東三河地方の中心都市として知られる、愛知県豊橋市。新幹線ひかり、こだまの停車駅でもあるこの街では、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)内の動物園や博物館を巡ったり、遊び心たっぷりの珍しい路面電車に乗ったりと楽しみ方がいっぱい。また豊橋の名物グルメも外せませんね!
トラベルjpナビゲーターが現地取材した情報を基に、元旅行会社スタッフのトラベルjp ナビゲーター 木内つばめが豊橋のおすすめ観光スポットをご紹介します。
約40ヘクタールもの広大な敷地に、動物園、遊園地、植物園そして博物館がそろった「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」。動物園では約130種、900頭近い動物が見られ、遊園地ではメリーゴーランドやゴーカートがあり、博物館には実物大の恐竜の模型も!各エリアの内容がたいへん充実しており、子連れファミリーにはありがたいスポット。
さらに入園料が大人で600円とお手頃なところも見逃せません。(遊園地の利用料金は別途必要)。
<基本情報>
住所:豊橋市大岩町字大穴1-238
電話番号:0532-41-2185
アクセス:JR「二川駅」から徒歩約6分
公式サイト(外部リンク)
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豊橋では日本でも数少ない「路面電車」が走っており、通称“とよてつ”の愛称で親しまれています。ただの交通機関としてではなく、時期によってはイベントを兼ねたユニークなスペースとしても大活躍します。
6月から9月にかけては“納涼ビール電車”が運行。電車に揺られながら、ビール飲み放題という夢のような車両です。寒い時期には“おでんしゃ”へと姿を変え、乗車しながらおでんを頬張れるイベントも。滞在時期と運行スケジュールが重なるのであれば、参加せずにはいられませんね!
<基本情報>
アクセス:JR「豊橋駅」から豊鉄市内線「駅前駅」まで徒歩約1分
公式サイト(外部リンク)
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全国各地で旅行者の食を楽しませてくれるB級グルメ。豊橋を代表するのは「豊橋カレーうどん」というご当地グルメです。普通のカレーうどんとは違い、こちらは驚きの二層構造!一層目のうどんを食べ進めると、二層目に現れるのはなんと“とろろとごはん”。カレーうどんもカレーライスも1度に食べられるハイブリッドな一品です。
さらに豊橋のうどん屋さんは自家製麺率100%というこだわりっぷり。各店、個性のあるカレーうどんを提供しています。愛情いっぱいの豊橋カレーうどんは必食ですよ!
<基本情報>
公式サイト(外部リンク)
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毎年7月の第3金・土・日曜日行われる歴史あるお祭り「豊橋祇園祭」。豊橋にある“吉田神社”は手筒花火の発祥の地で、祇園祭では氏子たちによる手筒花火を見ることができます。火の粉を浴びながら、約10メートルの高さまで激しく火を吹く手筒花火を腰で抱える勇姿は感動もの。ドーンという大きな衝撃音とともに手筒花火の底が抜けるという最後の瞬間も圧巻です。
画像提供:豊橋祇園祭
<基本情報>
住所:豊橋市関屋町二(吉田神社)
電話:0532-53-5528(豊橋祇園祭奉賛会事務局)
アクセス:吉田神社へは豊鉄市内線「札木」もしくは「市役所前」から、徒歩7〜8分
公式サイト(外部リンク)
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豊橋市郊外にある「賀茂しょうぶ園」は約300種類37,000株の花菖蒲が無料で鑑賞できる名所です。毎年5月下旬から開催される“花しょうぶまつり”では、雅楽の演奏やピアノ弾き語りのほか、イベントも盛りだくさん。園内のライトアップもあるので、夜の闇に浮かぶ幻想的な花菖蒲園も楽しむことができます。
<基本情報>
住所:豊橋市賀茂町字鎌田地内
電話番号:0532-51-2430(豊橋市役所観光振興課内:花しょうぶまつり実行委員会)
アクセス:東名高速道路「豊川」I.Cより約10分/JR豊橋駅前・東口6番のりばより臨時直行バス(花しょうぶまつり期間中の土日のみ運行)
公式サイト(外部リンク)
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豊橋市二川町は東海道五十三次の宿場町だった頃の面影が残る場所。「二川宿本陣資料館」は、本陣(身分の高い人の宿舎)と庶民の旅籠屋に資料館が併設された珍しい施設です。旧東海道で現存する本陣はここと草津宿しかないので大変貴重な場所でもあります。
本陣は広々とした畳敷、上品な装飾がされており、当時の日用品を見ることも。1泊2食付きの旅籠屋では提供された食事を再現したものなども展示されています。本陣と旅籠屋を見比べるのも面白いですよ。
※施設リニューアルのため、2024年11月2日まで臨時休業
<基本情報>
住所:豊橋市二川町字中町65
電話番号:0532-41-8580
アクセス:JR東海道線「二川」駅で下車し、北口より東へ約1km
公式サイト(外部リンク)
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豊橋市郊外にある「葦毛(いもう)湿原」は、一年を通して貴重な植物を見られる自然公園。特に8月下旬からは、先端に白いボール状の小花を咲かすシラタマホシクサのシーズン。可愛らしいシラタマホシクサを目当てに、多くの人々が訪れます。
