長崎県は江戸時代から続く国際都市。古くから受け継がれた異国情緒漂う雰囲気は、街歩きから写真撮影まで、訪れた人々に魅力的な時間を提供してくれます。歴史的な観光地にプラスして、九州きってのテーマパーク「ハウステンボス」や、世界新三大夜景スポット「稲佐山」などの現代的な名所も織り交ぜられるのが嬉しいところ。長崎ちゃんぽんやカステラなど人気グルメを頬張りながら、隅々まで遊び尽くしてみませんか?
今回は元旅行会社スタッフで長崎に訪れたことのあるトラベルjpナビゲーター 木内つばめが、観光スポットをご紹介します。
中世ヨーロッパの街並みを再現した「ハウステンボス」は、長崎を代表するテーマパーク。子どもから大人まで楽しめる多彩なアミューズメント施設が点在し、広大な園内には年間を通して様々な花が植えられ、観光客の目を楽しませてくれます。
建物や石畳・レンガなど、本物にこだわって古き良きヨーロッパの街並みは、クラシカルなカナルクルーザーに乗って観光すると格別なものになります。
<基本情報>
住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
アクセス:JRハウステンボス駅から徒歩約7分
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ハウステンボスには、異国情緒漂う「オフィシャルホテル」が数軒あります。中でもラグジュアリー感あるステイが叶う“ホテルヨーロッパ”は、ハウステンボスの最上位クラス。パーク内の運河をクルーザーに乗ってホテルへチェックインできるという特別な体験もできます。
外観だけではなく、ロビー、レストラン、室内、サービスまで、徹底的にヨーロッパのクラシカルな雰囲気を味わえるので、海外にいるような錯覚を起こしてしまうほどです。
<ホテルヨーロッパの基本情報>
住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町7-7
アクセス:場内ホテル手荷物預かり所前よりホテルに向かう無料シャトルバスに乗車(入場券不要)。クルーザー利用の際は、ハウステンボス入場後、カナルステーションより乗船(要入場券)
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「グラバー園」は長崎開港後に来住した英国商人の旧邸があった場所。ここのメインともなるのが、園名にもその名が用いられる美しき洋館“旧グラバー住宅(グラバー邸)”です。文久3(1863)年、まさに幕末の動乱期の建築で、現存する日本最古の木造洋風住宅として国の重要文化財に指定されています。2015年には“九州・山口の近代化産業遺産群”の構成資産の一つとして世界遺産に登録されました。
坂の上にあるグラバー邸を訪れる際には、ぜひ“グラバースカイロード”のご利用を。日本で初めて道路として位置づけられた斜めに動くエレベーターが、あなたの旅のパワーを温存しながら運んでくれます。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市南山手町8–1
アクセス:路面電車「石橋」、またはバス停「大浦天主堂下」で下車し、徒歩約3分でグラバースカイロードへ
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山手エリアはハイカラな洋館が多く立ち並び、特にエキゾチックなスポットとして観光客の人気を集めている場所。そんな山手の丘に堂々と聳えるのが幕末の1864年、フランス人神父によって建造された、現存する日本最古の木造教会「大浦天主堂」です。
異国へと繋がる長崎の広い空に、屋根の尖塔を突き立てる美しき大浦天主堂は、長崎観光では外せません。闇に浮かび上がる幻想的なライトアップも見応えがあります。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市南山手町5-3
アクセス:路面電車「大浦天主堂」、またはバス停「大浦天主堂下」で下車し、徒歩約5分
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長崎は原爆が落とされた悲劇の歴史を持つ街としても知られています。原爆の爆心地周辺に広がる「平和公園」は願いのゾーン、祈りのゾーン、学びのゾーンに分かれ、学びのゾーンの長崎原爆資料館では、展示を通して原爆の歴史を知ることができます。
また平和公園の近くには“原子爆弾落下中心地落下の碑”も。ここでは移築された浦上天主堂の被爆当時の側壁や、散乱したガラスなどが眠る被爆時の地層などを見ることができます。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市松山町
アクセス:路面電車「平和公園」から徒歩約1分
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大浦天主堂と並んで長崎の教会の代表格と言えるのが、原爆の爆心地から500mほど離れた丘の上に建つ「浦上天主堂」。現在の正式名は“カトリック浦上教会”ですが、旧称の名で広く知られる観光名所です。
煉瓦造りの美しい建造物で、特徴的な双塔の高さは約26メートル。建築当時、東洋一の規模を誇るものでした。ロマネスク様式の壮麗な大聖堂が長崎の空に聳える姿はたいへん優美です。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市本尾町1-79
