。
写真提供:信貴山朝護孫子寺
<基本情報>
住所:生駒郡平群町信貴山
電話番号:0745-72-2277
拝観時間:9:00〜17:00
アクセス:
JR・近鉄「王寺」からバスに乗り「信貴大橋」下車、徒歩5分
阪奈道路(信貴生駒スカイライン経由)「信貴山門料金所」からすぐ
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「山の辺の道」は、三輪山の麓から奈良市内まで続く全長約26km、史書に記された日本最古の道です。その大部分は東海自然歩道にも指定され、整備された道沿いに咲く四季の花々は道行くハイカーたちの目を和ませます。道沿いには、今も『万葉集』ゆかりの地名や伝説が残り、数多くの史跡に出会えますよ。山の辺の道で、三輪山を望むもっとも有名なフォトスポットは、額田王(ぬかたのおおきみ)の万葉歌碑があるところです。
<基本情報>
住所:桜井市金屋(仏教伝来之地碑)〜三輪〜柳本〜石上神宮
アクセス:近鉄・JR「桜井駅」から徒歩20分(仏教伝来之地碑)
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宇陀市にある真言宗室生寺派大本山「室生寺」は、女人高野の名で知られる古くから女性に開放された名刹。山と山の谷間に小ぶりなお堂が点在し、仁王門から金堂、山上の御影堂に至るまでの石段には見事なシャクナゲが3000本も植えられています。室生寺の五重塔は国内最小として知られていますが、桧皮葺の屋根や丹塗りの組物と石段の調和のとれた造形は格別の風情があります。優雅さと気品に満ちあふれた室生寺は、女子旅にもピッタリ!シャクナゲの見頃は、4月中旬〜5月中旬です。
<基本情報>
住所:宇陀市室生78
電話番号:0745-93-2003
拝観時間:8:30〜17:00(12/1〜3/31の間は9:00〜16:00)
アクセス:近鉄・室生口大野駅から室生寺前行きバス終点下車、徒歩5分
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「室生山上公園芸術の森」は、室生寺から車で約5分ほどの山中にある芸術公園。園内には様々なオブジェがあり、インスタ映えするフォトスポットとして人気を集めています。地すべり対策後の跡地を活用し、彫刻家ダニ・カラヴァンがデザインを監修。空間全体が独創的な彫刻作品となっています。カラヴァン作品の特徴は、周囲の風景も取り込んだスケール感のあるオブジェ。太陽の光や風、水の流れなどの自然と一緒に、五感で楽しむ落ち着いた時間が過ごせます。
<基本情報>
住所:宇陀市室生181
電話番号:0745-93-4730
開園時間:(4〜10月)10:00〜17:00、(3・11〜12月)10:00〜16:00
定休日:火曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日〜2月末日 ※天候により臨時休園する場合あり
アクセス:近鉄・室生口大野駅からバスで約15分「室生寺前」下車、徒歩20分
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奈良県北東部ぬるべの郷「曽爾(そに)村」は、村の大半が室生赤目(むろうあかめ)青山国定公園に指定されている自然豊かな村。中でも『風の谷のナウシカ』のラストシーンを彷彿する金色の草原が広がる「曽爾高原」は、秋には沢山の観光客が訪れる景勝地です。
新緑の折の緑のじゅうたんも捨て難いですが、やはり本命はススキが穂を実らせ始める秋。陽が傾きあたりが暗くなってくると、曽爾高原の草原は幻想的な雰囲気に一変します。黄金色に輝く絨毯が見れるのは、夕方から日没までのわずかな時間だけ。しかも天気が良い日限定の特別サービスなんですよ。
<基本情報>
住所:宇陀郡曽爾村太良路
電話番号:0745-94-2106(曽爾村観光協会)
アクセス:
近鉄・名張駅から「山粕西行」バスに乗り「太良路」下車、徒歩45分(※10月〜11月のみ 曽爾高原行きバスあり)
名阪国道・針ICから榛原を経由して約45分
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「石舞台古墳」は、日本最大級の横穴式石室を持ち、広さは8坪。墳丘は方墳、もしくは上円下方墳ですが、早くから封土が失われたため、現在のように巨石が露出しています。いくつかの石を組み合わせてできていますが、中でも最大の巨岩は天井に使われている石で、総重量は2300トン!築造には、高い巨石運搬技術が使われたことがうかがえます。内部を見学することができる貴重な古墳なので、ぜひ石室内を観光してみましょう。
<基本情報>
住所:高市郡明日香村島庄133
電話番号:0744-54-3240(飛鳥観光協会)
営業時間:9:00〜17:00
アクセス:バス停「石舞台」下車、徒歩3分
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桜井市にある「大神神社」は、背後にある三輪山そのものを御神体とする日本最古の神社。本殿を設けずに三輪山に直接祈りを捧げるという、神社の社殿が成立する以前の原初の神祀りの様を今に伝えています。
