標高3000メートル以上の場所に多くの街が点在する国「ボリビア」。日本からは飛行機を乗り継いで30時間ほどもかかる遠い国ではありますが、SNSで話題となった天空の鏡“ウユニ塩湖”の写真は、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
大自然に抱かれた、日本では味わえない魅力と絶景にあふれた国。ここでは、トラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、ボリビアのおすすめ観光スポットをご紹介します。
ボリビアでは“スクレ”という街が正式な首都として定められているものの、行政の関係などから事実上の首都といわれているのが天空の都市“ラパス”。スペイン語で“平和”を意味します。標高3600メートルに位置しており、スペイン統治の影響を受けながらも独特の文化を育んできた場所。美しいすり鉢状の地形にところ狭しと建てられた住宅は、ラパスを象徴する景色です。
都市の中心となるのが「ムリリョ広場」。ボリビア独立戦争で活躍した後、この場所で処刑されたムリリョの像が広場の目印で、現在では庶民の憩いの場になっています。
<基本情報>
住所:Plaza Murillo Lapaz
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ラパスのメインストリート“サンタクルス通り”沿いに立つ「サン・フランシスコ寺院」。スペイン人による植民地化が始まってすぐに建てられた、丸屋根の塔と正面ファサードの彫刻が美しいバロック様式の教会です。寺院前のサン・フランシスコ広場もまた、屋台やパフォーマンスをする人達が集まってくる人気の観光地。寺院内での写真撮影はできませんが、時間帯によっては内部を見学することもできますよ。
<基本情報>
住所:Catedral de San Francisco Lapaz
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サン・フランシスコ寺院に向かって左手にある坂道が「サガルナガ通り」。道の両側には民芸品や日用品を売るお店がズラリと並びます。伝統工芸品や民族楽器、銀製品など、お土産ショッピングを楽しむのにもぴったりの場所。願い事を叶えてくれるエケコ人形は、中でも人気の土産物です。
<基本情報>
住所:Calle Sagarnaga La Paz
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大型のホテルやショッピングモールが多く並ぶ「カラコト地区」は、ラパスの中でも比較的落ち着きのあるエリア。小高い山の中腹に位置しているため、高山病にかかってしまった場合にはこちらでゆっくりと休息をとることがおすすめです。
ホテルのすぐ近くには、素晴らしい夜景が楽しめるロープウェイへの乗り場イルパビ駅も。ムリリョ広場周辺とはまた違った観光が楽しめます。
<基本情報>
住所:Calacoto
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ボリビア世界最高所の首都ラパス王道観光1日モデルコースby 大竹 進
「ミ・テレフェリコ」は、ボリビアの国営企業がラパス市内およびその近郊都市のエル・アルトで運営する都市ロープウェイ路線網。2014年に最初の路線が開業し、都市交通のロープウェイとしては世界最長の路線網を持っています。Rojo(赤)線は、ラパス市内を始め、アンデス山脈を眺められるルートとして観光客にも人気。ラパスを代表する景色のひとつです。
<基本情報>
住所:La Paz, Bolivia
公式サイト(外部リンク)
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ラパスからほど近い場所にある月の谷「ヴァレ・デ・ラ・ルナ」。まるで月に降り立ったかのような不思議な景観が広がることからその名で親しまれています。入場料を払いエントランスを抜けると迷路のような月面世界が。敷地内には舗装された通路やトイレもあるので、安心してお出かけできますよ。
<基本情報>
住所:Valle de la Luna, La Paz
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“死ぬまでに見たい絶景”として、度々メディアでも取り上げられている「ウユニ塩湖」。鏡面のように空や雲を映し出すことから、幻想的な写真が撮れる場所としても注目を集めています。ウェディングフォトの撮影やハネムーンの渡航先としても人気。ラパスからは飛行機かバスが交通手段です。天候によって景色が左右されることの多い場所。訪れるなら、余裕を持った日数でのスケジューリングがおすすめです。
<基本情報>
住所:Salar de Uyuni, Bolivia
アクセス:ラパスから飛行機で約50分。バスで約10時間
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ウユニの駅を南西方向に20分ほど歩いた所に有るのが、使われなくなった古い列車などが点在する「列車の墓場」。周りに何もないということが列車の存在感を際立たせ、映画のワンシーンのような世界が楽しめます。綺麗な星空をみることもできるのも人気のポイント。ウユニ塩湖と併せて訪れるのが、定番の観光ルートとなっています。
<基本情報>
住所:Cementerio de trenes, Uyuni
アクセス:ウユニ駅から徒歩で約20分
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隣国チリとの国境近く、エドゥアルド・アバロア国立自然保護区内に位置する「ラグーナ・コロラダ」。真っ赤に染まる湖が異世界のような光景を作り出しているスポットです。湖水の赤い色は藻類の赤い堆積物や色素によるもの。無数のフラミンゴやアルパカの姿もみられることで人気です。
ラパスからは国内線でウユニ経由が一般的。宿泊付きのツアーに参加すれば、夜には満天の星が望めるはずですよ!