アクセス:路面電車「平和公園」から徒歩約8分、またはバス停「天主堂下」、「センター前」、「神学校前」から徒歩約1分
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横浜・神戸と肩を並べる日本三大中華街の「長崎新地中華街」。中国の福建省と姉妹都市でもあり、約400m四方の区画に中国料理店などの店が40軒ほど軒を連ねています。
江戸時代中頃に中国からの貿易品倉庫を作る為に埋め立てられた場所で、東西南北を示す位置に街の入口を設置。それぞれ中華門が建てられていて、北の玄武門は中華街の顔とも言える存在。長崎名物のハトシや角煮まんなどを食べ歩きしながら、鮮やかな通りを闊歩しましょう。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市新地町
アクセス:バス停「新地中華街」から徒歩約1分
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「長崎孔子廟・中国歴代博物館」は、日本にいながら中国文化をたっぷり学べる場所。孔子の遺品を納め祀ったことに始まる、日本唯一の本格的な中国様式の孔子廟は、極彩色の美しさにも驚かされます。
同じ顔のない七十二賢人の石像の迫力も抜群。全て大理石でできており、一体あたり1.5トンもの重さ。ぜひあなたの推し賢人を見つけてみてくださいね!
<基本情報>
住所:長崎県長崎市大浦町10-36
アクセス:路面電車「石橋」から徒歩約3分。またはバス停「グラバー園」から徒歩約5分
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鎖国時代に日本で唯一、海外文化に触れることができた「出島」。現在は跡地に再現された原寸大の街並みを体感することができます。
川に沿って延びる塀は、かつての出島の地形の名残り。オランダ商人の住まいであった“へルト部屋”や、輸入品などを納めていた“一番蔵”が並ぶ通りを歩くことができます。オランダ人の食生活が垣間見れる台所からは、当時でも日本とオランダの暮らしにだいぶ違いがあったことが伺えます。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市出島町6-1
アクセス:路面電車「出島」から徒歩約4分。またはバス停「出島」から徒歩約1分
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長崎市の夜景は“1000万ドルの夜景”とも言われており、2012年には世界新三大夜景の一つと認定されました。坂の多い町であるため、起伏に富んだ立体感のある夜景が選定のポイントとなったと言われています。
夜景を見るならやはり「稲佐山」へ。標高は333mにある山頂展望台では横いっぱいに広がる宝石箱のような夜景を一望することができます。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市稲佐町
アクセス:バス停「ロープウェイ前」で下車し徒歩約3分、ロープウェイ淵神社駅よりロープウェイに搭乗。約5分で山頂へ。
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2015年に世界遺産に登録された「軍艦島」は、長崎港から約18キロ離れたところにある東西約160メートル、南北約480メートルの小さな島。
軍艦“土佐”に形が似ていたことから軍艦島と呼ばれていますが、正式名称は「端島(はしま)」といいます。当時の人口密度は世界一!石炭採掘の最盛期には、この小さな島に5,000人以上もの人が住んでいたというから驚きです。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市高島町
アクセス:高島港から船で約10分
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長崎の人々から“お諏訪(すわ)さん”の愛称で親しまれている「諏訪神社」。350年以上も続く秋季大祭“くんち”は日本三大祭に数えられ、多くの観光客が詰めかけます。そんな諏訪神社には縁結びや止め事成就狛犬など、パワースポットが多数点在。
諏訪神社に祀られている森崎大神は、縁結びの神様。参道の敷石に“男石”と呼ばれる丸い形をした石、“女石”と呼ばれる六角形をした石が埋め込まれています。これらの石を踏み、さらに本殿正面の“陰陽石”を踏んで参拝すると、縁結びの願い事が叶うとされています。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市上西山町18番15号
アクセス:路面電車「諏訪神社」で下車し、地下道で神社の参道へ
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緑豊かな長崎水辺の森公園の向かいに位置する「長崎県美術館」。景観に馴染むような色合い、縦のルーバーが印象的な建物は、世界的建築家・隈研吾氏のデザイン。サイン・ロゴは無印良品などで知られるグラフィックデザイナー・原研哉氏によるものです。
運河ビューのカウンター席を設けたカフェや、青く光る女神大橋と稲佐山がぐるりと見渡せる屋上庭園など、アート以外のお楽しみもある美術館。レストランが集まる人気スポット“出島ワーフ”がすぐ隣にあるので、食事を兼ねて訪れるプランもいいですよ!