現在の拝殿は、1664年(寛文4年)江戸幕府の4代将軍の徳川家綱によって造営されたもので国の重要文化財。屋根部分の正面に設けられた庇のようになっている大向拝(だいこうはい)が見事で、とても重厚な雰囲気が感じられます。大神神社の敷地内にある「大美和の杜展望台」は、大鳥居や大和三山が見晴らせる絶景スポットです。
<基本情報>
住所:桜井市三輪1422
電話番号:0744-42-6633
参拝時間:9:00〜17:00
アクセス:JR三輪駅から徒歩5分
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全山を覆い尽くほどの桜で知られる奈良県「吉野山」。紀伊山地の北端に位置し、古来より日本一の桜の観光名所として知られてきました。修験道の開祖・役行者が桜の木に蔵王権現の姿を彫ったと伝えられることから、桜は御神木として守られてきたのです。儚げで可憐な山桜は、おのおの下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれている4ヶ所に密集しています。
また、吉野山には修験道の総本山「金峯山寺」があり、本堂に当たる「蔵王堂」は木造建造物としては東大寺大仏殿に次ぐ規模。国宝であり、世界遺産の中核資産に登録されています。
<基本情報>
住所:吉野郡吉野町吉野山
電話番号:0746-32-1007(吉野山観光協会)
アクセス:
近鉄・吉野駅から吉野山下千本まで徒歩20分
吉野山ロープウェイ「千本口駅(近鉄吉野駅駅前)」より「吉野山駅(下千本)」まで約3分
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紀伊半島中央部に位置する「天川村」は、吉野熊野国立公園に属する修験道の聖地「大峯山」の懐に抱かれる村です。大峯山を源流とする山上川沿いの「みたらい渓谷」の美しさは関西随一の美しさ!エメラルドグリーンに輝く神秘的な淵、大小様々な滝と巨石を縫い、底まで透けて見える清流が流れるそのダイナミックな渓谷美は必見です。川沿いには全長7kmの遊歩道があり、修験道発祥の地である標高800メートルの秘境・秘湯の洞川温泉までハイキングができます。
<基本情報>
住所:吉野郡天川村
電話番号:0747-63-0999(天川村総合案内所)
アクセス:
近鉄・下市口駅から奈良交通バスで「天川川合」まで約60分
奈良市内から京奈和自動車道・橿原バイパス経由R169・R309で天川村まで約2時間
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大阪府と奈良県にまたがる「生駒山」。生駒山といえば昼はハイキングで有名ですが、夜は夜景が綺麗なスポットと変わります。生駒山の数多い夜景スポットを効率よく結ぶ道路が、生駒山を北から南へ結ぶ信貴生駒スカイライン。「パノラマ駐車場」や、天空へ伸びるかのような「鐘の鳴る展望台」、車に乗ったまま夜景観賞ができてしまう「立石越」など、道路沿いに夜景スポットが点在していて、夜のドライブにもおすすめです。
<基本情報>
住所:奈良県生駒市〜大阪府東大阪市
アクセス:
近鉄・生駒駅からケーブル線鳥居前駅で乗車、宝山寺駅乗換え、生駒山上駅下車(ケーブル所要時間 約16分)
阪奈道路・阪奈山上口ICより信貴生駒スカイラインを入り頂上まで約5km
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都市の平均降雨量の約4倍、5000mmもの雨が降る吉野熊野国立公園「大台ヶ原」。奈良県と三重県の県境に位置し、最高峰を「日出ヶ岳」とする台地状の山地です。大台一の絶景地点は「大蛇ー(だいじゃぐら)」。大蛇の背に乗るようにーの先端に立てば、眼下の谷まで高低差800mの大絶壁。蛇の頭の形をした大岩とそれに連なる蛇の背のような岩場からの眺めが圧巻です!観光の際にはぜひ勇気を出して立ってみてください。大蛇ーから対岸の断崖の中に、日本でも有数の落差を誇る日本の滝百選「中の滝」を望むこともできますよ。
<基本情報>
住所:吉野郡上北山村小橡660-1
電話番号:07468-3-0312(大台ヶ原ビジターセンター)
アクセス:
近鉄・大和八木駅または橿原神宮前駅から大台ケ原行バスで約3時間、終点下車
大台ヶ原ドライブウェイ(県道40号線)を車で約30分
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奈良県十津川村といえば、源泉かけ流しの温泉がいたるところで湧く温泉地として知られていますが、面積の大半が山地によって占められており、実はたくさんの吊り橋がいまも現役で活躍しています。
そんな十津川村の吊り橋の代表格が「谷瀬の吊り橋」です。その名のとおり、十津川をはさんで上野地地区と谷瀬地区とを結ぶ鉄製の吊り橋で、その全長は297メートル。地表からの高さは54メートルもあり、その規模は日本有数!ワイヤーロープでつながれた吊り橋の上に木の板を並べただけの簡素な造りで、足元からは地表ものぞけます。歩くときの振動で橋がゆらゆらと揺れ、スリル満点です。