<基本情報>
住所:Reserva Nacional de Fauna Andina Eduardo Abaroa, Uyuni, Bolivia
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ボリビアとペルーの国境にある淡水湖「チチカカ湖」。世界で最も標高が高い湖として知られています。その湖畔にある小さな街コパカバーナは、周辺都市の観光の拠点ともなる場所。チチカカ湖に浮かぶ神聖な島“太陽の島”へのアクセス拠点にもなっています。太陽の島はインカ帝国発祥の地ともいわれている場所。今ではキリスト教の巡礼地とされており観光船で渡ることが可能です。
<基本情報>
住所:Lake Titicaca Peru
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民芸品などのお店が並ぶ、サガルナガ通りの坂道を200m程上って行くと辿りつくのが“リナレス通り”通称「魔女通り」。リャマの胎児のミイラが多くの店先にぶら下がっています。これは家を新築する際に家の下に埋めて、家内安全を願うために用いられるもの。インカ時代の生贄の風習の名残と言われています。
呪術に使うという薬草や魔除けの品々なども売られている、ちょっっぴり不気味なスポット。ラパスならではの光景が楽しめるとして人気です。
<基本情報>
住所:Witches Market, La Paz
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ボリビア・ウユニ塩湖を一望!奇怪に満ちた「インカ・ワシ島」by 浅井 みら野
ウユニ塩湖の中央に位置する「インカ・ワシ島」。島名のインカ・ワシとは、現地のケチュア語で“インカの家”を意味します。インカ時代に塩を運搬する際の中継地点として、商人やラマが休息をとった場所。巨大なサボテンが無数に生育しています。この島アクセスするにはウユニ塩湖でのツアーに参加することが必要。島では1時間程滞在するので、最高地点までトレッキングが楽しめますよ。
<基本情報>
アクセス:塩の精製所から車で約1時間
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チチカカ湖に浮かぶ小さな島「タキーレ島」は、その織物技術をも含めて2005年にユネスコ世界無形文化遺産に登録された島。電気も水道もありませんが、古き良きボリビアの雰囲気が楽しめます。女性は黒いマント、男性は手編み帽子といった独特の服装をしている点にも注目。観光客向けに建てられたレストランでは、チチカカ湖でとれるトルーチャ(鱒)が名物の食べ物です。
<基本情報>
住所:Lake Titicaca
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ボリビア世界最高所の首都ラパス王道観光1日モデルコースby 大竹 進
せっかくボリビアを訪れたのであれば、ラパスの市内観光もウユニ塩湖も両方を楽しみたいもの。例えば3泊4日でこんな行程はいかがでしょうか?
【ボリビア・モデルコース一例】
<1日目>
空港到着後、ミ・テレフェリコを利用してラパス市内観光。サンフランシスコ寺院やサガルナガ通りを散策しましょう。
<2日目>
終日:ウユニ塩湖へ。列車の墓場にも足を延ばして、思い思いの写真撮影を楽しみましょう。(ウユニ湖泊)
<3日目>
午前:ラパスに戻り、郊外にある月の谷「ヴァレ・デ・ラ・ルナ」へ。
午後:魔女通りでのお土産ショッピングも忘れずに。
<4日目>
帰国
くわしいモデルコースは、下のリンク先からぜひチェックしてくださいね!
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SNSやメディアを通じ、ウユニ塩湖で一躍有名となった「ボリビア」。雄大な大自然と絶景、独自の文化が楽しめる魅力的な国です。ここでは、大都市ラパスや周辺エリアをはじめとした観光地を中心に、ボリビアにおける見どころの数々をご紹介いたしました。ぜひご旅行計画にお役立てくださいね!
2025年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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