<基本情報>
住所:長崎県長崎市出島町2番1号
アクセス:路面電車「出島」から徒歩約3分
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グラバー園や出島、中華街に平和祈念像…。長崎市内の観光スポットはたくさんありますが、ツーリストの足となるのが「路面電車」。オランダ坂や眼鏡橋界隈、繁華街にも繰り出すことができるので、上手に乗りこなせばスムーズに観光できます。
区間によりますが5〜6分間隔で運行しているので、待ち時間も少なくストレスがありません。乗り方はとっても簡単。後ろのドアから乗り込み、降車したい駅が近づいたらボタンを押し、前のドアから降車。
またお得で便利な“モバイル一日乗車券”もあります。乗り降りの多い日は、ぜひ活用してみてくださいね!
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「眼鏡橋」は長崎市中心部近く、中島川にかかるアーチ式石橋です。石橋と川面に映った影が、きれいな丸いふたつの円を描き、まるで眼鏡のように見えることから、この名が付いたといわれています。
眼鏡橋が架橋されたのは江戸時代の寛永11(1634)年。周辺は昔ながらの小さなお店が立ち並ぶレトロな小路で、川沿いには柳並木が揺れています。眼鏡橋より1つ川下にある袋橋は、眼鏡橋の全景を撮るのに絶好の撮影スポット。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市魚の町と諏訪町の間
アクセス:路面電車「市役所」から徒歩約4分
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長崎市内に数ある坂の中でも特に観光客に有名なのは「オランダ坂」。“がっかり名所”と言う人もいるようですが、日本の石畳を歩く居留地時代の外国人の姿を想像しながら観光すれば、きっと素敵な坂に見えてくるはず。
途中には“東山手十二番館”や“東山手甲十三番館”といった無料で立ち寄ることができる素敵な洋館がありますので、ひと休みしながら歩いてみてくださいね。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市東山手町
アクセス:路面電車「メディカルセンター」から徒歩約4分
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佐世保市、平戸市にかけての北松浦半島西岸に連なるリアス式海岸の群島「九十九島(くじゅうくしま)」。九十九島と言う名ですが、実際の島の数は208。島の密度は日本一と言われていて、全域が“西海国立公園”に指定されています。
島の景観を鑑賞できる観光スポットがいくつかあり、石岳展望台や展海峰など高いところから見下ろすのもいいですが、遊覧船による九十九島観光もおすすめです。
<基本情報>
住所:長崎県佐世保市
アクセス:佐世保駅からバスで約25分
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世界文化遺産“長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産”は、象徴的な建物が主役の世界遺産とは少し異なる趣がありますが、その特徴をよく表しているのが「平戸の聖地と集落・春日集落と安満岳」。
棚田が海へと続く春日集落、語り部に会える案内所・かたりなや、祈りの言葉“オラショ”が聞ける生月町博物館、田平天主堂など潜伏キリシタンについて深く知ることができる場所です。
<基本情報>
住所:長崎県平戸市
アクセス:佐世保駅前から平戸桟橋バスターミナルまで、1時間半〜2時間
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軍艦島の炭鉱が閉山したずっと後、2001年まで炭鉱が開かれていた島が同じ長崎県にあるのをご存知でしょうか。その島の名前は「池島」。かつて炭鉱の島として栄えた跡は、産業遺産として貴重なものです。
周囲4kmの小さな島には、かつて炭鉱で働いていた方々の社宅も残っています。8階建てでありながらエレベーターはなく、代わりに4階と5階部分に渡り廊下が設置されているという珍しい構造で、1階まで降りずに他の社宅を訪ねられるという工夫がされています。
<基本情報>
住所:長崎県池島町
アクセス:大瀬戸港からフェリーで約40分
