一年を通して人気の箱根。温泉以外の観光スポットも充実しており、海外からも多くの観光客が訪れます。一言で箱根と言っても実はかなり広く、大きく5つのエリアに分けられるのはご存知でしたか?大型の旅館が集まる「箱根湯本」、美術館の多い「仙石原」など各エリアの特徴に合わせて宿泊施設を選べば、効率よく観光スケジュールを立てられますよ。箱根湯本から箱根登山鉄道に沿って各エリアのおすすめ施設をご紹介します!
写真:トラベルjp 編集部
人気観光地の箱根。箱根登山鉄道、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船といった乗り物が乗り入れており、芦ノ湖や大涌谷といった雄大な景色、さまざまな泉質の温泉、バラエティ豊かな美術館など見どころもいっぱいです。一言で箱根と言っても実はかなり広範囲。大きく5つのエリアに分けられ、各エリアの特徴もさまざまです。以下、各エリアの特徴とおすすめの宿泊施設をご紹介します。
箱根に到着したらまず誰もが訪れるのが「箱根湯本」。小田急ロマンスカーが到着する箱根湯本駅前の商店街には土産物店が立ち並び、一日中多くの観光客で賑わっています。
箱根湯本エリアの特徴は客室数の多い大型の宿泊施設が多いこと。一般的な和室だけでなくベッドが用意された和洋室、露天風呂付客室などバラエティに富んでいます。また駅からは各施設をめぐる循環バスも運行しているのでアクセスもバッチリ。
こちらの「箱根水明荘」は箱根湯本から箱根湯本駅から徒歩たったの2分。全室川側で眺望もバツグンです。ロマンスカーのCMに使われた露天風呂は必見です。
箱根湯本から徒歩15分、宿泊客用マイクロバスで約8分の「塔之沢」エリアにある「福住楼」の丸風呂もロマンスカーのCMに使われて話題となりました。多数の文人墨客に愛されてきた歴史ある国登録有形文化財の京風旅館で、大正モダンなレトロムードに溢れています。日常から離れて、ゆったり落ち着いた贅沢な時間を過ごしたい方にぜひ訪れてほしい旅館です。
こちらの「はつはな」は箱根湯本の中でハイクラスな旅館のひとつ。リラクゼーション「まほろみ」やこだわりの懐石料理など女性に優しい施設として評判です。すべての客室に露天風呂を備え、バリアフリールームも完備。チェックアウトが11時なのでゆっくり施設に滞在したい方におすすめです。
箱根登山鉄道「宮ノ下」駅周辺の「宮ノ下」エリアは箱根が古くからリゾートとして外国人観光客から人気を集めた当時の趣を残すエリア。ワンランク上の施設が多いため、ちょっとリッチなステイを楽しみたい方にオススメです。箱根登山鉄道沿いなので小涌谷の「箱根小涌園ユネッサン」や強羅の「箱根彫刻の森美術館」へのアクセスも簡単です。
こちらの「富士屋ホテル」は明治11年にオープンした日本初の本格的リゾートホテルです。喜劇王として知られるチャップリン氏や、世界的に有名な看護師ヘレン・ケラー氏が宿泊したことでも知られています。
こちらの「四季の湯座敷 武蔵野別館」は自慢の源泉を使った数種類の温泉とおいしい食事が楽しめる老舗旅館です。お香が焚かれた館内は全館、エレベーターまでも畳敷き。まさに「大人の隠れ家」という言葉がぴったり。忙しい日常を離れてノスタルジックな休日を過ごしてみませんか。
こちらは宮ノ下から箱根登山鉄道で1駅となり、「小涌谷」にある「箱根小涌園 天悠」。箱根の自然と溶け込むインフィニティ露天風呂、和モダンな内装が楽しめる6つの特別客室、ゆったりと寛げる離れのスパなど、ワンランク上の箱根ステイが楽しめます。
箱根登山鉄道の起点、強羅駅周辺の「強羅」エリア。登山鉄道、ケーブルカー、バスが集まる箱根中腹の観光の拠点でありながら、落ち着いた雰囲気の宿泊施設が多いのが特徴で「箱根美術館」や「強羅公園」など周辺観光も充実しています。
こちらの「季の湯 雪月花」は強羅駅から徒歩1分!なんと全室露天風呂付き客室です。夕食は和食会席のレストラン、または和牛しゃぶしゃぶとお寿司がメインのレストランから選ぶことができます。連泊の際は、両方利用できるのが嬉しいですね。
日本初進出となるインターコンチネンタルホテルズグループのホテル「ホテルインディゴ箱根強羅」が2020年1月にオープン。館内随所に箱根の伝統工芸である寄木細工などをモチーフとしたアートが配置され、洗練された雰囲気ながら箱根らしさを感じることができます。
客室すべてに天然温泉の露天風呂付き。流れる湯やジャグジーのある大浴場は水着を着用する男女共用スタイルなので、カップルやファミリーで一緒に大きな浴槽で温泉を楽しめます。中央に薪オーブンが設置されたオールデイダイニングレストランはランチも営業。キッズメニューもあり、子連れファミリーにもおすすめです。