ほかにも生育地域が限られる地域固有種のほか、里山の鳥類、湿原の昆虫を見ることができ、“東海のミニ尾瀬”とも呼ばれています。
住所:豊橋市岩崎町長尾地内
電話番号:0532-56-6060(豊橋市文化財センター)
アクセス:豊橋駅前バス乗り場から豊鉄バス飯村岩崎線(赤岩口行き、多米峠口行き)乗車、「岩崎・葦毛湿原」バス停で下車し、徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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文政10年創業のちくわの老舗「ヤマサちくわ」の本社があるのが豊橋。近くの名古屋でもヤマサのちくわは買えますが、豊橋の本店は売り場面積も広く、限定商品を含めバリエーション豊かな品揃え。他の店舗よりも特別感があります。豊橋の名物でもある路面電車をパッケージにした商品やオリジナルグッズなどもあり、お土産にもぴったりですよ。
豊橋市内には、ヤマサ直営の飲食店もあるのでぜひチェックしてみてくださいね。
<ヤマサちくわ本店の基本情報>
住所:豊橋市魚町97
電話番号:0532-53-2211
アクセス:豊鉄市内線「札木駅」から徒歩約1分
公式サイト(外部リンク)
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“あんかけスパ”は名古屋めしとして有名ですが、豊橋に本店のある「スパゲッ亭チャオ」のあんかけスパは、群を抜く美味しさで人気。創業50年の老舗の味として地元民に愛されています。秘伝のピリ辛あつあつソースに絡むもちもちの太麺、アクセントの香ばしいサクサクのフライと、他では出会えないような一皿を堪能できます。
<基本情報>
住所:豊橋市広小路1-45(OGIYA2F)
電話番号:0532-53-1684
アクセス:豊鉄市内線「駅前駅」から徒歩約2分
公式サイト(外部リンク)
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「豊橋市民球場」は、『日曜劇場・ルーズヴェルトゲーム』で野球の試合シーンが撮影された場所。ドラマ好きなら訪れたいロケ地でもあります。
また、年に一度ほど中日ドラゴンズの公式戦も行われており、三河地区の野球ファンに親しまれています。少しローカルな温かみのある球場で、プロ野球の観戦というのも体験してみたいものですね。
<基本情報>
住所:豊橋市岩田町1-2
電話番号:0532-63-3031
アクセス:豊鉄市内線「運動公園前駅」 から徒歩約4分
公式サイト(外部リンク)
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江戸時代の邸宅や蔵を改修し、無料で一般公開している「商家駒屋」。ショップやカフェも伴うこの施設では、毎年1月下旬から“福よせ雛”が開催されます。
福よせ雛とは、供養に出されたり、規格外として処分されることになった雛人形に、新たな命を吹き込み日常生活を表現したもの。ドラマのワンシーン、農作業の風景など、ユーモアたっぷりに福と笑いを運んでくれます。
<基本情報>
住所:豊橋市二川町字新橋町21
電話番号:0532-41-6065
アクセス:JR東海道線「二川」駅から徒歩約17分
公式サイト(外部リンク)
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長野県辰野駅から静岡県を通って豊橋駅まで結ぶ「JR飯田線」は、秘境駅がたくさんあるローカル線として有名。季節によっては“飯田線秘境駅号”という臨時急行が運行されるほどです。特に秘境駅が密集しているのは、長野県の天竜峡駅から静岡県の大嵐駅までの区間。ぜひ豊橋を拠点に、ドキドキするような鉄道ツアーを計画してみませんか?
<基本情報>
公式サイト(外部リンク)
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観光スポットが多い豊橋は1泊で楽しんでみてはいかがでしょう?食事回数が増える分、豊橋のグルメもしっかり味わえる旅になりますよ!名古屋旅行と組み合わせるのもいいですね。
【豊橋・モデルコース一例】
<1日目>
豊橋に到着後、まずは名物・豊橋カレーうどんで街歩きに向けてパワーチャージ!のんほいパークへ移動し、園内の植物園から動物園までしっかり見学。夜はお待ちかねのビール電車に乗り込み、浴びるようにビールを堪能!その後はホテルへ。
<2日目>
まずは二川宿本陣資料館を見学。資料館から歩いてすぐのところにある商家駒屋を覗きつつ、併設されたカフェでお茶休憩。ヤマサちくわ本店へ行き、お土産を購入。駅前に戻り、スパゲッ亭チャオであんかけスパゲッティをランチとして堪能。新幹線に乗り込み、帰路へ。
そのほか、豊橋祇園祭、おでんしゃ、飯田線秘境駅号、賀茂しょうぶ園など、豊橋は春夏秋冬、季節限定の多彩なイベントが盛りだくさん!訪れるタイミングに合わせて旬なプランを組み込んでみてくださいね!
新幹線を利用すれば、名古屋から約20分でアクセスできる豊橋。路面電車や魅惑の飯田線があり、鉄道旅を満喫するにもぴったりの拠点です。車利用であれば豊橋から2時間ほどで渥美半島の先端にある伊良湖岬まで往復でき、海岸線の爽快なドライブなども盛り込めます。
ぜひ今回ご紹介した観光地を上手に組み合わせて、豊橋を遊び尽くしてみてくださいね!
2024年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
(文:トラベルjp ナビゲーター 木内つばめ)
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