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玄界灘に浮かぶ長崎県の離島「壱岐島(いきしま)」。南北の長さ17km、東西は15km弱という小さな島ながら、古くから朝鮮半島との交流の中継点として栄えました。そんな背景を持つこの島には、1日では観光し尽くせないほどの魅力がつまっています。
最北端にある知る人ぞ知る無人島“辰の島(たつのしま)”は、煌めくエメラルドグリーンの海、真っ白な砂浜、それはまるで楽園ような美しさです。
<基本情報>
住所:長崎県壱岐市
アクセス:長崎空港から壱岐空港まで約30分
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奇跡と言っていいほど手付かずの美しい海や岬がある、五島列島最大の島「福江島」。五島列島の政治・経済・文化の中心地です。
主要道の国道384号線を中心として、海岸線に沿ってぐるりと一周できる道路があります。一周27.5kmほどなので、寄り道しながらでもレンタカーやレンタルバイクで気軽にドライブやツーリングをするプランもいいですよ!
<基本情報>
住所:長崎県五島市
アクセス:長崎空港から五島つばき空港まで約30分
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江戸時代末期、禁教の中で約3,000人のキリシタンが全てを置いて五島列島にやってきました。厳しい状況下で守り抜かれてきた信仰の軌跡が、“長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産”として2018年に世界遺産に登録されました。
その「構成資産」の1つが“頭ヶ島天主堂”。新上五島町を代表する教会で、上五島・中通島出身の棟梁であり、建築家である鉄川与助により設計施工された、珍しい石造の教会です。
その他、“久賀島の集落”、“奈留島の江上集落”も構成資産として代表的ですが、見学には事前連絡が必要な施設も多いのでご注意を。
画像提供:ながさき旅ネット
<頭ヶ島天主堂の基本情報>
住所:長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ケ島638-1
アクセス:バス停「頭ヶ島」から徒歩約5分
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長崎県にある「七ツ釜鍾乳洞」は、全国でも珍しい石灰質砂岩層で形成された鍾乳洞で、国の天然記念物に指定されています。
七ツ釜鍾乳洞とは、周辺の地域一帯に広がる幾つもの洞穴が合わさった鍾乳洞群の総称。その内、観光用として開放されているのが“清水洞”です。この鍾乳洞群に存在する洞穴の数は、現在確認されているだけで35個、総延長は1500m以上にも及びます。一般に観光できるのは入口から250mの地点までですが、その先500mの未公開区間を探検できるツアーも実施されています。
<基本情報>
住所:長崎県西海市西海町中浦北郷2541-1
アクセス:西海橋から車で約25分
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総面積は約30万平方メートル、飼育動物数は約200種類、栽培植物数は約1000種類に及ぶ「長崎バイオパーク」。園内は12のゾーンに分かれており、それぞれ見どころがたっぷり。
ただ観察する動植物園ではなく、自然との共生をコンセプトに造られていて、オリや柵を極力設けない“生態展示”方式を採用しています。たくさんのカピバラと直接触れ合えることから、カピバラ愛好家にはカピバラの聖地としても有名。全国からファンが観光に訪れています。
<基本情報>
住所:長崎県西海市西彼町中山郷2291-1
アクセス:長崎空港から車で約70分
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長崎港の約10km沖合に浮かぶ「伊王島」。島には雄大な自然に恵まれた眺めの良いスポットが点在しています。
日本で最初の鉄造洋式灯台である“伊王島灯台”、長崎湾を望む高台に建つ“馬込教会”などがビュースポットの代表格。立派なリゾートホテルもあるので、泊まりがけでアイランドステイするのもいいですね。
<基本情報>
住所:長崎県長崎市伊王島町
アクセス:長崎市街地から車で約30分。または長崎港大波止ターミナルから船で約19分