強羅駅からすぐのところにある「天翠茶寮」はワンランク上の大人のお宿。ロビーには足湯を併設したカフェバーがあり、足湯に浸ってウェルカムドリンクをいただきながらチェックインすることができます。無料で1回利用できる岩盤浴が施設内に2箇所あるなど、リラクゼーションも充実しています。
温泉露天風呂のついた離れやキングサイズのベッドを備えた和室など、客室のバラエティも豊富。箱根西麓野菜や近海で獲れた魚介類を使ったお料理も好評です。
御殿場にも近い箱根の北側にある「仙石原」エリア。ここの特徴は何と言っても美術館の多さ。「箱根ラリック美術館」「箱根ガラスの森」「ポーラ美術館」など箱根を代表する美術館がこのエリアに集まっています。また秋には丘一面が金色のススキで覆われるススキ野原も見どころです。
こちらの「箱根ハイランドホテル」は昭和32年開業の歴史あるホテル。独自のコンセプト「フレンチジャポネ」のお食事や、箱根では珍しい白濁した温泉を楽しむことができます。
富士山を望むビューポイントの多い箱根。その中でも絶景が望める宿としてオススメしたいのが箱根ロープウェイの「姥子駅」にある「ホテルグリーンプラザ箱根」。箱根で富士山が見られる施設は実は意外と少ないのですが、こちらでは露天風呂と一部の和室からは絶好の眺望が楽しめます。バイキングのお食事付きプランもあり、ファミリー・グループ旅行におすすめの施設です。
こちらの「金乃竹」はなんと全室にごり湯の露天風呂付き客室!『竹取物語』をイメージした館内と懐石料理が自慢のワンランク上の宿泊施設です。
箱根というと海賊船が浮かび箱根神社の赤い鳥居がそびえる芦ノ湖をイメージする方も多いのではないでしょうか。縦に長い芦ノ湖の北端周辺は「桃源台」エリア、東端周辺は「元箱根」エリアと呼ばれています。桃源台は箱根ロープウェイの終点の閑静なエリア、元箱根には「箱根神社」をはじめ「箱根関所」や「箱根駅伝ミュージアム」など観光スポットが集まっています。もちろん芦ノ湖でスワンボートや釣りを楽しむこともできますよ。
まず桃源台エリアでおすすめしたいのが「箱根・芦ノ湖 はなをり」。SNS映え間違いなしの水盤テラスや八寸を自由に選べるビュッフェなど、女性に嬉しいポイント満載です。
元箱根エリアでおすすめなのは「小田急 山のホテル」。岩崎男爵の別邸跡にたつ洋風スタイルのホテルで箱根神社や、観光船が出港する元箱根港など観光スポットからも近く便利な立地にあります。またつつじやしゃくなげの庭園が美しいことでも有名で、見頃を迎える5月には多くの観光客で賑わいます。
箱根の芦ノ湖を一望できる好立地に建つ「和心亭豊月」。全16室からなる高級旅館ですべてのお部屋が2023年2月にリニューアル。そのすべてが「月」の文字を冠しています。
部屋から望む芦ノ湖と箱根連山の絶景や「モダン懐石」と名付けられた月替わりの懐石料理を楽しむ事ができます。徒歩5分の距離に関東屈指のパワースポットと言われる「箱根神社」があり、散策にもおすすめです。
箱根は意外と広く、箱根湯本から強羅までは箱根登山鉄道で約35分、芦ノ湖まではバスで箱根新道を通って、早くても約30分ほどかかります。特に箱根フリーパスを利用して箱根のゴールデンルート(箱根登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船を乗り継ぐルート)を観光する方はどこのエリアの宿泊施設を予約するか、しっかり調べておきましょう。なお箱根エリアの乗り物の運行状況については関連MEMOの交通・運行情報をご確認ください。
各観光スポットや宿泊施設の場所、滞在時間、宿泊施設への移動時間を事前に調べておけば「夕食に間に合うように観光を切り上げて急いがなければならなかった」なんてこともなく効率よく箱根旅行を楽しむことができますよ。
春は桜とつつじ、夏はあじさい、秋は紅葉と四季折々の自然が楽しめる箱根。ぜひ事前に計画を立てて、スケジュールに合った施設を探してくださいね。
※食事の提供方法や館内施設の営業状況などが変更となる場合もあります。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
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(2024/12/14更新)
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