<基本情報>
住所:吉野郡十津川村大字谷瀬
アクセス:奈良交通バス「上野地」停留所から徒歩1分
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畝傍山の麓に鎮座する「橿原神宮(かしはらじんぐう)」は、かつて初代神武天皇が宮を造られ、歴史上最初に日本が建国された場所として伝わる聖地。日本最古の正史ともされる『日本書紀』のなかで、橿原が日本建国の地と記されています。
本殿は、もともと1855年に建立された京都御所の賢所(かしこどころ)、拝殿は、新嘗祭が執り行われていた神嘉殿(しんかでん)。神宮創建にあたり明治天皇より下賜され、それを移築した建物です。境内には、ガラス張りのお洒落なカフェや宝物館、古く万葉の時代に造られたと伝わる深田池などがあり、自然を感じながらゆっくり散策できます。
<基本情報>
住所:橿原市久米町934
電話番号:0744-22-3271
参拝時間:6時頃〜17時頃(季節によって変動あり)
アクセス:近鉄・橿原神宮前駅から徒歩10分
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“良縁・縁結びの神さま”として知られている大国様。日本神話に登場する「大国主命(オオクニヌシノミコト)」を祀った神社が多いですが、大国主が奥様とご一緒に祀られている神社は、日本全国の中でも奈良だけ。春日大社にある「夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)」は日本でただひとつ、夫婦の大国様を祀る最強の恋愛パワースポットなのです。縁結びだけでなく、夫婦円満・夫婦和合・家内安全にもご利益がありますよ。可愛いハートマークの水占いや、ハートの絵馬が人気です。
<基本情報>
住所:奈良市春日野町160
電話番号:0742-22-7788
拝観時間:9:00〜16:30
アクセス:JR・近鉄「奈良駅」から奈良交通バス(春日大社本殿行き)で約11〜15分、「春日大社本殿」下車すぐ
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「長谷寺」は、広大な境内に桜や牡丹などの花が植えられ、秋には紅葉も楽しめる“花の御寺”として親しまれている人気スポット。春は約1000本のソメイヨシノや山桜が咲き誇り、4月中旬から5月上旬は150種・約7000株もの色とりどりの牡丹、6月から7月にかけては約3000株のアジサイと、一年を通じて美しい季節の花々が楽しめます。同じ場所でも、季節によって全然違う景色となるので、何度も訪れたくなる場所です。
<基本情報>
住所:桜井市初瀬731-1
電話番号:0744-47-7001
拝観時間:(4〜9月)8:30〜17:00、(10〜11月、3月)9:00〜17:00、(12〜2月)9:00〜16:30
アクセス:近鉄・長谷寺駅から徒歩15分
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奈良市の観光型複合施設「ミ・ナーラ」にある「奈良金魚ミュージアム」は、日本三大金魚の産地のひとつに数えられる奈良県に誕生した西日本最大級の常設金魚ミュージアム。金魚×アートなどをテーマにコンセプトの異なる10の部屋からなっています。身近な品種から希少種まで、約38種、2000匹ほどの金魚を観賞できるほか、プロジェクションマッピング、フラワー、テラリウム、ミラーボールと多様な素材を用いて非日常空間を演出、まるで夢のような世界が広がっています。インスタ映えも抜群なので、デートや女子旅にもピッタリですよ。
<基本情報>
住所:奈良市二条大路南1-3-1 ミ・ナーラ4F
電話番号:0742-36-5111
営業時間:10:00〜18:00
アクセス:近鉄奈良駅より奈良交通バス約15分、JR奈良駅より奈良交通バス約9分、「宮跡庭園」停留所下車
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710年の平城京遷都。これが奈良時代の始まりですが、奈良の歴史はもっと古く、飛鳥時代と白鳳時代がありました。これらのまったく異なる文化や、四季折々の景色が楽しめる自然豊かなスポット、古民家を活かしたお洒落なお店など、様々な楽しみ方ができる奈良。二月堂のお水取り、大文字焼き、平城京天平祭など、春夏秋冬それぞれの季節行事が充実しているのも魅力です。お目当ての季節やイベントに合わせて、自分にぴったりな奈良旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
(文・Yoko Anders)
2025年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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