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長崎県南東部の島原半島は、熊本県の天草諸島とともに“雲仙天草国立公園”を構成する風光明媚な観光地。また、南蛮文化とキリシタン受難の歴史に彩られた地域です。
島原藩時代の政庁だったのが「島原城」。五重の天守と三基の櫓が復元され、内部は歴史資料館になっています。1階はキリシタン史料で島原の乱にまつわる史料、2階に郷土資料として松平家家宝や歴代藩主の史料、3階が民族資料として庶民の生活史料が展示されており、この土地の過去を投影しながら見学することができます。
<基本情報>
住所:長崎県島原市城内1丁目1183-1
アクセス:島原駅から徒歩約11分
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「雲仙岳」と言えば、平成に入ってからの噴火が記憶に新しいところ。その噴火によってできた“平成新山”は、見ておきたいスポットの一つです。
妙見岳と野岳鞍部の標高約1080mに位置する“仁田峠展望所”の辺りは自然が豊かで、昭和9年に日本最初の国立公園に指定されました。仁田峠からさらに上、標高1333mの妙見岳駅までは“雲仙ロープウェイ”が運行していて、空中散歩をしながら迫力のある平成新山をさらに近くで見られます。
<基本情報>
住所:長崎県島原市/雲仙市/南島原市
アクセス:長崎駅からバスで100分
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島原半島の西側に位置する「小浜(おばま)温泉」。夕日の美しさで知られる橘湾の海岸一帯に温泉が涌いて、温泉街のあちこちから湯煙が上がっています。713年の『肥前風土記』にも記述の残る歴史の古い名湯で、源泉温度が高く湯量も豊富、泉温と湧出量の積で求める放熱量は日本一と言われています。
立ち寄り湯が楽しめる旅館や共同浴場、足湯が点在し、気軽に旅の疲れを癒すことができます。
<基本情報>
住所:長崎県雲仙市小浜町
アクセス:長崎空港からバスで約30分、諫早へ。諫早からさらにバスで約50分で小浜着
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島原の美しい海には沢山の野生のイルカが生息。口之津港やかづさ港では1年を通して船からの「イルカウォッチング」を楽しむことができます。
船に乗ると熟練の船頭さんがイルカが沢山いるスポットに連れて行ってくれるので、ほぼ間違いなく遭遇できると言われています。観測率はなんと99%!間近で悠々と泳ぐイルカたちの群れは迫力満点です。
乗船中は揺れることがあるので、船酔いしやすい人は酔い止めも持参すると良いでしょう。定員があるので、事前にご予約を。
<南島原イルカウォッチングの基本情報>
住所:長崎県南島原市口之津町丙4358-6 口之津港ターミナルビル内
アクセス:長崎空港から車で約100分
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日本にいながら異国の風景を見ることができるのが、日本で最も韓国に近い「対馬」です。韓国・釜山まで最短距離で49.5km。最北端にある展望所からは、釜山の街並みを望むことができます。山々のシルエット、高層マンション、沖合に架かる吊り橋……、昼の風景はもちろん、光り輝く夜景も幻想的。島国の日本では珍しい体験をここで叶えることができます。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市
アクセス:長崎空港から対馬やまねこ空港まで約35分
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古来から諸外国との貿易港として発展してきた長崎県。立地条件から導かれるように繰り広げられてきた歴史があるからこそ、異国の文化を纏った観光を味わうことができます。さらにテーマパークや自然溢れる島々への上陸を組み込むと、県内だけで実に壮大な旅を創り上げることができます。
ぜひ長崎の豊富な観光資源を渡り歩き、時空を行き来するような非日常の旅を満喫してみてくださいね!
2024年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
(文:トラベルjpナビゲーター 木内つばめ)
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